穴釣りを楽しもう

水温が低下する冬場、波止では釣れる魚も極限状態。ファンとしては寂しいシーズンの到来だ。とはいえここだけの話、関西では「穴釣り」と呼ばれる釣法でカサゴをドッサリと釣ることができるんです。

穴釣り2

穴釣りとは、テトラポットや捨て石の隙間(穴)を丹念に探り歩いていく釣り方。穴の見立て方ひとつでも釣果が左右されるほどの奥深さが売りだ。

 

タックルと仕掛けはいたってシンプル。1.5~1.8メートルの短竿(イカダ竿)に道糸3号を巻いた小型両軸受けリール。オモリはテトラポットの隙間をコロコロと転がっていく丸玉型(中通し)の3~5号を使用。なお、根ズレが避けられない穴釣りのハリスは2~2.5号。アタリがダイレクトに伝わるよう、長さも15センチと短くする。針はメバルの7~9号またはチヌ針の1~3号。エサはモエビやオキアミが主体となるが、スーパーで売っている塩サバを切り身にしてもよい。(エサ持ちがよく安上がり)

穴釣り仕掛け図

ポイントは不規則に積まれたテトラ周りで大きな隙間のあるところ。中でも垂直に切りたったケーソン波止とテトラの隙間は比較的水深があるので狙い目と言える。

 

カサゴをゲットするため、さっそく現場へと急ごう。キュンキュンと小気味良い手応えが満喫できる。スリリングなやりとりも楽しめるゾ。また、外道にはメバルやアイナメも登場するので楽しみなところ。

釣り方は仕掛けを海底まで落とし、道糸を張ってアタリを待つだけ。激しいアクション(誘い)は根ガカリにつながるので不要。テトラの穴は日中でも薄暗いのでカサゴは警戒なくエサに飛びついてくるのだ。

魚が食いつけば、ゴツゴツとしたアタリが手元に伝わる。反応があれば即座にアワセてすばやくリールを巻こう。20センチオーバーともなると引きは強烈。もたもたしているとテトラの隙間へ潜り込まれてしまうゾ。

穴釣りは足で稼ぐ釣り。エサを落としても反応がないようなポイント(穴)にはさっさと見切りをつけ、新たな穴へと移動することが肝心だ。これに対し1匹でも釣れた穴には数匹のカサゴが潜む。このようなポイントではオキアミやアミエビなどのマキエを打ちしばらく粘ってみよう。

今の時期なら15~20㌢がアベレージサイズ。1日粘れば30~50匹はオーケー。プリプリと太ったカサゴは鍋の食材にもピッタリなのだ。

 

冬場、家に閉じこもっている釣り師諸君、楽しい穴釣りで気分も体もHOTになろう!

〈注意〉

テトラポットの上では足元に注意。もちろん、ライフジャケットに磯靴(滑りにくい靴)は必要だ。ポイント移動が頻繁におこる釣りなので道具類はできるだけコンパクトにまとめること。移動時に持参するものとしては、竿にリール、仕掛け類を入れたウエストバッグとエビ活かしバケツの3点。それ以外のものは車の中や堤防上においておくようにしましょう。(もちろん貴重品だけは身につけて)ベストのポケットに仕掛け類が収納できればウエストバッグも必要ないのでさらに実用的と言えます。エビ活かしバケツはできるだけ小型のものがよい。テトラの上はほとんどの場合が平らではありませんので「エビ活かしクーラー」などをもっていくと置く場所にも大変困ります。

もちろん、海が荒れている日の穴釣りは大変危険。風波が強いと波しぶきをモロにかぶることとなり、波にさらわれるといった事故にもなりかねません。テトラでは突然の気象変化にすばやく逃げようにも、足場が悪いため迅速な対応がとれず、あわててしまい隙間へ転落といった危険性も出てきます。また、波などで濡れたテトラポットも滑りやすくて危険。波打ち際のテトラへは近づかないようにしましょう。

海釣り公園レポート(兵庫県・西淡町立海釣り公園)

海釣り公園・案内標識<釣行当日のデータ>

釣行日:平成10年12月12日(土)

釣り場:兵庫県・西淡町立海釣り公園

天  候:晴れ

水  温:16℃

潮  :小潮

風  向:北東

エ  サ:シラサエビ

釣  果:ガシラ15~22㌢2匹・ベラ15㌢~23㌢4匹

 

仕掛け:探り釣り仕掛け図は、http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s9saguri.jpg

を使用していただき、オモリを5号として下さい。

ウキ釣り仕掛け図は、http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/t981003hane.jpg

を使用していただき、針の号数を8号に訂正して下さい。

 

前回の海釣り公園レポートに続く第2弾!

今回は都心から少し足を伸ばし、淡路島まで遠征してみようということで、小旅行気分と磯釣り気分の味わえる(1粒で2度おいしい)「西淡町立海釣り公園」に行ってまいりました。

この海釣り公園は、淡路島西方(西淡町)の丸山漁港に浮かぶ「弁天島」を釣り公園に整備したものです。

この西淡町立海釣り公園へのアクセスですが、車の場合は、阪神高速神戸線若宮出口を通過、第2神明道路へと入ります。そして、垂水JCTから明石海峡大橋を渡り、本州四国連絡道の淡路島南出口でおりて下さい。出口を通過し、突き当たりに出たら右折(阿那賀・丸山方面の標識あり)して道なりに進んで下さい。このあたりは道幅が狭く、カーブの多い山道が続きますので運転には充分注意して下さい。10分ほど走るとまた突き当たり出ますので、今度は左折(丸山漁港方面の標識あり)して下さい。しばらく走ると、海岸線左手に弁天島と丸山漁港が見えてきます。(写真/弁天島)また、道路沿いには海釣り公園への案内標識(写真/海釣り公園・案内標識)も出ています。ちなみに、丸山漁港付近の道幅は特に狭く、このへんのおばあさんたちは、平然とした顔で道路の中央をノソノソと歩いているので、運転には細心の注意を払って下さい。(なんと、犬までも道路の真ん中で、堂々と昼寝をしているという、すごいところです。)丸山漁港を通過して、左折すると海釣り公園の駐車場に到着します。

この海釣り公園に入るにはまず、管理事務所で釣り料金をお支払い下さい。(写真/管理事務所、管理事務所2)管理事務所は、海産物直売所「魚彩館」(写真/魚彩館)にあります。(魚彩館の正面入口に向かって右側です)1日の釣り料金は、大人1000円、小人(小・中学生)500円となっています。見学のみ(釣りをしない方)の場合は、大人200円、小人(小・中学生)100円です。また、釣り台の沖に浮かぶイカダで釣りをする場合は、3000円の料金が必要です。(イカダ釣りは予約が必要です)

開園時間は、4月~9月までは午前7時~午後6時まで、10月~3月までは午前8時~午後5時までとなっております。しかし、ここで注意してもらいたいのは、この海釣り公園には、受付時間というものがあります。私が訪れた日は、午後2時30分までにお入り下さいということでした。そのため、管理事務所へ受付の時間を確認してからお出かけ下さい。(西淡町立海釣り公園管理事務所・℡0799-39-0399)

休園日は、毎週水曜日です。(年末は12/29~1/3まで閉園)また、悪天候の場合も閉園されます。

エサについては、オキアミ・アミエビ・青イソメ程度しか置いていませんので、これ以外のエサ(シラサエビなど)を使う場合は、事前に購入しておいて下さい。(周囲には釣具店・エサ店はありません)また、貸し竿が必要な場合は、管理事務所まで申し出て下さい。

なお、この海釣り公園では、投げ釣り及びダンゴ釣り(紀州釣り)は禁止されています。

ちなみに、海釣り公園の駐車場は魚彩館の入口前にあります。(40台収容・無料)

管理事務所で釣り料金を払ったら、釣り台へむかいましょう。釣り台へは、管理事務所を出て左奥にある細い路地を通っていきます。(写真/入り口案内板)工事中なので足元に気を付けて下さい。路地を抜けると弁天島の手前に出ます。(写真/弁天島の端)そして、アーチ型の太鼓橋を渡り、島の中のうっそうとした遊歩道(写真/釣り台までの歩道)を抜けたら釣り台に出ます。歩道の途中には、簡易トイレもありますので、女性の方でも安心です。(写真/簡易トイレ)

釣り場の状況はというと、この釣り台は、弁天島の半分、その磯際を取り囲むように作られていて、海釣り公園としては、非常にめずらしいものだと思います。(写真/釣り台1、釣り台2、釣り台内側)

釣り台は、長さ150メートル、幅3メートルで、75名の釣り人を収容することができます。水深は釣り台の真下で約4.5~5メートルほどあり、沖へ10メートルいくごとに水深が1メートルづつ深くなっているということです。また、釣り台は小磯まわりのため、足元から数メートル沖まではかなり複雑な岩礁地帯となっています。そのため、非常に根魚(ガシラ・アブラメ・メバル)の濃いポイントであるようです。根ガカリも頻繁にありますので、予備の仕掛けはたくさん用意しておいて下さい。

また、約40メートル沖合いの海底には捨て石が沈められているので、この付近に大型の魚が存在しているものと思われます。

そして、釣り台の左手には大鳴門橋が見え、まさに「眺めは抜群」、「気分は最高」の中で釣りを楽しむことができます。(写真/大鳴門橋)

次にここでの釣り方をお話しましょう。前回の平磯海釣り公園同様、ウキ釣り探り釣りズボ釣りサビキ釣りが一般的なようです。特にズボ釣りについては、釣り台の支柱周りがポイントとなっています。短竿を使って攻めてみて下さい。型のいいガシラ・メバルが高確率で釣れると思います。ただ、この釣り場も鳴門海峡の影響で潮の流れが結構速いため、大潮の日はできるだけ、避けた方がよいでしょう。

当日は、大半の方がサビキ釣りでした。20センチ前後のアジが夕方の時合いにコンスタントに釣れていました。親切な地元のおっちゃんは、「兄ちゃん、アジ持って帰りいや!」と、6匹も分けてくれました。(写真・アジ)また、釣り台のゴミ箱を掃除していたおばちゃんは、「兄ちゃん、青イソメいらんか!」と、わざわざ、ゴミ箱に捨ててあったエサをくれました。(写真/釣り台・掃除、釣り台・掃除2)さらには、別のおっちゃんが帰り際に、「兄ちゃん、コーヒー飲みいや!」と、ホットコーヒーまでくれたのでした。

ちなみに、僕の釣果はというと、少し沖を狙った探り釣りで15~22㌢のガシラを2匹と、ウキ釣りで15㌢~23㌢のベラを4匹釣りました。すばらしい風景とやさしい人たちに加え、さらにこんなにも魚が釣れて、とても満足な1日でした。

この海釣り公園は釣りをしない方でも入園できますので、デートスポットにはピッタリだと思います。瀬戸内に沈んでいく夕日を見ながら、愛を語りあえば最高。(トワイライトタイムはムード満点です)また、仕事や日常生活のストレスで疲れ果てている方にも、この景色を見ていただくだけで、充分心の休息をとることができます。

釣れても、釣れなくても、心休まる瀬戸内の景色の中で、ボーっと釣り糸を垂れるのもいいもんですよ!

