釣行時の諸費用について

海の堤防(波止)釣りに行く場合、おおよそ以下の費用がかかります。

①交通費・・・自宅から釣り場までの電車賃や高速代等。
②エサ代・・・狙う魚や釣っている時間にもよりますが1000円~3000円程度。
③仕掛け代・・・仕掛けやオモリ等は根ガカリで損失が予想されるので、3~5組程度のスペアは必要。
④入園料、渡船料・・・釣り公園は入園料、沖の一文字へ渡る場合は渡船料が必要
⑤その他(飲食代や駐車場代等)・・・有料駐車場は1000円/日~3000円/日程度。

<例1 兵庫県・平磯海釣り公園>・・・親子2名でアジを釣りに行く場合

平磯西向き

・交通費
<自家用車>
<電車>

・エサ代(4時間分)1000円

・仕掛け代(サビキ仕掛け200円×3組、サビキカゴ150円×3コ)

・入園料1600円(大人1名、子ども1名)

・その他(飲食代等)駐車場代   500円

<例2 和歌山県・和歌山北港魚釣り公園>・・・親子2名でアジを釣りに行く場合

wakayamahokko1

・交通費
<自家用車>
<電車>

・エサ代(約3時間分)700円

・仕掛け代(サビキ仕掛け200円×3組、サビキカゴ150円×3コ)

・入園料1700円(大人1名こども1名)

・その他(飲食代等)駐車場代   500円

<例3 兵庫県・大蔵海岸>・・・親子2名でメバル・ガシラを釣りに行く場合

ookurakaigan

・交通費
自家用車
電車

・エサ代(4時間分)1000円

・仕掛け代メバル・ガシラ胴突2本針×5組1000円)

・入園料0円

・その他(飲食代等)駐車場代4時間  400円

波止釣りの道具について

波止(海の堤防)釣りで使用する道具の価格・特徴などを紹介します。

  • 竿
竿の種類
(太字は良く使う竿)
標準の長さ 価格帯 用途・特徴
磯 竿磯竿 4.5㍍

5.4㍍

6.3㍍

 

3000円~

波止釣りの主役となる竿。1号→2号→3号と、数が大きくなるほど太くなっていく。初心者は4.5㍍の2号を購入しておけば、サビキ釣り、ウキ釣り、ちょい投げ釣りとオールマイティに使える。穂先が細いので取り扱いに注意すること。対象魚はチヌ、スズキ、アジ、
 

投げ竿

3.6㍍

3.9㍍

4.2㍍

 

2000円~

投げ釣りとは、重いオモリを付けた仕掛けを遠くに飛ばす釣り方。投げ竿は頑丈にできているので、初心者は磯竿の代用にしても構わない。ただし、少々重いのが難点。対象魚はキス、カレイ等。
 

ルアー竿

1.8㍍

2.4㍍

2.7㍍

3.3㍍

 

1000円~

波止での小物狙いに最もお手頃な竿。安価で1.8㍍前後のものがよく使われおり、軽いので一日中振り回しても疲れない。大物狙いは3.3㍍クラスの長めを使用。磯竿とこの竿があれば、あらゆる波止釣りに対応できる。対象魚はシーバス、アオリイカ、メバル、ガシラ等。
 

ノベ竿

ノベ竿

3.9㍍

4.5㍍

5.4㍍

6.3㍍

 

2000円~

浅場でのミャク釣りやウキ釣りで使用。4.5㍍~5.4㍍が主流でメバルやハゼ等の小物釣りに向いている。リールを使わないので糸絡み等のトラブルも少なく釣りやすい。対象魚はアジ、ハゼ、メバル等。
 

テトラ竿

イカダ竿

 

1.5㍍

1.8㍍

2.1㍍

テトラ竿

1500円~

イカダ竿

5000円~

テトラの穴や波止際に潜むガシラ・メバルを狙うのに使用。イカダ竿の穂先はとても繊細なので取り扱いに注意。イカダ竿の安価版となるテトラ竿は初心者にも使いやすい。磯竿とこの竿があれば波止でのあらゆる釣り方に対応できる。対象魚はガシラ、アブラメ、メバル、チヌ等

<竿の選び方>

まずは店員と相談

初心者が釣り具店で竿を選ぶ場合、釣りたい魚や予算等を店員に申し出ましょう。なお、振り出し竿は、たたんで持った時と伸ばして持った時とでは感じる重さが違います。店内で竿を伸ばして持ってみることが大切。重いと感じる竿は、なるべく避けた方がいいでしょう。 女性や子供は標準より短めの竿がお勧め。最初は安価なもので充分です。

 

リールシート・ガイド・継ぎ目に異常はないか

リールシートとはリールを取付ける台座の金具。スムーズにスライドしないもの、しっかりと竿に取付けられていないもの(ガタついている)は不可。ガイド(糸を通す部分)部や継ぎ目部もガタついていないか確認。安い竿でも念入りにチェックしましょう。

 

尻栓はスムーズに回るか
尻栓」というのは振り出し竿の竿尻にあるフタのことでネジ式になっています。尻栓が外れないと竿の修理ができなくなることもあります。スムーズに取り外しができるかチェック。

 

<竿の手入れについて>

汚れや水滴などは帰宅後すぐに柔らかいタオルでふきとる(メンテナンス用スプレー等で手入れすれば完璧)。水滴が付着したまま放置しておくと、その部分が水ぶくれとなり、竿の塗装がはがれる原因となります。なお、振り出し竿では、継ぎ目部分に汚れが残っていると竿を伸ばした時に傷が入ったり、ガタついたりします。また、ガイド部分もしっかり汚れをとっておかないとリールの道糸が傷む原因となります。保管場所は日光のあたらないところを選ぶようにして下さい。

 

  • リール
リールの種類 価格帯 用途・特徴
スピニングリール

スピニングリール

1000円~ 入門者は糸付きの安価なものでよい。
小型両軸受けリール

小型両軸受けリール

4000円~ 主にルアー釣りや船釣り、磯釣りで使われる。

<リールの選び方>

初心者には安価なスピニングリール

3号糸を100m巻けるスピニングリールがあれば、たいていの釣り方が可能。なお、ベール(糸を巻き込むための半円状金具)は、安価でもしっかりと取付けられているものを選ぶこと。釣り場で足元だけを狙う場合には小型両軸受けリールも便利です。ただし、糸が絡みやすいので取り扱いに注意。
<リールの手入れについて>

水滴が付着したまま放置しておくと、塩が固まって動かなくなります。特に可動部(ハンドル、各レバー等)には注意が必要。帰宅後、すぐに真水で洗う習慣を身に付けましょう。できれば、ぬるま湯を使った方が塩分はよくとれます。洗い方は、水道の蛇口から水(ぬるま湯)をかけて洗い流します。特に、巻いてある道糸部分は念入りに洗います。洗った後はよく水を切り、乾いた布で水分を完全に拭き取ります。その後、日陰で乾かしてから保管します。

 

  • 道糸・ハリス
糸の種類 号数 価格帯 用途・特徴
道糸

道糸とハリス

2・3・4・5号 400円~(50m) 釣竿の先端から錘までの糸
ハリス

ハリス

0.8・1・1.5・2・2.5・3号 800円~(100m) 道糸と針をつなぐ糸

 

  • ウキ
ウキの種類 価格帯 用途・特徴
棒(羽根)ウキ

bouuki

300円~ 細長い棒状のウキ。目盛りがついていて、微妙な喰いつきでも判断がしやすいが、デメリットも多く初心者には難しい。
玉ウキ

玉ウキ

200円~ ピンポンの玉のようなものと細い爪楊枝みたいな突起に、ゴム管を固定させるアイテムにつけて使う。様々な種類の魚に使える初心者向けのウキ。
電気ウキ(夜釣り)

電気ウキ②

800円~ 電気ウキには専用のリチウム電池を使用。チヌ・メバル狙いには小型で細身のもの、太刀魚は大型を使用。根ガカリを想定し、必ず予備を携帯すること。

 

  • オモリ・テンビン
オモリの種類 価格帯 用途・特徴
ガン玉・割シズ(カミツブシ) 200円~(1袋) 小さいオモリには、ジンタンとかガン玉と呼ばれる球状のものと割シズやカミツブシと呼ばれる米粒状のものとがあります。ガン玉のサイズはB→2B→3B、割シズのサイズは小→大→大々→特大と、数字が大きくなるほど重くなっていきます。

主に落とし込み釣りやウキ釣りで使います。

ナス型 200円~(1袋) 探り釣り・胴突き釣り
中通し

 

100円~(1袋)
クッションオモリ 300円~(1袋) ウキ釣りや
テンビン付きオモリ 500円~(1コ) 投げ釣りで使います。

 

針の種類 価格帯 用途・特徴
ハリスなし 釣り場、釣り方に応じて針のサイズとハリスの号数が自在に組み合わせることができる。ただし、各自でハリスが結ばないと釣りができない。
ハリス付き

 

初心者向き。ハリスが結べない人はこれを使うとよいでしょう。どの商品にするかは、釣り方・釣り場で変わるので店員と相談。対象魚ごとに販売されている。
  • エサ
エサの種類 価格帯 対象魚
青イソメ 500円(1パック)~ 万能エサ。チヌ・スズキ・ガシラ他。
石ゴカイ 500円(1パック)~ グレ・ハゼ・キス等。
シラサエビ 500円(マス1杯)~ メバル・ガシラ・スズキ・アブラメ等。
オキアミ 300円前後(1パック)~ チヌ・グレ・アジ等。
アミエビ 300円前後(1ブロック)~ アジ・サバ・イワシ等。
キビナゴ 300円前後(1パック)~ タチウオ・カマス等。
カニ 30円前後(1匹)~ チヌ

 

  • 小物類
小物の種類 価格帯 用途・特徴
サルカン 200円~ ヨリモドシとも呼ぶ。道糸とハリス等を連結するのに使う。大小さまざまなサイズがあるが、できるだけ小さいものを選ぶようにする。取り外しが便利なスナップ付きのものもある。
ゴムカン 300円~ ウキを固定したり、糸絡みを防止するために使う。
ウキ止め糸 200円~(1袋) 遊動ウキのタナを固定するために使う。綿糸製が良い。
ヨウジ(からまん棒) 200円~(1袋) ゴムカンを固定する時に使う
ハサミ 500円~ 小型軽量のものを持参する。糸を切るだけなら爪切りタイプがお勧め。
プライヤー(ラジオペンチ)  700円~ 釣れた魚の針を外したり、ガン玉オモリを仕掛けに取り付けるために使う。小型軽量のものが使いやすい。
ナイフ  600円~ 30㌢以上の魚が釣れた時は、鮮度を保つために締めた方が良い。
 手袋・軍手 危険な魚を掴むのに便利。100円ショップのもので充分対応できる。
仕掛け巻 自宅で作った仕掛けを巻いて釣り場へ持参する。ダンボールや発泡スチロールでも簡単に作れる。
タオル 釣りには必携。 魚をつかんだり手を拭いたりするので最低2本は用意する。厚手のものがお勧め。
懐中電灯 両手が使えるヘッドライトやフレキシブルライトがお勧め。予備の電池や懐中電灯は必携。
仕掛け類 100円~ 完成された仕掛けが対象魚ごとに販売されている。
  • その他
用品名 価格帯 用途・特徴
タックルケース 3000円~ 仕掛けや小物類を整理するケース。針、オモリ、サルカン等、特に細かいパーツが仕分けできる小物ケースもある。100円ショップで販売しているものを利用してもよい。
ウエストポーチ  2000円~ ウェストポーチを利用するのもひとつの方法。両手が使えるので釣り場では特に便利。使用済みの針を捨てる時はフィルムケースを利用しよう。
竿ケースまたはロッドベルト 竿ケース
2000円~ロッドベルト
800円~
2~3本までならロッドベルトが便利。リールを付けたまま収納できるものもある。
プラスチックバケツ 1000円~ 手を汚さないサビキ釣りの必需品。アミエビと海水を入れ、バケツの中でサビキカゴを上下させるとエサ詰め完了。100円ショップで販売しているものでよい。
水くみバケツ(ロープ付) 500円~ 釣り場で手を洗う場合の必携アイテム。ロープを伸ばして水を汲むようになっている。バケツの縁にオモリが仕込まれているものがお勧め。
バッカン 3000円~ エサ、釣り具、弁当、タオル(濡れたもの)など、なんでも放り込んでおけるので便利。フタ付きなら雨にも対応できる。サイズはcmで表示され、36~40㌢が手頃。
クーラー 2500円~ 10~15リットルが軽くて使いやすい。大型の魚を狙う場合は20リットル前後のものが必要になる。一流釣り具メーカーのものは大人が座っても大丈夫。ホームセンターで販売しているものは安価だが作りは粗末。
エビ活かしクーラー 4000円~ エアポンプ(別売)を使い、シラサエビを活かしておくためのクーラー。
玉網 500円~ 玉網とは掛かった魚を取り込むために使う網のこと、網の枠の直径は40~50㌢、柄の長さは5~6mが必要。
ライフジャケット  1000円~ 安全柵のない釣り場では大人・子供とも必ず装着すること。
ファーストエイドキット  1000円~ バンドエイド、消毒液、包帯等は必携。夏場は充分な飲料を持参し熱中症に注意。夜釣りでは虫よけスプレーも持参。
携帯電話 海への転落等、万一の事故時は海上保安庁へ通報。局番なしの118

 

ビギナー向け波止釣りタックルについて

振り出し竿

小型両軸受けリールビギナー向けタックルについては、シマノ・リョービ・ダイワ・マミヤの中から、カタログを探索いたしました。竿については、釣り具店で実際に竿を伸ばして持ち、操作性(軽量で扱いやすいか)を調べ、また、リールについても、重量や耐久性、回転の滑らかさなどを調べた結果、お勧めのタックル(竿・リール)は以下のとおりとなりました。

末永く使っていただきたいため耐久性も考慮しております。あまり安いものは耐久性がありませんので…。

初めて購入した釣り竿、リールは記念となり、思い出深いものとなることでしょう。

 

<長竿>

リョービ  エクシマ潮磯SS-  1.5号  45(4.54メートル)

標準小売価格  8.900円

 

ウキ釣りだけであれば、細身軽量の1号サイズをお勧めするのですが、ファミリーフイッシングを対象と致します関係上、もうひとまわり腰のある竿である1.5号を推薦いたします。1.5号は1号に比べると若干重めですが、その分パワーがあるため、手軽に楽しめるサビキ釣りやタチウオ釣り(これらの釣り物は仕掛けに重量があるため、穂先の細く、オモリ負荷も軽い1号竿では少し厳しい)をするにはもってこいの1本です。

もちろん、ウキ釣りで大物(チヌの40センチ級やスズキの60センチ級)が掛かった場合でも、余裕をもって対応できます。

また、この竿のオモリ負荷は2-4号ですが、10号くらいのオモリを使うチョイ投げ(ブッコミ釣り、探り釣りなど)でも、ゆっくり振り込めば大丈夫です。

同じタイプで、5.4メートルもあります。しかし、テトラポットなど遠いポイントへ振り込む場合は有利ですが、ビギナーという点でそういう危険なところへは行かないだろうという判断から、4.5メートルの竿とさせていただきました。

 

 

 

<リール>

シマノ  APERTO  XT  2000(3号糸・90メートル付き)

標準小売価格  4.200円

 

リールは何といっても、自転車のギアを作っているシマノが一番です。

一番安いシマノのリールでも、他メーカーの中堅クラスに負けない性能と耐久性を持っていると思います。

ビギナーの方には、ウキ釣り、サビキ釣り、タチウオ釣りや波止からのチョイ投げ(ブッコミ釣り、探り釣りなど)にも対応でき、コストも手ごろなこのシリーズがよいと思います。3号糸が90メートル付いているところも魅力です。

 

 

ソルトウォーターフィッシングの基礎用語

(ア)

アクション
魚を誘う為に、ルアーに動きをつけること。

オンス
シンカーの単位。

オンス(oz) 1/32 1/16 1/8 1/4 1/2 3/4 1 1.5 2
参考g表示 0.9 1.8 3.5 7 14 21 28 43 57

 

(サ)

サイトフイッシング
魚の動きを見ながら釣ること。

サスペンド
水中で魚が上下せず、一定の深さでじっとしている状態。

 シャロー
水深2~3mぐらいまでの浅場。

 

シンカー
オモリのこと。「ノーシンカー」とはオモリを使用しない場合を言う。

ストラクチャー
障害物などのこと。

 

(タ)

トップウォーター
水面直下のこと。

 

(ハ)

バイト
魚がルアーに食らいついてくること。アタリと同意義語。

 

フィート
竿の長さの単位。1フィートは約30センチ

 

フォーリング
ルアーを、水中に落とし込むこと。

 

フック
針のこと。

 

フッキング
魚の口に針を掛け合わすこと。

 

ブレイク
魚を逃がすこと。

 

ベイトフィッシュ
ルアーで狙う魚のエサとなる小魚類のこと。

 

ボイル
ルアーの対象魚がエサとなる小魚を捕食している様子。

 

ボトム
底。ここでは海底のこと。

 

ポンド
ラインの太さの単位。

ポンド(lb) 2 3 4 6 8 10 12 14 16
参考号数 0.5 0.8 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4

 

(ラ)

ライン
糸のこと。

 

ランディング
掛かった魚を取り込むこと。

 

リトリーブ
キャストしたルアーを巻き取ってくる動作のこと。

 

リフト&フォール
ルアーを海中で上下させて魚を誘うアクションのこと。

 

レンジ
魚の泳層。タナのこと。

 

ロッド
竿のこと。

 

あなたも釣りインストラクターになってみませんか?

<釣りインストラクターとは?>

釣り台1

「釣り」は、年齢、性別を問わず誰でも夢中になれるすばらしいもの。

ここ数年では、長引く不況により金をかけず楽しめるレジャーとして、最も注目されています。

釣りを楽しむ人の数はというと、全国ではおよそ2千~3千人と推定され、今後も年を追って増加していくことはまちがいありません。

このように近年、大ブレイクした釣りブームを喜ばしく思う反面、釣り人が急増したことにより、地域ではさまざまな問題が発生しています。

釣りをしておられる皆さんには、心当たりがあることでしょう。

 

そう、ひとつはゴミの問題です。

都市圏の釣り場でもお分かりのとおり、釣り人の数=ゴミの数といった状況。

タバコの吸い殻、ペットボトル、空缶などは釣り場のいたるところで目につきます。また、エサのパックや外道の小魚といったものは悪臭が漂い、気分よく釣りを楽しむことすらできない場合もあります。

gomi3

もうひとつは、漁業者や釣り場周辺に住んでおられる人たちとのトラブルです。

漁師さんの網を切り裂く、漁船へのイタズラ書き、車の騒音、民家の庭にある水道の無断使用、さらには民家の庭で用を足す、といったとんでもないことをする人もいます。目撃者によるとこのようなトラブルは、「若いルアーマンの人たちに多い」と証言されています。

 

このように「してはいけないこと」、この当たり前のことすら知らない釣り人が現実に存在しているのです。現行では未だ「ルール・マナーの不徹底」といった点が非常に目立ち、釣行するたびに「将来、釣り場はどうなってしまうんだろう」と不安に感じてしまう今日この頃です。

 

特にルールやマナーに関しては、釣りを始める段階から知ってもらう必要があるということ。それを知ってもらわないことには、釣りをしてもらっては困りますと言っても過言ではありません。

このことを周知徹底していかないことには、やがて気軽に竿を出せるポイントすらなくなってしまうことにもなりかねません。

 

これについては、マスメディアにも大きな責任があります。

僕の言う、肝心なルール・マナーの啓発などは、ほとんど見かけたことはありません。あってもわずか数秒のCM止まり。

「○○という場所で大物が釣れました。VTRスタート」とか、「××プロのテクニックをご覧いただきます」などなど、そんなことをテレビで放映している場合ではないんです。

釣りの技術なんかは、二の次。現場へ行く回数を増やせば、自然と身についてくるもの。

 

農林水産省ではこうした問題に対処するため、平成6年度から全日本釣り団体協議会の公認による「釣りインストラクター制度」を実施することになりました。

 

釣りのルールやマナー、水産資源の保護、釣り場での事故や漁業者とのトラブルなどを未然に防ぐため、広く一般の釣り人に対し指導できる人材が必要であると考えたわけです。

 

釣りが楽しめる環境をいつまでも残していくため、釣りインストラクターはなくてはならない存在。

その活躍は今後も大いに期待されていくことでしょう。

 

<釣りインストラクターの活動内容>

  • 自治体等の主催による釣り教室への協力

各市町村では生涯教育の一貫として、初心者を対象にした釣り教室が開催され、地域の釣りインストラクターが講師として活躍しています。また、未開催の自治体に対しても釣りインストラクターの存在を広くアピールし、釣り教室を開設していただけるよう積極的に呼びかけています。

稚魚放流をはじめとする地域事業等への協力

大阪湾では毎年、チヌの稚魚放流事業が行われております。釣りインストラクターにおいても、積極的に参加し運営に協力しています。

その他、淀川及び大和川等で実施されるクリーンアップ(清掃事業)やファミリー海釣り大会等にも参加、協力しています。

 

  • 各種研修会の開催

釣りインストラクターの資質を向上させるため、研修会を開催し、会員の参加を呼びかけています。また、安全知識や万一の事故に対処していただけるよう普通救命士講習会等も実施しています。

 

  • 釣りインストラクター資格試験への運営協力

年1回開催される釣りインストラクター資格試験及び養成講習会の運営に協力しています。

 

  • 懇親会の開催

会員間の親睦をはかる目的により、年1回懇親会を開催しています。

大阪府下では「大阪府釣りインストラクター連絡機構(JOFI大阪」」という名称で資格登録者を組織化し、上記事業を行っています。

 

<釣りインストラクター試験の概要>

毎年11月頃に開催される養成講習会を2日間(土、日曜日)受講し、その修了者のみが翌年1月頃に行われる「釣りインストラクター資格試験」を受験することができます。

養成講習会及び試験の実施会場は東京、大阪、名古屋、福岡などですが、年により異なる場合があります。

なお、釣りインストラクターの資格は、満20歳以上の方であれば申し込み可能となっています。

 

養成講習会受講料・・・1万円

<講習内容>

釣りの理論やインストラクターの心得、釣りの安全知識、漁業法など。

 

資格試験受験料・・・1万円

<試験内容>

筆記(論文含む)、実技(針と糸、サルカンと糸の結び方)、面接など。

筆記試験問題については、養成講習会で使用するテキストより出題されます。

 

試験合格者における資格登録料・・・1万円

<登録内容>

登録済証、ワッペン、バッジなどが交付される。

 

また、資格登録者後、大阪府下に在住する釣りインストラクターに対しては、「大阪府釣りインストラクター連絡機構」への加入をお願いしております。(年会費3千円)

なお、近畿圏に居住される釣りインストラクターにおかれましても、大阪府釣りインストラクター連絡機構への加入は可能となっております。

 

釣りインストラクター資格に関する問い合わせは、

全日本釣り団体協議会(03-3265-4191)または、大阪府釣りインストラクター連絡機構(06-6245-4800)まで。

 

第70回ウミタナゴを釣ろう2

今回はウミタナゴ釣りにおける仕掛けと釣り方の説明です。

仕掛けの準備

まずは自宅で仕掛けをセット。

メバルを釣ろう2の解説と同様にして仕掛けを準備します。

なお、仕掛けを準備するのがめんどうだと言われる方は、ヤマシタの「サビキちゃん玉ウキハゼ」を使っても構いません。この仕掛けセットは道糸、玉ウキ、ゴムカン、自動ハリス止め等が1セットとなっているので大変便利。仕掛けの長さは2.7メートル、3.6メートル、4.5メートルの3種類が発売。(今回の釣りでは4.5メートルのものを使用)ただし、自動ハリス止めに結ぶハリスと針については文中で説明したもの(ハリスはフロロカーボンの0.8~1号を50センチ、針はウミタナゴ針の3~5号等)

を使用してください。

仕掛けの準備ができたら現場へ繰り出しましょう。

釣り場での竿出し準備。

釣り場でもメバルを釣ろう2の解説と同様にして竿出しの準備をします。

ウミタナゴ釣りってこんな釣り方

1足場の良い釣り座を確保したら竿を伸ばします。ウキ下(タナ)

は海底から50~1メートル上に設定してスタート。

2口の小さいウミタナゴはエサも小さく針付けすることがコツ。虫エサ(青イソメ)はタラシ部分を短くしておきましょう。エビ類は小粒のものを選択。

3狙いは藻場の周囲が鉄則。波穏やかな場所を好むため、潮の流れも緩やかなポイントの方がよいでしょう。

4仕掛けを打ち込んだら、数分に1回の割合でウキの潮上にマキエ(アミエビ+パン粉)を効かせます。(1回に撒く量は、勺に1~2杯でオーケー)

5ウキを流す際は、道糸を張って誘いをかけることも忘れずに。ダラダラと流しているだけではアタリも出ません。頻繁なる誘いが魚の食い気を挑発するのです。

6それでもアタリが出ない時は、ウキ下を調整(浅くしたり、深くしたり)すること。なお、ガシラやアブラメ等、根魚ばかり釣れる時はウキ下を浅くしてみましょう。

7ほとんどのアタリは次の2パターン。A.食いが良くない時は、ウキが浮いたり、沈んだりします(モジモジとした反応。この場合は少し糸を張ってやると消し込んでくれることが多い)。B.食いが良い時は、チョンチョンとした前アタリの後、ゆっくりと消しこんでいきます。

8アワセはウキが海中へ沈むのを待ってから。くどいようですが、ウミタナゴは口の小さい魚。早アワセは必ずといっていいほど空振りしてしまいますよ。

9軽く手首を返してアワセ、うまく魚が掛かればすばやく取り込みましょう。ウミタナゴは小さな群れ(数匹程度)で行動しているため、やりとりにもたついているとせっかくの群れが散ってしまいます。

10春先の産卵期に釣れる良型は子供を抱えているものがほとんど。そんなタナゴさんが釣れたときは、資源保護のためにも必ずリリースしてあげて下さいね。

11釣れたてのウミタナゴは目にも鮮やか。まさにレインボーカラーです。淡水のタナゴ同様、「観賞用に飼育してみたい」と思われることでしょう。

第69回 ウミタナゴを釣ろう 1

待ち遠しい春が到来。いよいよ波止釣りシーズンの開幕です。今回はビギナーでも簡単に釣れる「ウミタナゴ」を紹介したいと思います。

ターゲットの紹介

今回の標的は春告魚としても有名な魚。また、「胎生」(魚類にもかかわらず卵ではなく仔魚を産む)という珍しい特徴の持ち主でもあります。

日本全国の沿岸域に分布するウミタナゴのベストシーズンは3~5月。釣れるサイズは15~20センチのものがほとんどですが、産卵期には25センチクラスの大型が混じることもあります。

ウミタナゴ

ポイントは主に藻が多く繁る捨て石や岩礁帯の周囲。波穏やかな浅瀬で小さな群れを形成しています。味は淡泊。とはいえ、関西近郊ではあまり食さないようですね。しかし、一部の地方では煮付けや塩焼きにして珍重されているようです。

ウミタナゴはメバル同様、仕掛けトラブルの少ない「ウキ釣り」で狙ってみましょう。

持参するタックル(道具)の確認

4.5~5.4メートルのノベ竿

前々回のメバル釣りと同じタイプのもの。細身・軽量の渓流竿が扱い易く、携帯にも便利です。

~仕掛け・小物類~

玉ウキ

玉ウキのサイズは直径2センチ程度のものを使用。カラーは黄色や橙色がほとんどですが、海面がオレンジ色に反射する夕まずめ(黄昏時)にはウキが見にくくなるので、上半分をマジックで黒く塗りつぶしたものを準備しておけば万全でしょう。

道糸・ハリス

道糸はナイロンの1~1.5号。ハリスはフロロカーボンの0.8~1号を持参しておきましょう。

ゴムカン、サルカン

ウキを固定するゴムカンと小型のサルカンを持参します。

ガン玉またはカミツブシオモリ

ウキの浮力に適合するオモリを持参します。

ウミタナゴ針の3~5号。チヌ針の0.5~1号、アブミ針の5~7号などを使用。口の小さいウミタナゴを狙う場合は小針が鉄則です。

仕掛け巻

作った仕掛けを巻いて釣り場へと持参しましょう。針を結んだハリス部分のスペアは多めに持参すること。

エビ活かしバケツまたはクーラー

大量のエビを必要としないので小型のエビ活かしバケツで充分。エアーポンプの電池は釣行前に必ず確認し、予備の電池も忘れずに持参すること。

玉アミ(タモ)

念のため持参しておきましょう。柄の長さは5メートル程度のものが適当。

マキエシャク

当たり前のことですがシャクは水切り穴のないものを購入すること。(水切り穴のついたエビ撒き用とは違うもの)

シラサエビ(モエビ)

メインとなるエサは小粒のシラサエビ(モエビ)。その他、青イソメ、石ゴカイ(ジャリメ)、オキアミ、関西でよく使われるサシアミなどでも釣れます。

アタリがあってもなかなかヒットしてくれないのがウミタナゴ釣り。エサは小さく針付けするように心がけましょう。

アミエビ、パン粉(マキエ)

活きたエビを撒くとエサ代が高くつきます。それではどんなものを使うのか?読者だけにとっておきの情報をお教えしましょう。庶民的波止用コマセ、その名も「こんなんで釣れまっせ」。

これはアミエビ1ブロック(2~300円程度)とパン粉1袋(100円程度)を配合したもの。さらにはグレ(メジナ)やチヌ(クロダイ)にも対応できるマル秘エサなのです。特に水温の低い時期には絶大な効果を発揮。各メーカーから発売されている配合エサなんか必要ありませんよ。

混ぜ方は少しずつ海水を入れ、オカユよりやや硬め程度に仕上げるとよいでしょう。(パサパサでは撒いたときに空中で散ってしまいます。とはいえ、あまりドロドロに薄めすぎても撒きづらくなるので注意)