また、釣れなかった時でも、海産物直売所「魚彩館」があるので安心。新鮮な魚介類を手土産にお帰り下さい。

最後にこの付近で釣れた魚は料理すると、たいへん美味。なんでかって?

それは、鳴門海峡の激流に揉まれ、身が引き締まっているからなんですよ!

 

~関西波止釣り情報(兵庫県・西淡町立海釣り公園の現況)~

現在、西淡町立海釣り公園では、主にベラ・メバル・ガシラ・アイナメ(アブラメ)・アジ(終盤が近い)・カワハギ(ハゲ)などが釣れています。

アジはアミエビを使ったサビキ釣りで20センチ前後のものが、ベラ・メバル・ガシラ・アイナメ(アブラメ)はシラサエビを使ったウキ釣りや探り釣り、ズボ釣りで15㌢~25㌢のものがそれぞれ釣れています。

カワハギは「ハゲ掛け」という仕掛けが釣り具店で売られていますので、それを使うと良いでしょう。20㌢前後のものが釣れています。(エサはオキアミか青イソメ)

(番外編)東大阪市親子釣り教室レポート⑤

6月24日、今回は釣り教室の最後を飾る合宿です。

午前8時30分、参加者は東大阪市民会館前へと集合。皆の願いが通じたのか、今のところ雨は降っていません。総勢13組、延べ30名を乗せたバスは一路、奈良県の下北山村へ向け出発です。

近畿道~西名阪道を経由すると、やがて山道へさしかかり、窓の外には野里の風景も見えるようになってきました。1時間ほど走ると、アユ釣りで有名な「吉野」を通過。この日はアユ釣りの大会も催されており、たくさんの長竿をかついだ鮎師たちが川の中に入っていました。

現地へ到着するまでの時間を利用し、車中では現場実習の綿密なる打ち合わせ。事前の打ち合わせどおり、今回の行事をより盛り上げるとの趣旨で、急きょ「親子ふれあい釣り大会」を開催することに。審査方法は一尾長寸。魚種にはとらわれず、とにかく一番ビッグな獲物を釣った方が優勝となるわけです。賞品はインストラクターの有志一同で買っておいた魚釣りセット(竿・リールセット)をはじめ、㈱ヤマシタから提供いただいた仕掛けなど。子供たちもきっと喜んでくれることでしょう。

山深い上北山村までくると、とても険しい道のりでバスも激しく揺れるようになってきました。車窓にはみごとな渓谷が続き、まるで空を飛んでいるような間隔です。道幅も大変狭く、もはや対向車とのすれ違いは不可能。ひとつまちがえるとあっという間に谷底へ転落です。しかし、どんな急カーブでも鮮やかなハンドルさばき。さすがプロの運転手は一味ちがいますね。

午後12時を少し過ぎ、バスはようやく下北山村へと到着。

この下北山村は奈良県の最南端に位置し、手付かずの自然もたくさん残っていることから「きなりの里」とも呼ばれています。この村の中にある「東大阪市立下北山自然ふるさと村」には、温泉をはじめテニスコートやキャンプ場、さらには川遊びができる場所まであるとのこと。なお、ロッジをはじめとする各施設については、東大阪市民であれば特別料金で利用できます。(もちろん、一般の方でも利用は可能)詳しい情報はこちらをご覧下さい。

http://www.d1.dion.ne.jp/~k_nozaki/

また、この村の中には全国のバサー(ブラックバス釣りを楽しむ人たち)からも注目を浴びている「池原ダム」があります。ダム近くの喫茶店では、「ブラックバス定食・1000円」というメニューもあるとのこと。興味のある方は話のネタがてら一度ご試食されてはいかがでしょうか。

本日の宿泊先は下北山村スポーツ公園内にあるロッジ。到着後はすぐにロッジの食堂へと集合しました。昼食にはカレーライスが登場。車中ではほとんど何も口にしなかったせいかお腹はペコペコ。とはいえ、食べても食べても減らないそのボリュームには圧巻。やっとの思いで食べ終わったとき、「もう1杯、カレーどうでっか」との声がかかりましたが、僕はたまらず拝むようにお断りしました。「もう食べれましぇーん」

昼食後、参加者は一旦部屋へと入り釣り支度。我々も部屋で釣り大会の審査カードを作ることになりました。審査カードを作っている途中、僕はふと、不思議な物があることに気付いてしまいました。部屋の天井の隅っこになにやらサイレンのようなものが取り付けられているのです。「あれは一体何やろ」。すぐさま、先ほどバスの中から池原ダムの大きな壁が見え、この施設はダムの壁の真下に位置していたことを思い出しました。このことから、恐らくダムの水位が上がった時などに警告を促すためのものでしょう。今は梅雨の真っ只中、雨量の多いこの地域では水位もかなり上がっているのでは。不安気な表情の僕は、「サイレン鳴ったら怖いですね」と、ひとりの講師に声をかけてみました。するとその人はあっけらかんとした顔で「あれだけの貯水量をかかえたダムやで、決壊したら、あっちゅー間にみんな流されてもうて終わりですわ。苦しんでる暇なんかおまへんで、あっはっはー!」何ともまぁ、楽観的な考え。幸せな方です。

午後1時30分、参加者全員がロッジのロビーへと集合。釣り大会の趣旨を説明の後、施設内にある安全なため池へと引率しました。今日もウキ釣りでブルーギルやマブナなどを狙うことにします。ちなみに講師陣が下見にきた際には、ミミズをエサにブルーギルがバカ釣れでした。

前回の深北緑地では大敗をきっした我々釣り教室メンバー。今回はその雪辱戦でもあるため、何としてでも釣らせてみせます。

釣り開始そうそう、ひとりの女の子が魚を片手に審査本部へとやってまいりました。本日の第1号は15センチのブルーギル。エサはやはりミミズがいいようです。ミミズで釣れたという情報が流れると、あちらこちらでも頻繁に竿が曲がるようになってきました。

30分ほど経過した頃、ビッグなブラックバスを抱えたお母さんがやってきました。検寸結果は31.5センチ。現在のところトップです。ニンマリとした表情のお母さんは僕に向かって一言「これ、何という魚ですか?」

その後も審査本部へは続々と魚が持ち込まれてきます。講師陣は検寸と記録に大忙し。また、釣らせるという使命感に燃えたひとりの講師は「1匹も釣ってない人は、僕についてきて」と必死になってくれていました。

午後3時30分、3箱も仕入れてきたミミズが底をつきました。すぐに近くのガソリンスタンドへと車を走らせます。エサを追加した後も、親子揃って釣れるわ釣れる。30センチオーバーのマブナやニシキゴイまでも登場。賑やかな釣り大会となってきました。5名の講師は検寸と記録でもうクタクタ、喉もカラカラといった状態です。僕は思わず心の中で「頼むから、もう釣らんといてー」と叫んでしまうほどでした。

午後5時、タイムアップにより釣り大会も終了。ほとんどの検寸記録を終えかけようとしていた時、1組の親子が大きなバケツを重そうにかかえてやってきました。バケツを覗くと、一面ブルーギルだらけ。恐らく30匹はいるでしょう。釣り大会という名目上、これを全部計測しなくてはなりません「オー、マイゴット!」

釣り大会が終了すると、ほとんどの参加者は温泉「きなりの湯」へ。講師陣と市のスタッフは釣り場の後片付けを終えると、今度は部屋へ戻って成績の集計作業です。部屋へ入ると同時に、講師全員は畳の上で大の字に。「ああー、しんどぉー」

夕食の時間に間に合うようにと、講師全員の総がかりで順位と商品の割り付け作業を開始。今回も息つく暇はありません。

夕食の時刻となった午後6時、参加者はバーベキューガーデンへと集合。「ジュージュー」とあちこちから肉を焼くジューシーな音が聞こえ、食欲をかきたてます。僕も早速、大きな肉へとかぶりつきました。「うーん、うまい!」

宴たけなわの中、いよいよ釣り大会の結果発表がやってきました。下位の成績から順次読み上げていくことに。

順位の発表ごどに、どっと沸きあがる拍手と歓声。上位が近づくにつれ、次第にそのボルテージも高まっていきます。そしていよいよ、優勝者の発表。46センチのコイを釣り上げた方が見事第一位となりました。そして、特別賞として最多数を釣り上げた方にも豪華賞品が手渡されました。この親子は30匹と数釣り部門ではダントツの成績。彼らはひとつのポイントにとどまることなく、足を使って探りあてた結果が好成績に結びついたようです。魚を釣り上げるときのそのすばやい手返しに講師全員も脱帽。もう君には何も教えることはありません。

13組がエントリーした釣り大会の結果発表は全て終了。釣り上げた魚の総数は何と115匹。もちろん、全員ボーズなしです。商品も全員にいきわたったおかげで子供たちも上機嫌。これには講師全員も「よかった、よかった」と大喜びの表情。大成功の釣り大会となりました。

夕食を終えると今度はホタル観賞の時間。僕ら講師も、もちろん参加。虫よけスプレーをふって出かける準備を整えます。途中、バスの中では村会議員さんよりホタルの生態などの説明がありました。これによると、ホタルは10日ほどしか生きられないとのこと。はじめて知るホタルのはかない一生に命の尊さというものを改めて痛感しました。やがて、バスは現場へと到着。いっこうは小川の橋のたもとへと向かいます。「はい、左を見てください」との声に何ともすばらしい光景が目に飛び込んできました。そこには、50匹はあろうかというほどのホタル。まるでクリスマスツリーか夜景を見ているような感覚で、まさに幻想の世界。まるで宇宙旅行にでもきたような気分です。(そう思っているのは僕だけかもしれませんが・・・)あちらこちらでも、「きれい」、「すごい」といった声が。しかし、この画面上でそれをお見せできないのが非常に残念です。

ホタル観賞を終え、ロッジへと戻った僕たちは一目散で温泉へと直行。どっぷり湯船へとつかり、1日の疲れもすっかりとれました。

翌日の午前8時45分。朝食を終えた参加者を連れ本日は渓流釣りへとチャレンジです。ウキ釣りでカワムツやアマゴを狙う予定ですが、ひときわ警戒心が強いとされる川魚。前日のような爆釣はまず考えられません。ましてや大勢の人数が押しかけることにより状況は極めて困難といったところでしょう。この日は川釣りのスペシャリストである講師も合流し、先頭に立って川釣りの指導を行ってもらいました。

今日のエサはイクラ、カワムシ、カゲロウの幼虫など。厳しい状況が予想されましたが、釣りはじめて10分もたたないうちにいきなり1匹目のアマゴをゲット。10センチ程度の小型ですが、これを釣ったお父さんも思わずニンマリ。続いて子供がオイカワを釣り上げるなど予想を反し幸先良好です。また、堰堤の下付近で釣っていたお母さんに声をかけると、アタリの取り方が難しいとのこと。技術的な指導の後、世間話などをしているとこのお母さんは偶然にも以前僕が住んでいた町内におられることが判明。その後は、町内の話題でもちきりとなりました。「それじゃあ、がんばってください」との言葉のもと、僕は他の生徒を見に行くため、きびすを返した瞬間「ツルッ、ドボン」とすごい音。何か嫌な予感が・・・。

たった今しゃべっていたお母さんが川で転倒。ジャンバースカートが水ひだしになっています。恐らく濡れた石の上に足を乗せてしまったのでしょう。僕が声をかけると「大丈夫、大丈夫」と笑っていたお母さん。本当にケガはなかったのでしょうか。子供からは「バッカァー」といわれていました。

川釣りに飽きた数人の子供たちは、裸になって川遊び。黄色い歓声をあげる都会の子供たちには、これがとってもお気に入りだったようです。

雲行きが怪しくなってきた午前11時過ぎ、「撤収」の号令とともに道具を片付けはじめました。生暖かい風はこの後、間違いなく雨を運んでくるに間違いありません。

しばらくすると、案の定大粒の雨が勢いよく降ってきました。何とか全員無事にバスへと乗り込むことができ、一旦ロッジへと戻ることに。

昼食を終えた参加者は宿泊先のロビーで記念撮影。今回は2日連続の釣果と天気にも恵まれ、全員の満足した表情が伺えました。

午後1時30分、参加者一行はたくさんの思い出とともに下北山村を後にしました。帰りのバスの中、僕はある子供に「明日からまた学校やな」と話し掛けると「おっちゃん、嫌なこといいよるな」とばかりに睨まれてしまうはめに。余計なことは言うもんじゃあありません。悪い印象を与えてしまったようです。

午後5時過ぎ、バスは東大阪市民会館へと到着。参加者ひとり、ひとりからは「ありがとうございました」とのうれしい言葉までかけてもらいました。

これをもって東大阪市の前期釣り教室は終了。東大阪市関係者並びにつりnet及び㈱ヤマシタさんからもご尽力をいただいたおかげをもちまして大盛況のもとで幕を閉じることができました。そして、何よりもうれしいのは全員が事故もなく帰阪できたことです。また、体を張ってご協力いただきましたインストラクターの皆さん、本当にお疲れ様。ありがとうございました。

この釣り教室を通じ、日頃子供と接する時間の少なかったご父兄方においてはきっと何事にも換えがたい貴重な時間を過ごせたことだと感じております。

今回はじめて魚を釣ったという子供も、自分の手で釣り上げた魚の感触というものを忘れることなく、一生の思い出として心に残してくれることでしょう。

(番外編)東大阪市親子釣り教室レポート④

6月10日、土曜日。今日はいよいよ子供たちもおまちかねの実釣です。

梅雨の合間につき、天候が大変気になるところではありましたが、当日の午前中までは何とかもちこたえてくれるとのこと。テレビでは日々刻々と変わる予報に、僕は正直言ってやきもきしていました。

前日の夜は午後10時と早めに就寝。しかし、寝床にはついたものの1、2時間ほどウトウトしただけで、ほとんど寝付けない状態です。「みんなに釣ってもらえるやろか」や「何人くらい来てくれるんやろか」など、いろんなことをごちゃごちゃ考えていると、ますます目がさえてくるようになりました。

結局、夜も明けきらぬ午前4時過ぎ、「あーっ、寝てられへんわ!」とばかりに早々と荷物をまとめ、実習場所へと出発です。

紹介が遅れましたが、今回の実習場所は大阪府大東市にある「深北治水緑地公園」。ここはその昔、大阪東部地域をたびたび襲った浸水からの被害を防ぐため、「寝屋川」という河川に隣接して設けられた公園です。普段はテニスコートや野球場など、府民からは広大なレクリエーションの場として利用されているのですが、洪水時などは公園の敷地自体に水を貯めることができ、地域住民をその危険から守ってくれるのです。今回はこの公園内にある「深野池」を選択しました。深北緑地ポイント図この池の南側(左側)は比較的水深があり、ヘラ釣り師たちがたくさん集まっています。本日はたくさんの子供達が中心となる釣り教室。常連たちに迷惑をかけないためにもここで竿を出すことだけは避けましょう。

池の北側(右側)では釣り人が2、3人しかいません。ラッキーにもがら空き状態。ここなら他の釣り人にも迷惑がかからないでしょう。

早速、僕は竿1本先の水深を測るため、道糸にタナ取りゴムをつけての床取り。水深はなんと40センチと、想像を絶する浅場です。おまけに竿を上げるたびに水草が引っ掛かってくるといった始末。

2時間弱の試し釣りの結果、アタリは皆無。釣り教室では未だかつて魚を釣ったこともない親子が何人もいます。何とかして釣らせてあげたいという気持ちはあるのですが、今日のフィールド条件を見た限りでは非常にキビシイー。

最悪の場合を想定し、今回の実釣には前回の教室で作ってもらった「もんどり」を持参するようにと伝えてあります。たとえ魚が釣れなかったとしても、このもんどりにさえ小魚やエビなどが入ってくれれば子供たちのご機嫌を損ねることはないのですが。と、個人的にあまい見解ですが、そのようなごまかしは恐らく通用しないことでしょう。

そろそろ試し釣りを終えようとしていたとき、僕は重大なミスを犯していることに気付きました。今日は午前7時に講師陣が集合し、午前9時の開始時刻までに生徒たちの仕掛けをセット(約30組分)することになっています。しかし、針や糸、ウキといった仕掛け類は持参しているものの、肝心なノベ竿は教育センターに置いたまま。あわてて、センターに連絡をとると「生徒方からの電話応対のため、現場への到着は午前8時30分頃になります」とのこと。仕掛けの準備とは、当然穂先へのセットまでを想定してのことです。果たして、講師全員がかりで開始時刻までに30組分の仕掛けを準備することができるのでしょうか。

午前7時、講師全員(4名)が揃ったところで事前のミーティング。まずは、会場本部の設営場所を決めなくてはなりません。そこで、小橋の手すり部分に「JOFI大阪(大阪府釣りインストラクター連絡機構)」の会旗を張り、橋のたもとを本部とすることにしました。

午前8時過ぎ、教育センターのスタッフ陣が到着。すぐに竿をはじめとする道具類を降ろし、大急ぎで仕掛けをセットしていきます。これにはセンターのスタッフも手伝ってもらうことに。

今回は㈱ヤマシタの「サビキちゃん・ハゼ・4.5m」仕掛けを使用。この仕掛けは針、ハリス、道糸、ワリビシ、ウキなどが一体化しており、穂先に道糸部分をセットするだけですぐに現場で竿が出せるという便利なもの。ただ、今回は準備した竿の長さが3.6メートルということで、仕掛けの長さとのバランスがとれません。そこで仕方なく道糸を半ヒロ程度切断し、再度チチワ(ぶしょうづけ)を作り直しました。これについても、僕の準備ミス。ミス、ミス、ミスの連続でスタッフの皆さんにも多大なるご迷惑をおかけすることに。「どーも、すみません・・・」。

仕掛けをセットしている側では、続々と釣り教室の生徒たちが到着しています。最寄りの駅から講師が引率した生徒たちも合流し、辺りは一気に騒々しくなってきました。「おっちゃんら、はよせーよ」と言わんばかりの子供たちにも取り囲まれ、スタッフ陣はもはや大慌ての形相。焦りまくった僕も手が震えてくるほどでした。

とにもかくにも、何とか出席組数分(24組)の仕掛けがセット完了。バケツにはネリエも準備できたということで、親子一組に対し1本の竿とネリエひと握りずつが配られていきました。

午前9時を少しまわったところでいよいよ実釣開始。竿を手にした生徒たちは小橋を境に左右のポイントへと散っていきました。仕掛けのセットを終えた講師陣も生徒たちを巡回していくことに。

開始早々、いたるところではトラブルが続出。チビッコたちからは「針が切れました」や「仕掛けが絡まった」といった申し出が続々と舞い込んできます。また、木の茂み付近釣っていた子供は「針が木に引っ掛かって外れへん」などなど。講師全員は右へ左へと大忙しです。

釣り開始からはや、1時間が過ぎようとしていますが未だに釣れた気配はなし。一方では、チビッコたちのほとんどがもんどりを持参し、ネリエを仕込んで小魚が入るのを待ち望んでいます。チビッコの中には、池のほとりに身を乗り出してもんどりを沈めるといった光景も。近くにいた講師からは、「危ないでぇー!」

巡回中、各講師からはエサの付け方や打ち込むポイント、アタリの取り方などを説明していきます。「何とか釣らせてあげないことには・・・」。などと考えているうちに、小橋の近くで釣っていたお父さんから威勢のいい叫び声が上がりました。「釣れたぞぉー」

本日の第一号、手のひらクラスの「マブナ」です。お父さんは子供に竿と魚を握らせての記念撮影。「写る時は、ええ顔せえよー」との声もかかっています。

これを機会にあちこちのポイントからも朗報が届くようになりました。親子の笑顔も最高潮。「ちっちゃい魚(モロコ)がいっぱい取れた」や「エビもいっぱい入ってるわ」など、もんどりを手にした子供たちもうれしそうに池の周囲を走り回っています。

10~15センチ程度のマブナばかりではありますが、時間の経過とともにポツポツと釣れるようになってきました。「掛かったけど、外れてしまった」といった惜しい会話も聞こえてきます。また、わずかなアタリを逃さずしてフナを釣り上げた小学生は「どないや、オカン!」とばかりに大威張り。これに対し、「なんでそのパワーを勉強に生かされへんねんや!」と本音を返したお母さん。的をえた回答に僕は思わず笑ってしまいました。

正午のサイレンとともに楽しかった実釣のひとときもタイムアップ。竿を手にした親子の皆さんは本部へと集合してもらうことになりました。貸し出した道具類を回収した後、参加者は全員揃っての記念撮影。「はい、チーズ!」。

満足気な顔の女の子。少し残念といった様相の男の子。また、子供以上の笑顔を見せてくれたお母さんやお父さんと、表情はさまざまですが、釣りを通じた親子のふれあいにより意義のある行事となったことだけは間違いありません。

ただ、講師全員が悔やまれる点を言わせてもらうとすれば、「全員に釣らせてあげたかった。釣れた人にも、もっとたくさん釣らせてあげたかった」というのが正直な気持ちです。でも、釣りを始めるきっかけというものはつかんでいただけたと思うので、これからは家族揃って安全にそしてルールを守っての釣りをエンジョイしてくれることを願うばかりです。

実習の後、竿をはじめとする道具類や弁当を持参し、午後からも釣りを楽しむという生徒さんもおられました。

「気をつけて釣ってくださいネ」と、声をかけると「ありがとうございました。楽しかったです」と、涙の出るような一言。僕らは気を良くして釣り場をあとにすることができました。

次回は6月24日~25日、奈良県下北山村での合宿。これにより前期の親子ふれあい釣り教室は終了となります。施設内にあるため池でのバス釣りや渓流でのヤマメ釣りなどを指導する予定。でも、天候だけが心配。どーぞ、晴れてくれますように!