ちなみにヤマシタから発売されている「砕きジョーズ」を使えば凍ったアミエビでも簡単に崩れます。(刃先が鋭いのでバッカンに穴があかないように注意)

その他

クーラー・タオル・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット、網袋またはスカリなども用意しておくとよいでしょう。なお、早春の海辺はまだまだ寒いので服装は万全にしてお出かけ下さい。

第68回アブラメを釣ろう4

【関西のおすすめスポット】

それでは最後に関西近郊のおすすめスポットを紹介しましょう。

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大規模な埋立地である舞洲、夢洲付近がポイントとなる大阪北港。中でも北港新波止(夢洲)桟橋は潮通しがすこぶるよく、四季を通じて魚種も豊富なポイントだ。ここでは波止の基礎部分が鉄柱となっており狙いはズバリ波止際。アブラメをはじめとする根魚はこの鉄柱付近に数多く付いているようだ。大潮時は飛ぶように流れるため、ブラクリも重め(3~5号)を選択したい。底撒き器は必携。短竿での胴突きスタイルも有効だ。過去には30センチオーバーのポン級サイズも数多く登場。春先のエビ撒き釣りでは大型のスズキも期待できるゾ。

アクセス

渡船料1800円(要確認)

駐車場料金無料(路上駐車)

渡船店(エサ有)たまや渡船・06-6551-0553

混雑度比較的空いている

設備渡船店前にコンビニ有

このポイントで釣れる魚

第67回アブラメを釣ろう3

今回はブラクリ釣りにおけるポイントのお話です。

【狙うポイント1と2】

ポイントは全ての根魚に共通する波止の障害物周り。海藻が繁茂しているテトラポットや捨て石、岩礁帯付近です。沖のシモリ付近では大型も期待できます。中でもスリット構造になっている波止際は絶好のポイント。都心の港湾付近でも数多く、見逃さないようにしたいものです。

また、波止際では干満線に付着しているイ(カラス)貝の層の直下を攻めるのも効果的といえます。

【ワンポイントアドバイス】

取り込みはすばやく

アタリの直後、うまく針掛かりしたアブラメはすばやく巻き上げないとあっという間に根に潜られてしまいます。手も足もない魚ですが、一旦潜られると竿をあおっても引っ張ってもビクともしません。(根魚はわずかな岩の隙間へと侵入し、エラを張った状態になるそうです。)こんな時は道糸を緩めて巣穴から出てくるのをしばらく待ちましょう。その後、再度竿をあおれば取り込めるケースもあります。(ちなみに「わしゃぁ、絶対穴から出んぞ!」といった頑固な奴もいます・・・。)

広範囲に攻めよう

ブラクリ釣りは一種の探り釣り。ガシラ釣りでも紹介したとおり、ありとあらゆるポイント探り歩きましょう。また、波止際(スリット)の中層~底層及び沖のシモリや捨て石周りなど、立体的でかつ広範囲に攻めることがコツ。1箇所にとどまっていたのでは釣果は期待できません。

針先と道糸の点検を怠るな

針先が鈍ってきたブラクリ仕掛けはアタリがあっても魚が乗りにくく(針掛かりしにくく)なるので注意。同時に道糸が根ズレで傷ついていないかチェックすることも大切です。

~アブラメ釣りの秘策~

複雑な岩礁帯が続く海底では根ガカリと常に隣り合わせ。このような場所では投入する度に仕掛けも引っ掛かかり釣りにはなりません。当然、高価なブラクリも多数損失してしまいます。

そんなときは以下のような「捨てオモリ仕掛け」を使ってみましょう。

この仕掛けはオモリが岩などに引っ掛かってもオモリだけが犠牲となってくれ、針は回収できるというシステム。荒磯からイシダイを狙う場合の仕掛けとしても有名です。(この場合は頑丈なワイヤーハリスとなります)根ガカリに悩まされる釣り場ではバツグンに威力を発揮してくれます。

根ガカリが多発するポイントこそがまさに「アブラメの巣」。仕掛けの工夫ひとつで大釣りも期待できるのです。

第66回 アブラメを釣ろう 2

今回はブラクリでの釣り方の説明へと入っていきましょう。

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仕掛けの準備

自宅での仕掛け準備は特に必要ありません。持参するものや服装などを再チェックの上、現場へと出かけましょう。

釣り場での竿出し準備。

1.リールと竿をセット

釣り場へ到着したら、竿にリールをセットしガイドに道糸を通していきます。

2.ブラクリ仕掛けをセット。

道糸の先にはブラクリ仕掛けを結びます。直結でも構いませんがスナップサルカンをつけておくと仕掛けの交換もスムーズ。数種類のカラーを持参し、ベーシックな赤色からスタートしてみるとよいでしょう。濁りの入った時や朝夕のまずめ時には蛍光色がおすすめ。

仕掛けの準備はこれで完了。仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。

ブラクリ釣りってこんな釣り方

1足場の良い釣り座を確保したら針に青イソメ(イワイソメ、シラサエビ)を刺し、仕掛けを投入します。エサの刺し方は通し刺し。

(こちらhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/isome.htm。)エビの場合はチョン掛け。こちらhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s12p2.jpg2ポイントは波止の障害物周り。これはガシラ、メバルといった根魚全てに共通して言えること。具体的には捨て石、テトラポット、波止際(ケーソンの継ぎ目やスリットhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s1slit.jpg)、などです。藻場周りでは小型が目立ちますが、沖のシモリ付近では大型も期待できます。(ポイント解説の詳細は次回)

3釣り方は基本的に「ガシラのワーミングhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section45.htm#togi」とほぼ同じ。捨て石、テトラポット、波止際などいずれのポイントを狙う場合でも、まずはブラクリ仕掛けを一旦底まで沈めてしまいます。次に道糸を張って穂先をゆっくりと上下させましょう。海底をこづく(叩く)ようなイメージで。

4アタリは「コツコツ」とした前アタリの直後に「ゴツン」とした感覚が伝わってきます。手首を返してあわせるとともに掛かった場合はすばやく浮かせて取り込みましょう。

5乗りの悪い(針掛かりしにくい)時は、エサを食い込ませようとするあまり数秒ほど待ってからあわせる人が多いようです。しかし、あまり待ち過ぎる(遅あわせをする)と掛かった時は既に根の中へ潜られているケースもあるのです。(このタイミングは勘と経験でコツをつかむしかありません)前回のメバル同様、根魚狙いの究極の悩みがここにあります。

6波止際では仕掛けを落とし込んでいく釣り方も有効。この場合、潮の干満線(詳細はこちらhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/ziai.gif)に付着するカラス貝の直下(詳細はこちらhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s13m3.gif)もひとつのポイントとなります

7落とし込んでいく場合はあらかじめ竿1~2本分程度の道糸を送り出しておくこと。そして竿を持っている腕を頭の上までのばします。

次に波止際スレスレへと仕掛けを着水させたら、ゆっくりと腕をおろしながらブラクリを沈めていきます。(道糸をたるませないこと。

張った状態で落としていくことがコツ)言うまでもありませんが、リールをフリー(ベイルをおこして道糸を出す)にしない限り、水深のあるポイントでは長めの竿を使用しないと仕掛けは海底まで届きません。

8この釣り方におけるアタリの取り方は道糸の動き。というのも、ユラユラと落下していく途中で食いついてくることが多いからです。

張っている道糸がふけたり(たるむこと)、止まったりした時がアタリ。一方、食いのいい時は穂先に「ゴツン」とした反応が現れることもあります。

9根魚は「足で稼ぐ釣り」。ひとつのポイントで粘っていても釣果は伸びません。数回落としてもアタリがない場合はポイントを換えてひたすら探り歩きましょう。

10波止際と言えば、スリット構造(http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s1slit.jpg)になっているポイントもお勧め。櫛状にえぐれた隙間はまさにアブラメの溜まり場となっています。とはいえ、掛かった時のやりとりが大変。穂竿を沖へと突き出し獲物をすばやく壁から離してしまいましょう。また、やりとりの途中に糸を出してしまうと隙間へ潜り込まれるのでご注意を。

11針掛かりしたアブラメは頭を左右に振って抵抗を見せます。30センチクラス(関西ではポン級と呼ぶ)が掛かれば手応えも充分。大型は無理をせずタモを使って取り込みましょう。

12ブラクリ仕掛けは常に障害物と接触しているので針先は次第に鈍ってきます。その場合はブラクリ仕掛けを交換するか、シャープナー(携帯研石)で針先を研ぐようにします。鈍ってきたかどうかの見極めは針先を軽く親指の爪にあててスライドさせます。引っ掛かればオーケーですが簡単に横滑りするようであれば即交換するようにしましょう。(研ぎ方はこちらhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section45.htm#togi)

第65回 アブラメを釣ろう 1

春の到来が待ち遠しい季節。近年は暖冬が続いていたせいか、今期はかなり寒い気がするようです。そんな中、今回は冬を代表する根魚「アブラメ」を紹介してみたいと思います。

ターゲットの紹介

今回の標的はアブラメ。関東ではアイナメと呼ばれ、冬場の投げ釣りファンにも人気の高い魚。ほぼ日本全国に分布しているようですが特に冷水域を好み、北日本では40センチオーバーの大型もよく釣れるようです。関東以西では冬~早春の低水温期に活性が上がるため、11月~翌年3月頃までが釣期。テトラや岩礁帯の隙間などに生息し、エサを捕食するとすばやく巣穴へ戻るという習性があります。関西方面では30センチを超えるものを「ポン級」と呼び、釣り味もバツグン。また、淡白な食味は多くの地方からも珍重されているようです。

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堤防周りの浅場ではアブラメに似た「クジメ」という魚がよく釣れます。こちらはアプラメに比べ、尾ビレの角が丸いことや口が小さいことで見分けをつけているようです。今回はアブラメを狙う代表的な釣法「ブラクリ釣り」を紹介させていただきます。

持参するタックル(道具)の確認

6~7フィート(約1.8~2.1メートル)のルアーロッド

ガシラのワーミングに使うルアーロッド(スピニングタイプ)でオーケー。

ただし、アブラメ狙いでは少々の大物にも対応できるようミディアム(中硬調)クラスをした選択した方がベストと言えます。(硬い竿は根に潜られないよう一気に引き抜けるといった利点もある)ロッドの長さは6~7フィート(約1.8~2.1メートル)のものが扱いやすいでしょう。

小型スピニングリール

3号の道糸が50メートル程度巻けるもの。

~仕掛け・小物類~

ブラクリ仕掛け

オモリ部直下の短いハリスがブラクリの特徴と言えます。ブラクリにはナツメ型、曲線型をしたノベ板タイプ(ブラーと呼ばれています)など、バリエーションも豊富。これらの特異な形状が落下時のユラユラしたアクションを生み出し、アブラメには悩殺的な誘いとなるようです。中でもヤマシタから販売されている「ブラクリパニック」はおすすめ。カラス貝をイメージしたオモリ部が効果的な誘いを演出してくれます。堤防周りの浅場では赤色に実績があるようですが、カラーは釣り場の状況によって使い分けることが大切。サイズは釣り場の水深によって選択します(浅場1~3号、深場4~5号)。また、根ガカリ等の紛失を想定し、多めに(2~3パック)持参しておきましょう。

エビ活かしバケツまたはクーラー

大量のエビを必要としないので小型のエビ活かしバケツで充分。エアーポンプの電池は釣行前に必ず確認し、予備の電池も忘れずに持参すること。

玉アミ(タモ)

30センチオーバーが掛かることを想定して念のため持参しておきましょう。

柄の長さは5メートル程度のものが適当。

青イソメ、マムシ(岩イソメ)、シラサエビ(モエビ)メインとなるエサは青イソメで充分(500円程度)。臭いのきついマムシ(岩イソメ)が手に入ればさらに効果的です。ブラクリ仕掛けの針軸が細い場合にはシラサエビ(持参する量は前回のメバル釣り程度)を使用することも可能。スーパーで売られているイカの切り身(冷凍)を細く切って使ってみると面白いかもしれません。

また、エサ切れに備え、チューブタイプのワーム(カラーはホワイトやレッド系)を持参しておけば万全でしょう。

その他

クーラー・タオル・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット、水筒(熱いお茶やコーヒー)、前回紹介した網袋(またはスカリ)なども用意しておくとよいでしょう。なお、冬場の服装は万全装備でお出かけ下さい。

第64回 メバルを釣ろう 4

【関西のおすすめスポット】
それでは関西近郊のメバルスポットを見ていきましょう。今回紹介したノベ竿での釣りはリール操作もなく手返しバツグン。入れ食いとなれば2ケタ釣果も珍しくはありません。とはいえ、海が荒れやすい厳寒期。天候に留意した釣行を心がけましょう。

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人工島の釣果3

 

 

淡路島土生漁港(兵庫県)

沼島の真正面に位置する土生(はぶ)漁港。季節風にもめっぽう強いため、冬場にここを訪れる波止釣りファンは多い。メバルの魚影はすこぶる濃く、春先に釣れるものは30センチ級のビッグサイズだ。竿を出すポイントは数多くあるが、中でもT字型波止の南端内向きがおすすめといえる。ここは海面までの高さが2~3メートルと低く、水深は足元で3~4ヒロ程度。厳寒期には大型のソイも混じるが船の出入りが激しく釣り辛い時もある。ちなみに波止の外向きは大型テトラが不規則に詰まれ転落事故も多い。ビギナーや家族連れは竿を出さないように注意したい。

土生港白灯

土生港内

 

アクセス

車が便利。本州四国連絡道の洲本出口を下り国道28号線を福良方面へ。国衙(こくが)の交差点を左折し県道を道なりに進む。新川の交差点を左折し山道を抜けると右手が土生漁港。洲本出口からは1時間弱。

利用料無料

駐車場料金300円/日

付近のエサ屋(情報提供)山田釣具店0799-56-0837

混雑度週末は混雑が予想

設備定期船乗り場付近にトイレ、自販機等有

このポイントで釣れる魚

チヌ(4月~10月)・グレ(4月~6月と10月~12月)・メバル、ガシラ(11月~翌年4月)・ソイ、アブラメ(1月~4月)アジ(7月~12月)・ハマチ(9月~11月)・カレイ(11月備考堤防の根元から先端までは徒歩数分を要す~翌年4月)・アオリイカ(10月~12月と9月~11月)・タチウオ(10月~12月)など

る。キャスターがあれば便利。

土生漁港については、過去の釣りレポートもご覧ください。

土生漁港2

土生3

 

 

 

淡路島西淡町立海釣り公園(兵庫県)

海釣り公園のある丸山周辺は淡路島を代表するメバルスポット。数釣りはもちろん15~20センチの良型が揃うのも魅力のひとつだ。メインポイントとなるのは西淡町立海釣り公園。入園料が必要となるが魚影が濃いだけにそれだけの価値は充分にある。弁天島を囲む釣り台は柵があり家族連れでも安心。水深は釣り台真下で4.5~5メートル程度。海面までは高さがあるため、ノベ竿の場合は5.4メートルクラスを使った方が釣りやすいだろう。複雑な岩礁が続く釣り公園は日中でも充分にメバルと出会える。唯一の欠点は北西の季節風に弱いということだ。

 

管理事務所 管理事務所2 釣り台1 釣り台・掃除 釣り台・掃除2 釣り台・内側

アクセス

入園料

開園時間午前7時~午後6時まで(4月~9月)

休園日毎週水曜日(年末は12/29~1/3まで閉鎖)

車が便利。本州四国連絡道の淡路島南出口を下り、阿那賀・丸山方面へ。山道を抜け突き当たりを左折(丸山漁港方面へ)し、海釣り公園の案内標識に従う。

大人1000円/日(見学のみは200円)

小人(小・中学生)500円/日(見学のみは100円)

イカダ釣りは3000円(要予約)

午前8時~午後5時まで(10月~翌年3月)

園)悪天候の場合も閉園。

駐車場料金無料。海産物直売所「魚彩館」の駐車場を利用

情報提供先公園管理事務所(魚彩館内)0799-39-0399

混雑度夏~秋の週末は混雑

設備隣接する「魚彩館」で海産物みやげを販売。自販機、トイレ等も有。

このポイントで釣れる魚

チヌ(4月~10月)・マダイ(4月~11月)・グレ(4月~6月と10月~12月)・メバル、ガシラ(11月~翌年4月)・ソイ、アブラメ(1月~4月)アジ(7月~12月)・ハマチ(9月~11月)・アオリイカ(10月~12月と9月~11月)など。
備考
常備するエサはオキアミ・アミエビ・青イソメ程度。周囲には釣具店・エサ店は無し。貸し竿が必要な場合は管理事務所に申し出ること。なお、釣り公園では投げ釣り及びダンゴ釣り(紀州釣り)が禁止されているので注意。
西淡町立海釣り公園については、過去の釣りレポートもご覧ください。

第63回  メバルを釣ろう  3

みなさん、風邪などはひいていませんか?新世紀もがんばってバンバン釣りまくりましょう。

今回はメバルの具体的な釣り方へと入っていきます。

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ノベ竿でのウキ釣りってこんな釣り方

1  足場の良い釣り座を確保したら竿を伸ばし、前回の解説どおり

仕掛けをセット。ウキ下(タナ)は1~2ヒロからスタートしてみましょう。

2  エサのシラサエビを針に刺したら仕掛けを投入します。エサの刺し方はこちら。

3 何の 変化もないポイントでウキを流していても釣果は期待できません。そのため障害物の位置は必ず確認。藻場や捨て石付近に狙いを定めましょう。時折、根ガカリするようなところがベストと言えます。

4  ハネのエビ撒き釣りと違い、シラサエビは頻繁かつ大量に撒く必要はありません。アタリがない時は撒き餌を打つよりも釣り座を移動した方がいいかも。(僕の経験上)

5  潮の流れが速いポイントでは道糸を張り気味にし、サシエを先行させながらウキを流してやるとよいでしょう。すなわち、1的確なるタナ取り2頻繁なる誘い3潮筋の読み(潮通しのよいポイントを見極める)、以上がウキ釣りにおける三原則。中でも「誘い」は極めて重要。食い渋る場合には絶大な効果を発揮します。釣れないときにはマメにウキ下を調整することも忘れずに。

6  アタリはウキがじんわりと消し込まれるものや一気に消し込むものなどさまざま。いずれの場合も充分に海中へ沈むのを待ってから軽く手首を返すようにアワセること。食い気の立った(活性の高い)時はウキの消し込みと同時に竿先をひったくっていく(竿先へダイレクトにアタリが伝わる)場合もあります。

7  初心者の方を悩ませてしまうかもしれませんが、ウキの消し込み(アワセのタイミング)をあまり待ち過ぎると根に潜られるといったケースも・・・。このあたりの駆け引きは経験だけがものを言います。(無責任なようですが何度も修羅場をくぐり抜けて下さいとだけ言っておきましょう・・・)

8  食い上げ(ウキが寝る)アタリが出るとメバルが浮いてきている証拠。このような時はタナを浅くしてみましょう。

9  メバルが掛かればキュンキュンとした手応えが伝わってくるでしょう。

20センチオーバーともなればバツグンの疾走感、ボルテージも最高潮です。「ナイスファイト」に負けないためにも大物はタモを使って取り込みましょう。

10  「やったぁー!」とばかりに、釣れたメバルを素手で鷲づかみしないように。ガシラ(カサゴ)やハネ(フッコ)と同様にエラやヒレは鋭く危険。親指とひとさし指で下アゴをつまむように持つとよいでしょう。

11  前々回の「持参するタックル」では紹介しませんでしたが、写真のような貝を入れる網袋(釣り具店でも販売。ロープは別売)は携帯にも便利。メバルを入れて海中につけておけば納竿まで元気に生きています。

【狙うポイント】

日中は小型ばかりでも日が暮れると大型が登場。この点がメバル釣りの醍醐味でもあります。ポイントとなるのはズバリ波止の障害物周り。
具体的にはテトラポット(初心者の半夜釣りは不可)や捨て石などの海藻が繁茂しているところです。また、小魚が集まる常夜灯付近や停泊船のロープ周りなども見逃せません。明るいうちに良型を狙うなら深場のシモリ周りや小磯周りなどを狙うとよいでしょう。

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【ワンポイントアドバイス】

潮の動きを読め

メバル釣りでも潮の動きは重要。潮が動かない時は食いも渋く、アタリがあっても針に乗らない(エビの尻尾を加えてもすぐに離してしまう状態)ケースが目立ちます。このような場合でも誘いは有効。道糸を張り気味にしてやれば追い食いしてくることがあります。一方、潮が動き出すと時合いの到来。短時間で入れ食いとなることも珍しくありません。

埠頭の黄昏

ハリスはこまめに点検

根周りを釣るメバル狙いでは常にハリスが傷つきやすい状況。ハリスの確認を怠れば獲物が掛かった時に「プッツン」。泣きを見るのはあなたです。

活きのいいエサを選択

低水温下の冬場ではサシエも1投ごとに交換。海中でピンピン飛び跳ねるようなエサでないと見向きもしてくれません。エビは小さめ(2~3センチ)の方が食い込みもいいよう。白っぽく変色したエビは既に死んでいるので、直ちに取り出すことを忘れずに。

 

日中は繊細な仕掛けで攻めよう

日中のメバルはとても警戒心が強いので海面に姿を映したり物音を立てたりしないように注意しましょう。日中にメバルを狙う場合の注意点としては1細い糸(道糸0.8~1号、ハリス0.6~0.8号)2軽いオモリ(ガン玉のB~3B)3小型で感度の良いウキ(発泡ウキなど)4サイズの小さい針(メバル針7号前後)。これらのコンビネーションにより、「フカセ」と呼ばれる自然に近い状態でエサを漂わせてやることがコツとなります。また、道糸とハリスはサルカンを使わず直結(http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section6.htm)にするか、通し(道糸とハリスを共通にする)にすれば抵抗もなくよりベスト。日中のメバルは繊細な仕掛けで攻略していきましょう。

日中の仕掛け1はこちら

日中の仕掛け2はこちら

第62回 メバルを釣ろう 2

今回はメバル釣りにおける仕掛けの説明へと入っていきましょう。

 

 

仕掛けの準備

まずは自宅で仕掛けをセット。

1.穂先に道糸をセット。

ノベ竿の穂先(ぶしょうづけ)に道糸を結びます。ぶしょうづけへの結び方はこちら。

そこのお父さん、「まる結び」なんかしてはいけませんよ!

 

2.竿と道糸を伸ばしていきます。

次に道糸(1.5号)を送り出すと同時に穂先から竿を伸ばしていきましょう。(道糸を添えながら竿を伸ばしていく)道糸は竿尻から50センチ上の部分でカットします。

3.ゴムカン、サルカン、オモリを道糸にセット。

今回はシンプルな固定ウキ仕掛け。道糸にゴムカンを通してからサルカンを結びます。結び方はこちら。

サルカン結束部分のすぐ上にはカミツブシオモリをセット。ズレないようにしっかりと挟みましょう。

4.ハリス部分を結びます。

ハリス(0.8または1号)の長さを50センチとり、針を結んでいきましょう。

結び方はこちら。http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section7.htm

ハリスの一端は先ほどセットしたサルカンへと結びます。

5.仕掛けは一旦仕掛け巻きへ

準備ができた仕掛けは一旦仕掛け巻きに巻き取って釣り場へ持参します。ノベ竿を使用する場合、仕掛けの全長は竿の長さと同等(竿尻に合わす)が基本。

ただし、状況によっては竿尻より長くする場合もあります。

仕掛けの準備はこれで完了。それでは現場へとレッツゴー!

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釣り場での竿出し準備。

1.穂先に仕掛けをセット

釣り場へ到着したら、準備しておいた仕掛けを穂先にセットします。

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ぶしょうづけへの結び方はこちら(P.3へ)。

2.竿を伸ばし、電気ウキをセット。

竿を伸ばしながら仕掛け糸を送り出していきましょう。そして設定するタナの部分(釣り場により異なります)でゴムカンに電気ウキを差し込みます。浅場など(ほぼ竿の長さまでの水深)を攻める場合はこのような固定ウキ仕掛けが有効。トラブル(穂先への糸絡み等)も少ないので初心者には断然お勧めと言えます。

 

釣り場での準備はこれだけ。あとはエサを付けて投入するのみ。(暗くなれば電気ウキを点灯)

仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。

~ぶしょうづけへの結び方~

1 チチワを作ります。慣れないうちは輪を大きめに作るとよいでしょう。

2 チチワの上方にもうひとつの輪を作ります。(二重チチワにする)この輪は小さめに作ること。

3 大きいチチワの中へすぐ下にある道糸をくぐらせ、輪にします。

4 3でできた輪の中に穂先(ぶしょうづけ)をくぐらせ、道糸をしっかりと引っ張って締めます。(ぶしょうづけのコブがストッパーとなります)

5 取り外す時は、小さい方のチチワを引っ張れば一発で外れます。

第61回 メバルを釣ろう 1

釣りものが少なく水温も低下する冬場。

この時期のお勧めは何と言ってもくりくり目玉の「メバル」でしょう。キュンキュンとした糸鳴りと小気味良い手応えは最高。関西ではまさに冬の風物詩、人気バツグンの魚です。

 

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ターゲットの紹介

今回の標的はメバル。黒潮が影響する太平洋岸を除き、ほぼ全国的に分布する魚です。「春告魚」の名前から春がシーズンと思われがちですが、関西近郊での釣期は12月~4月頃。捨て石、テトラ、藻場等の周りに定着し、「メバル凪」との言葉どおり海が穏やかな日によく釣れる傾向にあります。

食性は甲殻類や小魚。そのため、シラサエビ(モエビ)や青イソメ、シラウオ等がエサとなります。視力が良いメバルは繊細な仕掛けに細身の竿で狙うのが主流。基本的には夜行性のため、日中より半夜で狙った方がベストといえます。

人工島の釣果

そこで今回はトラブル(糸ガラミ)の少ないノベ竿を使ったウキ釣りを紹介していきましょう。

 

持参するタックル(道具)の確認

4.5~5.4メートルのノベ竿

細身・軽量の渓流竿、ハエ竿またはヘラ竿でもオーケー。「メバル専用」と書かれた竿は高価なので初心者には必要ナシ。安価な竿でも充分釣れるのでご安心を。

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~仕掛け・小物類~

道糸・ハリス

市販のフロロカーボンハリスで0.8、1、1.5号の3種類を持参しておくとよいでしょう。

道糸とハリス

 

ウキ止ゴム

今回は堤防の浅場周りを狙うためにウキは固定式。いつものような遊動式のパーツは使用せず、ゴムカンひとつでウキを固定します。

サルカン

極小のサルカンを持参します。

カミツブシオモリ

中、大、大々程度のサイズを使用。ウキの浮力に適合したものを持参します。

 

小型電気ウキ

オモリに適合したものを選ぶこと。ウキのトップにケミホタルがセットできるものでも構いません。電気ウキの電池は予備も忘れずに持参すること。

電気ウキ②

 

メバル用ルミコ(集魚発光体)

ハリスにセットして使用します。半夜釣りでは特に効果を発揮します。

 

ヘッドライト

半夜釣りでは必携のアイテム。予備の電池を忘れずに。

 

メバル専用の7~9号またはアブミの9号前後。軸の細いものがベスト。

根ガカリ等の紛失を想定し、多めに(10コ程度)持参すること。

 

エビ活かしバケツまたはクーラー

メバル釣りでは小型のエビ活かしバケツで充分。エアーポンプの電池は釣行前に必ず確認し、予備の電池も忘れずに持参すること。

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シラサエビ(モエビ)、青イソメ

シラサエビ(モエビ)は関西で500~1000円程度、関東では1匹の単価が20~25円と高価なので40~50匹程度を目安に購入すると良いでしょう。(メバル釣りではエビを大量に撒かなくても大丈夫。探り歩けば釣果は期待できます。)これ以外には夜釣りで威力を発揮する青イソメ(500円程度)もおすすめ。

青イソメ

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メバル釣りに限らずエサの選択については、釣り場近郊のエサ店で情報を入手しておくことが大切です。余談ですが、播州(兵庫県姫路)近郊では「ブツエビ」と呼ばれるエサで好成績を上げています。とはいえ、地域限定のエサというのが残念ですネ。

その他

クーラー・タオル・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット、水筒(熱いお茶やコーヒー)、万一の場合に備え玉アミなども用意しておくとよいでしょう。なお、冬場の半夜は激寒。服装は防寒着+下着の重ね着+フリース+厚手のズボン+タイツ+手袋+毛糸帽+ホカロン+マスクなど、万全の態勢でお出かけ下さい。

救急箱1

第60回ウキ釣りのコツ

ウキが波間へと沈んでいく瞬間は、思わず息を飲んでしまいますよね。そんな波止でのウキ釣りは超楽しく、僕も大好きな釣法のひとつです。簡単に見えるこの釣り方は以外にも奥が深いもの。というのも、釣り場を見て臨機応変に状況判断を行う必要があるからです。これがうまくいかないと一日中、ドンブラコとウキを流しただけ

に終わってしまいます。また、周囲が釣れていないならいざ知らず、自分だけが釣れない(アタリが出ない)という経験は誰にでもあること。そのような場合、以下の項目を確認してみることが大切です。

1タナ

釣れている人に聞くのが一番手っ取り早いのですが、嘘を教えられる場合もあります。そのため、自力でウキ止め糸(ウキ止めゴム)を半ヒロずつ上下させ、その日のタナを探っていくようにします。初めてのポイントでは数人で釣行し、半ヒロごとに違うタナで釣ってみること。そして、アタリのあった人のタナに合わせれば全員が釣れる可能性も高くなります。

2オモリ

潮の流れが速いポイントでは真っ先に確認しないといけない項目。オモリが軽いといくら魚のいるタナに設定できていても仕掛けが舞い上がってタナズレを起こします。このような問題に対処するためにも釣行時には1~5号程度のオモリとウキは常に携帯し、ポイントの状況にあわせてうまく使い分けることが大切です。その他にも「水中ウキ」の使用は断然有利。仕掛けの舞い上がりを抑え、確実に潮の流れと同調してくれるアイテムです。釣れている人は潮の流れと使用するオモリとがバッチリ適合しているんですよ。