(番外編)東大阪市親子釣り教室レポート③

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釣り教室もいよいよ3回目へと突入。

ここまでくると、生徒さんの顔もある程度は記憶できるようになってきました。教室でも互いに声をかけあったり、和気あいあいとした雰囲気にもなってきています。

本日のメインとなる科目は「釣りの安全知識について」、東大阪市消防局出動による救急救命時の実演講義。こんな機会はめったにないということで、僕自身も勉強させてもらえるよいチャンスなのです。

当教室の専任講師のうち、1人は東大阪市消防局にお勤めの方。カリキュラム作成の打ち合わせ時においても「釣りは水辺に立つことが前提となるため、是非とも最低限の救急救命は教えておきたい」との熱い言葉のもと、実現することにあいなりました。

午前9時をまわり、救急車が教育センターの正面玄関へ到着。3名の消防隊員は人工呼吸の実習に使用するダミー人形のケースをかかえ、キビキビとした足取りで教室へと突入、いや入ってこられました。教室の中央付近にはゴザが敷かれ、その上には先ほど運ばれたダミー人形が3体セットされました。(うち、1体は乳児の人形)

まずは実習に先立ち、担当講師より大型ゴミ袋(ビニール袋)を使った救命具の作り方が説明。釣行時には必ず大型ゴミ袋数枚を携帯するようにと訴えかけました。ゴミ袋は2枚に重ねて空気を入れ、口をしっかり結ぶと立派な救助用ウキ袋へ早変わりするとのこと。思わず「なるほど、こういう方法もあるのか」と納得。安全知識に関してはビギナーのレベルにある僕も、この役立つ説明にはただ感心するばかりでした。その一方で、父兄方もうなずきながら講師の説明に集中しています。また、ゴミ袋は救助目的で使用しなくとも、釣り場ではゴミ袋としての役割があります。そのため、釣行時には必携である一品。まさに一石二鳥といったところです。

安全知識に関する実習は、親と子がそれぞれ分かれることになりました。父兄方には教室内で人工呼吸法(心肺蘇生法)と止血法を、子供たちには廊下で止血法とロープ結びを説明することになりました。

救急救命では溺水事故などにより呼吸が停止した場合、心肺蘇生を早くすればするほど助かる割合は高くなり、遅いほど死亡する確率は高くなっていきます。具体的には、呼吸停止の2分後に人工呼吸をはじめると90%程度の確率で生命を救えますが、3分後には75%、4分後には50%、5分後には25%となり、10分後にはほとんどゼロに近い状態となるとのこと。すなわち、時間が経てば経つほど生命を救うことができなくなるというわけです。釣りをするにあたって、溺水事故は常に背中合わせ。人工呼吸法の習得は必須と考えてもよいでしょう。

ちなみに、皆さんが119番を通報されてから救急車が到着するまでには何分位かかると思いますか?これについては、全国平均で5~6分というのが現状ということです。とはいえ、脳が酸素なしで生きていられるのは、わずか3~4分。迅速な119番への通報と応急手当が生死を分ける鍵となるのです。

また、救急時には、次のような「救命リレー」と呼ばれる流れがあります。

①その場に居合わせた人(応急手当)→②救急隊員(救急措置)→③医師(専門治療)。このように皆さんの勇気とすばやい救命リレーによって、尊い命が救われることとなるのです。

教室内に話を戻しましょう。まずは消防隊員が準備したダミー人形を使って人工呼吸のお手本を説明。その周りには真剣な眼差しを浮かべた父兄たちが取り囲んでいます。お手本が終わると、講師からは「それでは、順次やってみて下さい」との声がかかりました。しかしながら、恥ずかしいのか全員が尻込み。特にお父さん方にいたっては、お母さんの影に隠れたり、後方待機といった方もみられます。「恥ずかしがってる場合じゃありませんよ、命にかかわることですから!」と講師からは激が飛びます。しかし、依然として動きはなく父兄方は固まった状態。たまりかねた講師は「そしたら、そこのお母さんから、いってみましょか!」と強引に前へ出てきてもらうことにしました。

実技に入ったお母さんからは「もしもし大丈夫ですか、誰か救急車呼んで!」や「異物確認、気道確保、人工呼吸!」と、蘇生法の手順に基づいたかけ声が上がります。これに続いて人形の口に息を吹き込み、その胸のふくらみ具合を確認していきます。

講師からは「そんなに息を入れたら、肺が爆発してしまいますよ!」と厳しい口調が。命にかかわる大切な講義により、指導する側も熱が入ります。「はい、それでは次に後ろのお父さん!」と、この後も次から次へと父兄が交替。人工呼吸の実技は次第に流れにのってきたようです。中には、気道確保がうまくいかず、息を吹き込んでも人形の胸がふくらまないといった光景も見られました。何とか全員を一巡したところで、次に三角巾を使った止血法なども説明されます。

ちなみにケガなどによる出血の際には、体内血液の20%が急速に失われると「出血性ショック」という重い状態となり、30%を失えば生命に危険を及ぼすということ。万一に備え、出血時の応急手当についても習得しておく必要はありますね。

一方、廊下では子供たちが集合。「サビキちゃんバンダナ」などを使っての止血法やロープ結びの実技指導が行われています。

しかし、子供たちはバンダナを振り回したり、ロープで縄跳びをするなど、注意しているにもかかわらずまとまりがつかないといった様子。これには、消防隊員方も手を焼いているといった感じが伺えました。

応急手当の実習に続き、午前11時からは楽しい工作の時間。親子揃って「もんどり」を作ってもらいます。この「もんどり」とは、小魚やエビなどを獲る漁具の一種。最近では見かけなくなりましたが、僕が幼少の頃にはため池などに仕掛けてモロコやタナゴをよく獲ったものです。また、もんどりはエビ撒き釣りのエサとなる「シラサエビ」を捕獲するにはもってこいの一品。エビ撒き釣り師の皆さん方、近くの沼や池で一度お試し下さい。

このもんどりは、1.5~2リットルのペットボトル、カッターナイフ、ハサミ、タコ糸、マジックペンを使って簡単に作ることができます。

 

工作手順を簡単に説明すると次のとおりです。

  • カッターナイフで注ぎ口部分(首根っこの部分)をカットします。
  • ①の切り口より、10センチ程度下がったボディ部分をカットします。
  • ②でカットした部分を逆さまに向け、ボトルのボディにセットします。(ここが獲物の侵入口となる)この時、内側にくる侵入口部分はボトルの外側より1センチ程度高くなるように成形します。この内、外の高さが逆になると侵入口部分が底へはまってしまうことになるのでご注意を。なお、切り口となる部分は全てペーパーなどでなめらかに仕上げるようにします。
  • 切り口から1センチ程度下の部分4箇所にマジックペン(ボトルの内外側の両方)でしるしを付け、カッターナイフの先を使って穴を開けます(ボトルの内外側の両方)。そして、それぞれの穴にタコ糸を通していきます。(穴部分についてもペーパーでなめらかに仕上げること。)
  • タコ糸を通した状態で内側の侵入口部分を完全に外し、タコ糸に結び目を作ります。
  • 最後にボトルの底付近に8箇所程度穴を開け、水切り穴を作ります。

 

工作では、担当講師から上記の行程をゆっくりと分かりやすく説明していきます。僕を含めた数名の講師は教室内を巡回し、工作手順やナイフの扱い方などを確認していくことにしました。釣り教室には小学校低学年の子供たちがたくさんいます。父兄がついているとはいえ、ぎこちない手つきにより見ていてヒヤッとする場面もありました。

1時間を経過し、ケガもなくほぼ全員のもんどりが完成しました。これには子供たちも大喜び。担当講師も「やれやれ」といった表情を浮かべていました。

本日をもって、ひととおりの室内講義は終了。初年度の釣り教室はまさに手探りの状態でありましたが、皆さんの協力により何とかここまでやってくることができました。

いよいよ次回は大東市深北緑地での実釣。6月24日、25日には奈良県下北山村の合宿によりこれまた実釣となります。子供たちの笑顔を見るためには、何としてでも晴れることが絶対条件。とはいえ、時節柄そろそろ梅雨入りが心配なんですよね・・・。

(番外編)東大阪市親子釣り教室レポート②

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あっという間の一週間が過ぎた5月最後の日曜日、今日は第2回目の釣り教室です。

前日からの雨もあがり、朝早くから続々とチビッコたちが教育センターへとやってきます。

本日も前回同様、午前9時30分に講義が開始されました。本日の第1時限目は「エサについて」。もちろん、最近流行のルアーやフライの話をまじえた解説です。担当講師からは、淡水魚の食性などを説明した後、実際釣り場で使うエサについてはイラストをもとに紹介していきます。また、フナやコイを狙う場合はできるだけ安上がりに釣りを楽しんでもらえる秘訣なども紹介。安価な「食パン」をエサに使ってもらうことを勧めています。食パンは、関西ではヤマザキ、シキシマ、神戸屋などがあげられますが、中でもきめ細かい素材である「ヤマザキ・デイリーブレッド」が抜群。他に、「新食感宣言」なんかも実績があるということ。そう、あのモチモチとした食感がコイやフナなんかにも、うけるようです。最近の魚たちも口が肥えてきました。本当に贅沢な奴らですね。生徒からは「ほー、そんなんで釣れるのー」と疑問有り気な表情。講師は自信に満ちあふれた声で「騙されたつもりで一度お使い下さい。夕方に食パンを水面に浮かべれば、きっと大きなコイが顔を覗かせてくれますよ」とのことでした。本釣り教室でも、次々回予定している現場実釣編でそのベールがきっと明かされることでしょう。

午前10時を過ぎ、続く第2時限目はいよいよ僕の出番。「淡水魚の紹介について」の解説です。徐々に鼓動が高まり、あぶら汗が湧き上がってくるのが分かります。教室の前夜、どのように説明しようかと悩んだあげく、チビッコが多いため、スライドを使っての解説とすることに決めました。そして、池や川で身近に釣れる魚として、ヘラブナ、コイ、オイカワ、アユ、ワカサギなどをはじめ、最近密放流などにより話題となっているブラックバスなどの外来魚、さらには絶滅の危機に瀕しているイトウやニッポンパラタゴといった魚たちまでも紹介させていただきました。最初のうちは「コイやー」、「アユやー」などと、スクリーンにかぶりついていた子供たちではありますが、このスライドでさえも20分を経過した頃からあくびをしたり、退屈な態度をあらわす子供たちが・・・。

40分程度で僕の説明は終わり、ホッと一安心といったところ。続いては「川・池での釣り方について」。つい先ほどエサやルアーの説明をした淡水に詳しい講師が再度の登場です。釣り場でのポイント説明など、かなり専門的な内容に突入している模様。その熱弁にお父さんやお母さん方は真剣な表情で聞き入っています。横でザワザワと騒ぎ出す子供に対し「もうー、静かにしなさいーっ」、の声と同時にお母ちゃんのきつーい平手うち。「バチッー」愛情のこもった一発です。さすがにテーマどおりの「親子ふれあい釣り教室」。とても温かい光景に感動するとともに、横で見ていた僕は思わず心の中で「痛いっ」と叫んでしまいました。

午前11時40分からは「釣りのマナーとルールについて」の説明を50分間。釣りを始めてもらうにあたってはとても大事な内容です。「集中して聞いて下さい」と言いたいところですが、ご父兄方に期待することにいたしましょう。

講師からは、混雑した釣り場での対応やゴミの取り扱い、さらには大阪府でも条例化されたブラックバスの移植制限についての注意点などが説明されました。今後も若年層を中心に釣り人は急増加する傾向にあります。そのため、釣りのマナーとルールについては、小さいうちから徹底しておくことが肝心と言えましょう。ご父兄方、くれぐれもご協力のほど、よろしくお願いいたします。

そして、本日出席されたボーイスカウト連盟所属の釣りインストラクターからは、連続した講義に見かねて「ロープの結び方」を実演指導。退屈だった子供たちも途端に腹をすかせた魚のように興味を示しはじめました。もちろん、昨夏キャンプの某河川事故の悲劇をご覧になった父兄方も「これを憶えておかないことには、命にかかわることや」と必死な様子。少ない時間ではありましたが、チビッコと父兄が一体となり、何度も何度「モエン結び」を練習したのでありました。

ロープ結びに夢中ではありましたがお昼の時間を迎えることとなり、講師陣は揃って近くの洋食屋さんへと直行。ボリュームたっぷりのランチをいただいた後、午後からの実技指導に備えて最終のミーティングを行うことにします。

午後1時30分、「釣りをはじめる前に」と題して、釣り場での諸準備(竿とリールのセットやキャスティング、ウキ下の取り方など)の解説を始めることに。これについては、センター隣の小学校にあるプールとグラウンドでの指導となります。マイロッド、マイリールを持ってきた子供らにはもちろんそれらを使ってもらい、持っていない方については事前に用意しておいたものを貸し出すことにしました。

子供たちにとっては「やっと、外で竿を持たせてもらえる」といったところが正直な気持ちではないでしょうか。本日の出席者は親子24組ということで、8組づつ3班に編成。順次、名前を読み上げて各班に分かれてもらいます。一方では、高価なロッドやリールを持参する子供たちがいて驚かされる場面も。釣りは道具がすべてではないということも子供たちに教えなくてはいけませんね。(高価なタックルを持っていない僕個人の負け惜しみですが・・・)そして、各班には2~3名のインストラクターが随行し、指導していくことになりました。

第1班の生徒たちは、プールにて「ヘラブナ釣り(ウキ釣り)時におけるタナの取り方」を指導、第2班と第3班の生徒たちはグラウンドで「ルアー竿を使ってのキャスティング練習」です。

ちなみに僕は第2班でのキャスティングを担当。まずは、スピニングリールをロッドにセットするところから丁寧に説明していきます。中には、「そんなこと、分かってるわ」という感じで冷たい視線を送る子供もいましたが、竿も握ったことがない生徒もいることから気にせずに初歩の初歩から教えていくことにしました。また、リールのローラー部分に糸を引っ掛けずしてガイドへと通している子供がいることに気付きました。これでは糸が巻き取れませんね。ということで、簡単にスピニングリールの構造なども解説することに。次に竿を継いでガイドへラインを通し、そしてルアーの代わりとなるゴム製のシンカーにラインを結ぶ説明も行いました。

さあ、いよいよキャスティング動作の説明です。20メートルほど前方に目標物として、パイロン(工事現場にある赤い三角のポール)とバケツを置き、それをめがけてキャストしてもらうことにします。6フィート(1.8メートル)のワンハンドキャスト(片手投げ)ロッドではありますが、不慣れな生徒には竿尻に片手を添えて投げさせることにしました。キャスティングは、人差し指にひっかけたラインを離すタイミングがポイント。「ロッドが頭上を通過した瞬間、すなわち時計の針にたとえると、12時から11時の間に指を離すイメージで」と指導しましたが、「皆さん、分かりにくかったですか?」

また、「片手で投げるときは、手首のスナップを利かすだけでいいですよ」や「投げるときには、後ろに人がいないか確認して下さいよぉー」と、一言二言注意を入れますが投げることに夢中になっている子供たちは聞く耳持たずといった感じです。中には「どりゃーっ」と、全身の力を振り絞ってキャストし、パイロンを軽々と超えていくこともしばしば。投げ釣り教室と勘違いした子供がいるので、「ルアー釣りでのキャスティングは距離よりも正確さが大事です」と注意。狙ったピンポイントへ確実にキャストできるようになれば一人前です。子供たちの皆さん、立派なルアーマンを目指してがんばってください!

一方、あるお父さんは子供に対し「面を打つように真上から」とか、「指を離すタイミングが早い」などと気合いのこもった指導により、僕らインストラクターが付け込むスキはありません。でも、これが本当の「親子のふれあい」。巨人の星の星一徹と飛馬のようで、見ていてもうらやましく思えるほどです。一瞬でしたが、今回のテーマが達成されたような気がしました。

そして、校庭の隣にあるプールを覗くとそこは「土足厳禁」。ふたりのインストラクターが懇切丁寧に時間をかけて「タナ取り法」を指導中です。みっちりと、プールサイドに座り込んでの指導に親子のみなさんは真剣に聞き入っている様子でした。何と、本格的なヘラ用竿受けまでがプールサイドに登場していますよー。約50分間隔で各班はキャスティング練習からタナ取りの指導へとローテーション。午後4時前には各班とも、ひととおりの実技指導を終えることができました。

そして講義を行っていた教室へと一旦戻り、2日間の釣り教室を振り返っての質問などを受けることに。「何か質問はありませんかー」と声をかけましたが、キャスティング疲れのせいか、親子ともどもすでに放心状態。明日は学校や仕事もあることですから、今日は早く帰宅してもらった方がいいみたいですね。

てなわけで、第2回目の釣り教室も何とか無事に終了。1日がかりではありましたが、とっても充実した内容に満足。(と、自分では思っている)

釣り教室の生徒の皆さん、もうすぐフィールド(釣り場)へと繰り出せますのでそれまでは一緒にがんばっていきましょう!

(番外編)東大阪市親子釣り教室レポート1

去る5月21日(日)、私の住んでいる隣町(大阪府東大阪市)では「親子ふれあい釣り入門教室」が開催され、私が講師として参加することになりました。

この釣り教室については昨年の9月頃、一本のメールが届いたことがきっかけとなりました。波止釣りCLUBをご覧いただいている東大阪市立社会教育センター長からの「釣り入門講座の講師ご依頼」という内容でした。同センターは東大阪市民を対象にさまざまな教養講座等を開催しており、平成12年度においては釣りに関する基礎知識から釣り場での実習を予定しているというものです。

正直なところ私自身、最初は目を疑いました。この素人あがりの私なんぞに、ましてや公共機関からの講師要請とは・・・。友人や身内にこのことを話すと声を揃えて「そらぁ、何かの間違いやで!」、「メールの宛先を間違えはってんな!」などなど。

波止釣りCLUBでは、ネット上という立場のもと、皆さんの顔を拝まずしての解説に何とか成功している私ではありますが、果たして教壇に立ってうまく説明することができるのだろうか?しかし、何事も勉強、地域の役に立たせていただけるのであればこれほどありがたいことはないということで、及ばずながらお受けすることにいたしました。そして、了解する旨の返事を送ったその翌日に同センターより自宅へと電話をいただき、間違いではなかったのだと確信しました。

大阪府では、釣りインストラクターの資格者が結集する「大阪府釣りインストラクター連絡機構」という組織があり、そこから府下の自治体に対し「釣りインストラクターという資格者が存在するので、生涯教育の一貫として釣り教室を開講されてはいかがですか?」との呼びかけのもとで釣り教室(主に小中学生が対象)が開催されています。ちなみに大阪府では、大東市、泉佐野市、枚方市、柏原市、交野市、大阪市西区、そして今回の東大阪市と7地区で開催され、地域のインストラクターが協力しています。(平成12年現在)

しかし、今回はその組織を通じることなく「波止釣りCLUB」をご覧いただいた東大阪市からの直接の講師要請。まさにインターネットの力は絶大なものだと実感いたしました。つりnet関係各位に対しては心より感謝いたしております。

この釣り教室は「親子ふれあい釣り入門教室」という名称のもと、インストラクター6名にもご協力いただくことになりました。そして、昨年の10月からは幾度となく教育センターへと通い、カリキュラムや釣り場における実習の流れなどに関し綿密なるミーティングを行いました。

話し合いの結果、釣り入門教室は前期を淡水編とし、5月21日(講義)・5月28日(講義)・6月4日(講義)・6月10日(釣り場での実習)・6月24~25日(合宿)の全6回のスケジュールにより開講することになりました。なお、10月からは後期として海水編の開講も予定しています。こちらは、波止釣りを中心とした内容のため、私にとっても専門ジャンル。本領発揮といきたいところです。

前期の釣り教室は20組の親子を定員に参加希望者は往復ハガキでの申し込みとし、4月1日からは地元の回覧版で、同月15日からは市政だよりを通じ募集することになりました。

ここだけの話、私個人としては昨今からの釣りブームの影響で「即日、満員御礼」という自信を持っていたことは事実です。そのような期待の中、4月3日時点で申込状況を問い合わせたところ、「5、6組程度の申込者しかありません」との返事。予想を反する回答を受け、ショックは隠し切れません。さらに「定員に満たない場合は、市内の釣具店に募集のポスターを貼りに行く事も検討しています」との考えも示され、全身が脱力感に包まれてきました。とはいえ、締め切りまでには、まだ2週間以上もあります。「たくさん集まってくれますように」との祈りの中、いよいよ4月20日の締切日を迎えることとなりました。この時点での集計は25組。何とか定員には到達。ホッと一安心です。センターでは、4月20日の消印分まで申し込みを受け付けることとしているため、もう少しは増えるでしょうとのこと。そして、4月末に連絡を受けた最終申込者数は、なんと41組。定員の倍を超える申し込み、感謝感激です。

募集開始当初は20組定員ということでありましたが、センター担当者との話し合いの結果、教室の座席をめいっぱいとした30組70名の生徒さんをお受けすることになりました。