3仕掛け(ハリスの長さと太さ)

基本的には細ハリスでフカセ気味(ハリスを長く取る)にするほど食いはよくなります。これはエサがより自然に近い状態で流れるからです。一般的に波止釣りでは1ヒロを目安にするとよいでしょう。しかし、潮の流れが速いポイントではハリスが舞い上がってしまうので、中間にガン玉を打つこともあります。(激流の場合は「段シズ」といって2~3ヶ所に打つ場合もある)また、夜釣りなどであまり食いに影響がない場合は矢引き~半ヒロ程度と短くしても構いません。

4エサ

そのポイントに適合したエサを使用することが大切。現場で地元のおいやん(常連客)に聞いたり、エサ箱を除いてみるのがよいでしょう。

テキストなどに載っている対象魚別のエサは、あくまでも基準のひとつとして捉えるように。

 

第59回 タチウオを釣ろう 4

【関西のおすすめスポット】

それでは最後に関西近郊のタチウオ釣りスポットを紹介しましょう。今年は数釣りが期待薄の反面、上がれば大型(90センチオーバーが中心)というのが特徴。寒風吹きすさぶ中とはいえ、1メートルオーバーもそろそろ出始める頃です。年内一杯は狙えますが、風邪などをひかないようにしてお出かけ下さい。

西宮ケーソン(兵庫県)

西宮ケーソン

西宮ケーソンは阪神地区を代表するタチウオスポット。少し離れたところにはタイガースのホームグラウンドである甲子園球場が所在する。ケーソン波止はとてつもなく長大だ。根元から先端まで歩くと20分以上(2000歩を超える)もかかるので、地元の釣り師らは自転車やバイクで移動するほど。

おすすめは潮通しのよい各コーナーと先端付近。水深は各ポイントとも平均して4~5ヒロ(足元)と深い。チヌ、ハネ、タチウオの魚影はすこぶる濃く、これからの寒い時期でも大勢の釣り客が詰めかける。なお、冬場に地方(北)向きで竿を出せば季節風をまともに受けるので釣り辛い。

水温の下がる冬場はテトラポット付近でエビ撒き釣りをすると50センチクラスのチヌも登場。是非チャレンジしてみたいところだ。

西宮ケーソン2

アクセス

車が便利。大阪方面からは阪神高速湾岸線「西宮浜」出口を降り、ひとつめの交差点を左折。道なりに進み突き当たり(西宮ヨットハーバー)を左折すると波止の根元付近に到着する。(駐車違反に注意)

利用料無料

駐車場料金無料(路上駐車)

付近のエサ屋(情報提供)尼エサ西宮店・0798-23-2303

混雑度土・日・祝は混雑

設備日によって波止の根元付近に屋台(タコヤキ、ウドン、ホットドック等)が出る

このポイントで釣れる魚

備考マイカーに自転車が積めれば波止上の移動にタチウオ(10月~12月)・チヌ(ほぼ年中)ハネ、スズキ(ほぼ年中)・メバル、ガシラ(11月~翌年4月)・アジ、サバ、イワシ(7月~11月)サヨリ(9月~11月)などは便利。

西宮ケーソンについては、過去の釣りレポートもご覧ください。

 

岸和田沖一文字(大阪府)

沖・旧・中波止と3つのポイントに大別できる岸和田一文字周辺。

中でも全長が3キロにも及ぶ通称「岸和田沖一文字」が一番お勧め。

岸和田沖一文字

岸和田沖スリット

 

この釣り場は水深があり(足元で5ヒロ程度)潮通しも抜群。四季を通じても多彩な魚種が竿を賑わせてくれる。カーブより北側は沖向きが一段高くなっており足場も狭い。そのため初心者は内向きで竿を出した方が無難だろう。一方、カーブより南側の沖向きは足場も広いスリットケーソン。ハネ、チヌ及び根魚がよく釣れるポイントとして定評がある。

タチウオシーズンの週末には混雑が必至。早めに出発して釣り座を確保しておきたい。今の時期は青イソメの電気ウキ釣りで越冬前のビックスズキも登場。人間様も引きずり込まれるほどの強烈パワーが堪能できる。12月に入れば良型のカレイも望めるので楽しみだ。ただし、岸和田一文字周辺は現在埋め立て工事が進行中。一文字への渡船可能な曜日や時刻は事前に確認しておく必要があるゾ。

アクセス

車が便利。大阪方面からは阪神高速湾岸線の岸和田北インターを下りる。大阪臨海線を南下し、ビーポート岸和田の向かいが渡船店。

渡船料1800円(事前確認要)

駐車場料金無料。渡船場付近にスペース有。混雑時はかなり

渡船店(情報提供)山田渡船(0724-36-3949)別添画像参照

離れた場所でないと駐車できないこともある。

混雑度週末は大混雑

設備渡船店にはエサ、釣り具、弁当等が常備。女性このポイントで釣れる魚

トイレは船内を利用すればよい。

タチウオ(10月~12月)・チヌ(ほぼ年中)ハネ、スズキ(ほぼ年中)・アジ、サバ、イワシ(7月~11月)サヨリ、ハマチ、サンバソウ(9月~11月)・メバル、ガシラ、カレイ(11月~翌年5月)など

備考
これからはガシラやメバルがおもしろい。

岸和田沖一文字については、過去の釣りレポートもご覧ください。

第58回 タチウオを釣ろう 3

秋が深まり北風も身にしみるようになってきました。今回はタチウオの具体的な釣り方へと入っていきましょう。

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電気ウキ釣りってこんな釣り方

1釣り場へと到着したら足場の良い釣り座を決定し、竿を伸ばし仕掛けをセットしていきます。薄暗くなってきたら電気ウキの灯りをつけましょう。

2エサはキビナゴがおすすめ。1パック(300~500円)あれば充分です。

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エサの刺し方は頭の固い部分に針を刺すようにします。

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キビナゴについては常に新鮮なものを使うこと。解凍、冷凍を繰り返したものは身がふやけてくるのダメです。また、釣れなくても数投に1回は交換しないといけませんよ。

3ウキ下(タナ)は3ヒロ程度からスタート(釣り場にもよるので断言はできませんが)するのが一般的。周りでは釣れているのに自分だけが釣れないときはタナがズレている証拠。釣れた人に聞いてみるのが手っ取り早いですが、そうもいかない時は半ヒロずつこまめに変えてみることをお勧めします。アタリが遠のいたときにも同様。マメにウキ下を調整しないと釣果はアップしません。

4エサを付けたら20~30メートル沖へ投げます。アタリがなければ徐々に手前へと探ってきます。

5ウキ釣りでは常に「誘い」をかけることが肝心。エサを動かすことがタチウオに対しても大きなアピール材料となります。

6アタリはじんわりとウキが消し込まれるものや「ポコポコ」とウキが沈んだり浮いたりするものなどが一般的。いずれの場合も完全に消しこまれた状態(水中に沈んだままの状態)になったことを確認してから糸を張ってやること。そして手元に「ガツン」といった手応えを感じたら大きくアワセを入れてやります。

7とはいえ、アタリが出てもなかなか針に乗ってくれないのがタチウオ釣り。うまく掛かればあわてずに手前へと寄せてくること。大型(90センチオーバー)になると引きも強烈。水面近くではかなりの抵抗を見せます。取り込みは無理をせず、タモですくった方が賢明でしょう。(腕に自身のある方はゴボウ抜きでも構いません。)その際、電気ウキの位置にはご注意を。取り込みに夢中になっていると穂先部分までウキを巻き込み破損してしまいます。

8仕掛けを打ち返す際はケミホタルをつかんでからエサの位置を確認するようにして下さい。

9釣れた時でも喜んでばかりはいられません。タチウオの口元に手を近づけたりすると一大事。カミソリのような鋭い歯があなたを狙っています。もちろん、死んだ後といえども触れてはいけません。万一に備えファーストエイドキットは絶対に持参するように。

救急箱1

【狙うポイント】

回遊してくるポイントは、潮通しがよくて水深のあるところ(10メートル程度あればベスト)。具体的には一文字や沖に突き出た埋立地などがよさそうです。また、地続き堤防の先端付近や港内でも釣れます。要は小魚が多く回遊してくるところがポイントとなるわけです。

タチウオは北西の季節風が吹いて水温がグッと下がれば好条件。大きな群れとなって接岸してくるので楽しみです。

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【ワンポイントアドバイス】

早アワセは厳禁

沈む、浮くの繰り返しばかりでウキが完全に消しこんでくれない時は、道糸を張り気味にしてやれば追い食いしてきます。とはいえ、早アワセをすれば確実に空振り。また、アワセは大きくしっかりと。

タナ(ウキ下)の調整はこまめに電気ウキ釣りではタナ取りが命。釣れない時はウキ下をこまめに変えてみることが肝心です。

5

薄暮の時間帯が絶好のチャンス

タチウオは薄暗い時間帯(今頃は午前・午後とも5時~7時の時間帯)にエサを追ってかなり上層まで浮いてきます。バタバタと数が釣れるのはほとんどがこの時間帯。釣れたら仕掛けワイヤー部のスナップを外し、ハリスごと交換すること。手返しよく釣らないと数は伸びません。

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タチウオ;l;

共食いもあります

以外と知られていないのが「タチウオは共食いをする」ということ。

釣ったタチウオの尻尾を針に刺してヒラヒラ漂わせていれば思わず「ガブリ」。みなさんの電気ウキにも反応が現われることを祈念しつつ一度お試しを。

その他、アジ・サバの切り身をはじめ皮が光っているものなら、たいていは食らいついてきます。

加太港の釣果1

僕なんかは釣ったタチウオの切り身でも釣れたことがあったほど。これもエサ代節約術のひとつなのです。

第57回 タチウオを釣ろう 2

簡単な釣法でタチウオをゲットできる電気ウキ釣り。今回は仕掛けの準備に関するお話しをしていきましょう。その前に是非知っておいてもらわないと、どえらい目にあう注意点を一言。

タチウオ

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タチウオ釣りでの注意点

・鋭い歯にはご用心

タチウオの歯は切れ味抜群。まちがって指を突っ込んだりすると大出血で泣きを見るハメに。タチウオが釣れた時はハリス(ワイヤー)ごと交換するようにして、くれぐれも口の付近には手指などを近づけないようにして下さい。普段はこの鋭い歯で小魚を一気に「パクッ」。そんなかわいいものではなく、よりリアルに表現するなら「グシャ」といった方が適切でしょう。お、おそろしいーっですね。

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「タチウオ釣りなんか教えてくれたから、大ケガしたやんかー」などと言われても、当局は一切関知いたしませんのであしからず・・・。

<自宅での仕掛け準備>

1.竿にリールをセットし、ガイドに道糸を通します。

リールのベイル部分をおこしガイドへ道糸をくぐらせていきます。

リールシートにしっかり固定

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2.ウキ止め糸を道糸にセットします。

タナ(ウキ下)がずれないよう、ウキ止めのコブ(結び目)はしっかりと締め込んでおくこと。なお、釣り場の状況にもよりますがタナ(ウキ止めコブの位置)は針先から2~3ヒロに設定しておきましょう。

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3.シモリ玉(シモリウキ)を道糸にセットします。

ウキ止め糸へのストッパー的役割となるシモリ玉をセットします。

ウキ止め糸とシモリ玉

4.スナップサルカンを道糸にセットします。

電気ウキの管部分に取り付けるスナップサルカンをセットします。タチウオ釣りで使うウキは比較的頑丈なので、ここで取り付けておいても構いません。

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5.ゴムカンとからまん棒を道糸にセットします。

2個のゴムカンを通し、双方よりからまん棒を挟みます。

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6.クッションゴム付きオモリを道糸に結びます。

道糸に3~5号のクッションゴム付きオモリを結びます。結び方はクリンチノットで。なお、クッションゴムのハリス側にはスナップサルカンが付いていることを確認しておいて下さい。(タチウオ仕掛けがワンタッチで取り付けられるので)

ここまでのセットが完了したら、からまん棒をオモリのすぐ上まで移動させ、穂先に近い位置までスナップサルカン部分を巻き上げておきます。穂先カバーを取り付けたら準備オーケー。釣り場へと出かけましょう。

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<釣り場での竿出し準備>

1.竿を伸ばす。

リールのベイルをおこし、道糸を送り出しながら穂先から竿を伸ばしていきましょう。ガイド部分は一直線上に。

 

2.電気ウキをセット。

オモリの号数に適合したウキを選択し、スナップサルカンへ取り付けます。(自宅で取り付けておいても構いません)

3.クッションゴム付きオモリに専用仕掛けを連結。

オモリにスナップサルカンが付いていればワンタッチで取り付け可能。

 

4.ウキ止め糸を移動。

ポイント情報などから、すでにタナ(ウキ下)が分かっている場合には自宅で移動させておいた方がよいでしょう。

 

5.からまん棒を移動。

クッションゴムからウキの長さ分程度上にずらします。

 

6.ケミホタルを道糸にセットします。

実績抜群の「ケミホタル50・太刀魚」をクッションオモリの上部にセットします。このタイプは、ハリスをセットした後でも取り付けられる「ワンタッチホルダー」が付いているので便利です。ちなみに、ケミホタルはポキッと折らないと光りませんよ!

 

仕掛けの準備はこれで完了。仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。

次回は、具体的な釣り方などを解説していく予定です。

第56回タチウオを釣ろう1

晩秋にさしかかると関西では大勢の釣り人が堤防へと繰り出します。

この時期、それもわざわざ肌寒い夜の時間帯に出かけていくのはなぜでしょう・・・。

そう、「タチウオ」が接岸してくるからなのです。

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ターゲットの紹介

今回の標的はファミリーフイッシングの中でも比較的簡単に釣れるタチウオ。立って泳いでいることから「タチウオ」と名づけられたという説や刀を連想させる魚体の輝きから「太刀魚」と呼ばれるようになったという説もあります。釣れた瞬間の太刀魚は実に鮮やか、マブイ奴。この輝きの要素である「グアニン」はマニキュアや真珠の材料にもなるというから驚きです。性質は極めてどう猛。そのいかつい顔を一目見ればすぐに判断できることでしょう。主食はイワシやアジ等の小魚。貪欲なタッちゃんはルアーでも簡単に釣れます。釣期は7月~12月。夕闇せまる時間帯を狙って釣り場へと出かけます。シーズン初めに釣れるものは俗に言うベルトサイズ(小型)。9月頃に一旦小休止となった後、10月の冷え込みと同時に再び群れが接岸してきます。初冬にかけては波止からでも肉厚の大型(70~100センチ級)が釣れるので楽しみ。関東近郊では船から狙うのが主流のようですが、こちら関西方面では波止から狙うのが一般的。釣り方は「電気ウキ釣り」と「ひき釣り」がありますが、今回は初心者でも釣りやすい

電気ウキ釣りを紹介していきましょう。

電気ウキ2

 

 

持参するタックル(道具)の確認

4.5メートル前後の磯竿(硬調)

磯竿を選ぶ場合、竿の長さは4.5メートル程度。太さは2~3号のものが良いでしょう。主に数十メートルほどブン投げて釣るので硬めの竿がベストと言えます。13フィート(約3.9メートル)のシーバスロッドでもオーケー。最近はタチウオ専用竿といったものまで発売されています。タチウオは半夜釣りのため、できれば糸絡みの少ないインターラインロッドがおすすめです。

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中型スピニングリール

4~5号糸が100~150メートルほど巻けるもの。

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~仕掛け・小物類~

ウキ止め糸

タチウオの電気ウキ釣りでも遊動式仕掛けを使用します。ウキ止めはゴムタイプよりも摩擦力の強い糸タイプのものがお勧めです。タナがズレてくるので釣行ごとに取り替えた方がよいでしょう。

ウキ止め

シモリ玉・シモリウキ

遊動ウキをウキ止め糸部分に停止させるために使います。この釣りでは小サイズのものがよいでしょう。

ウキ止め糸とシモリ玉

電気ウキ

タチウオ狙いではチヌやメバル釣りで使う電気ウキと異なり、大型のウキを使います。僕が愛用しているのは画像中央の単三電池を1本入れる自立タイプ。安価(500円程度)で使いやすいという点がお気に入り。最近では魚に違和感を与えないよう3~5号程度の棒ウキタイプ(2点発光)を使う人が増えてきました。また、ウキのトップにケミホタルがセットできるものでも構いません。

電気ウキ2

スナップサルカン

遊動ウキ仕掛けを作るための連結金具。電気ウキの管部分に取り付けます。

 

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クッションゴム付きオモリ

釣り場の状況にあわせ、3~5号を使用します。これより軽いオモリではキビナゴをつけた時にウキが沈んでしまいます。また、クッションゴムはタチウオの強烈な引きから衝撃を吸収してくれます。

 

からまん棒

スナップサルカンのすぐ上の位置にゴムカンでからまん棒を固定します。

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市販のタチウオ仕掛け

アタリがあってもなかなか針に乗ってくれないタチウオ釣り。最近では水平に針が数本ついたタイプと垂直に針が数本ついたタイプがよく売れています。ハリスはノコギリのような歯を見てもお分かりのとおり、通常のナイロンでは噛み切られてしまいます。(ワイヤーの40番~50番が主流。)食い込みを重視し、どうしてもナイロンハリスを使う場合はチモトにビニールパイプ等を被せているようです。なお、仕掛けのスペアは多め(5~6セット)に持参しましょう。

 

 

ケミホタル

光るものに近づいてくるタチウオ。タチウオ専用のケミホタルサイズは50ミリ、75ミリ、100ミリの3種類。大きいものほど発光力が強いので有利なように思われがちですが実はそうではありません。経験上、グリーンカラーの50ミリが実績抜群です。

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玉アミ(タモ)

海面まで高さのある堤防などから竿を出す場合を考え、5メートル前後のものを持参。堤防上まで一気にゴボウ抜きされる方もおられますが、クネクネと暴れ、針外れするケースも考えられます。

タモ

ヘッドライト

半夜で狙うタチウオ釣りには必携のアイテム。予備の電池を忘れずに。

 

キビナゴ

タチウオ釣りで使うキビナゴは冷凍物。風にあたるとカラカラに乾燥してしまうので、使う分だけクーラーから取り出すようにして下さい。数回キャストすれば身がボロボロになってきますので新しいものと取り替えること。

その他

クーラー・タオル・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット(バンドエイド・消毒液等)なども必要です。

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チヌ(クロダイ)を釣ろう 4

【関西のおすすめスポット】

それでは最後に関西近郊のチヌ釣りスポットを紹介しましょう。

チヌの電気ウキ釣りは4月~10月が釣期。9月を過ぎると小型が数釣れるので初心者の入門には最適。ゴールデンウィーク前後には40センチオーバーの良型も出るので是非チャレンジしてみよう。

貝塚人工島(大阪府)ポイント図

京阪神から近く、釣り場も広大な貝塚人工島。中でもおすすめは「貝塚大橋」から「二色大橋」にかけての貝塚運河一帯。北西の季節風が避けられる数少ないポイントでもある。遊歩道のため足場は抜群、手すりがあるので子供連れでも安全だ。青イソメを使った電気ウキ釣りではチヌの他、良型のメバルやガシラ、ハネなども混じる。ここでは冬場から春先にかけてのエビ撒き釣りも好調。過去には80センチオーバーのスズキも仕留められている。足元の石積み付近(水深は3メートル程度)を狙うことが大切だ。

貝塚人工島の内向き

アクセス

車が便利。大阪方面は阪神高速湾岸線「貝塚」出口を下り、「二色1丁目東交差点」を右折。貝塚大橋を渡りひとつめの交差点を左折、またひとつめの交差点を左折すると突き当たりが遊歩道。

貝塚大橋

駐車場料金無料(遊歩道沿いへ駐車、ただし、駐禁注意)

付近のエサ屋(情報提供):フィッシングマックス二色の浜店

混雑度:比較的空いている

設備:二色浜海浜緑地内にトイレ、飲み物自販機等有

このポイントで釣れる魚

チヌ(4月~12月)・ハネ、スズキ(ほぼ年中)・メバル、ガシラ(11月~翌年4月)・グレ(5、6月と11、12月)・タコ(6月~8月)・カレイ(11月~翌年4月)など

備考

大潮時は潮の流れが速いため、水中ウキを使用した方が有利。エサは青イソメよりも地マムシの方が実績有。ウキ下は1.5~2ヒロ程度で手前の捨石付近を攻めよう。

貝塚人工島については、過去の釣りレポートをご覧ください。

 

 

谷川港(大阪府)ポイント図

周囲には府下でも珍しい自然海岸が残存する釣り場。

谷川46

紀淡海峡にも近いことから水質も抜群だ。ただし、このポイントは水深が極端に浅く、干潮前後の釣行は期待薄。夕マズメの満潮前後に狙いを定めることが賢明だ。チヌやグレの他、メバルやガシラなどの根魚も濃い。冬場のエビ撒き釣り(半夜)では良型のアブラメ、ガシラ、メバルも手堅い。

観音崎

 

谷川港

これらの数釣りを楽しむなら、ノベ竿の繊細な仕掛けで狙った方がよいだろう。小型ながらアオリイカも出るぞ。

谷川21

谷川22

アクセス

車が便利。大阪方面からは国道26号線を南下。南海本線「みさき公園駅」を通過し、「深日ロータリー」を右折。「大阪岬マリーナ」を目指して進んでください。

谷川港全景

 

駐車場は整理金として500円徴収されるようです。

付近のエサ屋(情報提供):フィッシングマックス二色の浜店

混雑度比較的空いている

設備付近にはトイレ、自販機、コンビニ等も無し

このポイントで釣れる魚

チヌ(4月~12月)・グレ(4、5月と11、12月)・メバル、ガシラ(11月~翌年5月)ハネ、スズキ(ほぼ年中)・アジ(8月~12月)・タチウオ(10月~12月)・アオリイカ(4、5月と10~12月)など

谷川33

備考
外向き一帯はテトラポットのため、夜釣りは危険。内向きの捨て石付近を狙うこと。ウキ下は1ヒロ程度で充分。釣り場のゴミや路上駐車等、くれぐれも迷惑とならないよう注意。

谷川21

谷川港については、過去の釣りレポートをご覧ください。

チヌ(クロダイ)を釣ろう 2

周囲の状況が確認しづらい夜釣り。

日中の釣りとは対称的に危険を伴うこともしばしば見受けられます。

今回は、仕掛けを解説する前に半夜釣りにおける注意点のお話しもしておきましょう。

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・釣り場には明るいうちに到着し、必ず足場付近を確認しておくこと。(足場は平らか、つまずくような穴や隙間がないかなど)

翼港

・ウキを流すポイントの周囲にある、障害物(シモリや杭など)の位置を確認しておくこと。道糸が見えない夜釣りでは根ガカリをすると外すのが面倒です。

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・リールを巻いた時、少しでも重いと感じたらほとんどが穂先への糸絡み。その際は、すぐに穂先部分を確認して下さい。糸絡みに気付かず無理にリールを巻いてしまうと、確実に穂先が破損してしまいます。この問題を解消するには、少し高価ですがインターラインロッドの使用をお勧めします。

 

・寄ってきたチヌが散ってしまうので海面は絶対に照らさないこと。

・一文字(沖提)への釣行で渡船を利用する場合は必ず迎え時刻を確認しておくこと。遅くとも迎えの10分前までには、釣り道具を片付けて乗り場へと集合し乗船できる準備をしておきましょう。また、迎え船が来れば速やかに乗船すること。片付けに手間取って乗船が遅れると他の釣り客への迷惑となります。(舵取りのおっちゃんにも怒鳴られますよ!)

 

・仕掛けを巻き取る時や掛かった魚を取り込む時などは、電気ウキまで巻き込んで穂先を破損するといった事例がよくあります。穂先と電気ウキとの間隔には充分ご注意下さい。

・スプールに道糸を巻き過ぎたリールは仕掛けを振り込む時などに糸がバラけて絡んでしまうことが多いようです。堅い道糸を巻いている場合は特に注意が必要です。(道糸の堅さは糸のメーカーによってさまざまです)

 

~仕掛けの準備~

自宅でセットしておく仕掛け及び釣り場での竿出し準備については、

基本的に「ハネのエビ撒き釣り」と同じです。

同ページにあわせ、こちらもご覧下さい。

<仕掛けのセット>

1.竿にリールをセットし、ガイドに道糸を通す。

竿を伸ばさずに準備していきましょう。

 

2.ウキ止め糸を道糸にセット。

ズレないようにきつく締めましょう。

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3.シモリ玉(シモリウキ)を道糸にセット。

シモリ玉を使う代わりに

ウキ止め糸とシモリ玉

 

スナップサルカンの穴をペンチで狭めても構いません。

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4.スナップサルカンを道糸にセット。

ウキを取り付ける目的で使用。

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遊動仕掛け全体・シモリウキ

固定タイプのウキの足には図のようにゴムカンを利用するとよいでしょう。

 

5.ゴムカンとヨウジ(からまん棒)を道糸にセット。

先にゴムカンを通してからヨウジで固定します。

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6.クッションゴム付きオモリまたは中通しオモリをセット。

1号前後のオモリを使用。結び方はクリンチノットで。

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7.ハリス部分の仕掛けも事前に作成。

今回はチヌ針3号に2号のハリスを結んでおきましょう。結び方は外掛け結びで。ハリスの長さは半ヒロ(約75センチ)にしておきます。

ハリス部分の仕掛けについては3~5セットほど作り、仕掛け巻きに巻いて持参します。ハリス部分にスナップサルカンをつけておけば、オモリへの連結もスムーズ。

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ハリス部分の仕掛け図

8.仕掛けの準備が整えば、釣り場へGO。

仕掛けのセットが終われば、竿先にガイドカバーを取り付けておきます。

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<釣り場での竿出し準備>

1.竿を伸ばす。

リールのベイルをおこし、穂先から伸ばしていきます。ガイド部分は一直線上に。

 

2.電気ウキをセット。

オモリの号数に適合したウキを選択。トップ部分の短い電気ウキであれば前もって竿にセットし、トランクに積んでおいても構いません。(トップ部分の長い電気ウキは、運搬中に破損する危険性があるため、ウキケースに入れて持参。)

 

3.クッションゴム付きオモリとハリスを連結。

スナップサルカンをつけておけばワンタッチ。

 

4.ウキ止め糸を移動。

ポイント情報などから、すでにタナ(ウキ下)が分かっている場合は自宅で移動させておいても構いません。

 

5.からまん棒を移動。

仕掛けの準備はこれで完了。仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。

次回は、具体的な釣り方などを解説していく予定です。ご期待ください。

 

~突然ですが、初心者の方への耳よりな情報~

釣り場(ポイント)に強くなる方法とは?

釣り場の情報を手っ取り早く知るには、どうすればよいのでしょう?

そう、年季の入った釣り道具を使って、ひとりで黙々と釣っているおっちゃん(できるだけ年配者)を探し出すことです。こんな人こそ、地元の常連。そのポイントを熟知している「神様」なのです。世話好きな人に当たれば超ラッキー。「そんなことまで、聞いてないのに」というところまで親切丁寧にご教授いただけます。

こうなれば、釣行したポイント情報がすばやく入手できるとともに、その釣り場で有効な釣法までも身につけることが可能。同じ釣り場へ何度も通い、べったりとその人に寄り添っていけば、腕もメキメキと上達していきます。

「伝説の達人」に出会った時、あなたの釣り人生は大きな転換期を迎えることとなるでしょう。

チヌ(クロダイ)を釣ろう 1

対象魚別実戦編

チヌ(クロダイ)を釣ろう

ジリジリと暑い夏。太陽がカンカンに照りつける日中の釣りは体力的にも厳しいものがあります。

そこで今回は夏場の波止釣りの秘策。「電気ウキ釣りで狙うチヌ」を紹介しましょう。

チヌ221655

 

関西近郊における各堤防ではこの時期、チヌを狙った半夜釣りが最もポピュラー。夕涼みを兼ねたこの釣法はまさにお手軽で、ポケットに500円のエサ代を忍ばせていれば竿出し可能です。

この釣りは夕まずめの時合い(日暮れ時)にあわせて出かけるため、日焼けが気になるレディーや体力のないお年よりにも安心。今夏、初心者にもダイナミックな魚信を味わっていただけるチャンス!