このように段取りを踏まえ、苦労を重ねつつも、いよいよ開講当日の朝を迎えることとなりました。

当日は、午前9時に釣り教室の会場となる社会教育センターへと到着。早くも5、6組の親子が手をつなぎながら教室へと入っていく姿が見受けられます。

1階のロビーでは私をはじめとする講師陣が集まり、事前の最終打ち合わせ。その側でも続々と釣り教室の生徒さん方が訪れてきます。

午前9時30分、いよいよ釣り教室の開講です。僕ら講師陣6名は教壇サイドへと案内され、主催者より紹介を受けることになりました。

生徒さん方の顔ぶれを見ればお父さんやお母さんをはじめ、たくさんの小さな子供さんが座っています。それを見た瞬間、「うっ、これは非常に厳しい」難しい話などできません。受付では(株)ヤマシタからご提供いただいたバンダナとハゼ釣り仕掛けを配布。その中でも特に「サビキちゃんバンダナ」はちびっこにも大人気。早速、ビニール袋を破って中身を取り出し、頭に巻いている子供もいるほどでした。

主催者側の開講あいさつが終わると、いよいよ講義へと突入。一発目の講義は「池・川釣りの道具と釣り用語について」果たして、ちびっこ達に45分間の講義は耐えられるか・・・。

担当講師からは、子供の興味を引くようにと渓流竿やルアー竿、はたまた小物類などを取り出しての熱弁。30分を過ぎた頃から、席を立ったり、おしゃべりをしたりと子供たちにはもはや限界といったところでしょうか。

その一方で、お父さんやお母さん方は真剣な眼差しで講義に集中しています。さすがに大人は違いますね。予定時間を約10分超過した午前10時30分に第1時限目は終了。次に、第2時限目の「仕掛けの作り方・釣り糸の結び方」へと進みます。

この科目は実技のため、子供たちもさぞ楽しんでくれることでしょう。

とはいえ、釣り針を使用するため、はしゃいでケガでもしないかと少々心配なのが本音。

まずは、釣り糸の結び方の中でも比較的簡単な「チチワの作り方」からスタート。仕掛け作りの担当講師が模型とロープを使ってていねいに説明していきます。

「チチワ」は1本の糸を半分に折り、それを輪にして8の字にクロスさせ、結び目を作るというもの。でもこれがなかなか難しいようでお父さん、お母さん方も悪戦苦闘しています。6名のインストラクターが生徒さんの周りを巡回しつつ、指の動きなどを確認していきます。ご承知のとおり釣りで使用する糸はナイロン素材が主流。結び目の部分などはしっかりと指でつまんでおかないとすぐに「パラッ」と糸がほどけてしまいます。今日は、初めて釣り糸に触れる人たちもたくさんいるよう。この感覚になれるまではもう少し時間もかかりそうですね。

次は糸と針との結び方。これは初心者にはキツイ。と思ったのも束の間、以外にもお母さん方がとても上手なんです。編物なんかをやっている影響なのでしょうか。

時計を見ると11時50分。予定より45分ものオーバーです。次年度より、本実技の時間はもう少し長くとることにいたしましょう。

そして、本日最後の講義は、「池・川釣りの仕掛けについて」。ここでも、短竿に仕掛けをつないだサンプルで子供の気をひくことに。しかし、本教室は正午までとなっているため、「12時10分には、まとめて下さい」との主催者側からの声。担当講師には、無理をお願いして解説を簡略化していただくことに。

実技を混じえてからというもの、講義ではありますが子供さん方もだんだんと中身に溶け込んできた様子。そして、あるお母さんなんかは前のめりの尻浮かし姿勢でもって「ウン、ウン。ホー、なるほどなぁー」という感じで講師の熱弁を聞き入っています。ようやく、講師もエンジン全開、調子に乗ってきたところではありますが、本日の講義は時間切れにより終了。

とまあ、ドタバタと慌しい内容でしたが、第1回目の釣り教室はこれといったトラブルもなく無事終わりを迎えることができました。優秀なる生徒さんのおかげだと感謝しております。

次回は5月28日の日曜日。淡水魚の紹介などの講義を中心に、センター隣のプールではキャスティングの練習なども行う予定です。

次回はいよいよこの私が教壇へ立つことに・・・。生徒さんの中にこのレポートをご覧の方がいらっしゃるのなら、難しい質問などはあまりなさらないように。と言いたいところですが、遠慮なく何でも聞いてくださいね。

淡路島・塩田港のメバル

mebaru

新世紀の第一弾。今回は泉南の深日港を紹介しよう。南海多奈川線深日港駅からも近く交通至便な釣り場。フェリー航路も廃止されたので投げ釣りファンにもありがたい。駐車スペースは広い。竿を出せるポイントも広大だ。

はおのころ愛ランドの南側に位置する閑静な港。テトラ及び捨て石が多数入っていることからも根魚は濃いポイント。

 

今回は淡路島の森漁港を紹介しよう。

港の形状が良く似ているため隣接する仮屋漁港と間違われやすいところ。森漁港は地元では仮屋漁港の森地区と呼ばれているらしい。週末でも比較的釣り人の少ない閑静な漁港。

 

深日港はフェリーの休講

お勧めポイントは赤灯波止周辺。中でも赤灯波止周辺の先端付近。テトラ切れ目付近の水深は3~4㍍ある。テトラ上の釣りとなるため磯靴、ライフジャケットなどの安全装備は万全にしたい。

捨て石の沖は砂地が続き、海底は変化に乏しいようだ。

この時期は投げ釣りで狙うカレイがお勧め。いずれも青イソメやマムシをエサに20~30㌢級が中心。また、近投でシモリ周りを狙えば20㌢前後のガシラやアブラメのポン級も顔を見せる。航路筋付近を狙うことが手返しよく釣れば20~30匹は期待できる。また、25~30センチのグレも混じり、磯釣りで味わう手応えが満喫できる。

 

投げ釣りの道具立ては4㍍前後の投げ竿に道糸4~5号を巻いた投げ専用スピニングリール。クッションゴム付オモリの2~3号にハリスは2号を半ヒロ。針はチヌ針の3号でよい。

 

一方、内向きは海面までの高さが1メートル程度。約3メートル先までは捨て石が入っておりその切れ目付近の水深が約3㍍。足場が良いので初心者が竿を出すにはおすすめだ。捨て石の先は砂地となっているのでカレイが狙え、港内へチョイ投げしておくと30センチ級の数釣りも楽しめる。

捨て石

カレイの他、テトラ周りの穴釣りや探り釣りでガシラ

<メモ>交通=大阪方面からは阪和自動車道の泉南出口を下りる。国道26号線から深日ロータリーを加太方面へ進み、深日港標識に従う。赤灯根元付近に駐車スペース有。

実釣レポート番外編(大阪府・大和川)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年6月20日(日)

釣り場:大阪府柏原市・大和川

天  候:晴れ

エ  サ:食パン

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

釣  果:マブナ・ハス(オイカワ)多数(釣るたびにリリース)

 

今回の波止釣りCLUB実釣レポートは、番外編として波止釣りからかけ離れたポイントを紹介させていただきます。かけ離れたといっても、本来私が皆さんに提供している「お手軽な釣り」には変わりありませんのでご安心下さい。むしろ、今回の方が金はかからないでしょう。いや、全くかからないといっても過言ではありません。

今回のポイントとは、ズバリ申し上げて「食パン1枚あれば、1日中楽しめる釣り場」です。

暇な休日、どこへ行くにしても金を吸い取られる世の中。タダで楽しめる遊び(釣り)など本当に存在するのでしょうか。

「今週末、波止へ釣りに行きたいけど、高速代(電車賃)それにエサ代を入れたら数千円もかかるから無理やな。給料出るまで辛抱しょう。今日は1日寝とこか。」と嘆いておられるあなた。大丈夫です。家に食パンまたは残飯があって、車にガソリンさえ入っていれば堂々と、何も心配することなく釣りに行けます。

前置きが長くなりましたが、そのポイント名を発表しましょう。

その名は「大和川」です。

「なんや、知ってるがな」という方も多いでしょう。大和川は大阪府の2大河川のひとつです。(ちなみにもう一方は淀川)また、あまり言いたくないのですが、大和川は汚染度NO.1、日本一汚い川なのです。とはいうものの、ここ近年、地元自治体の努力の甲斐あってか、水質はかなり改善されつつあります。その証拠に私が知っているだけでも、フナ・コイ・ハス(オイカワ)・ライギョ・ブラックバス・ブルーギル・ナマズ・カマツカ、なんとこれだけもの魚種が生息しているのです。

正直私も、「大和川=汚い=魚はいない」といったイメージがあったので、今まで釣り糸を垂れる機会がなかったのですが、先日、釣友に「よく釣れるから一度行けへんか」と誘われたので、試しに釣ってみました。

すると、どうでしょう。釣れるは釣れるは、ジャンジャカ、ジャンジャカ。大和川のイメージが一新しました。

それでは、ここのポイントから説明していきましょう。大和川流域のポイントは無数にあるのですが、今回私が釣行した場所は、「柏原警察署裏」です。ポイント図をご参照下さい。

まず、Aのポイントですが、ここは川の本流にあたり、堰堤(えんてい)の直下にあたるので、流れはかなり速くなっています。フナやハス(オイカワ)の他、夕刻には、大型のコイがヒットするポイントでもあります。

BのポイントはAに比べれば若干、流れは落ち着いています。水深があるので大型のコイはもちろんのこと、先日はここで50センチ近いブラックバスが釣れていました。A、Bポイントとも、大型の実績場であるため、超人気ポイントとなっており、いつ行っても先客がおられます。

また、Cのポイントについては足元が岩場となっておりますが、水深がないので比較的安全なポイントといえます。型は小さいですが、ハス(オイカワ)やフナの数釣りが楽しめます。ちなみに、ここはポイントが狭いので、2~3人の釣り人しか入れません。

これらのポイントへは、柏原市・八尾市・藤井寺市など近隣にお住まいの方であれば、自転車でも釣行できる範囲です。

ちなみに私は、八尾市南部に住んでいるので、このポイントへは車で10分もかかりません。何か忘れ物をしてもすぐに取りに帰ることができるのでとても便利です。

次に今回の仕掛けを説明することにしましょう。仕掛け図を見ていただいたらお分かりのとおり、波止釣りにおける小物狙い(ウミタナゴやメバルなど)の仕掛けと同じく、とてもシンブルなものにしています。

具体的には、4.5メートル前後のノベ竿(ヘラ竿やコイ竿)に道糸2~3号(コイが掛かっても対応できるように太目にしています。)または、0.6~1号の磯竿4.5メートルに小型スピニングリール(道糸2~3号)、オモリ負荷ガン玉2Bの小型発泡ウキ(画像)をゴムカンで止めます。また、今回は流れの速いポイントなので、水の抵抗なども考え、道糸とハリスの接合にはサルカンを使用せず、電車結びで直結しました。ハリスは0.8~1.2号を20センチとし、流れの速いポイントのため5センチ間隔でガン玉Bを2コ付けます。針は伊勢尼針の1号を使用します。