ターゲットの紹介

磯釣りの対象魚として有名なチヌはその強烈な引き味から「いぶし銀」や「ブラックファイター」として多くの釣り人から親しまれています。関西で「チヌ」、関東では「クロダイ」と呼ばれ、20センチまでの幼魚は「チンタ」や「ババタレ」と称されています。

チヌ2

「チヌの海」として有名な大阪湾では魚影がすこぶる濃く、関東や名古屋方面からもたくさんの釣り人が訪れるほど。

食性はカニやエビなどの甲殻類をはじめ、

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青イソメやマムシ(岩イソメ)といった虫エサ類、

はたまた最近では缶詰のコーン(トウモロコシ)などでも釣れるほどの悪食ぶり。

青イソメ

マムシ2

コーン

釣期は3月~11月がベストシーズン。ここ数年における大阪湾では、ほぼ年中釣れるようになってきました。(厳寒期には越冬ホイントとなるテトラポット付近を狙う)

 

波止で釣れるチヌは大きく分けて2種類、「マチヌ」と

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尻ビレや尾ビレが黄色い「キビレチヌ」。

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奥まった港の堤防や汽水域ではキビレチヌがよく釣れるようです。双方とも各ヒレ部分が鋭くとがっているため、魚をつかむときには注意が必要。

 

料理法は、塩焼きやそぎ身のしゃぶしゃぶ、頭部などのアラ部分はお吸い物や味噌汁にすればいいダシが取れます。ただし、よどんだ内湾や排水口などのある釣り場(水質が悪いポイント)で釣れたチヌは泥臭く、食することはあまりお勧めできません。

堤防からチヌを狙うにはここ近年「落としこみ釣り」が主流。

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とはいえ、夏の時期には半夜で狙う「電気ウキ釣り」も有効です。

難しい道具立てもいらず、初心者にも最適な釣り方です。

電気ウキ①

この釣りではチヌの他、メバル、スズキ、ガシラ、タチウオなど多彩な魚種が釣れることも楽しみ。

電気ウキの明かりが波間へと潜行していく瞬間、釣り人のボルテージは最高潮。思わぬ大物のヒットにハリスをブッちぎられる場面もしばしば訪れます。これぞ半夜釣りならでわの醍醐味。ハラハラドキドキ感あふれる内容は、まさに阪神タイガースの試合展開同様です。それでは、半夜で狙うチヌ釣りにチャレンジしてみましょう。

 

 

~持参するタックル(道具)の確認~

4.5~5.4メートルの磯竿

ハネ釣り同様、竿の長さについては4.5メートルを基準に選択します。

海面まで高さがあるポイントやテトラポット周りから竿を出す場合には長めの5.4メートル。

竿の太さはいずれも1号、1.5号、2号のいずれかの太さでオーケーです。

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釣り具店で購入する際には「波止用のチヌ竿」といっていただければ分かります。お金に余裕のある方は、穂先への糸絡みが少ないインターラインロッドがお勧め。

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小型スピニングリール

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3~4号糸が100~150メートル前後巻けるもの。

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~仕掛け・小物類・服装~

小型電気ウキ(予備電池必携)

半夜釣りでは電気ウキが必携。ほとんどの釣り人がナショナルから発売されている小型電気ウキを使用しています。(500~1000円程度)このウキは「リチウム電池」(2本セットで300円程度)と呼ばれる超小型バッテリーを使用。オモリ負荷は1号程度のものを選ぶとよいでしょう。また、ウキのトップにケミホタルがセットできるものでも構いません。電気ウキ・ケミホタルとも、発光カラーは「レッド」と「グリーン」の2種類。レッドカラーは見やすいが目が疲れる。グリーンカラーは見にくいが目にやさしいといった。どちらも一長一短があります。

電気ウキ①

リチウム電池

 

スナップサルカン

遊動ウキ仕掛けを作るための連結金具。ウキの足(管)部分に取り付けます。

 

チヌ針の2~3号を使用します。

 

ハリス

1.5~2号ハリスを持参。水切れのよいフロロカーボン素材がお勧め。

道糸とハリス

 

クッションゴム付オモリ

大型の獲物が掛かる場合を想定し、クッションゴム付オモリの1号を持参します。

 

モツレン棒

第一精工から発売されている「モツレン棒」は、ゴムカンとプラスチックのヨウジがセットになっているので便利。手に入らない場合は、ツマヨウジの軸とゴムカンにて代用しても構いません。モツレン棒はウキとハリスを絡ませないための小物です。

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ウキ止め糸

遊動ウキを指定したタナで止めるために使います。

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道糸の磨耗により摩擦力が弱ってくるとタナがズレてくるため、釣行ごとに取り替えるのが万全です。

 

シモリ玉・シモリウキ

遊動ウキをウキ止め糸部分に停止させるために使います。穴の小さい小々~小サイズがよい。

 

ヘッドランプまたは懐中電灯(予備電池必携)

夜釣りのマナー(周囲の釣り人の迷惑とならないよう)として、堤防上を歩く場合の足元や仕掛けのセット及びエサ付け時など、明かりは必要な時にだけ照射するように心がけましょう。

チヌは極端に明かりを嫌うため、海面を照らすことはご法度。また、夏場では明かりをつけたままにしておくと、すぐに蚊が寄ってきますよ!

 

玉アミ(タモ)

海面まで高さのある堤防などから竿を出す場合を考え、5メートル前後のものを持参します。

 

青イソメまたはマムシ(岩イソメ)

チヌを狙う場合、半夜では何といっても2種類の虫エサ。これらは夜の海中で発光するため、チヌには絶好のアピールとなります。

波止釣りの万能エサと言われる「青イソメ」は海中での動きもよく、安価であることから一番のお勧め。2~3時間の半夜釣りでは500円もあれば充分です。

青イソメ

一方、臭気漂う体汁が魅力の「マムシ(岩イソメ)」は、チヌの食欲をたまらなくそそります。大阪府泉南方面では地元で掘れた「地マムシ」が特に有効。少し高価なエサとなるため、1000円単位で販売されているところが多いようです。

マムシ(岩イソメ)

 

 

その他

クーラー(魚を持ち帰る場合)

携帯電話

ストリンガー

タオル

ハサミ

プライヤー

ファーストエイドキット(バンドエイド・消毒液等)

雨具

虫よプレーなども必要。

 

~半夜釣りでの服装~

暑い夏場とはいえ、Tシャツに短パンでの釣行はダメ。半夜釣りでは、長袖シャツに長ズボンが基本となります。(いずれも涼しいコットン生地がよいでしょう)夜は突然冷え込んで来る場合もあるため、ウインドブレーカー等も持参した方がよさそうです。足元もサンダルはダメ。裏底のしっかりした滑りにくいものを履いていくこと。

それから、肌の露出した部分には「虫よけスプレー」を散布しておくことも忘れずに。

また、「ズボンはジーンズではだめなの?」といった質問をされる方もおられます。これについては海中へ転落した場合、吸水したジーンズ素材によって足が硬直し動きがとれなくなることからあまりお勧めできません。

嘘だと思う方は一度ジーンズを履いたまま腰まで浸かり、実験してみて下さい。

次回は、半夜釣りでの仕掛けなどを紹介していく予定です。

第51回対象魚別実戦編ハネを釣ろう5

今回は、釣ったハネの料理法と関西近郊おすすめスポットの紹介です。

【釣ったハネを食べよう】

釣ったハネを手軽にすばやく料理するには、「ホイル焼」が一番。

魚の旨味を逃さずに香りよくいただけるおいしい一品だ。

~準備するもの~

・30~40センチ程度のハネまたはセイゴ1匹

・シメジやマイタケなど、季節にあうキノコ

・カイワレダイコン

・バター少々

・コショウ少々

1.ハネまたはセイゴを3枚におろして、片身(2枚)にコショウと塩を軽くふる。(腹側付近の身には細かい骨がたくさんあるので、毛抜きを使って抜いておく)

2.片身(2枚)を包める大きさにアルミホイルを切って、ホイルの内側全体にバターを塗る。

3.アルミホイルに片身(2枚)をのせ、その上に季節のキノコを添えて4.魚を包んだホイルは熱したフライパンにフタをして蒸し焼きにするか、オーブントースターで調理する。(数分間加熱)

5.焼きあがったら皿にとり、ホイルを開く。(何とも言えない、いい6.最後にカイワレダイコンを添えていただく。魚の身には、お好みでレモン汁をかけてもよい。

【関西のおすすめスポット】

それでは最後に、関西近郊のハネ釣りスポットを紹介しましょう。

エビ撒き釣りで狙うハネは3月~5月がベストシーズン。水温が高くなる夏場はエサ取り(フグ、カワハギ等)の猛攻にあうため、あまりおすすめできません。また、「落ちバネ」と呼ばれる11月~12月のシーズンも見逃せない時期。とはいえ、晩秋から初冬にかけてのハネ狙いでは、この時期に捕食するエサ(秋口にはアジやイワシが数多く回遊)の関係で、ルアー釣り(バイブレーションやミノーを使用)に軍配がありそうです。

北港・マス(大阪府)ポイント図

大阪北港周辺はエビ撒き釣り発祥の地でもあり、関西でも屈指のハネ釣りポイント。「夢洲」という埋立地に存在する通称「マス」はたまや渡船店でのポイント名。夢洲は現在も工事中。砂利などで足場がよくない部分もあるのでご注意を。ここでのハネ狙いは、2月~4月と11月~12月が特におすすめ。竿1本先付近を2~3ヒロのタナでウキを流すとよく、80センチクラスの大型もかなり出ているようだ。マスでは2月~5月にはアブラメやガシラが、6月~8月にはタコ釣りも面白い。10月~12月には良型のタチウオも期待できる。

アクセスは車が便利。

新なにわ筋「南津森」交差点を西へ。千本松大橋を渡りしばらく走ると、左側にたまや渡船店がある。ここで渡船券を発行してもらい渡船場へ。詳しくはこちら。http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/tamaya.gif

利用料渡船代1.800円

駐車場料金無料(渡船場付近の駐車となるが住民への迷惑とならないよう注意)

渡船店(エサ常備・情報提

供)たまや渡船(06-6551-0553)

混雑度比較的空いている

設備渡船店前にコンビニ有り。

釣れる魚
ハネ、スズキ(ほぼ年中)・ガシラ、アブラメ(2月~5月)・チヌ(3月~12月)・タコ(6月~8月)・タチウオ(10月~12月)など

備考渡船時刻については、前日に要確認。渡船時にはライフジャケットを着用のこと。

北港・マスについては、過去の釣りレポート

http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h990508.htmをご覧ください。

堺港・日立(大阪府)ポイント図

堺港の日立は、護岸直下に数多くのテトラポットが敷き詰められたポイント。テトラは小さいが隙間が大きく足場は不安定。ほとんどの人がガードレール際から竿を出している。このポイントは潮の流れが速いため、エビ撒き釣りをする場合には水中ウキを使用し、タナ(ウキ下)は1.5ヒロ前後で調整。少々のテクニックが必要となるが、潮通しが抜群のため魚影はすこぶる濃く、70センチを超す大型スズキも期待できる。これから夏場にかけては、アオイソメを使った電気ウキ釣り(半夜釣り)で、ハネの他、良型のチヌやキビレチヌなども釣れ出す見込み。

秋口にはタチウオやサヨリも回遊するのでファミリーには楽しみな釣り場。大阪市内からも近いのでお手軽ポイントとしてはイチ押しだ。

アクセス
車が便利。大阪市内から臨海線の「石津西町交差点」を右折し、さらに2つ目の信号を右折して道なりに進むと突き当たりの護岸が釣り場。

利用料無料

駐車場料金無料。護岸のガードレール沿いに駐車可

付近のエサ屋(情報提供)
まるは釣り具・堺店(0722-47-0817)
混雑度比較的空いている。

設備付近の臨海線沿いにファミリーレストランやコンビニ等有り。

第49回対象魚別実戦編ハネ(フッコ)を釣ろう3

さて、今回は具体的な釣り方の解説へと入っていきます。自宅で仕掛け類の準備が整えば、タックルと活きエビを持って釣り場へと出かエビ撒き釣りってこんな釣り方

1釣り場へと到着したら、まずはその日の釣り座を決めます。ハネテトラポットや捨て石周り、波止の曲がり角周辺や波止際のスリットまた、沖のかけ上がりなどもポイントとなります。(ポイントの選定には、次回詳しく説明)

2竿を出す前には必ずマキエを効かせるようにします。ポイントの水深が2ヒロ(約3メートル)までの場合は、「マキエシャク(水切り穴の空いたもの)」を使います。エビ撒き釣りでは、マキエシャクを使う方法を「上撒き」と呼んでいます。上撒きでマキエを打つと、活きのよいシラサエビは水面で左右へと散ってしまうため、手でフタをして激しく揺すってから撒くようにします。こうすると、失神したエビはゆっくりと沈下していくため、狙ったタナへ効率的にマキエを届けることができます。また、水深が2ヒロ以上あるポイントでは、「底撒き器」を使うようにします。上撒き及び底撒き器でのマキエはいずれの場合も2、3杯ほど撒いてから竿を出すようにしましょう。

なお、マキエは仕掛けを振り込むポイントの潮上を狙うようにします。(解説図1)

3次に前回の説明にあったとおり竿を伸ばして仕掛けをセットします。そして、活きのいいシラサエビを選んで針に刺します。針の刺し方は「エラ(ホオ)掛け」http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s12r2b.jpgや「ハナ掛け」http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s12r1b.jpgが一般的。この釣りでは、サシエの活きの良し悪しで、釣果が大きく左右されます。できれば一投ごとに差し替えるのが望ましいでしょう。また、サシエに選択するシラサエビのサイズは3.5センチ前後を目安にするとよいでしょう。

4次に仕掛けを振り込みます。振り込むポイントは、マキエを効かせたポイントよりやや潮下。振り込んだら、潮にのせてゆっくりとウキを流していきます。

5エビ撒き釣りやウキ釣りでは、重要なテクニックのひとつとして「誘い」があげられます。単にダラダラとウキを流していくのではなく、時折道糸を張って誘いをかける動作を取り入れることが確実な釣果を生むことになるのです。また、潮の流れがほとんどない場合には、仕掛けを少しずつ引っ張りながらエビを躍らせて誘うようにしていきま6このようにして釣っている最中には、必ず一定のペース(5~6匹程度)でシラサエビを頻繁に撒き続けます。もちろん、撒くポイントは流しているウキの潮上です。一度に大量に撒いたり、マキエが途切れたりすることのないようにご注意ください。

7マキエが効き出してくるとアタリが出始めるようになります。(もちろん、フィールドの条件によりアタリが出ない場合もあります)一般的なハネのアタリは、ウキのトップが「ツンツン」と押さえ込まれた後に「スーッ」とウキが消しこまれていきます。活性が高く条件の良い場合には「スパッ」と一気にウキが消しこまれることもあります。また、これとは反対に水温の低い時期などは食いも渋く、「ツン」とウキのトップが1~2節押さえ込まれる程度のアタリしか出ないことがほとんど。このような場合には、誘いをかける要領で少し糸を張ってやるとウキが消しこまれることもあります。

8アタリがあっても早アワセは禁物。ウキが沈んでから2~3秒後にアワセを入れるようにしましょう。特に寒い時期にはアタリも小さく、食い逃げされやすいのでご注意を。

9ハネのパワーは強烈。初心者の方には、その引きにさぞ驚かされてしまうことでしょう。50センチを超えるものになると右へ左へと猛烈に疾走します。ハネが掛かった場合にはとっさに竿を立てて、ためを効かせ(竿の反発力を利用して魚を弱らせる)ながら手前へと寄せてくるようにします。繊細な仕掛けを使ったエビ撒き釣りでのやりとりは少々のテクニックが必要。これについては、慣れと経験を積むことによって次第に上達するようになりますのでご安心を。また、波止際がスリットになったところやテトラなどがあるポイントでは、それらの障害物に潜りこまれないように注意すること。なお、針掛かりしたハネはエラ洗い(水面でのジャンプ)をすることがありますので、その際には道糸を緩めてはいけません。

10掛かったハネを取り込むために玉網(タモ)は必携。また、海面まで高い釣り場もあるため、5メートル前後のものを持参するようにしましょう。タモ入れ(魚が掛かった場合の取り込み)は、掛かった魚を足元まで寄せ、必ず魚の頭から取り込むようにします。

なお、エビ撒き釣りでは魚の活性が高くなる「朝まずめ」または「夕まずめ」の時間帯を狙うようにします。しかし、僕の経験や実績を考えるとやはり「朝まずめ」がお勧めといえるでしょう。

次回は、エビ撒き釣りにおけるポイントの解説などを行う予定です。

ご期待ください。

第48回 対象魚別実戦編ハネ(フッコ)を釣ろう 2

今回はハネ釣りにおける仕掛けの説明へと入っていきます。

仕掛けの準備

まずは自宅で仕掛けをセット。

1.竿にリールをセットし、ガイドに道糸を通します。

スピニングリールを竿のリールシートに固定します。リールのベイル部分をおこし、手前のガイドより順に道糸をくぐらせていきます。

2.ウキ止め糸を道糸にセットします。

ウキ止め糸には、設定したタナでウキを止めるという重要な役割があります。

ヤマシタから発売されている「ウキ止めストッパー」はパッケージの裏面に装着法が記載されています。その説明に従って取り付けるようにして下さい。なお、装着する際にはウキ止め糸の両端を強く、強く引っ張ること。ウキ止めとなるコブ(結び目)ができた場合でも、道糸上を移動させた時にスカスカでは駄目ということです。しっかりと締め込まないと設定したタナ(ウキ下)がずれてくるのでご注意を。

3.シモリ玉(シモリウキ)を道糸にセットします。

シモリ玉には遊動ウキ仕掛けをセットする上での重要な役割があります。

遊動ウキ仕掛けは、ウキ止め糸の次にシモリ玉を通し、その次にスナップサルカン通します。しかし、ウキ止め糸の次にいきなりスナップサルカンを通すとスナップサルカンの穴が小さなウキ止め糸のコブを通過してしまい、設定したタナでウキがストップしません。

つまり、シモリ玉はスナップサルカンのストッパー的な役割をするということになります。

また、シモリ玉を使う代わりにスナップサルカンの穴をペンチで狭めてウキ止め糸部分で止めるという方法もあります。

4.スナップサルカンをセットします。

シモリ玉の次にはスナップサルカンを通します。スナップサルカンは10号前後のものを使用するとよいでしょう。(スナップ部分には棒ウキを取り付けることになります。)

また、ウキの足部分がとがっている固定ウキでも、スナップサルカンとゴムカンを併用すれば簡単に遊動式へとチェンジすることも可能。

ウキ止め糸・シモリ玉・スナップサルカンのコンビネーションが遊動ウキ仕掛けを作る柱となるのです。

5.ゴムカンとヨウジ(からまん棒)を道糸にセットします。

スナップサルカンの次には2個のゴムカンを通し、双方からヨウジを挟み

ます。

根ガカリでオモリからハリス部分の仕掛けが切れてしまった場合でも、からまん棒が棒ウキのストッパー的な役割をしてくれるため、棒ウキを損失する確率は低くなります。

6.クッションゴム付きオモリをセットします。

道糸に0.5~1号のクッションゴム付きオモリを結びます。結び方はクリンチノットで。

http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section5.htm

7.ハリス部分の仕掛けを作っておきます。

今回は活きエビ専用の9号に1.5号のハリスを結んでみましょう。結び方は外掛け結びで。

http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section7.htm

ハリスの長さは矢引き(約1メートル)にしておきます。

なお、このハリス部分の仕掛けについては、3~5セットほど作って仕掛け巻きに巻いて持参するようにします。

また、釣り場で食いが悪ければハリスの号数を落とし、さらに長くするようにして下さい。(エビの動きをよく見せるため)

ハリス部分の仕掛け図

8.仕掛けの準備が整えば、いざポイントへ。

それではこの機会にすばやく釣り場で竿を出せる方法をお教えいたしましょう。

先ほどの1~6におけるプロセスでセットした仕掛けは、からまん棒をクッションゴム付きオモリのすぐ上までずらした状態でリールを巻き上げ、ガイドカバーを穂先にセットします。このスタイルで釣り場へと持参し、あとはハリスと棒ウキをセットすればすぐに釣りを始めることができるというわけです。

先ほど解説した仕掛けの準備を釣り場で行うとすると相当な時間を費やしてしまうことになり、せっかくの好時合いを逃すことにもなりかねません。釣り場では極力無駄な時間を省き、効率よく竿を出すように心がけたいものです。

ちなみに、僕がエビまき釣りに行く場合は、ロッドベルトでまとめたタモと竿を右肩に、そして左手にはエビ活かしクーラーを、背中には小物類などを入れたナップサックを引っ提げて釣行しています。

ここまでの準備はオーケーですか。仕掛けの準備が整えば持参する道具を確認して、釣り場へとレッツゴー!

釣り場での竿出し準備。

1.竿を伸ばしていきます。

釣り場へと到着したら、まず穂先カバーを外してリールのベイル部分を

おこします。そして、道糸を送り出しながら竿をのばしていきます。

ガイドは必ず一直線上に並ぶように。

2.棒ウキをセットします。

スナップサルカンのスナップ部分にウキの足(環)を引っ掛け、オモリに適合した棒ウキを取り付けます。なお、棒ウキは折れやすいので、写真のようなウキケースに入れて持参するとよいでしょう。

また、ウキケースについては竿の購入時についてくるプラスチック製ケースをカッターで切って自作するという方法もあります。

3.ハリス部分の仕掛けをセットします。

クッションゴム付きオモリに準備しておいたハリスを結びます。結び方はクリンチノットで。

4.ウキ止め糸を移動させます。

タナ(ウキ下)を設定するため、ウキ止め糸を移動させます。

エビまき釣りのタナは1.5~3ヒロ程度に設定することが多いようですが、ポイントに詳しい釣りエサ店や周囲の釣り人の情報を参考にするとよいでしょう。

5.からまん棒を移動させます。

棒ウキとハリスとの絡みを防ぐため、ハリスを結んだ部分からウキの長さ分あけた位置にからまん棒を移動させます。

仕掛けの準備はこれで完了。

仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。

さあ、これからシラサエビを撒いていよいよ釣り開始。といきたいところですが、今回はここまで。

次回は、具体的な釣り方などを解説していく予定です。ご期待ください。

第47回 対象魚別実戦編 ハネ(フッコ)を釣ろう 1

さて、対象魚別実戦編の第3弾。

いよいよ今回は波止から釣れる大物にチャレンジしてみましょう。

ターゲットの紹介

今回の標的となる獲物は、都心の港湾周辺でも比較的容易に釣れる魚「ハネ」です。

関東では「フッコ」とも呼ばれています。

橋桁・ハネ6

ハネは「シーバス」という呼び名で、ここ近年ルアーマンからも大人気。その手ごたえはダイナミックな釣り味をかもし出してくれます。

成長するにしたがい呼び名が変わる「出世魚」。40センチまでのものを「セイゴ」、40~60センチまでを「ハネ(関東ではフッコ)」、それ以上のものを「スズキ」と呼んでいます。

また、「フイッシュイーター(魚食魚)」としてもよく知られており、その食性はきわめてどう猛。アジ、イワシ、コノシロ、ハゼなど内湾にすむ小魚を中心に、エビなどの甲殻類やゴカイなどの環虫類も捕食しています。初夏の頃には小アユを追って川を遡上(そじょう)してくるほど釣期は主に3月~5月(水温が上昇する春先)と11月~12月(水温が急激に低下する晩秋)がベストシーズン。特に晩秋は「落ちバネ」と呼ばれる大型を仕留める絶好のチャンスです。

ハネ2

ハネはエラの部分がカミソリのように鋭いため釣れてもうっかりと触らないように注意。また、背ビレや尻ビレもとがっているので気をつけること。その味はくせもなく上品な白身が特徴で、旬の夏場には洗いがお勧めです。寒い時期にはそぎ身をしゃぶしゃぶで食すればこれまた最高。それ以外にはホイル焼、塩焼き、フライなども美味ですよ。

堤防からハネを狙うには、ルアー釣りや電気ウキ釣りなどがあげられますが、関西ではシラサエビを撒きながら釣る「エビまき釣り」が最も盛んで人気の高い釣法です。

関西圏以外ではあまり馴染みのない釣り方ですが、今回はこのエビまき釣りを皆さんに紹介してみたいと思います。

まだ、大物を釣ったことがないと言われるビギナーの皆さん、是非、海のファイター「ハネ」をヒットさせ、その腕をしびれさせてください。

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エビまき釣りとは?

早朝の時合いを中心にパラパラと活きたエビ(関西ではシラサエビと呼ぶ)を撒きながら魚を寄せて釣る方法。エビを撒く動作を除けば、単なるウキ釣りとほとんど変わりはありません。エビまき釣りは、言わずと知れた「浪速の伝統釣法」。どっしりと腰を据えて釣り人自らがポイントを作る釣り方で、転々と探り歩く「落とし込み釣り」や「探り釣り」とは全く対称的と言えます。一旦釣り座を決めたら竿をたたむまではひとつのポイントで粘ることが肝心。マキエが効きはじめ、魚が寄ってくるまではガマンの釣りということになります。

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この釣りでは、チヌ、メバル、ウミタナゴ、ガシラ、アブラメなど、さまざまな外道が釣れてくることも楽しみのひとつです。

 

持参するタックル(道具)の確認

4.5~5.4メートルの磯竿
竿の長さについては、4.5メートルを基準として選ぶとよいでしょう。また、海面まで高さがあるポイントやテトラポット周りから竿を出す場合には長めの5.4メートルが使いやすいと思います。ハネの引きは強烈ですが、竿の太さはいずれも2号程度のもので対応できます。初心者の方には5000円程度のもので充分です。ちなみに竿の号数については数字が増えていくほど太くなっていき、大物にも耐えられるようになっています。また、インターラインロッドは穂先への糸絡みが少ないのでお勧めと言えますが少し高価なのが難点です。

小型スピニングリール
3~4号糸が100メートル前後巻けるもの。5000円程度のもので充分です。

 

~仕掛け・小物類~

小さなアタリも逃さず拾ってくれる感度の良いものを使用すること。その点では、クジャクの羽根を素材にした「羽根ウキ」がベストと言えます。また、暗い時間帯から竿を出す場合もありますので、ウキのトップにケミホタルがセットできるものや羽根ウキタイプの電気ウキなどを準備しておく必要があります。

 

スナップサルカン
遊動ウキ仕掛けを作るための連結金具。棒ウキの足(管)部分に取り付けます。

 


エサのシラサエビが弱らないよう、軸の細いものを使用します。活きエビ専用の7~9号、アブミ針の8~10号など。1.5~2号と細めのハリスを数種類持参します。ハリスは細いほどエビの動きが良くなります。

 

クッションゴム付きオモリ
オモリについては、0.5~1号を使用。オモリにクッションゴムが付いていれば、ハリス切れによるバラシの確率も低くなります。

 

ヨウジ及びゴムカン
ハリスのサルカン部分からウキの長さ分あけた位置にヨウジとゴムカンを固定すれば、棒ウキとハリスは絡みにくくなります。「からまん棒」という名前で売られているものは、ゴムカンとプラスチックのヨウジがセットになっているので便利。

 

ウキ止め糸
遊動ウキを指定したタナで止めるために使います。ゴムなどを素材にしたものもありますが、摩擦力の強いものがお勧め。道糸の磨耗などにより摩擦力が弱ってくるとタナがズレてきますのでご注意を。釣行ごとに取り替えるのが万全。

 

シモリ玉・シモリウキ

遊動ウキをウキ止め糸部分に停止させるために使います。穴の小さい小々~小サイズがよいでしょう。

マキエシャク
エビまき釣りには欠かせない小道具。勺部分は水きり穴があいているものを購入すること。ポイントが遠い場合でも、柄の弾力を効かせるとマキエは遠くまで飛ばせます。マキエシャクを使う場合は主に水深が2ヒロまでのポイント。それ以上の水深がある場合は、「底撒き器」を使ってマキエを効かせるようにします。

 

玉アミ

海面まで高さのある堤防などから竿を出す場合を考え、5メートル前後のものを持参。60センチオーバーのスズキクラスが釣れることも珍しくありませんので、ハネ釣りにタモは必携です。

 

エビ活かしクーラー
夏場はエビが弱らないように少量の氷を入れ、水温の上昇を防ぎます。また、エアーポンプの電池は釣行前に必ず確認しておくこと。予備の電池も忘れずに。

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シラサエビ
エビまき釣りではマキエサ及びサシエサともシラサエビを使います。3時間程度の釣りであれば3000円(約6杯)ほど、4~5時間程度の釣りであれば5000円(約10杯)程度のシラサエビが必要となります。お手軽が売りの波止釣りですが、エサ代が高くつくのがエビまき釣りの欠点と言えます。ちなみに大阪のエサ屋で販売されている1杯あたりの単価は約500円。(酒枡または小カップ1杯程度の量。数にすると130匹ほど。1匹あたりの単価は約4円。)関東方面では、「モエビ」という名称で販売されています。(関東では、1000円で35~40匹しか入っていないと聞いています。1匹あたりの単価はなんと25~29円で関西の約7倍?)

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・クーラー
・ストリンガー
・タオル
・ハサミ
・プライヤー
・ファーストエイドキット(バンドエイド・消毒液等)なども必要です。

また、暗い時間帯から釣る場合はヘッドライトや懐中電灯なども持参するようにしましょう。

次回は、仕掛けの準備などを紹介していく予定です。

第46回対象魚別実戦編ガシラを釣ろう6

今回は、ガシラ釣りにおけるポイントのお話しです。

【狙うポイント】

ガシラは典型的な根魚。岩陰や岩穴などに身を潜めてエサが近づいてくるのを待っています。「火のないところに煙はたたず」ではありませんが、「根のないところにガシラはいません」エサを求めて動き回るといったことがあまりないので、鼻面までエサを運んで誘いをかけるといったことがポイントとなってきます。

波止でガシラを釣る場合には、以下のポイントを集中的に狙って探り1波止の捨て石やテトラポット周り

捨て石やテトラ周りには、たくさんのガシラが居着いています。

捨て石は、波止際(足元)から数メートル沖までの海底に敷き詰められていることが多いようです。捨て石周りは主に探り釣り(1本針仕掛け)やワーミングで狙うようにします。

テトラとテトラの隙間やテトラとケーソンの隙間は、主に穴釣りで狙うようにします。穴釣りでは、テトラの隙間にマキエをうってガシラをおびき出すといった作戦も効果的です。

2波止の切れ目部分

波止の切れ目部分は海底付近で大きくえぐれ、ガシラなどの巣穴となっているようです。探り釣り(胴突き仕掛け)やワーミングで狙うように3沖合いのシモリ

沖合いに沈んでいるシモリ(岩礁帯)付近は絶好の大型ポイント。相当な根ガカリが予測されることから探り釣り(1本針仕掛け)で狙うと効4比較的水深の浅いゴロタ石の浜

浅場のゴロタ石付近にもガシラはたくさん居着いています。最近では、ワーミングの好ポイントとなっているようですが、探り釣り(1本針仕掛け)で狙ってみるのもよいでしょう。浅場とはいえ、以外な大型に出会う可能性もあります。ゴロタ石の浜は滑りやすいので足元に気をつけ【ワンポイントアドバイス】

~仕掛けは引きずらない~

探り釣りに根ガカリは付き物。沖に投げ込んで探る場合、その確率はさらに高まると言えます。根ガカリを避けるには仕掛けを引きずらないで、竿をしゃくるようにして探ることがコツ。また、軸が伸びて外れやすいメバル針などを使うのも根ガカリ対策のひとつです。

~ハリスの点検はこまめに~

探り釣りに限らず、波止際、捨て石、テトラ周りを狙うガシラ釣りではハリスが常に障害物にこすれた状態(根ズレといいます)にあります。

ハリスは少しでも傷ついていれば、即交換が鉄則。この確認を怠ると、大型が掛かった場合に泣きを見ることになります。

強度面を重視するならば、ハリスは少々太めの2号をお勧めします。

~狭く、水深のある穴が絶好~

水深があり狭く閉ざされた穴は絶好のポイント。さらに上げ潮時は最大の狙い目となります。また、気配のある良い穴や1匹でも釣れた穴では、マキエをうって粘ることが肝心です。

~エサもちがいい身エサも使用~

スーパーで売っている安価なサバやサンマの切り身はエサもちがよく、ひとつのエサで数匹のガシラを釣ることも可能。冷凍保存も効くので、エサ代に困っている時にはお勧めです。

~ジグヘッドには直結で~

ラインをジグヘッドに連結する際、交換しやすいからといってスナップサルカンを用いると極端に食いが悪くなります。ジグヘッドにはライン直結

~春先は浅場が狙い目~

春先の水温上昇時には、水深の浅いゴロタ浜などでもよくヒットします。ゴロタ浜では干潮時を中心に狙うようにしましょう。

【関西のおすすめスポット】

それでは最後に、関西近郊のガシラ釣りスポットを紹介しましょう。

ガシラは冬から春先にかけて絶好のシーズン。これからの時期は気候もよくなるので行楽がてらにファミリーで楽しまれてはいかがでしょう。できるだけ足場の良いポイントを紹介しておりますが、お子様連れの場合などは特に安全対策を万全に。

淡輪漁港(大阪府)ポイント図

淡輪漁港の波止は、全体的に水深はないが魚影の濃いポイント。赤・白灯波止とも、外向きにはびっしりとテトラポットが積み上げられているので穴釣りにも最適。両波止の沖合いには、いたるところにシモリが点在しているので、探り釣りで狙えば大型が期待できる。波止の根元付近は常夜灯が設置されていることからハネ、メバルにも好ポイント。また、番川尻は大型アイナメの実績が高い。昨年の秋口には、小型ながらアオリイカも好調(赤・白灯両波止の先端及びカーブ付近)。意外な穴場の発見に今後も楽しみなポイント。

電車の場合、南海本線・淡輪駅下車。

海沿いを南へ進むと徒歩約15分で漁港へ到着。

車の場合は、阪和道「泉南」出口を降り、国道26号線を南下。淡輪ヨットハーバーの交差点を右折し、淡輪駅方向へ。祗園橋手前の道を右折すると、漁港へ到着。

利用料無料

駐車場料金1日1000円。(漁港内に有り)

付近のエサ屋(情報提山下釣具店

供)0724-94-0234

混雑度比較的空いている。

設備漁港付近に自販機、食堂有り。

アジ、サバ(7月~12月)・カレイ、アブラメ(11月~5月)・キス、ベラ、ガッチョ(6月~9月)・ガシラ、メバル(12月~4月)・グレ(6月~7月と11月~1月)・タチウオ(10月~12月)・チヌ(4月~12月)・アオリイカ(9月~11月)など漁港付近の道路は大変狭く、駐車は厳禁。民家が多数隣接しているため早朝は静かに行動すること。

淡輪漁港については、過去の釣りレポートをご覧ください。

泉佐野一文字(大阪府)ポイント図

泉佐野一文字は全長が約650mと短く、中央付近は「く」の字に曲がった形状。投げ釣りの実績ポイントとしても定評のある有名な釣り沖向きは一段高くなっており(大人の胸の高さほど)、頭上には電線があるため、長竿を使う場合や投げ釣りをする場合には注意が必要。

水深は内、外向きとも約2.5ヒロで、4~5m沖からはかけ上がりとなっている。内、外向きとも足元にはたくさんの捨て石が入っているため、根魚はとても濃い。ここでのお勧めは胴突きスタイルでの探り釣り。波止際を丹念に探れば数釣りが期待できる。特に赤灯付近及びカーブ付近では大型の実績が高いため釣り人は集中する。

この釣り場へのアクセスは、車が便利。

阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口を降り、最初の信号を右折すれば港に出る。電車の場合は、南海本線「井原駅」下車。海へ向かって徒歩約10分で港へ到着。

一文字へは「菊川渡船」(0724-62-8945)を利用。朝の一番船の時刻は事前に電話確認をしておくこと。

利用料渡船代1500円

駐車場料金無料

付近のエサ屋(情報提混雑度9月~11月は混雑が予想される。

設備食品コンビナート付近にトイレ、食まるは釣具・泉佐野店(0724-64-0841)菊川渡船(0724-62-8945)堂、自販機有り。

ガシラ、メバル、ハネ(12月~5月)

チヌ(4月~12月)・アコウ(6月~8月)・タコ(6月~8月)・アジ(7月~12月)・タチウオ(10月~12月)・カレイ、アブラメ(11月~5月)・キス、ベラ(6月~9月)など頭上には電線が有るため、キャスティング時には注意が必要。渡船乗船時には救命具着用のこと。

泉佐野一文字については、過去の釣りレポートをご覧ください。

第45回対象魚別実戦編ガシラを釣ろう5

今回は、ルアーを使ったガシラの釣り方を紹介していきましょう。

【ワーミングとは?】

最近の釣りで最も対象者が多く、爆発的な人気ジャンルといえば、なんといっても「ルアーフイッシング」です。近頃はその中でも、海でのルアー釣り=ソルトウォーターフイッシングが若者を中心に大流行となっています。このソルトウォーター人口の増加に伴い、各釣具メーカーでは「ソルトウォーター専用」といったタックルも多数開発、販売されるようになってきました。

僕が釣りを始めた頃(20数年前)には、堤防でルアーをキャストしている釣り人などは、ほとんど見かけられませんでした。ところが今ではルアー竿をかついだ若者たちが堤防のいたるところに存在しています。まさに、「時代変われば、釣り方変わる」といったところでしょうか。

さて、今回ご紹介する「ワーミング」とは、「ワーム」と呼ばれるソフトルアー(ゴムやプラスチックを素材として作られているルアー)を使っての釣り方です。

ガシラは目の前に来た動きのある獲物に対しては一気に襲いかかるという貪欲な魚。ワーミングは、まさにその習性をうまく利用した釣り方ワームを使った釣り方にもさまざまな種類がありますが、ここでは「ジグヘッド」と呼ばれる仕掛けを用いた釣り方を紹介していきましちなみに、ルアーフイッシングでは「ストラクチャー」や「ボトム」など、やたらと横文字の用語が登場してきます。参考までに基礎用語集を添付しておきますのでご覧ください。

【持参するタックル(道具)の確認】

<6~8フィート(1.8~2.4メートル)のスピニングロッド>

ワームを使った釣りでは、ライトアクション(軟調)~ミディアム(中硬調)のバス用ルアーロッドを使います。グリップ(握り部分)は、スピニングタイプ、ロッドの長さは6~8フィート(約1.8~2.4メートル)のもの<小型スピニングリール>8~10ポンド(約2~2.5号)の道糸が50メートル程度巻けるもの。

ジグヘッドとは、シンカーとフックが一体となったもの。ワームをセットしたものは、「ジグヘッドリグ」と呼ばれています。

ガシラ釣りでは、しっかりと底のとれる1/16~1/8オンス(約1.8~3.5グラのジグヘッドを使用します。

魚へのアピール度が高い「アイヘッド」を使うとより効果的。

ワームには、色や形など、さまざまなタイプが存在します。

ガシラ釣りでは、各タイプとも長さが1~2インチ(約3~6センチ)のもので、カラーはホワイト、レッド系を中心に使い分けるようにします。

<シャープナー>

日本語では「砥石」のこと。ルアーフイッシングではバイトがあれば鋭くアワセ、魚の口もとに針掛かりさせないといけません。

そのためにも、針先は常に鋭敏に研いでおく必要があります。

1針の外側を針先に向かって掃くように砥石をあてる。

2爪にかるく針先をあててスライドし、引っ掛かるようであればOK。

ワームやシンカーなどを入れる小物ケース・タオル・クーラー・タモ・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキットなども持参するようにしまし

【ワームのタイプについて】

ガシラ釣りでは、主に、1グラブ、2チューブ、3シャドテールと呼ばれるタイプのワームを使用します。それでは、この3種類の特徴を簡単に紹介していきましょう。

このワームはテール(尾)が大きくカールしたもの。海中では薄くのびたテール部分が弱った小魚の様子をうまく演出してくれ、ガシラへのアピール度も抜群です。

波止際やテトラ際などで絶大な効果を発揮するスカート型ワーム。ユラユラと落下していく途中でヒットする事が多いため、軽めのジグヘッドを使うことがポイントとなります。

3シャドテール

尾ビレが付いているこのワームは、ブルブルとした強いバイブレーション(振動)が最大の特徴。1~3インチのサイズは、小エビや小魚の泳ぎをリアルに引き出してくれることから、ガシラも思わず飛びついてしまう

【仕掛けの準備】

1.ロッドを継ぎ、スピニングリールをセットします。

2.スピニングリールのベイルをおこし、ガイドにラインを通していきま

3.ジグヘッドにラインを結びます。

(クリンチノットhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section5.htm)

4.ジグヘッドのフックにワームをセットします。

ワームのセッティング

1.ワームの頭の中心にフックを刺す。

2.針軸に添って通していく。

3.ワームが針軸にまっすぐ通ったところで針先を出して出来上がり。ワッドはしっかりとシンカー部分に押し付けること。

仕掛けの準備はたったこれだけ。仕掛け図のとおりとなっているかご確認ください。なお、振り出しタイプのロッドではこれらを前もってセットしておいて車に搭載すれば釣り場でも即座に竿を出すことができます。

ワームでの釣り方は、波止際や波止の切れ目及びテトラや捨て石などの障害物付近を丹念に、探り歩いていくようにします。

1.障害物付近にワームを落とし込んでいく。

振り子の要領でロッドを操作し、ワームを狙ったポイントへと振り込みます。(アンダーハンドキャスト)

2.海底でワームを躍らせる。

ジグヘッドが海底に着いたのを確認し、ワームが海底付近を跳ねるようなイメージでアクションをつける。(穂先を30センチほど「チョンチョン」このアクションを繰り返すのですが、ワームは決して底を切らないこと。すなわち、中層に浮かさないことがガシラ釣りのポイントです。

3.アタリがあれば速アワセ。

ワームを投入したポイントにガシラがいればすぐにバイトしてくるはず。

ゴツンとした手応えが伝われば、すぐさまロッドをあおってしっかりとフッキングさせましょう。

水深の浅い場所ではサイトフイッシング(見釣り)により、ガシラがワームに飛びつく様子を見ることもできます。

4.積極果敢にあらゆるポイントを攻める。

ひとつのポイントで2、3分程度ワームを躍らせてもバイトしてこないようであれば、すぐにポイントを移動しましょう。

探り釣り、穴釣り、ワーム釣りと、これらの釣り方は全てが「足で稼ぐ釣り」。積極果敢にポイントを攻めていくことが釣果アップの秘訣次回はガシラ釣りのポイントなどを紹介していく予定です。

第44回対象魚別実戦編ガシラを釣ろう4

今回は、穴釣りの具体的な釣り方を紹介していきましょう。

穴釣りでの釣り方について

短竿と小型両軸受けリールを使ったこの釣り方で使用する仕掛けは、いたってシンプル。このシンプルな仕掛けで手返しよく数を釣ることが穴釣りの醍醐味なのです。

それでは、具体的な釣り方を見ていきましょう。

1.よい穴を見立てる

穴釣りでは、テトラとテトラの隙間を狙っての釣り方。狭くて根ガカリしそうな穴や少しでも水深のある穴を見つけることが釣果のカギを握また、垂直に切りたったケーソン波止とテトラとの隙間などは比較的水深もあり、よいポイントとなっているようです。

2.穴に仕掛けを落とし込む

ここぞという穴を発見したらエサをつけ、リールをフリーにして仕掛けを穴の中へスルスルと落とし込んでいきます。何度も言うようですが、小型両軸受けリールの操作はくれぐれも慎重に。

操作法はこちらhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section42-2.htmそしてオモリが海底に着いたのを確認し、道糸を張ってアタリを待ちまガシラがいればすぐに食いついてくるので、大きな誘いは不要。

根ガカリの原因となるので仕掛けを上下させるといった動作もあまりお勧めできません。

3.すばやい巻き上げと取り込みが肝心

ガシラが掛かると手元に「コンコン」や「ゴツゴツ」といったアタリが伝わってきます。

アタリがあればすばやく竿を立て、根に潜られないよう一気にリールを巻いて魚を取り込みます。

また、非常に活性の高い場合は、フォーリング中(エサを落とし込んでいく最中)に捕食するため、アタリが手元に伝わらない場合もあります。ガシラは細ハリスでないと食い渋るメバルとは違い、太いハリスでも食いにはあまり影響がありません。

大型が想定されるポイントでは、太ハリス(2号前後)を使って強引に取り込んだ方がよいでしょう。

4.釣れた穴では粘るが勝ち

ガシラが1匹でも釣れたらしめたもの。その穴には数匹のガシラが潜んでいます。このような穴ではシラサエビやオキアミなどのマキエをうって、しばらくは腰を据えて粘るようにしましょう。

なお、水深がある(2ヒロ以上)マキエ時には「底撒き器」の使用をお私事ですが、以前には底撒き器でマキエをした途端に連チャンで掛かったこともありました。

5.魚信の切れ目がポイントの切れ目

穴釣りでは迅速なポイントの見分け方が肝心。

アタリの気配がない穴はさっさと見切りをつけ、他の穴へと移動するここれは数を釣る上でも、大きな決め手となります。

また、穴釣りはテトラ上を転々と探り歩く釣りなので、足元には充分気をつけてください。

6.軽装備での釣りを心がける

ポイント移動が頻繁におこる穴釣りでは、道具類をできるだけコンパクトにまとめること。移動時に持参するものとして、竿にリールは当たり前のことですが、それ以外にはウエストバッグとエビ活かしバケツの3点セットでオーケー。それ以外のものは車の中や堤防上においておくようにしましょう。(もちろん貴重品だけは身につけて)

ウエストバッグにはハリやオモリなどの仕掛け類を入れて身につけておきます。また、ベストのポケットに仕掛け類が収納できればウエストバッグも必要ないのでさらに実用的と言えます。

エビ活かしバケツについてはできるだけ小型のものがよいでしょう。

テトラの上はほとんどの場合が平らではありませんので「エビ活かしクーラー」などをもっていくと置く場所にも大変困ります。

また、小物類をテトラの隙間に落とさないよう、くれぐれも気をつけて穴釣りは下を向いて釣ることが多いので、野村監督のような高価なメガネをかけているお父さん方なんかは特に要注意と言えます。

ちなみに僕の友人は先日、買いたての「iモードカラー」をテトラの穴に落としとしまい「もう二度とお前とは釣りに行けへん」と泣きわめいていました。

<穴釣りの危険知識について>

穴釣りでは、気象の変化と足場の確認に充分気をつけて行動して下さ海が荒れている日の穴釣りは大変危険。テトラポットは波止の外側すなわち直接波を受ける部分に入っているケースがほとんど。風波が強いと波しぶきをモロにかぶることとなり、ひどい場合には波にさらわれるといった事故にもなりかねません。

また、テトラでは突然の気象変化にすばやく逃げようにも、足場が悪いため迅速な対応がとれず、あわててしまい隙間へ転落といった危険性もそれから足場についてはポイントを転々と移動していくうち、ついつい釣りに夢中となり、気付かないうちに不安定なテトラ部分に乗り込んでいるといったことも考えられます。

また、波などで濡れたテトラポットも滑りやすくて危険。波打ち際のテトラへは近づかないようにしましょう。

穴釣りはしっかりとした足場を確保してから仕掛けを落としていくことがまた、穴釣りだけにかかわらず、気象変化の激しいこの時期の釣り。特に初心者の方については自然気象の恐ろしさというものを充分認識しておいて下さい。

(気象変化の前兆についてはhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section21.htmをご覧下さい。)

「怪しいな」と感じたら、すぐに竿をたたむことが身を守る秘訣で次回はルアーを使ったガシラの釣り方を紹介していく予定です。

第43回対象魚別実戦編ガシラを釣ろう3

ガシラ釣法第2弾。

今回は、関西でお馴染みとなっている「穴釣り」を紹介していきまし

【次は穴釣りで狙おう】

釣り物の少ない冬場、関西では「ガシラ」を穴釣りで狙う人はたくさ穴釣りは、1.5~1.8メートルほどの短竿と小型両軸受けリールを使い、積み重なったテトラの隙間や穴をひとつひとつ探り歩いていく釣穴の見立て方ひとつでも釣果を左右するほど奥が深いため、その魅力にとりつかれた釣り人たちは厳寒期の真っ只中でも短竿をかついでフィールドへと繰り出して行くのです。

また、穴釣りはテトラポットでの釣りとなるため危険がいっぱい。

以下の事項は必ず守るようにして下さい。

1.救命胴衣を着用する。

2.足元はフイッシングブーツや登山靴など、滑りにくいものを履く。

3.海が荒れている日は竿を出さない。(波をかぶります)

4.夜釣りはしない。

【持参するタックル(道具)の確認】

<1.5~1.8メートルのイカダ竿またはテトラポット専用竿>

穴釣りでは1.5~1.8メートルのイカダ竿を使用します。しかし、この竿は結構高価なものが多いので、最近店頭でよく見かける「テトラポット専用竿」を購入すると安く上がります。

前回紹介した「波止際を狙う探り釣り」の場合でも「テトラポット専用竿」を利用することが可能。

穴釣りも穂先でアタリをとる釣り方なので、穂先が柔らかく掛かりのよい「先調子」のものがお勧めです。

<小型両軸受けリール>

穴釣りでは2~3号糸を50メートルほど巻ける「小型両軸受けリール」を使います。しかし、その操作が難しいと感じる方は3号糸を60メートルほど巻ける「小型スピニングリール」を使うとよいでしょう。

テトラの隙間を釣る穴釣りの仕掛けはいたってシンプル。根カガリとは常に隣あわせのため、針数も1本としておきましょう。

仕掛けはアブミ針の8~9号に1.5~2号ハリスを20センチ結んだものを作ります。(基本的には沖を狙う探り釣りの仕掛けとほぼ同じ。)

仕掛けの作り方は針と糸の結び方、穴釣り仕掛けをご参照下さい。

仕掛けは事前に家で作っておき、出来上がったものは仕掛け巻にセットして釣り場へ持参します。(根カガリが多いため5~6セットほど準備)

アブミ針8~9号、メバル針7~9号など。

フロロカーボンハリスの1.5~2号を使用。

道糸と仕掛けを連結させるために、16号前後の小型サルカンを使います。

オモリ、ゴムカン

穴釣りではテトラの隙間を底までころがっていくように中通しタイプの丸玉型を使用。ポイントにより、1~5号を使い分けるようにします。

なお、激しい根ガカリなどの事態を考え、小物類の予備を持参する必要があります。(現場で仕掛けを作らねばならない場合もあります。)

穴釣りではシラサエビの他にオキアミや魚(アジ・サバ・サンマ)の切り身、虫エサ(青イソメ)なども使います。ここぞという穴が見つかればマキエ(オキアミやシラサエビなど)を打ってから仕掛けを落としていきその他にも、探り釣り同様、エビ活かしバケツ・タオル・クーラー・タモ(ヘラブナ釣り用の短いものが便利)・サルカンやオモリなどを入れる小物ケース・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット、ルミコ(集魚発光体)なども持参するようにしましょう。

また、くどいようですが防寒対策(服装)もお忘れなく。

【仕掛けの準備】

釣り場では、以下の手順に従って仕掛けを準備していきます。

1.竿とリールをセット

短竿に小型両軸受けリールをセットし、ガイドに道糸を通していきま2.仕掛けをセット

道糸に丸玉オモリとゴムカンを通し、持参した仕掛けのサルカンへと結これで仕掛けの準備は完了。

仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。穴釣り仕掛け図次回は「穴釣り」での釣り方を解説していく予定です。

第42回 追加資料 小型両軸受けリールの使用法

~小型両軸受けリールの操作法~

<シマノチタノスチヌスペシャル500をもとに解説>

リールのスプール部分にしっかりと親指をあてる。

クリックツマミをOFFにする。(ONにすると「カリカリ」というク

リック音が出る)

クラッチレバーを押す。(この時点でスプールはフリーになる)

スプール部分にあてている親指を浮かせば道糸が出て行くが、オモリが重いほど加速がつく。そのため、親指でスプールにブレーキをかけながら(サミングするという)少しずつ道糸を送り出していくようにする。(オモリの重さにあわせて「スプールドラグツマミ」により、落ちていくスピードを調節することもできます。また、メーカーのタイプにより、クラッチレバーやクリックツマミなどの位置は異なります。)

オモリが海底に着いたのを確認後、ハンドルを回せばクラッチレバーは浮き上がる。

道糸を張ってアタリを待つ。

このタイプのリールがトラブルを起こす一例としては、道糸を一気に落としてしまい、オモリが海底についているにもかかわらず、まだスプールにブレーキをかけていないといったパターンです。道糸がたるんでいる状態で落下時と同じスピードでスプールが回っていると、スプールに巻いている糸が膨れはじめ、やがてモジャモジャに絡んでしまうということになります。この現象が俗に言われている「バックラッシュ(スプール部分での糸絡み)」というものです。

こうなると気合いを入れてがんばるはずだった釣りは、もうお手上げ。

貴重な時合いも逃してしまうことになるでしょう。

こうならないために、慣れないうちは、とにかくゆっくりと少しずつ仕掛けを落としていくことをおすすめします。

小型両軸受けリールは仕掛けを真下に落とす場合はとても便利なのですが、スピニングリールと比べると操作面が難しく糸絡みの確率も高くなっています。しかし、小型軽量であることからウキ釣り師などにも愛用者が多いことは確か。使い方さえマスターすれば手にも馴染んでくることでしょう。

また、置き竿でアタリを待つ場合には、クリックツマミをONにし、クラッチレバーを押しておけばアタリを音で知らせてくれます。便利な使い方のひとつとして覚えておいてください。

第42回対象魚別実戦編ガシラを釣ろう2

今回は、探り釣りにおける具体的な釣り方などを説明していきまし探り釣り仕掛けの準備

釣り場では、以下の手順に従って仕掛けを準備していきます。

なお、1胴突き仕掛けで波止際を狙う場合にはイガタ竿と両軸受けリ21本針仕掛けで沖目を狙う場合には長めの磯竿(振り出し竿)とスピニングリールというコンビネーションがおすすめです。

1.イカダ竿を継いで小型両軸受けリールをセットし、道糸をガイこの場合、リールのスプールはフリーになっていることを確認すること。小型両軸受けリールはボタンを押すとスプールがフリーになります。

2.仕掛けをセットします

胴突き仕掛けについているサルカンまたはスナップサルカンに道糸を結びます。(夜釣りの場合は道糸を結ぶ前にゴムチューブを通し、ケミホタルを装着します。)

次に仕掛けの下部へナス型またはツリガネ型オモリを取り付けドへ通していきます。

仕掛け巻から針を外して準備は完了。仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。胴突き(3本針)仕掛け図

1.磯竿とスピニングリールをセットし、竿のガイドへ道糸を通していきます。

振り出し竿とリールのセット及びガイドの通し方はこちらhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section37-2.htm

2.仕掛けをセットします

道糸に丸玉型またはナツメ型オモリとゴムカンを通し、1本針仕掛けのサルカンに道糸を結びます。(夜釣りの場合は道糸を結ぶ前にゴムチューブを通し、ケミホタルを装着します。)

ちなみに、ゴムカンは道糸の結び目がオモリの穴(角ばっている)にこすれて磨耗することを防ぎます。

3.振り出し竿を伸ばしていきます。

スピニングリールのベイルがフリーになっていることを確認の上、穂先から順に竿を伸ばしていきます。これと同時に竿を伸ばした分だけ道糸を送り出していくようにします。

これで仕掛けの準備は完了。仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。1本針仕掛け図

探り釣りでの釣り方について

~1短竿(胴突き仕掛け)での釣り方~

まずは短竿を使って波止際を狙う釣り方からご紹介していきましょう。この釣り方で使用する胴突き仕掛けは、上針から下針までの長さが60センチ近くあるため、タナを広く探れるといった点がメリット。

その反面では、針数が多いため、根ガカリしやすいといった欠点もありそれでは、具体的な釣り方を見ていきましょう。

1.針にエサを付ける

活きのいいシラサエビを選び、針にチョン掛け(別添画像)とします。尻尾に掛ける際は尾バネを取らないとハリスが絡みやすいので注意して2.波止際に仕掛けを落とし込む

波止際スレスレに仕掛けを落とし込んでいきます。狙うポイントとしては波止の切れ目部分など、少しでも変化のあるところがよいでしょう。

ここでの注意点は、仕掛けを落とし込んでいく(道糸を送り出していく)際の、小型両軸受けリールの操作です。このタイプのリールは、重い仕掛けを真下へ落としていくのには便利ですが、スピニングリールと比べると操作面が難しく、糸ガラミの確率も高くなっています。小型両軸受けリールの操作法はこちら

3.ポイントを探る

仕掛けを落とし込んでいき、オモリが海底につけば道糸を張って波止際をこするように探っていきます。(あまり波止際へ近づけすぎると壁の障害物などに引っ掛かるので注意。)アタリがないようであれば、少しずつリールを巻き中層付近も探ってみましょう。海底~中層まで探ってもアタリがない場合は、そのポイントに見切りをつけて数メートルほど移動し、再び同じ要領で探っていくようにします。このように波止沿いを歩き続け、ヒットポイントをくまなく狙っていきましょう。探り釣りは足で稼ぐ釣り。歩いた距離が釣果と比例することがほとんどです。

なお、アタリがあった場合には、そのポイントとタナを把握しておき、その部分を集中して探るようにします。

~2磯竿(1本針仕掛け)での釣り方~

ガシラは波止際や足元の障害物だけでなく、沖に沈んでいるシモリまわりなどにもたくさん着いています。また、沖のシモリは波止際とちがって釣り荒れていないため、大型が潜む確率も高く格好の穴場となっていしかし、沖合いから足元へと探ってくるこの釣り方では、3本針で狙うと根ガカリが多くなるため、シンプルな1本針で狙うようにします。

それでは、具体的な釣り方を見ていきましょう。

1.針にエサを付ける

胴突き仕掛けと同様、シラサエビの尻尾にチョン掛けとします。

2.仕掛けを振り込む

スピニングリールの道糸に人差し指を引っ掛け、ベイル部分をおこします。次に、沖合いへ向かって竿を構え、仕掛けを軽く投げ込みます。(穂先が柔らかいので破損しないよう注意)投げる時の人差し指を離すタイミングは、頭上を通過した瞬間(時計の針にたとえると11時付近)がベスト。(剣道で面を打つ感じで投げて下さい。)

オモリが着水後、海底についたら道糸を張ってアタリを待ちます。

3.ポイントを探る

この釣り方では、沖のシモリまわりから足元の捨て石付近へと丹念に探ってくるようにします。しかし、底の荒いポイントで仕掛けをズルズルと引きずってきたのではたちまち根ガカリとなってしまいます。そのため、大きく竿をあおってオモリをジャンプさせるようなイメージで探ってくることが根をかわすコツとなります。(少々、テクニックが必要)ひとつのポイントでアタリがなければ仕掛けを振り込む方向を変え、扇形に広く探っていきましょう。それでもアタリがなければ釣り座を移動してポイントを探っていくようにします。

~ガシラが掛かったら~

探り釣りは穂先でアタリをとる釣り方。アタリは穂先に「ゴツゴツ」といった感じが現れます。大型になれば一気に穂先をひったくる魚信もありますので、仕掛けを放り込んだまま竿を置いておくのは危険。(竿が海のもくずと消えてしまいます)クリック音を入れてスプールをフリーにしておくか、尻手ロープなどを結んでおくとよいでしょう。

ガシラが掛かったら、波止際を狙っている場合であれば竿を沖へと突き出し(魚を壁際から離す)、すばやくリールを巻き上げて魚を取り込みます。もたもたしているとあっという間に波止際の穴や捨て石などへ潜られてしまいます。

沖を探っている場合にも、海底の根に潜られないようすばやく底を切って魚を浮かせてしまいましょう。

ガシラをはじめとする「根魚」は、一旦障害物に潜られてしまうとまず出てこないと考えておくべきでしょう。

また、探り釣りでは仕掛けや道糸が常時根ズレしている状態なので、傷が入っていないかこまめにチェックすること。キズが入っていると大型が掛かった場合はその部分から「プッツン」ということになってしまいますのでくれぐれもご注意を。

次回は、「穴釣り」を紹介していく予定です。

第41回対象魚別実戦編ガシラを釣ろう1

厳寒期を迎え、家に閉じこもっている方も多いのではないでしょうか。寒さが身にしみるこの季節、体脂肪の少ない私にとってはとても厳しく、つらいシーズンの到来です。

今回は、対象魚別実戦編の第2弾。釣りものの少ないこの季節でも比較的簡単と言える「ガシラ」の釣り方を紹介させていただきます。

冬の魚「ガシラ」を釣って、厳しい寒さを吹っ飛ばしましょう。

ターゲットの紹介

ガシラとは、関西地方での呼び名。関東方面では「カサゴ」と呼ばれてこの魚は波止のテトラポットや捨て石まわりに定着しており、日中はその陰や堤防の隙間などでじっとその身を潜めています。