この仕掛けでもって、当日私はAのポイントから竿を出すことができました。幸運にもこのラッキーポイントが空いていたのです。

早速、エサをつけて第1投。

いきなり、小さなウキが「ピコピコ」と反応しています。間髪入れずに「ピシッ」とアワせました。バッチリと掛かかり、超軟調子竿が折れんばかりの勢いで曲がっています。

上がってきたのは、手のひらサイズのマブナでした。さすがに大和川の魚、とっても泥臭いです。すぐに針を外してあげ、お帰りいただきました。

エサをつけ直して、第2投。また、すぐにアタリ。「ピコピコ」、「ピシッ」の繰り返しです。今度は、チッチャい「ハス(オイカワ)」でした。

この後も、フナとハスの入れ食い状態。

連打、連打、連打と、金もかけずして本当に楽しい1日でした。

また、針に食パンをつける時は、小さめにフワッとした状態でつけることがコツです。パンを握ったり、コネたりすれば極端に食いが落ちますのでご注意下さい。(包丁などで、5ミリ角程度に切っておけば便利です。手で小さくちぎったものを針につけても構いません。)

食パン以外にも、残りのご飯粒やウドン、スパゲッティなどでも釣れます。ここでは、いろんな食品(残飯)で試してみるとおもしろいかもしれません。いろんなものを食べる大和川の魚たちはとても泥臭いですが、「ほんとうにたくましく活きているんだなぁ」と、感心してしまいました。

ここだけの話ですが、今回の仕掛けで活きエビをエサにすると意外な魚が釣れます。何だと思いますか。皆さんがよくご存知の「ブラックバス」です。活きエビ代(500円)の予算がある方は一度お試し下さい。マジで釣れます。

最後に、この釣り場に車を止める場合は、堤防上道路への路上駐車となります。頻繁に駐車違反の取り締まりが巡回していますので、充分にご注意下さい。

また、釣り場へ下りる際は、堤防の階段を利用するのですが、途中、その階段が途切れ、堤防の壁伝いに下っていかないといけません。とても滑りやすいので、足下にはご注意下さい。

ちなみに、川の形というものは雨が降るごとにかわるという欠点があります。今は梅雨の時期でもあり、皆さんが釣行された時には今回のポイント図どおりとなっていない場合も考えられますのでその点はどうぞご了承下さい。

なにわの釣り道

せんなんの里2金銭面にうるさい、小銭に厳しい、ケチ、節約、セコイ。関西人にはこれらの言葉がすべてあてはまります。恐らく金のかからない遊びを発掘する才能は全国一ではないでしょうか。

このことからもお分かりのとおり、関西では波止(堤防)釣りが最も盛ん。ファミリーフィッシングの人口は年を追うごとに増加傾向。関西人にはまさにうってつけの釣りとなっています。船釣り、磯釣り、アユ釣りなど、数あるジャンルの中でも波止はお手軽。くどいようですが金のかからない庶民派の釣りなのです。家族揃って出かけても丸1日、たいした費用をかけずに遊ぶことができます。

また、関西では工場の裏など水のあるポイントはすべて可能性のある場所として一度は竿を出してみます。また、常識では考えられないような「こんな釣り方をするの?」と思われる独特の釣り方まであります。ありとあらゆる釣り方を試してみた時、「波止釣りって、奥が深いなぁ」と改めて感心していただけることでしょう。釣行記にあわせ、その釣り方なども具体的に解説していきたいと考えております。伝統釣法を含めた関西独特の釣り方を是非、関東の釣り人たちにも知っていただきたいそして普及させたいと切望しております。関東近郊にお住まいの方も、きっと新たな波止釣りの世界が見えてくるにちがいありません。

以上の趣旨をお汲み取りいただきますようお願い申し上げます。

 

関西の釣法

春・・・スズキのエビ撒き釣り、キビレチヌのブッコミ釣り、クロダイ・メジ

ナの紀州釣り

夏・・・クロダイのコスリ釣り、スズキ・メバルのズボ釣り、アジ・ソーダガ

ツオのテンビンカゴ釣り、カマスの電気ウキ釣り、スルメイカの電気

ウキ釣り、タコのサビキ釣り(エダス有り)

秋・・・ハマチ、ヒラメ、スズキのノマセ釣り、タチウオの引き釣り、サヨリ

のスーパーボール釣り、カワハギの胴突き釣り、アオリイカエギング

の秘策

冬・・・メバル・カサゴの穴釣り、クロダイ・メジナのカゴ釣り(パン粉と

アミエビ)、メジナのフカセ釣り(ハバノリ)・クロダイのネリエサ釣

法(オキアミマッシュ)

穴釣り釣行記

 

~テトラポットでの穴釣りについて

穴釣り2

季節風が吹き荒れ水温が低下するこれからのシーズン、波止で釣れる魚は極めて少なくなっていきます。このような厳しい状況の中、関西では「穴釣り」と呼ばれる釣法でカサゴを狙う人がたくさんいます。

各地の漁港などにはテトラポットや捨て石の入っている波止が結構ありますよね。カサゴをはじめメバルやアイナメなどの根魚は、これらの障害物の周りにもたくさん住み着いているのです。これらの障害物の周りにもカサゴ、メバル、アイナメといった根魚がたくさん住み着いているのです。

 

穴釣りとは、1.5~1.8メートルほどの短竿(イカダ竿)と小型両軸受けリールを使い、積み重なったテトラポットや捨て石の隙間や穴をひとつひとつ探り歩いていく釣り方。穴の見立て方ひとつでも釣果が左右されるほど奥が深いため、その魅力にとりつかれた釣り人たちは厳寒期の最中でも短竿を担ぎ、フィールドへと繰り出して行きます。「厳寒期に海釣りなんか寒くて釣ってられないんじゃないの?」と疑問に思われる方でも心配ご無用。風が防げるテトラの穴に身を隠せば意外にも温かなのです

 

仕掛けを海底まで落としたら、道糸を張ってアタリを待ちます。魚が食いつけば、ゴツゴツとしたアタリが手元に伝わってきますので、周囲のテトラに潜り込まれないよう、すばやくリールを巻いて取り込んで下さい。

テトラの穴は日中でも薄暗いため、目の前にエサが落ちてくれば魚は警戒することなく、すぐエサに食いついてきます。

エサは主にシラサエビ(モエビ)を使います。しかし、カサゴだけを狙うのであれば、スーパーで売っているサバをタンザク型の切り身にして使ってもよいでしょう。(針から外れにくく、安上がりです。)

ただし、テトラポットの上は非常に足場が悪いので、足元には充分注意して下さい。また、必ずライフジャケット(救命胴衣)は身に付けるようにして下さい

【次は穴釣りで狙おう】
また、穴釣りはテトラポットでの釣りとなるため危険がいっぱい。

以下の事項は必ず守るようにして下さい。

  1. 救命胴衣を着用する。
  2. 足元はフイッシングブーツや登山靴など、滑りにくいものを履く。
  3. 海が荒れている日は絶対に竿を出さない。(波をかぶります)
  4. 夜釣りはしない。(釣れる魚の型は大きくなりますが、転落等のリスクを被ります)

 

【持参するタックル(道具)の確認】

1.51.8メートルのイカダ竿 またはテトラポット専用竿>

穴釣りでは1.5~1.8メートルのイカダ竿を使用します。しかし、この竿は結構高価なものが多いので、最近店頭でよく見かける「テトラポット専用竿」を購入すると安く上がります。

前回紹介した「波止際を狙う探り釣り」の場合でも「テトラポット専用竿」を利用することが可能。

穴釣りも穂先でアタリをとる釣り方なので、穂先が柔らかく掛かりのよい「先調子」のものがお勧めです。

 

 

<小型両軸受けリール

穴釣りでは2~3号糸を50メートルほど巻ける「小型両軸受けリール」を使います。 しかし、その操作が難しいと感じる方は3号糸を60メートルほど巻ける「小型スピニングリール」を使うとよいでしょう。

 

<仕掛け>

テトラの隙間を釣る穴釣りの仕掛けはいたってシンプル。根カガリとは常に隣あわせのため、針数も1本としておきましょう。

仕掛けはアブミ針の8~9号に1.5~2号ハリスを20センチ結んだものを作ります。(基本的には沖を狙う探り釣りの仕掛けとほぼ同じ。)

仕掛けの作り方は針と糸の結び方穴釣り仕掛けをご参照下さい。

仕掛けは事前に家で作っておき、出来上がったものは仕掛け巻にセットして釣り場へ持参します。(根カガリが多いため5~6セットほど準備)

 

<小物類>

アブミ針8~9号、メバル針7~9号など。

 

ハリス

フロロカーボンハリスの1.5~2号を使用。

 

サルカン

道糸と仕掛けを連結させるために、16号前後の小型サルカンを使います。

 

オモリ 、ゴムカン

穴釣りではテトラの隙間を底までころがっていくように中通しタイプの丸玉型を使用。ポイントにより、1~5号を使い分けるようにします。

 

 

エサ

穴釣りではシラサエビの他にオキアミや魚(アジ・サバ・サンマ)の切り身、虫エサ(青イソメ)なども使います。ここぞという穴が見つかればマキエ(オキアミやシラサエビなど)を打ってから仕掛けを落としていきます。

 

その他

その他にも、探り釣り同様、エビ活かしバケツ ・タオル・ クーラー・ タモ (ヘラブナ釣り用の短いものが便利)・サルカンやオモリなどを入れる小物ケース・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット、ルミコ(集魚発光体)なども持参するようにしましょう。

また、くどいようですが防寒対策(服装)もお忘れなく。

 

 

【仕掛けの準備】 

釣り場では、以下の手順に従って仕掛けを準備していきます。

 

  • 竿とリールをセット

短竿に小型両軸受けリールをセットし、ガイドに道糸を通していきます。

 

  • 仕掛けをセット

道糸に丸玉オモリとゴムカンを通し、持参した仕掛けのサルカンへと結びます。

 

これで仕掛けの準備は完了。

仕掛け図のとおりになっているかご確認下さい。 
穴釣り仕掛け図

 

次回は「穴釣り」での釣り方を解説していく予定です。

 

穴釣りでの釣り方について

短竿と小型両軸受けリールを使ったこの釣り方で使用する仕掛けは、いたってシンプル。このシンプルな仕掛けで手返しよく数を釣ることが穴釣りの醍醐味なのです。

それでは、具体的な釣り方を見ていきましょう。

 