一年を通して釣れますが、特に低水温時である冬場が最盛期となっています。また、日中よりも夜に行動することが多く、夜釣りで狙えば型、数ともに期待できます。

ガシラはエラやヒレなどが鋭いため、素手で触れると非情に危険な魚。

針を外す場合にはタオルで包むか、下アゴを親指と人差し指でつまむようにして持つようにします。さらに、頭のまわりにもトゲがあるのでごまた、ガシラに大変よく似た魚の「ハオコゼ」が釣れた場合には、絶対に手を触れないこと。背ビレには強い毒を持ったトゲがあり、刺されると激痛で苦しむことになるため要注意です。

ガシラをはじめ、アブラメ、メバル、アコウ、ソイといった魚は波止の捨て石まわりに定住しているため「根魚」や「ロックフイッシュ」とも呼ばれています。根魚はワーム(ソフトルアー)でも簡単に釣れるとあってその人気はさらに高まりつつあるようです。

堤防からガシラを釣る場合は、1探り釣り2穴釣り3ルアー釣りで狙うようにします。

それでは、この3種類の釣り方をもとにして解説をすすめていきましまずは、探り釣りで狙おう

探り釣りは、波止際から沖合いのシモリまで、魚の潜んでいそうなポイントを広範囲に狙えることが最大のメリット。「落とし込み釣り」同様、足でかせぐ攻めの釣りといえます。数多くにわたるポイントを積極果敢にアタックすれば、大物との出会いや数を稼ぐ可能性はさらに高まってくることでしょう。

波止際を狙う場合には、タナが広く探れる胴突き釣りスタイルが、海底の起伏が激しく根ガカリがひどいポイントや沖を狙う場合には1本針スタイルの仕掛けがおすすめです。

持参するタックル(道具)の確認

4.5メートル前後の磯竿または1.8メートル前後のイカダ竿沖のシモリを狙う場合には4.5メートル前後で1~2号の磯竿を、波止際を狙う場合には1.8メートル前後のイカダ竿を使用します。探り釣りは、穂先でアタリをとる釣り方なので、穂先は柔らかいもの選ぶこと。できれば魚の掛かりがよい、先調子のものがお勧めです。

中小型スピニングリールまたは小型両軸受けリール

沖目を狙う場合には、3~4号糸が100メートルほど巻ける「中小型スピニングリール」を、波止際を狙う場合には2~3号糸を50メートルほど巻ける「小型両軸受けリール」が使いやすいでしょう。

仕掛け

仕掛けを自作される場合には針と糸の結び方

(http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section7.htm)、エダスの作り方(http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section10.htm)、探り釣り仕掛け図(別添画像)をご参照下さい。仕掛けは前もって家で作っておき、出来上がったものは、仕掛け巻に巻いて釣り場へ持参します。なお、激しい根ガカリなどで予備の仕掛けを使い果たしてしまう事態を考え、1~3の小物も持参しておく必要があります。

1針

メバル針7~9号、アブミ針8~9号など、比較的軸の細いものを使います。

2ハリス

1本針仕掛けのハリスにはフロロカーボンの1.5~2号を使用。胴突き仕掛けの場合には、幹糸にナイロンの3号を、エダスにはフロロカーボンの1.5~2号を使います。

3サルカン、スナップサルカン

道糸、仕掛け、オモリを連結させるために16号前後の小型サルカ及びスナップサルカンを使います。

根ガカリの確率が高い探り釣りでは、仕掛けを5~6セットと少し多めに持参しておきましょう。なお、胴突き仕掛けを作るのがめんどうな方はヤマシタから発売されている「波止胴突きメバル7~9号」をご利用ください。

オモリ

1本針仕掛けには中通しタイプのナツメ型や丸玉型を、胴突き仕掛けにはナス型やツリガネ型を使用します。ポイントの状況(潮の速さなど)により3~10号を使い分けるようにします。根掛かりで損失する場合が多いので、仕掛け同様5~6コほど持参しておいた方がよいでしょう。

エサ

探り釣りでは一般的にシラサエビを使います。ポイントを探り歩くのでマキエはしません。1~2杯(500~1000円程度)あれば1日は楽しめます。

エビ活かしバケツ

エサとなるシラサエビを活かしておくためのビニールバケツです。

1000~2000円(エアーポンプ付き)で購入できます。また、エアーポンプの電池容量はこまめにチェックしておきましょう。

タオル

手拭き用として持参するのはもちろんのこと、釣れた魚を外す場合にも使います。ガシラが釣れた場合は、ヒレやエラに触れると危険なのでタオルで頭部を包みながらプライヤーなどで針を外すか、ヤマシタから発売されている「はずしっこII」を使うとよいでしょう。

クーラー

魚を持ち帰る場合の必需品。ガシラは釣れても25センチまでのサイズがほとんどなので、クーラーも10リットル前後で充分対応できまタモ20センチ以上の良型が掛かった場合は、迷わずタモですくうようにします。タモは枠の直径が45センチほど、柄の長さは4~5メートル前後のものが使いやすいでしょう。

その他の小物類

その他、サルカンやオモリなどを入れる小物ケース・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット(バンドエイド・消毒液等)なども必要でまた、半夜釣りをする場合にはヘッドライトや懐中電灯、さらに仕掛けに取り付ける小型のケミホタル(化学発光体)またはルミコ(集魚発光体)なども持参するようにしましょう。

服装

冬の釣りでは以下のとおり防寒対策を万全にすることです。

<上半身>

毛糸の帽子

マスク(鼻水が垂れてくるのを防いでくれる)、シャツ(下着は汗を通すポリエステルやクロロファイバー素材などがよくハイネックシャツなどもお勧め。)

防寒着の上(なければ風を通さない厚手のジャンバー)

マフラー

手袋(指先が出ているもの)

使い捨てカイロ(背中、肩などに貼り付けておくと完璧。カイロは下着の上から貼らないとヤケドします)。

<下半身>

防寒着の下(なければ風を通さない厚手のズボン)

股引き

厚手の靴下(遠赤外線の靴下がおすすめ)

その他、気がついたことでは、防寒着やライフジャケットのポケットにい捨てカイロを入れておき、その中で指先を暖めるというのもひとまた、保温ポットに暖かいコーヒーやお茶を入れて持参し、釣り場すると体の中から温まってきます。

次回は探り釣りでの釣り方や狙うポイントなどをご紹介する予定です。

第40回対象魚別実戦編アジを釣ろう4

今世紀最後の波止釣りCLUB講座編。

今回は、アジ釣りの総決算ということで、釣った魚の持ち帰り方や関西近郊のアジ釣りスポットを紹介していきます。

気がつけば2000年まであと数日。非常事態に備えて買い込みをしておかなければいけません。

いやいや、そんなことは後まわしにして、今回は世紀末を飾るにふさわしい内容としなければ・・・・。

釣ったアジの持ち帰り方

釣ったアジを持ち帰るには、「クーラーボックス」が必要です。

アジを釣ろう(1)における【持参するタックル(道具)の確認】の中にクーラーボックスを付け加えておいてください。

釣れたアジは、海水と氷(砕いたものがよい)の入ったクーラーへその都度、ブチ込んでいくようにします(氷ジメ)。・・・クーラーの使い方しかし、あまり魚を入れすぎると保冷力が落ちるので注意すること。

どうしても数多くのアジを持ち帰る場合には、氷の量を多めにして下なお、夏場は氷が溶けるのが早いため、帰り際に再度補充することが鮮度を保つコツです。

また、氷のブロックをクーラーに入れ、その上に魚を並べている方も見受けられますが、このようにしてしまうと、氷に接していない面から鮮度が落ち、やがて腐り始めることになりますのでご注意を。

いずれにせよ、クーラーを過信しないこと。使い方ひとつで、ただの箱となってしまいますので・・・。・・・クーラーの使い方・悪い例また、持ち帰った魚は即、下処理(水洗い)をしないと鮮度が落ちます。(クーラーに入れっぱなしにしておくと、目が白濁してくる)

特にアジのような小魚の場合は、痛みが早いので注意が必要。

1日で食べきれない場合、下処理をして冷凍すれば10日程度は保存可能です。魚の保存法等については、こちらへ。http://www.ryougo.co.jp/また、釣ったアジをおいしくいただくには、http://www.xnet.ne.jp/fish/pf/reshipi/reshipi.htmのレシピをご覧下さい。

また、クーラーには魚以外にも、エサや人間様の飲食物等を入れる場合これらのものを混同すると、人間の飲食物にも確実に魚の生臭さが移ってきます。臭いが移らないようにするためにも、密封したビニール袋などで振り分けておくようにしましょう。

また、クーラーには大小さまざまなものがありますが、普段波止釣りで使うものとしては10~20リットル程度のものがあれば十分。

電車や徒歩で釣行される場合は、移動のことを考えて小さめの方が楽ちなみに最近では、発泡スチロール製のクーラーボックスなどが販売されています。魚の大きさに合わせ数種類のサイズが揃っており、安価で便利なものです。

ついでにクーラーを洗った後でも、しつこくこびりついている細菌や魚の生臭さを消す方法も解説しておきましょう。

まず、クーラーに熱湯を注ぎ、フタしてしばらく待ってから湯を捨てます。細菌などが気になる方はこれで安心。その後、厚めに輪切りしたレモンでクーラー内部をよく磨き、あとは茶ガラをパラパラと散らせておけば消臭も完璧。

次回の釣行時までには、きれいに臭いが取れていることでしょう。

それでは、最後に関西近郊のアジ釣りスポットを紹介しましょう。今年は残念ながらシーズンオフとなってしまったようですが、是非来年の釣行時にはお役立て下さい。なお、これらの釣り場は初心者やファミリーの方でも安心して竿を出していただける足場の良いポイントを紹介してお関西おすすめスポット

和歌山マリーナシティ(和歌山県)

マリーナシテイポイント図

マリーナシティの波止は、足場が良くとても広大な釣り場。

沖向きには大人の腰ほどの高さにコンクリートの手すりがあり、竿を立てかけておけるので便利。ここでは、秋から冬にかけてハマチやメジロといった青物が回遊。また、大型カレイの実績ポイントでもある。

波止の内向きにも同様の手すり(こちらは鉄製)が設けられており、船釣り用の竿受けなどを取り付けて釣っている方もいる。秋口には、カワハギ・サンバソウ・ウミタナゴなどの小物たちが竿を賑わせてくれ、アオリイカもよく釣れるらしい。初心者のアジ釣りには、潮の流れがゆるい×部分が釣りやすい。夜間にカーバイトランプを灯せば小アジの数釣りも期待できる。

釣果にあぶれた時や家族連れの場合は、すぐそばにある「ポルトヨーロッパ」を訪れてはいかが。

アクセス

車が便利。阪和自動車道「海南」出口を降り、海南発電所の煙突を目指して国道42号線を北上。国道沿いにある「和歌山マリーナシティ・ポルトヨーロッパ」と書かれた看板に従い進む。マリーナのブリッジを渡り直進すると突き当たりが釣り場。

利用料無料

駐車場料金1日400円

付近のエサ屋(情報の提供)

混雑度8~11月の休日は混雑する模様

設備

フィッシング・クリモト海南店

電話0734-82-3097

トイレ、ジュース自販機は駐車場のそばに有。

食堂等はポルトヨーロッパ内(入場料が必要)に有

釣れる魚

アオリイカ(3月~6月と9月~11月)・アジ(7月~12月)・カマス(7月~9月)

カレイ(11月~5月)・キス、ベラ(6月~9月)

ガシラ、メバル(12月~4月)・グレ(6月~7月と11月~1月)・タチウオ(10月~12月)

チヌ(4月~12月)など

外向きは海面まで高さがあるため、タモは5メートル以上のものが必要。ヨットなどが停泊しているため釣り禁止の部分もあり、周囲には観光客も多いため、キャスティング時には注意が必要。

和歌山マリーナシティについては、過去の釣りレポートhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h991010.htmをご覧下さい。

加太港(和歌山県)

加太港新波止ポイント図

加太港は、紀淡海峡の影響を受けた潮通しのよい釣り場。そのため、すこぶる魚影も濃く、関西圏以外からも多数の釣り人が訪れるほ加太港での釣りは、大波止と新波止の2つのポイントに分けられる。

大波止は、淡島神社前に位置する長大な波止で、テトラポット部分以外は足場の良い釣り場と言える。ただし、先端へ行くほど潮の流れは速くなっている。

一方、新波止は加太海水浴場のすぐ隣に存在する釣り場。護岸がきれいに整備されており足場は抜群、まさにファミリー向けのポイント。ただし、一部テトラが入っている部分もあるため注意が必要。

加太の大波止は混雑が激しく潮流も早いため、初心者には新波止がなお、11年12月現在、新波止の一部は工事中のため足元には注意がアクセス

電車の場合は、南海本線「和歌山市駅」で加太線に乗り換えて「加太駅」下車。海へむかって徒歩約15分。

車の場合、大阪方面からは阪和自動車道の「泉南」出口を降り、国道26号線を南下。

鳥取ノ荘→淡輪→岬公園を通過し、深日ロータリーを右折。加太方面の標識に従い「谷川橋」を渡る。小島→大川を通過し、大川トンネルトンネルを抜け、しばらく走ると加太港。

利用料清掃協力金として200円(大波止のみ)

駐車場料金1日500円(休日は満車が予想される)

付近のエサ屋(情報の提供)

混雑度

設備トイレは漁港近くの喫茶店や食堂内に有。

釣れる魚

(釣れる時期は年により

雑崎釣具店電話0734-59-1337

大波止休日は混雑が予想。(特に4~11月は大混雑)

11月

ジュース等自販機は道路沿いに有。

アオリイカ(3月~6月と9月~11月)・アジ

(7月~12月)・カマス(7月~9月)・カレ・ガシラ、メバル(12月~4月)・グレ(6月

イ(11月~5月)・キス、ベラ(6月~9月)

します)~7月と11月~1月)・タチウオ(10月~12月)・チヌ(4月~12月)・ハマチ、メジロ(11月~12月)など

備考大波止は潮の流れが速く、混雑するポイントのため、釣り人どおしのトラブルには注意が必要。

加太港については、過去の釣りレポートhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h991120.htmをご覧下さい。

いかがでしたか。

今年もあっという間の1年でした。

振り返ってみれば、釣り場ではいろんな魚と出会い、いろんな人たちとも出会ってきました。今年もあいかわらず大物との出会いはほとんどありませんでしたが一方では、いろんな小物たちが僕の竿を楽しませてく負け惜しみを言わせてもらうなら、「これぞ波止釣りの醍醐味」だと確信しております。

また、波止釣りCLUBをご覧いただいた方からもたくさんの励ましの声やありがたいご意見などをいただき、自分自身としても実りのある、成長した一年でありました。そして、今まで僕を支えてくれた皆さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。

これからも、多くの方に共感していただける内容とするよう、がんばりますので来年もつりnet並びに波止釣りCLUBをどうぞよろしくお願いいたします。

21世紀はどんな釣りが待っているのでしょうね・・・。

第39回対象魚別実戦編アジを釣ろう3

今回は、アジ釣りにおけるテクニック面についてのご紹介です。

しかし気が付けば、もう12月中旬。アジさんにおかれては、深場へと移動される時期です。

早いうちに防波堤へと急がなければ・・・。

ワンポイントアドバイス

サビキ釣り仕掛けの選択

サビキ釣り仕掛けについては大きく分けてスキン系(ピンク色または白色の薄いゴム)と魚皮系(ハゲ皮またはサバ皮)とに大別できます。

スキン系ではピンク色のスキンサビキに分あり。アミエビの色と同化しているため魚の食いつきが良く、僕の経験上、一番実績のあるタイプです。また、潮が澄んでいる時には特に効果があります。

これに対し、魚皮系のハゲ皮やサバ皮は、日が高くなって太陽の光が海中へ差し込んでくるとキラキラと光り出し、魚へのアピール効果を高めるという仕組みになっています。また、魚皮については白色系のため、潮が濁っている時には効果的と言えます。

以上の点から、潮が澄んでいる時には「ピンク色のスキン」、濁った時には「ハゲ皮またはサバ皮」というように使い分ければ完璧。とはいえ、地域差やその日の状況にもよりますので、2種類の仕掛けをあわせて持参すれば、ほぼカバーすることができるでしょう。

また、サビキ釣り仕掛けではアジの他にも、イワシ、サバ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、木っ葉グレ、アブラメ、イサキ、サヨリ、ウミタナゴ、カマスなど多種多彩な魚が釣れます。(いずれも手のひら級までの小型がほとんど。)

とはいえ、時折チヌの大物が掛かってビックリさせられることもあるよう大アワセは禁物

アジは唇が弱い魚なので、大きなアワセは禁物。掛かった時はゆっくりと巻き上げるようにしましょう。(サビキ釣りの場合は、ほとんどが向こうアワセで掛かっています。)

仕掛けの巻き取り時は注意

また、魚が釣れた時には夢中になって仕掛けを巻きすぎることがあります。穂先部分までサルカンやウキを巻き取ってしまうと穂先が折れてし仕掛けを巻き上げる時は、必ずサルカンやウキの位置を確認するように仕掛けトラブルにご用心

群れが回ってきた。あちこちでもバタバタと釣れ出してきたみたいや。

そんなこと言うてる間に、僕の竿にもアジが掛かりよったで!

このように気合いを入れて「これからや」という時、大切な仕掛けが絡んでしまったら・・・。

群れが回遊してきた一瞬の時合いに手返しよくしなければならないのがサビキ釣り。そのため、この時点での仕掛けトラブルは最大の致命傷となってしまいます。

やっと絡みがほどけて再開できたときには、すでに群れは去っていたということもよくあります。(アジの群れは待ってくれません)

仕掛けを絡ませないコツとして、魚が掛かった時には欲張らずに取り込むということ。サビキ釣りでは1匹掛かった状態でしばらく待っていると、連鎖的に3匹、4匹と掛かってくる場合が多いようです。一気に6本針の全部でもって釣り上げたい気持ちは分かるのですが、このような作戦をとると針掛かりした魚が走り回った結果、とんでもない絡み方になってしまうことがほとんど。欲を出さずにコツコツと釣り上げまし次に、先ほども言ったとおりアジやサバは針掛かりすると勢いよく左右に走り回るので、隣の釣り人の仕掛けに引っ掛けてしまわないよう気をつけること。

自分の仕掛けだけを絡ませるならともかく、他人の仕掛けを引っ掛けて釣りの妨害をしてしまうと、「どないしてくれんねん(関東では、どうしてくれるんだよ)」ということにもなりかねませんのでご注意ください。

また、細い仕掛けほど絡みやすく、ほどけにくいということも覚えてお下層を狙う

サビキ釣りでアジを狙っていると、サバやイワシも同時に釣れてくることがほとんど。

サバやイワシは上層から中層がタナであるのに対し、アジは下層付近を回遊しています。

そのため効率よくアジだけを釣るには、すばやく海底まで仕掛けを沈めて下層付近を狙うことがポイント。

また、アジは日の出や日没前後に集中して回遊してくることが多いようで、この時間帯は比較的上層を泳いでいます。

食いの悪い時は細仕掛けで

食いの悪い時は針を小さくし、幹糸やエダスの細い仕掛けを選ぶこと。また、投入したサビキ仕掛けをフカセ気味(たるませる)にしてしばらく待っていると途端に食いついてくる場合もあります。

ちなみに釣れるアジの大きさによる針(号数)の選択については、以下を目安にして下さい。

10センチ以下・・・3~4号

10~15センチ・・・4~5号

15~20センチ・・・6~7号

20センチ以上・・・7号~9号(枝スは1.5号以上のもの)

ポイントの状況や釣り方により、カゴの位置を設定するサビキ釣り仕掛けは一般的に関東方面では上カゴを、関西方面では下カゴを使用しているようですが私の経験上、根掛かりの多いポイントでは上カゴ(関東式)を使った方がカゴの損失を防ぐことができます。(カゴより安価なオモリの損失だけで済みます。)

また、遠投サビキ釣りの場合には下カゴ(関西式)を使った方が仕掛け投入時のトラブルが少ないようです。

関東式や関西式などのスタイルにとらわれることなく、釣行する現場の状況に応じて使い分けるようにしましょう。

しかしながら問題として、関西では上カゴ仕掛けセットが、関東では下カゴ仕掛けセットが釣具店にてあまり常備されていないのではないでしょうか。(各地域で需要のあるサビキ仕掛けを中心に販売されているように思います。)

潮の流れが速いポイントでは重めの鉄製カゴを使う潮の流れが速いポイントでは重いオモリの付いた鉄製カゴを使うようにしましょう。潮の流れとオモリが適合せず、図のような状況になっているとアジのタナへと仕掛けが届きません。

鉄製カゴは水深のあるポイントでもアジのタナまですばやくマキエを届けることができます。

道具類の手入れは速やかに

帰宅後は竿、リールなどの道具類をすぐに水洗いする習慣を身に付けておきましょう。オキアミやアミエビがごびりついたまま、道具を放置しておくと強烈な悪臭が漂ってきますのでご注意を。

次回は、釣ったアジの持ち帰り方や関西お勧めスポットなどを紹介していく予定です。

第38回 対象魚別実戦編 アジを釣ろう 2

アジを釣ろう2

今回は、前回に引き続きアジの具体的な釣り方やポイントの解説へと入っていきます。仕掛けのセットが終わったら、いよいよ釣り開始でアジ様へ・・・。

どうかこのページをご覧の皆さんが釣っているポイントには、大きな群れでおこしくださいますよう、心よりお待ち申し上げております。

サビキ仕掛けでの釣り方

1下カゴを使用する関西方面では、すいこみバケツにアミエビと海水(バケツ8分目)を入れます。特に、冷凍モノについては海水で充分に溶かしてから使用すること。凍ったままカゴに詰めると、せっかくのマキエが沈下しません。

2仕掛けの下部についているサビキカゴをバケツ中央のくぼんだ部分に沈め、4、5回上下させます。

3波止の上でアミカゴを2、3回コツいてやると、マキエはしっかりと詰まるようになります。こうすれば、仕掛けの投入時でもアミエビは表層で散らばらず、海底付近でもってマキエを効率よく散らすことができます。

また、関東ではアミカゴが仕掛け上部についているため、すいこみバケツといったようなものはあまり使用しないようです。そのため、スプーンなどを使いカゴにアミエビを詰め込みます。

直接アミカゴに充填できるチューブタイプのアミエビも便利。予備のエサとして持参するのもひとつの方法です。

ちなみにエサのアミエビについては2~3キロほど持参すればよいでしょう。

4アミカゴにエサを詰めたら、道糸を人差し指に引っ掛け、リールのベイルをおこします。

5仕掛けを竿の真下へ投入すると同時に、人差し指に引っ掛けていた道糸を離し、カゴを一気に海底まで沈めます。

6アミカゴが海底に届くと糸フケ(糸がたるむ)ができます。

7すぐにリールを巻いて道糸を張り、竿を2、3回大きくしゃくってコマセ(アミエビ)をカゴから散らせます。

なお、ここでの注意点はリールを巻きすぎないこと。リール糸を巻きすぎればアミカゴが海底から離れ、仕掛けも中層を漂うこととなり、アジのタナから外れてしまうことになります。糸フケをとり、カゴが海底付近にある状態で仕掛けをキープすることがコツとなります。また、コマセのほとんどはアミカゴが落下していく時に出ていくため、アタリは仕掛けの落下中にあることが多いとされています。

8穂先にブルブルといったアタリが伝われば、ゆっくりとリールを巻き上げて魚を取り込みましょう。高速で巻き上げるとクチビルの弱いアジをバラシてしまうことになりますのでご注意ください。

9数匹同時に掛かったアジを取り込み、針から外す場合には先にアミカゴをつかみ仕掛けを張った状態で下の針から順番に外していくよう波止の上に仕掛けを寝かせてしまうと釣れたアジが飛び跳ねるため、絡みを招く原因となります。

10アタリがない場合は、2~7の動作を繰り返してマキエを効かせ、魚が回遊してくるのを待つようにします。

狙うポイント

タナ(泳層)について、アジは日中、深場(海底付近)を回遊していることが多く、早朝や夕暮れ(薄暮の時間帯)には比較的上層を回遊してくる次に竿を出すポイント(別添ポイント図へリンク)については、一般的に港内の岸壁、防波堤の先端付近、漁港の荷揚げ場などが上げられます。初心者の方は、潮の流れが速くない港内の岸壁や防波堤の内向きなどがお勧めです。

また、夜には停泊船や水銀灯などの明かりに多くのプランクトンが集まり、それらを追ってアジも多数群がるようになります。なお、明かりの無い場所では、強制的にカーバイトランプを照らして釣るという方法も効果的と言えます。

参考までに話しておくと、海面を照らせば、1小魚のエサとなるプランクトンが集まる→21を追って小アジやイワシが群がる→32を追ってスズキ、タチウオ、アオリイカ、などが集まる。といった集魚効果がみられます。これらが自然界における食物連鎖を利用した釣り方なのでただし、チヌ(黒鯛)などは明かりを極端に嫌うため、近くでチヌを釣っている人を見かけたらライトで海面を照らす行為はやめましょう。チヌを狙っている人に「照らすな!」と怒鳴られることもあります。これもマナーのひとつととして、初心者の方は特に気をつけるようにして下さい。とはいえ、通行上、足場の確認のためにライトを照らすこと、これは安全上やむをえません。転落してしまっては、話になりませんのでポイントの話に戻しますが、ある程度水深のある波止でサビキ釣りをする場合、普通は竿下を狙って仕掛けを打ち込むようにします。

しかし、竿下の水深が極端に浅い。テトラポットなどの障害物がある。

水温が低く魚が沖の深場を回遊している。といった場合には「遠投サビキ釣り」により沖合いのポイントを攻めると効果的です。(仕掛け図通常のサビキ釣りでは1~1.5号の磯竿を使うのに対し、この釣り方では、2~3号と太めの磯竿を使うようにします。それにあわせて道糸も3号以上、仕掛けもやや太めにして全体的にしっかりとしたタックルを使用するようにします。(アミエビの詰まった重いサビキカゴをブン投げるのに、1~1.5号の磯竿を使っていたのでは穂先が破損する恐れがあります。また、仕掛け針は6~7号程度で幹糸やエダスの太いものを使うようにします。)

なお、この釣り方において難しい点は、何と言ってもタナ取り(ウキ下)。タナについては、周囲で同じ釣り方をしている人に「ウキ下は何ヒロですか?」と聞くのが一番の賢明策です。(ただし、アジが釣れている人に聞きましょう)

また、遠投サビキ仕掛けについてはヤマシタから発売されている「カゴウキセット」を使うと便利。サビキ仕掛けだけでなく、大型ウキ、ウキ止め糸、シモリ玉がセットになって発売されています。

また、根掛かりのないポイントであれば、関西式(下カゴ)サビキ仕掛けをブッ込んで道糸を張り、穂先でアタリをとるというのもひとつの方法これならば確実に海底付近に仕掛けが漂うことになり、ウキ釣り時におけるめんどうなタナ取りの必要もありません。

と、まあウダウダと能書きを並べてしまったようですが、大きな群れが回ってくれば女性や子供でも簡単に釣れるのがアジです。

今年もそろそろ晩秋を迎え、アジも深場へと去っていく時期となりました。是非、近いうちに家族揃ってお楽しみいただき、皆さんが大漁となることを心からお祈りしております。

次回は、アジ釣りのワンポイントアドバイスや関西近郊おすすめスポットなどをご紹介させていただきます。

第37回 対象魚別実戦編 アジを釣ろう 1

皆さんごきげんいかがですか。

講座編も今回の連載で、はや37回目を迎えることとなりました。

これもひとえにご覧いただいる皆様方のおかげでございます。

いやー、でも本当によくここまで続いたもんだと、我ながら感心しております。しかし、感心している間もなく、いよいよ今回からは、テクニック的な話しも含めた釣り方の実戦編へと突入です。現場で指導しているようにできるだけ分かりやすく解説していきたいと思っています。

それでも分からない場合は、どうするか?

皆さんの自宅までお伺いします・・・。

と言いたいところですが、それはできません。

すみません!

それでは、まず手始めに皆さんがよくご存知の魚。そうです、タタキや南蛮漬けにして食べたら最高にうまい魚。その魚の釣り方からご紹介していくことにしましょう。

ターゲットの紹介

まず、第1回目の標的となる魚は、ファミリーより絶大な支持を受けている「アジ」です。

アジは、日本全国の沿岸に広く分布し、産卵期は春から夏。その種類は非常に多く、堤防で釣れるものは「マアジ」や「マルアジ」と呼ばれるものがほとんど。

7月・8月頃に釣れる5~8センチ程度のものを豆アジ、9月・10月頃に釣れる10~15センチを小アジ、10月・11月頃に釣れる20センチクラスを中アジと呼び、30センチ以上のものは大アジと呼ばれています。

アジは尾ビレの根元から体の中央にかけて、「ゼンゴ」という硬いウロコを持っていることが特徴です。尾ビレ側から触れると痛いので、手でつかむときには注意が必要です。

また、この魚は群れを作って回遊しているため、その回遊してくる時間帯(朝、夕の一瞬の時合い)をいかに効率よく釣るかということが結果を左右することになります。大きな群れが回ってきた時に手返しよく釣れば、3ケタ釣りも不思議ではありません。

また、アジは釣りをしない方でも知っているほどの大衆魚。から揚げ、フライ、南蛮漬け、タタキなど料理のレパートリーも数多く、また栄養価の高い魚でもあります。

堤防からアジを狙うには、ウキ釣りやサビキ釣りが一般的ですが、今回はその中でも特に人気の高いサビキ釣りについて紹介させていただきなお、サビキ釣りに持参するタックルは以下のとおりです。

持参するタックル(道具)の確認

□4.5~5.4メートルの磯竿

竿の長さについては、子供や女性は、4.5メートルを、成人男性は5.4メートルを基準に選ぶとよいでしょう。

足元を釣る場合は1~1.5号を、遠投して釣る場合はやや穂先の硬い2~3号を使用します。竿は3000~5000円程度のもので充分。最近では、サビキ釣り専用竿も発売されています。

□小型~中型のスピニングリール

3~4号糸が100~150メートルほど巻けるもの。高価なものは必要なく、2000円~3000円の糸付きのものでOKです。

□サビキ釣り仕掛け

根掛かりや仕掛けが絡むケースがありますので、5セットほど持参するようにして下さい。食いの悪い時は細いハリスの付いている4号針程度のものを使うとよいでしょう。

□サビキカゴ

根掛かり等で損失する場合を考え、仕掛け同様5コほど持参しておいた方がよいでしょう。関西ではオモリ付きカゴを仕掛けの下部に取り付けていますが、関東では網袋を仕掛けの上部に、下部には3~5号程度のナス型オモリを取り付けています。また、関東式の場合はオモリのスペアも用意しておく必要があります。

□マキエバケツ

スプーンなどを使って何度もサビキカゴにアミエビを詰め込む作業はめんどうで、手も汚れます。第一精工から発売されている「すいこみバケツ」はアミエビと海水を入れ、バケツの中でサビキカゴを上下させるだけでエサ詰め完了。最近では、サビキ釣りの必需品となっているようです。

□ロープ付き水汲みバケツ

前述のすいこみバケツでエサの準備をしたり、アミエビで汚れたマキエバケツや手を洗うためには別のバケツで海水を汲む作業が必要となってきます。海面まで高さのある堤防に備え、ロープは10メートルほどのものをつないでおけばよいでしょう。

また釣り場を後にする際、堤防上にアミエビがこぼれている場合は、きれいに洗い流してから帰るようにしましょう。

□アミエビ

液状もの及び冷凍ものが発売されています。冷凍アミエビ(レンガ)は溶かすのに時間がかかります。

最近では手が汚れないチューブタイプも発売されています。

アミエビは活きエサと違い、自宅の冷蔵庫などでも保存がきくのでとても便利なエサです。

□タオル

魚をつかんだり、エサが手にへばりついたりする魚釣りでは、タオルは必需品となっています。夏場は汗拭き用として別に清潔なタオルを用意しておくと便利。ちなみに手拭き用タオルはバケツや腰(ベルト)などにくくりつけておくと風で飛ばされたりしません。

□その他の小物類

ウキ止め糸・シモリ玉・ゴムカン・ヨウジ・サルカン・スナップサルカン・はずしっこ(ヤマシタから発売されています)・ハサミ・ファーストエイドキット(バンドエイド・消毒液等)なども必要です。

また、日の出に日没前後に釣られる場合はヘッドライトや懐中電灯なども持参するようにしましょう。

仕掛けの準備

釣り場では、以下の手順に従って仕掛けを準備していきます。

1.竿にリールをセットします。

スピニングリールを竿のリールシートにしっかりと固定します。

2.竿のガイドに道糸を通します。

リールのベイル部分をおこし、道糸をフリー(自由に出て行く)の状態にします。ガイドカバーを外し、手前のガイドより順に道糸をくぐらせていきます。

ちなみに、写真のようなガイドカバーを使うと便利。全ガイドに一瞬で道糸を通すことができます。

3.サビキ釣り仕掛けをセットします。

たいていのサビキ釣り仕掛けにおいては、「ここから取り出す」(ほとんどが右端)と書かれていますのでその部分についているサルカンまたはスナップサルカンに道糸を結びつけます。そして、仕掛けの針を1本ずつ引っ張りながら外していきます。(針が指に刺さらないよう注意)

一度に複数の針を引っ張り出すと仕掛けが絡む危険性があります。また、釣り場で風がある場合なども仕掛けが絡みやすいので注意が必要です。

4.サビキカゴをセットします。

関西では仕掛けの下部に、関東では上部にサビキカゴを取り付けます。(関東では仕掛けの下部に、3~5号のナス型オモリを取り付けています)

5.竿を伸ばしていきます。

リールのベイルがフリーになっていることを確認の上、穂先から順に竿を伸ばしていきます。これと同時に竿を伸ばした分だけ道糸を送り出していくようにします。

また、竿を伸ばす際、ガイドは一直線上に並ぶよう固定しまこれで仕掛けの準備は完了。仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。

関東式仕掛け図関西式仕掛け図

さあ、これからエサを詰め込みいよいよ釣り開始。といきたいところですが、今回はここまで。

次回は、アジの具体的な釣り方や狙うポイントを中心に解説していくご期待ください。

第36回 海釣り用語の基礎知識について 8

~海釣り用語の解説~

(も)

持ち重り(もちおもり)

竿を伸ばして持ってみると重く感じること。

 

(や)

矢引き(やびき)

糸の長さの単位で、大人が矢を引くように腕を伸ばした長さ。矢引きの長さは約1メートル。

 

やりとり

大物が掛かった時、竿をためたり、リールの糸を出したりし糸が切れて魚に逃げられないようにする動作。

 

 

(ゆ)

遊動式オモリ(ゆうどうしきおもり)

一定の距離の間を自由に動くオモリのこと。投げ釣りでは、固定式オモリとは対称的に魚がエサをくわえてもオモリを引きずらないので竿先にはダイレクトにアタリが出るといった利点もある。

 

 

(よ)

横掛け

落とし込み釣りにおける針へのカニの刺し方の一種。

 

ヨリ/ヨレ

糸に巻き癖が掛かること。スピニングリールの糸ヨレは宿命となっている。

 

ヨリモドシ

糸のヨリをとる接続金具。サルカン、スイベルとも呼ぶ。

s4p4

 

 

(ら)

ライン

主に道糸のことを指す。最近では、蛍光ラインが主流だが、PEラインなど細くても強度の高い新素材が開発されている。

 

 

(り)

リールシート

リールを竿に固定するための金具。

リールシートにしっかり固定

(る)

ルアー

疑似餌のこと。本来は、「誘惑」という意味。

海でのルアー釣りは「ソルトウォーターフィッシング」と呼ばれている。若年層に人気の高いルアーフィッシングは最も釣り人口の多い分野であるといえる。

 

ワイヤーハリス

ワイヤー素材を用いたハリスで、主にイシダイやタチウオ釣りなどで使用する。

 

ワリビシ

カミツブシオモリのこと。

 

 

~海釣り用語の知識を修了するにあたって~

いかがでしたでしょうか。釣りといえども普段耳にしないような言葉が次々と登場しましたね。今回の連載では、基本的な用語のみの解説でしたが、これだけ知っていればビギナーの方でも大丈夫。立派な釣り人への仲間入りです。これからは渡船店や釣具屋でも決して困ることはないでしょう。

しかし、専門用語とはうらはらに、たとえビギナーの方が釣り場でぎこちない会話をしていてもビックな獲物を釣り上げれば周囲はあなたを確実に評価します。その直後の言葉ほど、説得力に満ちたものはありません。「タナは3ヒロ。頻繁に誘いをかけた方がいいでしょう!」などと腕組みしながらのたまうと「そうですか。やっぱりうまい人の言うことはちがうなぁ」と、周囲の釣り人は納得してしまうほどです。

逆にキャリアの長いベテランが、現場でいくらハイレベルな会話をしていても、丸ボーズでどうしようもない場合があります。

そのような時は、学者のようにいくら専門用語を並べてみても、これほど説得力のない会話はありません。ますます、自分が空しくなっていくだけでしょう。

そのような状況に遭遇してしまった時、僕はいつも「あぁー、海って気持ちいいなぁー」との捨てゼリフを残し、速やかにその場を立ち去るようにしています(笑)

とにもかくにも結果にとらわれず、安全で楽しい釣りを心がけるようにしましょう。

 

これからは、実戦形式として一歩、一歩、知識(マナーや安全も含む)と技術の向上にがんばっていきましょう。

なお、次回からの波止釣りCLUB講座編は新連載に入っていきます。ご期待ください。

第35回 海釣り用語の基礎知識について 7

~海釣り用語の解説~

(ふ)

フイッシュイーター

魚食魚。魚をエサとして食べる魚のこと。スズキ、ヒラメ、タチウオなどがこれにあたる。

4

フカセ釣り(ふかせづり)

自然に近い状態でエサを漂わせながら、軽い仕掛けを用いて釣る方法。チヌ、グレ(メジナ)のフカセ釣りは有名。

 

ブクブク

活きエビ(シラサエビ・モエビ)などを活かしておくためのエアポンプ付き容器のこと。

bukubuku

 

フケル

張っていた糸がたるむ状態になること。

 

房掛け(ふさがけ)

数匹のエサを針にチョン掛けすること。

 

ぶっこみ釣り(ぶっこみづり)

10~20号程度のオモリを使い、軽く投げ込んで釣る方法。

関西でのチヌ、スズキなどを狙う場合の釣り方。

 

フリー

リールのベール部分をおこして、道糸が自由に出て行く状態にすること。

s3p6

 

振り込み(ふりこみ)

仕掛けを狙ったポイントへ投入すること。

 

振り出し竿(ふりだしざお)

数本の竿を継ぎ足して使用する「継ぎ竿」とは対象的に、仕舞うと1本になる竿。釣り場では、必ず穂先から伸ばしていくこと。

s3p3

浮力調整(ふりょくちょうせい)

ウキに適合したオモリを仕掛けに取り付けて、ウキが立つように調整すること。

 

フルセ

1年しか寿命がないと言われている魚が越冬して2年、3年と長生きすること。ハゼ、アユなどがこれにあたる。

hazeup

 

フレキシブルライト

発光部の向きが自在に変えられる首振り式ライトのこと。

 

(へ)

ベタ凪(べたなぎ)

波が全くない海の状況。

 

ヘビグチ

ノベ竿で道糸を結ぶ穂先部分のこと。ヘビが舌を出しているように見えるのでこの名がついたと言われている。

hebiguti

 

 

(ほ)

棒ウキ(ぼううき)

細長い棒状のウキを総称して棒ウキと呼ぶ。小さく押さえ込むようなアタリが多い場合には細い形状のものがよく使われる。

遊動仕掛け全体・シモリウキ

ボーズ

一匹も魚が釣れないこと。オデコとも言う。

 

穂先(ほさき)

竿の先端部分のこと。

 

ポン級(ぽんきゅう)

関西では、30センチを超えるアイナメ(アブラメ)を指す言葉として使われる。大型のアイナメは1本、2本と数えるビール瓶のように見えるので、このような呼び方がついたとも言われている。

aburame

ポンピング

大物が掛かった時、竿を立てながら魚の弱りを待ち、竿を倒すと同時にリールを巻く。この動作を繰り返して魚を手前へ寄せてくることをいう。

 

(ま)

前アタリ(まえあたり)

魚がエサを食った時、最初に出る小さなアタリのこと。

次に出る大きなアタリを「本アタリ」と呼ぶ。

 

前打ち釣り(まえうちづり)

落とし込み釣りの一種で、エサを数メートルほど沖に振り込んで落とし込む釣り方。前打ち釣りでは、長い竿が必要となる。

 

撒き餌(まきえ)

狙ったポイントへ魚を集めるために撒くエサのこと。

mashdango

マズメ

魚のよく釣れる時間帯のこと。日の出前後を「朝マズメ」、日没前後を「夕マズメ」とよぶ。

 

満潮時(まんちょうじ)

最も潮の高い時間帯。反対に潮の低い時間帯を「干潮時」という。

満潮時には、魚が浅場まで近づいてくるので好時合いとなる。

 

 

(み)

道糸(みちいと)

一般的に、竿先からハリスまでの糸部分を指す。

波止釣りでは、1~3号(小物用)及び3~5号(大物用)のものを主体として使用する。最近の道糸は視認性の高い蛍光ラインが主流となっている。

 

脈釣り(みゃくづり)

ウキをつけずに糸フケや手元に感じるアタリで釣る方法。

 

(む)

むこうあわせ

アワセの動作をしないでも魚が勝手に針掛かりしてくれること。

 

第34回 海釣り用語の基礎知識について 6

~海釣り用語の解説~

(に)

二枚潮(にまいじお)

上層と下層において、流れが異なっている潮のこと。

埠頭の黄昏

(ね)

根(ね)

海底にある岩礁のこと。

森6

 

根ガカリ(ねがかり)

仕掛けが海底の障害物などに引っ掛かってしまうこと。

 

根魚(ねざかな)

岩礁帯などの障害物周りに住みついている魚のこと。ガシラ(カサゴ)、メバル、アブラメ(アイナメ)、アコウ、ソイなどがこれにあたる。

gasira

 

根ズレ(ネズレ)

道糸やハリスが、海底の障害物にすれて傷むこと。

 

ネムリバリ

針先が内側に曲がり、軸にひねりが入った針。ムツなど、比較的大型魚を対象にしたもので、障害物に引っ掛かりにくく魚の口に掛かると外れにくいといった特徴もある。

 

 

(の)

納竿(のうかん)

釣りを終え、竿をしまって帰ること。

 

のされる

大物が掛かった時、竿を立てていられずに竿と糸が一直線になったような状態のこと。

 

乗っ込み(のっこみ)

魚が産卵期に浅場へ移動してくること。波止釣りの人気魚である「チヌ」の乗っ込みは3-5月頃で、大型が狙える絶好機である。

 

 

(は)

場荒れ(ばあれ)

釣り人が多数押しかけるようになり、釣れなくなる場所。

翼港

 

杯(はい)

シラサエビなどを購入する時の単位。関西では、1杯500円が平均価格となっている。

sirasaebi

 

パイプ目印(ぱいぷめじるし)

ビニールパイプを使った目印のこと。落とし込み釣りで使われる。

 

発泡目印(はっぽうめじるし)

浮力のある発泡シートで作られた目印のこと。これも落とし込み釣りで使われる。

s9p1

 

パーマ/バックラッシュ

両軸受けリールなどでキャスト(投げる)時、道糸の出ていくスピードよりもスプール(糸巻き部分)の回転が速くなることにより、道糸が膨れて絡むこと。

 

早合わせ(はやあわせ)

魚の食い込みを待たずに、最初のアタリですばやくアワセること。

 

払い出し(はらいだし)

打ち寄せた波が岸から沖へ向かって出て行く状態のこと。

 

バラシ

針が外れたり、ハリスが切れたりして掛かった魚を逃がしてしまうこと。

 

ハリス

針に結んである糸のこと。バランス的には道糸よりも細い糸が使われる。ハリスには比重があり、沈みの速い「フロロカーボン素材」などがよく使われる。

s4p3

半夜釣り(はんやづり)

一般的に夕方から午後10時頃までの釣りを指す。足場の安全確認のためにも、明るいうちからポイントに入っておくことが必要。

 

半ヒロ

糸の長さの単位で、大人が片腕を広げて体の中心までの長さ

1ヒロ(ヒトヒロ)

大人が両腕を広げた糸の長さ。

第33回 海釣り用語の基礎知識について 5

~海釣り用語の解説~

(つ)

つけ餌(つけえさ)

針につけるエサ。サシエサのこと。

sirasaebityon

 

つり鐘オモリ(つりがねおもり)

寺のつり鐘の形をしたオモリ。胴突き釣りや探り釣りなどでよく使われる。

 

 

(て)

テトラポット

波止や海岸に積み上げられた消波ブロックのこと。4本足のものや三角型などさまざまなタイプがある。根魚の棲み家となっている。

和田防4

 

手釣り(てづり)

竿を使わず、道糸を手で操って釣る方法。

 

テールウォーク

魚が水面で尾を使って立つように突っ走る動作のこと。カジキのテールウォークは有名。

 

テンビン(てんびん)

ハリスの絡みを防止するための釣り具。片テンビンや両テンビンといったものがある。投げ釣りではオモリ付きのテンビンが使われる。

遊動オモリ

テンヤ

オモリと針のついた仕掛け針。タコやタチウオを狙う場合によく使われる。

テンヤ

 

電気ウキ(でんきうき)

夜釣り用として使う明かりのともるウキ。大型ウキは単三電池を、小型ウキはリチウム電池を使用する。

電気ウキ①

電気ウキ2

 

 

(と)

胴突き釣り(どうつきづり)

仕掛けの下部にオモリをつけ、幹糸に数本の枝針が出ている仕掛け。

 

胴調子竿(どうちょうしざお)

中央部分(胴)から曲がる竿のこと。先端部分が曲がる竿は先調子、根元から曲がる竿は元調子と呼ぶ。

 

通し刺し(とおしざし)

エサにおいて、体の中心を通すように刺す方法。

マムシの刺し方

 

渡船(とせん)

沖の磯や堤防に釣り人を渡すための船。

fuke7

 

トップ

ウキのアタリを取るために色分けされた細い部分。

 

トップガイド

穂先に取り付けるガイドのこと。トップと省略して呼ばれることもあるので、ウキのトップと間違うこともある。

 

取り込み(とりこみ)

掛けた魚を陸に上げるまでの動作。一般的には、タモに入れるまでのことをいう。

 

トローリング

船を走らせながらルアーなどを流して釣る方法。日本語では、引き釣りのこと。

 

 

(な)

中潮(なかしお)

大潮と小潮の間に巡ってくる潮。大潮についで比較的よく動く。

 

長潮(ながしお)

小潮の次に巡ってくる潮。ほとんど動かない(干満の差がない)潮。

 

中通しオモリ(なかどおしおもり)

オモリの中心に糸が通るようになっているオモリ。ナツメ型、丸型などがある。

中通しオモリ

 

中通し竿(なかどおしざお)

ガイドのない、竿の中心に道糸を通す構造になっている竿。

穂先部分への糸絡みが少ないので、夜釣りに適している。

 

凪(なぎ)

静かで波風がない海面の状態のこと。朝凪、夕凪、メバル凪(メバルがよく釣れる凪の日)などと表現される。

 

投げ釣り(なげづり)

重たいオモリ(15-30号程度)をつけて仕掛けを遠くへ飛ばして釣る方法。

 

なぶら

イワシや小魚などの群れのこと。シイラ、カツオ、イナダなど、表層を泳いでいる回遊魚を釣る場合は、なぶらを目標にポイントを探す。

 

波気(なみけ)

海面が波立っている様子。波気があると表現される。

 

軟調子(なんちょうし)

調子の軟らかい竿。分かりやすく言えば、竿を上下に振った時、ベロン、ベロンに曲がる竿。竿の軟らかさについては、一般的に軟調、中硬調、硬調と3段階に分けられている。軟調子の竿は糸が切れにくい反面、大物とのやりとりが難しい。

第32回 海釣り用語の基礎知識について 4

(す)

水中ウキ(すいちゅううき)

仕掛けを潮に乗せる目的で、水中に沈めて使用するウキ。

「-1」と表示されている場合は、水中で1号オモリと同じ重さを意味する。

水中ウキ

 

垂直ケーソン(すいちょくけーそん)

側面が垂直に切り立ったケーソン(コンクリート堤防)のこと。

 

スカリ

釣れた魚を入れて活かしておくための網。

釣果2kjl

 

捨て石(すていし)

防波堤を作る際、土台として入れられた基礎石のこと。捨て石周りは魚の寄り場となる。

 

捨てオモリ(すておもり)

岩礁帯などのポイントで釣る場合、根掛かり時に仕掛けを回収する目的で犠牲にするオモリのこと。

 

ストリンガー

大きなスナップ部分を釣った魚のエラなどに通し、泳がせながら活かしておく器具のこと。

 

素バリ(すばり)

アタリがあった時、アワセても掛けそこねること。

 

スリット

波止の側面にある消波効果の高い櫛状の隙間。魚が身を隠すには最適の空間となっている。

 

スレ

魚の口以外の部分に針掛かりして釣れること。

 

 

(せ)

瀬(せ)

岩礁帯などで潮が早く流れる場所のこと。瀬は川での急流場所を指すことが多い。

 

背掛け(せがけ)

餌となる小魚の背中に針を引っ掛けること。

 

(そ)

底釣り(そこづり)

海底に餌をつけて釣る方法。

 

底物(そこもの)

イシダイやクエなど、海底に生息する魚のこと。

 

 

(た)

高切れ(たかぎれ)

魚が掛かったり根掛かりなどで、道糸の途中から切れてしまうこと。

 

タチ

水深のこと。「タチをとる」などと表現される。

 

立ち込み釣り(たちこみづり)

水中に立って釣る方法。

 

タックルボックス

ルアーや小物などの釣り道具を入れる箱。

 

タナ

魚の遊泳層のこと。ウキ釣りでは、その日のタナ取りが釣果を大きく左右する。

 

タマ・タモ

釣れた魚をすくい獲るための玉網。波止釣りでは、枠の直径が45センチ-60センチのものを使用す

る。

タモ

 

玉ウキ(たまうき)

丸い玉の形をしたウキ。中通し、環付き、固定式のものがある。

玉ウキ

 

ためる

大物が掛かった時、竿を立てながら弾力を利用し、魚が弱るのを待つ動作。

 

タモ入れ(たもいれ)

掛けた魚をタモですくうこと。自分自身でタモ入れできるようになれば一人前。

 

 

(ち)

力糸(ちからいと)

投げ釣りをする場合、道糸の先に付ける太い糸のこと。15-35号と重いオモリを使う投げ釣りでは、瞬間的に竿を振りきるので、その衝撃で糸が切れるのを防止するために使う。テーパーラインとも呼ぶ。

 

稚魚(ちぎょ)

ふ化した(生まれた)ばかりの魚のこと。

 

チモト

針の結び目部分のこと。

 

釣果(ちょうか)

釣り上げた魚の種類、サイズ、数のこと。

 

釣況(ちょうきょう)

釣り場における釣果の状況などの情報のこと。釣りに行くポイントの釣況を事前につかんでおくことが大切である。

 

釣行(ちょうこう)

釣りに行くこと。釣行回数を重ねることが上達のコツとなる。

 

釣座(ちょうざ)

竿を出す場所のこと。釣座の間隔が狭いとオマツリになるので注意が必要。

 

潮流(ちょうりゅう)

海水の流れのこと。潮流が速い場所には大型の魚が潜んでいる。

大橋下5

 

直結(ちょっけつ)

サルカンなどの連結器具を使用せずに道糸やハリスなどの糸どおしを直接結び合うこと。

 

チョン掛け(ちょんがけ)

針先に掛けるように刺すエサの付け方。青イソメのチョン掛けなどは、エサがユラユラと動くので効果的な誘いとなる。

シラスの針

第31回海釣り用語の基礎知識について 3

~海釣り用語の解説~

(さ)

竿受け(さおうけ)

置き竿をする時に竿をかける道具。

 

竿さばき(さおさばき)

仕掛けの投入や魚とのやりとりをする時の竿の操作。

和田防5

 

竿尻(さおじり)

釣り竿の末端部分のこと。

s9p3

 

先糸(さきいと)

道糸とハリスの中間にある糸のこと。

 

先調子(さきちょうし)

竿の先端部分が中心となって曲がるように作られた竿。イカダ竿や、落とし込み竿などがこれにあたる。この調子の竿は、針掛かりはしやすいが、糸が切れやすいという欠点がある。

s3p2

 

探り釣り(さぐりづり)

岩や捨て石などの障害物を中心に魚のいそうなポイントを探しながら釣る方法。

 

下げ端(さげっぱな)

満潮から引きはじめた時の潮の変わり目。逆に干潮から満ち出した時の潮の変わり目を上げ端という。

 

雑魚(ざこ)

釣りの対象外となる小型魚のこと。

 

笹濁り(ささにごり)

雨の後などで、海や川などが薄く濁っている状態のこと。

 

サシエ

針に刺すエサのこと。

マムシの刺し方

 

誘い(さそい)

エサを動かして魚の食欲を誘うこと。

 

サビキ釣り(さびきづり)

魚皮などの疑似エサとマキエを使い、仕掛けを上下に動かしながら釣る方法。

アジ・サバ・イワシなどは、この釣り方で簡単に釣れるので、ファミリーフイッシングとして人気のある釣り方。

s8sabiki

 

サラシ

波止際や磯際などで波が砕け、白い泡状になっている部分のこと。

特に磯際では、魚(メジナ)のよく集まるポイントとなっている。

 

サルカン(スイベル)

釣り糸にヨリがかからないようにする接続金具のこと。

s4p4

 

 

(し)

時合い(じあい)

魚がよく釣れる時間帯のこと。

 

潮変わり(しおがわり)

中潮から大潮に変わる時など、周期による潮の種類の入れ替わりのこと。

舞子

 

潮だるみ(しおだるみ)

潮の動きが一時的に止まっている状態のこと。

 

潮通し(しおどおし)

潮の通りや動きのこと。波止の先端部分などでは比較的潮通しがよく、魚の好ポイントとなっている。

 

潮止まり(しおどまり)

潮が動かずに止まっている状態のこと。一般的には、満潮時や干潮時のことを指す。

 

潮目(しおめ)

流れる方向が違う潮どおしが互いにぶつかり合ってできるウズのこと。潮目は魚が集まるポイントとなっている。

埠頭の黄昏

 

時化(しけ)

波風が強く、荒れ模様の天候のこと。

 

尻手ロープ(しってろーぷ)

大物に竿を持っていかれないよう、竿尻に結ぶロープのこと。

 

締め込み(しめこみ)

針掛かりした魚が逃れようと一気に突っ走り、竿を激しく曲げること。

 

シモリ

海中に隠れている岩礁のこと。

 

シモリウキ

丸型の中通しウキのこと。ウキ止め用として使う場合もある。

 

出世魚(しゅっせうお)

成長するにつれて、名前の変わっていく魚のこと。

スズキやブリなどがその例。

真壁組のハネ4

 

ジンタン

ガン玉より軽い球型オモリに割れ目が入ったもの。

号数が大きいほど軽くなる。

第30回 海釣り用語の基礎知識について 2

~海釣り用語の解説~

(か)

~ガイド~

リール竿でリールから出した糸を竿先まで導くための穴。

最近では、ガイドのない「インターラインロッド」が流行。

gaido

 

~カエシ~

針先の内側についている逆向きの突起物。これが付いていることにより、魚が掛かっても針から外れにくい。これと反対にカエシのついていない針を「スレ針」と呼ぶ。

カエシ

~かかり釣り(かかりつり)~

磯際などに船をアンカー(金属製のイカリ)で停泊させて釣る方法。湾内で停泊させてある小型船から釣る場合は「カセ釣り」と呼んでいる。

~かけあがり~

海底の傾斜面のこと。エサも集まりやすく魚の寄り場となっている。

~掛けアワセ(かけあわせ)~

アタリがあれば竿をあおって、針を魚の口に掛けること。

~活性(かっせい)~

魚の食い気や動きのこと。魚の食い気や動きが良い場合は、「魚の活性が高い」と表現される。

~カミツブシ~

糸をはさみ込む溝の入った楕円形の小型オモリ。関西では「シズ」と呼ぶ。

~空アワセ(からあわせ)~

アタリはないが、時折、竿をしゃくってアワセてみること。

~カラ針(からばり)~

金や銀メッキをほどこした針のこと。カラ針は太陽光線を受けて海中で光るため、アジ・サバ・イワシなどの魚は、エサと勘違いして食いついてくる。

~ガン玉(がんだま)~

球形のオモリに割れ目が入ったもの。猟銃の散弾サイズをもとにしている。サイズの単位:B・2B・3B・4B(右へ行くほどサイズが大きくなる。)

gandama

~干満(かんまん)~

潮の満ち干きのこと。

 

 

(き)

~ギア比(ぎあひ)~

リールのハンドルとスプール(糸を巻いてある部分)の回転比率。ギア比1:5のスピニングリールはハンドルを1回転させれば、スプールが5回転するという意味。

~聞く(きく)~

穂先をゆっくりと持ち上げ、糸を張って魚が掛かっているかどうかを確めること。

~汽水域(きすいいき)~

海水と淡水(真水)の入り混じった水域。河口部分(川における、海に使い流域)がそれにあたる。汽水域にはエサが多く集まるので、魚種が豊富である。

~キープ~

釣った魚を放流せず、確保すること。

~キャッチアンドリリース~

釣り上げた魚をすぐに放してやること。ルアー釣りでよく使われる用語。

 

 

(く)

~食い渋り(くいしぶり)~

エサの食いが悪い様子のこと。魚の活性が低い場合は「食いが渋い」と表現される。

~クラス~

階級を現わしている言葉で、「級」と同意語。

「30センチクラス」と表現されている場合は、30センチ前後の魚のことをいう。

 

 

(け)

~外道(げどう)~

釣る目的でない魚のこと。

~ケミカルライト(ケミホタル)~

アタリをとるため、ウキのトップ(先端)や竿先に取り付ける化学発光体。集魚効果を高めるため、仕掛けに取り付ける場合もある。

ケミホタル

 

 

(こ)

~ゴボウ抜き(ごぼうぬき)~

針掛かりした魚を一気に水中から抜き上げること。ゴボウを土の中から引き抜く動作に似ているのでそう呼ばれている。

~コマセ~

魚を寄せるためのマキエサのこと。

五目釣り(ごもくづり)

対象魚を特定せず、数種類の魚を釣ること。

配合エサ

mashdango

第29回 海釣り用語の基礎知識について 1

未熟な私ですが、読者の皆様方によるご支援のおかげで

今日まで継続することができましたことを心から感謝しております。

DSCN0739

 

 

さて、今回の講座からは、かねてから読者の皆様より要望をいただいておりました

海釣り用語についての解説をしていきたいと思います。

 

経験のある釣り人が日常使う専門用語にはさまざまなものがあります。

これらをマスターすれば、釣具店や渡船店、さらにはベテラン釣り師とも対等に会話をすることができます。

翼港

「専門用語など、すぐに憶えられるかな」という不安なあなた。

 

心配はいりません!

 

人間の脳みそは、興味のあること、好きなことはすぐ憶えられるようにできているのです。

なお、用語の解説については長い連載にわたりますが

どうか気長にお付き合い下さるようお願いいたします。

和歌山マリーナシティ・海釣り公園

 

~海釣り用語の解説~

(あ)

~青物(あおもの)~

上、中層を回遊する背部が青い魚の総称。小型魚ではアジ・サバ、大型魚ではヒラマサ・ブリなどのこと。

~あおる~

竿を下から上に大きくしゃくりあげる動作。

~赤潮(あかしお)~

夏場など、長期間の日照が原因でプランクトンが異常発生し、海水面が赤く見える状態。無酸素状態となった魚などが多数死に至る。苦潮(にがしお)ともいう。

~上げ潮(あげしお)~

干潮を過ぎて徐々に潮が上がってくること。満ちてくる潮なので、込み潮ともいう。

~浅場(あさば)~

水深の浅い場所のこと。

~朝バネ(あさばね)~

関西地区で早朝に楽しむハネ(フッコ)のエビ撒き釣り。早朝の1~2時間ほど竿を出してから、出勤するサラリーマンもいる。関東地区でもモエビの需要が増えれば期待できる釣り方だと思います。(個人的な考えですが…)

~朝マズメ(あさまずめ)~

日の出前後で魚がエサをよく追う時間帯。

あそばせる

針に掛かった魚をしばらく泳がせ、体力を消耗させること。

~アタリ~

魚が針についたエサを食べようとした時、ウキや竿先、目印などに現れる反応のこと。魚信ともいう。

~穴場(あなば)~

あまり人に知られていない釣り場。釣り人が見逃している好ポイントなどのこと。

~あぶれ~

魚が1匹も釣れないこと。関西ではボースという。

~アミカゴ~

サビキ釣り仕掛けに取り付け、エサを撒くためのカゴ。関西では、オモリが仕込まれたアミカゴをサビキ釣り仕掛けの下部に取り付けるスタイルが主流。

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~荒食い(あらぐい)~

産卵直後などの魚が、体力回復のためエサを食べまくること。

~アワセ~

アタリがあった時、すばやく竿をしゃくって魚の口に針を掛ける動作。

~アワセ切れ(あわせぎれ)~

アワセた瞬間に糸が切れてしまうこと。アワセが強すぎるとアワセ切れになるケースがある

 

 

(い)

~イカヅノ~

イカ釣り用の疑似餌針。和製ルアーの一種。

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~居食い(いぐい)~

魚がエサを捕食してもその場を動かないこと。アタリがとりにくい。

~イケス~

囲いをつくって魚を活かしておく場所。

~石粉(いしこ)~

イソメ類を針につける時、すべり止めとして使う石を削った粉。

~石物(いしもの)~

イシダイ・イシガキダイ・カンダイ3種の俗称。

~一荷(いっか)~

2本針仕掛けに同時に2匹の魚が掛かること。連(れん)やダブルともいう。

~居着き(いつき)~

一定の場所から移動しない魚のこと。

~移動ウキ仕掛け(いどううきじかけ)~

深いウキ下にあわせウキが移動する仕掛け。遊動ウキ仕掛けともいう。

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ウキ止め-2

 

~糸鳴り(いとなり)~

掛かった魚の引き(締め込み)によって糸に強烈なテンションがかかり発生する音。

(例)キュイーン、キイーン、ギュンギュンなど

~糸フケ(いとふけ)~

風や潮流のため、道糸がたるむこと。

~いぶし銀(いぶしぎん)~

大型チヌ(クロダイ)の俗称。シルバーメタリックの容姿からそのように呼ばれる。

~入れ食い(いれぐい)~

エサをつけた仕掛けを入れるたびに次ぎから次ぎへと魚が釣れること。

 

(う)

~ウキ下(うきした)~

ウキ(ウキ止め)から針までの長さ。

~ウキ止め(うきどめ)~

遊動ウキ仕掛けでウキを止めるために作るコブ。素材としては、木綿やゴムなど滑りにくい(摩擦力のある)ものが利用される。

ウキ止め

ウキ止め-2

~打ち返し(うちかえし)~

仕掛けを頻繁に打ち込むこと。

~うねり~

海が荒れた時などの大きく上下する波のこと。

~上物(うわもの)~

上層を泳ぐ魚の総称。磯釣りでのメジナ(グレ)などを指す。

 

(え)

~エギ(餌木)~

イカを釣るための日本古来のルアー

~エサ取り(えさとり)~

エサをかすめ取るだけで、針掛かりしない小魚のこと。

~エダス~

胴突き釣りで道糸から枝のように出たハリスのこと。

~枝針(えだばり)~

エダスにつけた針のこと。

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~エビ撒き釣り(えひまきづり)~

活きたエビを撒いて魚を寄せて釣る方法。関西ではこの釣法でスズキ

・チヌ(クロダイ)・メバルなどを狙う。

~エラ洗い(えらあらい)~

掛かった針を外そうとする水面でのジャンプ行為。「スズキのエラ洗い」は有名。

~円すいウキ(えんすいうき)~

中通しタイプの円すい型をしたウキ。上部が丸いものは「ドングリ」と呼ばれている。

円錐ウキ

~追い食い(おいぐい)~

魚が食いついたエサを離しても、再度エサに食いついてくること。

~送り込み(おくりこみ)~

アタリがあってもすぐにあわせないで道糸や穂先を送り出し、エサを完全に食い

込ませること。

~落ち(おち)~

魚が越冬や産卵のために深場へ移動していくこと。

~オマツリ~

近隣で釣っている人と仕掛けが絡みあうこと。

~オモリ負荷(おもりふか)~

ウキに適当なオモリの号数のこと。

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~泳がせ釣り(およがせづり)~

活きた小魚をエサにして、泳がせながら大物を釣る方法のこと。

第28回 潮の流れのよみ方について

今回も、前回に引き続き潮に関するお話をさせていただきます。

波止釣りのポイント(第13回目とリンクして下さい)と潮の流れとは切っても切れない関係にあります。

潮の流れを頭に入れたうえでポイントを探せば、釣果は必然的にアップすることでしょう。

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~潮の流れをよみ、ポイントを知る~

潮の流れについて1及び2をご参照下さい。波止に潮の流れがぶつかる側を「潮表」、流れが当たらない裏側を「潮裏」といいます。

潮の流れについて①

潮の流れについて②

 

潮表と潮裏は、潮流の向きによって変わりますので、潮の動きには注意が必要です。

潮流が波止の先端にぶつかると潮裏にはウズができ、このウズを「潮目」と呼んでいます。潮目は速さの違う潮流が並ぶところや向きの違う潮流がぶつかるところにも発生し、エサが集まりやすく魚の溜まり場となります。

 

第13回の講座でも触れましたが、波止の先端部分は外からの速い潮流と港内からの副流がぶつかって潮目ができるため、好ポイントとなっているようです。

潮目は海面に帯びを敷いたようにくっきりと現れるので、肉眼でもはっきりと分かります。

また、潮が右から左に流れている場合、右側(潮が流れてくる方向)を「潮上」、左側(潮が流れて行く方向)を「潮下」と呼んでいます。

エサは常に潮上から流れてくるので、魚は必ず潮上を向いています。

このことから波止(海)釣りにおいては、潮目や潮上といったポイントを狙うことが鉄則となっています。

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~海釣り公園における潮のよみ方~

それでは次に、海釣り公園(桟橋)の一例をあげて、潮の流れを基にしたポイント解説をしていきましょう。(全ての海釣り公園がこのような桟橋形式にはなっていません。念のため。)

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海釣り公園については桟橋(支柱)を中心に作られているところが多いようですが、このような場所でも潮の流れをよみ、流れる方向を見極めることが大切となってきます。

潮の流れについて③

 

例えば、Aの釣り座からウキ釣りをする場合、潮が沖から手前へと流れてくるため、釣りにくい場所となります。どういうことかというと、沖合にウキを流していても除々に手前へと流れてきて、ついには桟橋の下をくぐり抜け、背後にまわってしまうことになるのです。そうなると、桟橋(支柱)に仕掛けが絡んだり、後部(釣り座B)に釣り人が入っていた場合はオマツリ(他の釣り人と仕掛けが絡んでしまう)をしてしまいます。

逆にBのポイントでは、ウキを真下に浮かべていても、潮の流れにのってどんどん沖合へと運んでいってくれます。そのため、わざわざ仕掛けを沖合へ振り込む必要はありません。当然のことですが、潮の流れが反対になれば釣り座AとBの状況はこれと全く反対になります。

また、Cの釣り座で竿を出す場合には、仕掛けが右からへ左と流されるため、左側の釣り人とオマツリしないように注意していればよいでしょう。

海釣り公園では、釣り人が多数押しかけるため、常に潮の流れを頭に入れていないことには、オマツリ(隣の釣り人と仕掛けが絡んでしまう)する恐れがありますのでご注意下さい。

マリーナ5

 

 

~潮の流れが速いポイントでの攻め方~

海峡付近におけるポイントについては、普段から潮の流れがとても速くなっています。

舞子

大橋下5

潮流の速いポイントでウキ釣りをする場合、重目のオモリをつけないことには、仕掛けが設定したタナより上層へ浮き上がってしまうという問題が生じます。

潮流と仕掛け①

 

そのため、このようなポイントを攻める場合は、

1オモリを重くする(ハリスの中間にガン玉を打つ場合もあります)

2ハリスを短くする

といった処置を講じる必要があります。

波止におけるウキ釣り(チヌ・ハネ狙い)の場合、普段は0.5~1号程度のオモリを使用しますが、潮流が速いポイントの場合は、2~3号を使用するとよいでしょう。しかし、2~3号を使用してもまだウキが斜めになって流される場合(例えば、激流ポイント<関西では神戸~明石周辺>で大潮と重なった日)は、4~5号のオモリを使用する必要があります。これでほぼ設定したタナに落ち着くはずです。

潮流と仕掛け②

次にハリスの長さですが、普段は矢引き(1メートル)から1ヒロ(1.5メートル)を標準としていますが、潮流が速い場所ではハリスが浮き上がってしまうので、50センチから半ヒロ(75センチ)くらいにするとよいでしょう。また、ハリスにガン玉を打つというのもひとつの方法です。

ただ、オモリを重くすることのリスクとして、魚がエサを加えた時に違和感を与えてしまうので食いが悪くなったり、ウキに微妙なアタリが出にくくなることは事実です。

天候・風向・水温・潮の流れや干満状況などは日毎に変化していまフィールド(釣り場)におけるこれらの状況判断をもとに、その日の仕掛け・エサ・攻めるポイントなどを決めることができるようになれば、すでに上級者のレベルに達している(あえて達人と呼ばせてもらいます)といっても過言ではないでしょう。

セル石増井

第27回 潮の干満(潮汐)について

今回からの講座では、海釣り全般に関する予備知識を含めたお話をしていきたいと思います。

まずはその第1回目として、海釣りの基本知識ともいえる潮の干満について触れていきましょう。

多奈川8

 

 

~潮の干満(潮汐)とは?~

釣りをされない方でもご存じとは思いますが、海には潮の干満というものがあります。

月と地球は互いに引っ張り合いながら動いており、これを「引力」と呼んでいます。引力は、互いの距離が近いほど強くなり、離れるほど弱くなっています。月と地球は万有引力で引き合っていますが、距離が一定に保たれているのは月と地球との相互連動による遠心力が働くためです。この遠心力は地球上のどこでも同じ大きさです。この遠心力と引力の合力が潮の満ち干きを起こす力となっています。地球は1日1回自転していますので、満潮と干潮はそれぞれ2回起こることとなり、また、地球には月と太陽の両方の引力が働いており、双方の力が合わされば潮の干満は大きくなります。具体的には、太陽と地球が一直線上に並ぶ新月(闇夜)の周期前後と満月の周期前後では、引力が重なって大きくなります。すると、海面の上下動が大きくなるので大潮となります。上弦(新月から満月になる間の、月が半円形になった状態のこと。月が沈むとき、弓の弦を上向きにしたような形になる)と下弦(上弦に対して、満月ののち、次の新月までの、月が欠けて弓の弦を下向きにしたような形になった状態のこと)の時は、月と太陽の引力が互いに消し合うので、海面の上下動が小さくなり小潮となります。

大気のえ

 

このように、潮の種類と月の満ち欠けとは切っても切れない密接な関係があるのです。(小学生あるいは中学生の頃、理科の時間に学習されたことと思います)

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~潮の種類と周期について~

潮の種類には次のようなものがあります。

大潮:新月と満月の前後に廻ってくる潮です。最も干満の差が大きよく動ので、一番釣れる可能性の高い潮まわりです。

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中潮:大潮に次いで干満の差が大きく、比較的よく動く潮まわりです。

小潮:大潮とは対称的に干満の差が小さく、あまり動きのない潮まわりです。

長潮:干満の差がほとんどなく、全く動かない潮まわりです。

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若潮:潮の周期の入れ替わりにあたり、比較的よく動く潮まわりでこれらの潮が月の満ち欠けにより、約15日周期で繰り返されることになります。(潮汐を参照)

 

 

~潮の干満(潮汐)と魚の食いについて~

それでは次に、潮の干満(潮汐)と魚の食い(活性)の関係を見ていきましょう。

潮位の差が大きい時(大潮)と小さい時(小潮や長潮)では、一般的に潮位の差が大きい時(大潮)の方が魚はよく釣れるといわれています。

潮位の差が大きい時は、潮の動きも大きくなります。潮の動きが大きいと、潮が速く流れ、湧昇流(潮が下から上へ湧き上る)が起こります。すると、この流れによって下層にあるプランクトンが上層に吸い上げられ、エサ類が海中に散らばった状態になります。

こうなると、魚の活性も高くなり、結果的にはよく釣れるということになります。

また、潮がよく動き、流れのある時は波止にぶつかってできた波の影響で、酸素の量が海中へ多く取り込まれるため、魚の活性が高くなるという見方もあります。

エーワン渡船

 

 

~潮の干満(潮汐)と時合いについて~

次に、魚がエサを追い求める潮時を見ていきましょう。

潮汐と時合いの関係図をご参照下さい。これは満潮と干潮の潮差をそれぞれ10等分したものです。海釣りでは俗に、「上げ七分、下げ三分が狙い目」とよくいわれます。

魚が活発にエサを食べるのは満潮または、干潮時刻から約2時間後といわれます。潮が動き出すと、海水の酸素量が増え、エサが海底から舞い上がったり、海草や岩礁帯からこぼれ落ちたりします。また、潮が満ちてくると魚は波止際や浅場へ寄り、干いてくると沖へ出て行く傾向があります。

ちなみに、満潮と干潮の時刻には潮の流れは止まってしまいます。(潮止まりと言います。)

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~潮見表(潮時表)の見方~

潮見表(潮時表)とは、1日毎の潮の種類と満潮及び干潮の時刻が記載されたものをいいます。潮見表(潮時表)は釣り雑誌に掲載されていたり、釣具店などでも配布されています。

それでは、実際に一例をあげて、潮見表の見方を解説していきましょう。

今回は「2015年3月1日(日)に、大阪府の大阪港へ釣りに行く」と仮定します。

当該日の段を見ると潮の種類は、「若潮」と記載されています。お分かりとは思いますが、「大」は大潮、「中」は中潮、「小」は小潮、「長」は長潮、「若」は若潮ということです。潮の種類については、頭文字のみに省略されて掲載されていることも多いようです。

また、潮の種類については、日本全国どの地域も同じです。同じ日に、釣る地域によって潮の種類が異なるといったことはありません。

次に、干満の時刻ですが、これは釣り場によって格差があります。そのため、和歌山港、神戸港など、各地域の標準港ごとに干満時刻が表示されています。今回は、大阪府の大阪港という釣り場なので、3月1日(日)の大阪は、満潮が午前7時25分と午後4時17分、干潮は午後1時45分と午後11時11分となっています。

しかし、この時刻はあくまで大阪の標準港(大阪港)ですので、神戸港という釣り場の場合は、「各地の潮時差」を見るようにします。すると、神戸港では、「+10」という表示になっています。これは、大阪の標準港(大阪港)における干満時刻より、それぞれ10分遅れるという解釈になります。(逆に-10と記載されている場合は、10分早まるという意味です)

これらをまとめると、2015年3月1日(日)の大阪港海域は若潮で満潮が午前7時25分と午後4時17分、干潮は午後1時45分と午後11時11分ということになります。

なお、潮時表に掲載されていない釣り場については、釣行する釣り場に一番近い地域の潮時を参考にするとよいでしょう。

次に、釣れる可能性の高い日(潮まわり)を見ていくことにしまし先ほどもお話いたしましたとおり、海釣りでは潮のよく動く「大潮」または「中潮」の日に釣行することがベストといえます。そして、その潮まわりに加え、朝夕のまずめ時(日の出や日没前後の、食いがよくなる時間帯)に満潮時刻が重なっていると、最も釣れる可能性の高い日となるのです。

このように潮見表を活用すれば、効率よく釣れる可能性の高い釣行日を選択することができます。

ただし、これも判断基準のひとつのということで必ずしも「絶対釣れる」というわけではありません。

釣り場では、潮まわり以外にも、天候・水温・風向、その他いろんな条件が重なった結果として、釣果が大きく左右されるということになりそのため、より確実な釣果を望む方には、釣り場・日の出や日没時刻・天候・潮の種類・水温・風向・釣れた時刻等、各種データを残していくことが重要となってくるでしょう。(僕はのんびりと釣りを楽しむタイプなので、あまり釣果にはこだわりませんが…)

海の自然現象である「潮汐」をよく理解し、うまく利用することが釣果アップの秘訣となります。

第26回 釣り場におけるゴミについて

第26回目の波止釣り講座は、年々深刻化するゴミ問題のお話です。釣り場のゴミについては第23回目の講座でも簡単に触れましたが、釣りのマナーの中でも非常に大事な問題ですので、再度詳しくお話しをしていきたいと思います。

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~波止でのゴミ問題について~

大阪に住んでいる私は、休日になるとよく大阪湾岸の波止へ釣りに出かけます。途中、道路沿いの大型釣り具店でエサを購入していくのですが、そのどえらい人(客)にはいつも驚かされます。「この人たちは、いったいどこで釣っているんだろう。もし、この人たちがポイントへと集中して、ゴミを捨てようものなら、その釣り場はたいへんなことになっているだろうなぁ」と、考えただけでも恐ろしくなる時があります。釣りのルール・マナーが徹底されていない現状では、釣り人の増加=ゴミの増加という悪夢は避けられません。

「ゴミを持ち帰るのは当たり前」

 

と意識する、釣り人ひとりひとりの心がけに任せるしか打開策はないのです。

ちなみに、僕が釣り場でよく見かけるゴミの種類はというと

 

1.タバコの箱や吸い殻

2.仕掛け(糸・針・オモリ)

3.オキアミやアミエビなど、エサのパック(中身が入っている時もある)

4.弁当のパック

5.ペットボトル(500ミリボトルについては、最近特に多い)

6.ジュースなどの空缶

7.ビニール袋

8.外道の小魚(なんということを…。信じられません)

などといったものたちです。

以上の8項目を見ていただいてお気づきの方もおられると思いますが、釣り場で放置されるゴミであるにもかかわらず、「コンビニエンスストア」で買ってこられた食品類のゴミが非常に目立ちます。「コンビニ」の出現が釣り場のゴミ環境を大きく変貌させたのではないでしょうか。

(コンビニが悪いのではなく、そのゴミを捨てる釣り人が悪いということです。表現が悪くて申し訳ありません。)

この中でも特に、最近急増しているペットボトルなど、プラスチック製品は海中でも腐敗することがありません。誰かが取り除かないことには永久に残存することになってしまいます。

また、数年前の梅雨頃だったと記憶していますが、大和川(大阪府)河口の埋め立て地で釣りをしていたところ次々と流れてくるゴミを目にしました。

コンビニの袋から始まり、洗面器、ダンボール箱、サッカーボール、タイヤ、

BSアンテナ、さらには工事現場でオッチャンが車の誘導に振り回しているあの赤く光る棒やパイロンまでも流れてくるのです。

ウキ釣りをしていたのですが、それらのゴミが邪魔で釣りにならず激怒して帰宅したという思いでもあります。

保護水面

 

大阪の恥となるのであまり言いたくありませんが、大和川は残念なことに、日本一汚染された河川です。このことについては、長年による流域住民(僕もそのうちの1世帯ですが…)の生活排水や原因となってこんな状態に追い込んでしまったのです。現在は自治体の努力により、水質はかなり改善されています。

波止の上で目に見えているだけでもこれほどのゴミが落ちているのですから、海底では、どうなっているのか…?

想像したくもありません。おそらく、想像を絶するほどのさまざまなゴミが何重にもなって積もっていることでしょう。

実際のところ、「海では潮が流れているでしょう。だから、少しくらいゴミ捨ててもどこかに流れてしまうから大丈夫!」などと、とてつもなく安易な考えの釣り人が多いことには驚かされます。

結論から言うと、よほど潮通しの良い(潮の流れが速い)場所でない限り、投棄されたゴミは海底に沈むか、ビニール袋など軽いものについてはテトラポットの隙間に溜まってしまいます。

特に、波止の曲がり角内側については流れがよどんでいるため、非常にたくさんのゴミが溜まってしまうのです。

大都市圏における港湾付近の釣り場では汚染が進んでいます。

工場排水など、汚染の原因は他にもあるため、一概に釣り人だけの問題とは言えませんが。ゴミの投棄により、釣り人は自分で自分の首を絞めたりすることがないよう、環境面については、特に心がけてほしいものです。

また、「海釣り公園などの管理施設では、ちゃんとゴミ箱が設置されているのに、一般の波止では、なぜゴミ箱がないんだろう?」皆さんの中で、そういった疑問を抱かれたことはございませんか。

ご家庭のゴミは一定の曜日に一定の場所へ置いておくと、自治体の清掃車がやってきて、ゴミを持っていってくれますよね。しかし、波止の釣り場ではそういったシステムなどは全くありません。

マリーナ4

 

第1回の講座でもお話しいたしましたが、波止は本来、停泊する船の安全を守ったり、港湾施設を良好な状態に維持するため、自治体等によって管理された公共施設の一部なのです。決して釣りの目的のために作られたものではありません。そこで釣りをすることは、「黙認」という立場が取られているのです。そのため、自治体等においては、港湾施設(波止)で釣りをするなどということは最初から想定されていませんので、そこでゴミが出ることなどは問題外なのです。

仮にゴミを回収するようなシステムをつくってしまうということになれば、波止本来の建設目的から外れ、釣りをするといった行為を認めてしまうことになってしまいます。

このような理由から、波止にではゴミは設置されないのです。

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~釣り糸公害について~

釣りをしていて一番気の毒に思うのが、野鳥です。彼らはまさに、釣り人たちの犠牲者と言えるでしょう。捨てられている釣り糸が鳥の足に絡みつくと、鳥は羽根をバタバタさせ糸を振るい払おうとしますが、もがけばもがくほど糸は足深く食い込んでいきます。そうなると、やがて足は腐ってちぎれ、エサを獲ることができなくなり死んでしまいます。中には糸に絡まって、もがいている時に猛禽類に襲われたりする場合もあるそうです。

みえの自然楽校ページを見て下さい。

本当に悲惨な鳥たちが私たち釣り人に訴えかけているのが良くわかります。

地域でこういった取り組みをして下さっていることは、ひとりの釣り人として本当に感謝です!

我々、釣り人は決して忘れてはならない実態なのです。

釣り人、個人個人が常に意識をして取り組まなければならない問題であります。

平磯西向き

 

 

~ルール・マナーのまとめについて~

18回目から今回までの講座においては、釣りの技術から少し離れたことをお話しさせていただきました。

「釣りを楽しむ上で大切なことは何か」ということがお分かりいただけたでしょうか。

たかが、遊びの釣りといっても常に危険と隣り合わせ。安全知識やルール・マナーが本当に大切なことだとご理解いただければ幸いです。

今や大衆レジャーとなった「釣り」は、若年から老年まで非常に幅広い年齢層の人に楽しんでもらえます。その人口は現在、全国において数千万人を超えるものと推定されています。

特にここ近年、一種のファッションとも言える「ルアーフイッシング」や比較的お金を費やすことなく楽しめる「ファミリーフイッシング」のブームが到来したことにより、今後も年を追って釣り人口が増加することはまちがいありません。

釣りがこれほどまでにブームとなった以上、「ルール・マナーを守ることは当たり前」の時代でないといけないのです。

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しかし、都市圏の釣り場でもお分かりのとおり、釣り人の数=ゴミの数といった状況の中、現行では未だ「ルール・マナーの不確立・不徹底」といった点が非常に目立ちます。

釣りにハマっている少年たちを見ていると、「魚を釣る技術や知識だけの向上」を目指しているのが良く分かります。

もちろん、それも大事なことかもしれませんが、ルール・マナーを守らないことにはやがて、

釣り場環境が破壊される→魚がいなくなる→釣りができなくなるといったことになってしまうのです。

釣りを始める方、続けていく方にとっては、この点をしっかりと理解していただくことの方が大切です。魚がいなくなり、釣りができなくなってしまったのでは技術もなにもあったものではありませんので。

また、ルール・マナーの徹底については、釣りを伝えるメディアにも大きな問題があると思います。「フイッシュ・オン!」とか「ゲット!」などの言葉を連発している釣り番組もあるようですが、「技術を魅せる釣り」だけではいけないのです。ルール・マナー面についてもしっかりと釣り人に知らせる必要があるのです。

更に言わせてもらうなら、皆さんが釣りを始めるきっかけとなった要因は、「テレビで釣り番組を見て」、「友人に勧められて」、「父親に連れられてと」、さまざまですが、いずれのケースでもフィールドへ出るまでには必ず「釣具店」という門をくぐることになろうかと思います。また、釣りにハマってしまえばこの門をくぐる回数も自動的に増えてくることにもなります。

そのため、釣具店のスタッフにも釣り具や技術の説明にあわせ、ルール・マナーに関する指導をしてもらえれば入門者の段階から知識のひとつとして植え付けることができるのです。できれば、釣り団体で作成しているマナーに関するパンフレットなどを徹底して配布していただければよいのですが…。(最近では、各メーカーや釣具店の主催による釣りセミナーなどでルール・マナーなどは詳しく解説していただいているところもあると聞いてホッとしています。)

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メディア関連や釣具店など、これらの方々にご協力をいただき、更に我々「釣りインストラクター」と称されている者たちが、各地域において地道な努力を継続していけば、やがて釣り業界も整備され、後世に残るきれいな釣り場、明るい将来が見えてくることでしょう。

そうなることを心より祈念しております。

第25回 水産資源の保護について

今回の波止釣り講座は、資源問題について触れてみたいと思います。

前回から漁業関係の分野にまで及んでいるように思われるかもしれませんが、資源問題は漁業者だけではなく、私たち釣り人にとっても大切なことなのです。

魚がいなくなると、当然「釣り」は成り立ちませんね。

いつまでも、魚が釣れる環境を残していくためにも、資源保護に努めていきましょう。

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~水産資源保護について~

漁業者同様、釣り人も水産(魚)資源を大切にする必要があります。

初心者のうちは誰しも「記念になるから」といって、小さな魚を持ち帰ってしまうことがよくあります。

しかし、地方によっては、漁業調整規則などで採捕が禁止されている幼魚もあるのです。

例えば、大阪府の場合、漁業者はマコガレイは15センチ以下のもの、メイタガレイは13センチ以下のもの、ヒラメは24センチ以下のもの、マダイは13センチ以下のもの、ガザミ(ワタリガニの1種)は12センチ以下のものはそれぞれ採ってはいけないことになっています。これらのサイズは、水産資源を増やすため、漁業者が設定した基準ですが、魚を捕って遊ぶ私たち釣り人にとっても守るべき基準としなければなりませまた、水産資源を増やすために稚魚放流を行っている場合もありましかし、放流した魚も成長しないうちに採捕し、持ち帰ってしまったのでは、放流の意味もなく、資源は増えません。漁業者はこの点を充分理解し、成長していない魚は自主的に海へかえすようにしていま水産資源は、漁業者と釣り人の協力によって保護されるものです。

数少ない資源を大切にするためにも、稚魚が釣れた時は必ずリリースするようにしましょう。

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~外道の虐待や乱獲について~

前々回にもお話いたしましたが、釣り人として一番やってはいけないことは、外道(釣る目的でない魚)が釣れた時にその魚を波止の上に叩きつけたり、放置したりすることです。(日干しになっている魚をよく見かけます。かわいそうです。)外道とはいえ、命ある生き物です。釣れてしまった場合でも、必ずリリースしてあげましょう。

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また、夏から秋にかけては、アジ、サバ、イワシといった小魚がサビキ釣りでたくさん釣れるようになります。

サビキ釣り仕掛けは針が6~8本も付いているため、1回の釣行で数十匹、数百匹と、簡単に釣れる場合があります。

しかし、持ち帰った魚を親戚、隣近所などに配ったところで余り、捨ててしまうようなことだけは避けるべきです。

釣り人はいくらたくさん釣れるからといっても、漁師になってはいけま限りある資源の大切さを認識し、釣れる環境をいつまでも維持していくことが大切なのです。

釣り上げても、持ち帰って食べきれない魚は、生きているうちに海へ返してあげて下さい。(必要最低限、食べる分だけ持ち帰るということです。)

ご協力をお願いいたします。

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~栽培漁業について~

卵からふ化させた稚魚を育て海へ放流し、大型の魚を獲ってもらうことを栽培漁業と呼んでいます。私たち釣り人も、つくり→育て→獲るといったプロセスを理解することが大切です。

栽培漁業についての詳細は、こちらをご覧ください。

 

~稚魚放流事業について~

昔から、「チヌの海」と呼ばれている大阪湾ですが、数年前まではその数が著しく減少傾向にあるということでした。

そのため、大阪府釣り団体協議会では、毎年、「フイッシングショー大阪」のブースにおきまして、来場された皆様方より稚魚放流基金へのご協力をお願いしております。

ご協力いただきました方々に対しましては、この場を借りてお礼申し皆様からお預かりした貴重な放流基金でもって、「チヌ」と「サンバソウ(イシダイ)」の稚魚を購入し、毎年8月頃、大阪湾へと放流しておりそのおかげをもちまして、湾岸のいたるところでは大型チヌ(40-50センチクラス)がバンバン釣れるようになってきました。

稚魚放流の効果は絶大だと信じている今日この頃です。

 

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チヌ釣果