  1. よい穴を見立てる

穴釣りでは、テトラとテトラの隙間を狙っての釣り方。狭くて根ガカリしそうな穴や少しでも水深のある穴を見つけることが釣果のカギを握っています。

また、垂直に切りたったケーソン波止とテトラとの隙間などは比較的水深もあり、よいポイントとなっているようです。

 

  1. 穴に仕掛けを落とし込む

ここぞという穴を発見したらエサをつけ、リールをフリーにして仕掛けを穴の中へスルスルと落とし込んでいきます。何度も言うようですが、小型両軸受けリールの操作はくれぐれも慎重に。

操作法はこちら(小型両軸受けリールの操作方法について

そしてオモリが海底に着いたのを確認し、道糸を張ってアタリを待ちます。

ガシラがいればすぐに食いついてくるので、大きな誘いは不要。

根ガカリの原因となるので仕掛けを上下させるといった動作もあまりお勧めできません。

 

  1. すばやい巻き上げと取り込みが肝心

ガシラが掛かると手元に「コンコン」や「ゴツゴツ」といったアタリが伝わってきます。

アタリがあればすばやく竿を立て、根に潜られないよう一気にリールを巻いて魚を取り込みます。

また、非常に活性の高い場合は、フォーリング中(エサを落とし込んでいく最中)に捕食するため、アタリが手元に伝わらない場合もあります。ガシラは細ハリスでないと食い渋るメバルとは違い、太いハリスでも食いにはあまり影響がありません。

大型が想定されるポイントでは、太ハリス(2号前後)を使って強引に取り込んだ方がよいでしょう。

 

  1. 釣れた穴では粘るが勝ち

ガシラが1匹でも釣れたらしめたもの。その穴には数匹のガシラが潜んでいます。このような穴ではシラサエビやオキアミなどのマキエをうって、しばらくは腰を据えて粘るようにしましょう。

なお、水深がある(2ヒロ以上)マキエ時には「底撒き器」の使用をお忘れなく。

私事ですが、以前には底撒き器でマキエをした途端に連チャンで掛かったこともありました。

 

  1. 魚信の切れ目がポイントの切れ目

穴釣りでは迅速なポイントの見分け方が肝心。

アタリの気配がない穴はさっさと見切りをつけ、他の穴へと移動すること。

これは数を釣る上でも、大きな決め手となります。

また、穴釣りはテトラ上を転々と探り歩く釣りなので、足元には充分気をつけてください。

 

6.軽装備での釣りを心がける

ポイント移動が頻繁におこる穴釣りでは、道具類をできるだけコンパクトにまとめること。移動時に持参するものとして、竿にリールは当たり前のことですが、それ以外にはウエストバッグとエビ活かしバケツの3点セットでオーケー。それ以外のものは車の中や堤防上においておくようにしましょう。(もちろん貴重品だけは身につけて)

ウエストバッグにはハリやオモリなどの仕掛け類を入れて身につけておきます。また、ベストのポケットに仕掛け類が収納できればウエストバッグも必要ないのでさらに実用的と言えます。

エビ活かしバケツについてはできるだけ小型のものがよいでしょう。

テトラの上はほとんどの場合が平らではありませんので「エビ活かしクーラー」などをもっていくと置く場所にも大変困ります。

また、小物類をテトラの隙間に落とさないよう、くれぐれも気をつけて下さい。

穴釣りは下を向いて釣ることが多いので、野村監督のような高価なメガネをかけているお父さん方なんかは特に要注意と言えます。

ちなみに僕の友人は先日、買いたての「iモードカラー」をテトラの穴に落としとしまい「もう二度とお前とは釣りに行けへん」と泣きわめいていました。

 

<穴釣りの危険知識について>

穴釣りでは、気象の変化と足場の確認に充分気をつけて行動して下さい。

海が荒れている日の穴釣りは大変危険。テトラポットは波止の外側すなわち直接波を受ける部分に入っているケースがほとんど。風波が強いと波しぶきをモロにかぶることとなり、ひどい場合には波にさらわれるといった事故にもなりかねません。

また、テトラでは突然の気象変化にすばやく逃げようにも、足場が悪いため迅速な対応がとれず、あわててしまい隙間へ転落といった危険性も出てきます。

それから足場についてはポイントを転々と移動していくうち、ついつい釣りに夢中となり、気付かないうちに不安定なテトラ部分に乗り込んでいるといったことも考えられます。

また、波などで濡れたテトラポットも滑りやすくて危険。波打ち際のテトラへは近づかないようにしましょう。

穴釣りはしっかりとした足場を確保してから仕掛けを落としていくことが肝心です。

また、穴釣りだけにかかわらず、気象変化の激しいこの時期の釣り。特に初心者の方については自然気象の恐ろしさというものを充分認識しておいて下さい。

 

「怪しいな」と感じたら、すぐに竿をたたむことが身を守る秘訣です。

ストレスと釣りのすばらしい関係

~悩める中年救います~

~釣りは悩める中年層を救う~

 和歌山マリーナシティ・海釣り公園

 

釣りとは、親子のコミュニケーションがはかれるすばらしい潤滑剤でもあります。テレビゲームに熱中し、ほとんど親とも口を聞かずにキレる、暴れるといった最近の子供や青少年にこそ釣りの楽しさ、すばらしさを分かってほしいものです。全国のお父さん方、釣りでもって子供たちとコミュニケーションをとって下さい。最近では極一部の高校・大学の授業にも釣りを取り入れているところもあります。釣り教室に来てくれている子供たちの目はみんな輝いています。大人でもこれから釣りを始めていただければ、今まで忘れていた大事なものや気づかなかったことなどを感じ取ってくれると信じています。

 

また、釣り場での状況判断をもとに、いかにして魚を釣るかということを推測することは、洞察力をも身に付けるといったすばらしい利点もあります。

 

今や大衆レジャーとなった釣りは、若年から老年まで非常に幅広い年齢層の人が楽しむことができます。その人口は現在、全国において3千万人を超えるものと推定されています。特にここ近年、一種のファッションとも言える「ルアーフイッシング」や、家族揃って比較的お金を費やすことなく楽しめる「ファミリーフイッシング」のブームが到来したことにより、今後も年を追って釣り人口が増加することはまちがいありません。

釣りがこれほどまでにブームとなった以上、「ルール・マナーを守ることは当たり前」の時代とならなければいけません。しかし、都市圏の釣り場でもお分かりのとおり、釣り人の数=ゴミの数といった状況の中、現行では未だ「ルール・マナーの不確立・不徹底」といった点が非常に目立ちます。

いつまでも、後世に残るきれいな釣り場を残していくためには、是非とも釣り人皆さんの力が必要なのです。

 

 

 

  • 釣りとストレスについて・・・参考本参照のこと

 

  • 釣りをすることのメリット

洞察力が身につく

集中力が身につく

考える力が身につく・・・指導マニュアルを参照

 

ストレスが問題となっている現代社会。これが真の2000年問題と言っても過言ではないはず。これをうまく解決できることはないものか。

釣りは癒しの効果があることも「釣りバカ日誌」をご覧いただければお分かりのことでしょう。

 

21世紀を目前に控えた世の中にはリストラで生きる道を見失っておられる方や親子断絶など辛い日々を過ごしている方々がたくさんおられます。

 

そんな方にこそ手軽で金もかからない「波止釣り」という楽しみ見つけてもらいたいのです。

たとえ、釣れなくても海を眺めて糸を垂れているだけで、数々のわずらわしさや将来の不安といったものは少しでも解消されることでしょう。

 

釣りの楽しさや奥の深さに目覚めていただき、おおげさなようですが自分の生きがいに感じていただければこれほどうれしいことはありません。

関西波止釣りマガジン 爆釣王7

【爆釣情報 三本勝負】

◆兵庫県・明石海峡大橋下のグレ

10月に入り、明石海峡大橋下ではグレが釣れだした。20~30㌢クラスをひとり5~6匹。日中はカゴ釣り。半夜では電気ウキ釣りが有効。このポイントは潮の流れが速いので大潮時は避けたほうが無難。

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<タックル・仕掛け>下記参照

<交通>大阪方面からは、本州四国連絡道「淡路」インターおり、「松帆」を目標に進む。松帆温泉施設の裏側がポイント。施設内に駐車場あり。

 

大阪府・泉佐野一文字のタチウオ

大阪湾近郊では、今年は久々にタチウオが大ブレイク。70~80センチがよい人で2ケタ出ると気もある。釣り方はシンブルなウキ釣りで狙おう。ポイントは一文字の内、外向きの両方。タナは2~3ヒロ。できるだけ遠投して手前へと探りながら誘いをかけてくる。食いは日没直前に集中するため、この時合いを逃さないように。アタリはウキが浮いたり、沈んだりの連続する場合がある。完全に海中へ没してからあわせるように心がけよう。

tatiuoup

<タックル・仕掛け>

竿=4.5㍍前後の磯竿(3号~4号)または3.6㍍前後のシーバスロッド4.5~5.4㍍ リール=中型スピニングリール 道糸=4~5号 オモリ=鉛付きブラッキー3号(ヤマシタ) ウキ止め=ウキ止めストッパー並びにソフトウキ止めビーズ(ヤマシタ) 専用仕掛け=タチウオセット波止A・W針使用(ヤマシタ) エサ=キビナゴ タナ=2~3ヒロ

<交通>車が便利。阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口を降り、最初の信号を右折すれば港に出るので港内沿いを走ると乗船場。電車の場合は、南海本線「井原駅」下車。海へ向かって徒歩約10分。

<最寄の渡船店>菊川渡船店 0724-62-8945

<最寄のエサ店>まるは釣り具泉佐野店 0724-64-0841(阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口より「井原の里駅下り」交差点左折してすぐ。府道204号沿い)

 

◆和歌山県・加太港のアジ

風光明媚な加太港。潮通しがよく魚種もほうふ。年中釣り人は絶えない。今はサビキ釣りで15センチクラスのアジが入れ食い。1日粘れば3ケタは確実。夕まずめが好時合いだ。大波止がメインポイントとなる加太ではあるが、今回のおすすめポイントは海水浴場隣の新波止護岸一帯。ここは足場がよいのでファミリーにはうってつけ。サビキは4号サイズと小さ目の仕掛けを使えば数が期待できる。また、ウキをつけないで、サビキ仕掛けを30メートルほど投げて釣るのも効果的。穂先でアタリをとるとよい。この場合は良型が揃う。この釣りは300円のアミエビレンガ1個で楽しめるので安上がりだ。なお、ほかに半夜ではキビナゴをエサにしたウキ釣りで80センチ前後と型のよいタチウオやエギでは手のひらクラスのアオリイカも出ている。

ajiup2

<タックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(2~3号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3~4号 専用仕掛け=サビキちゃん下カゴセットピンクスキン SSD502W (ヤマシタ) マキエ=アミエビ

<交通>大阪方面からは阪和道「泉南」出口で下り、国道26号線を南下。深日ロータリーから加太方面へ進む。付近に有料駐車場あり。

 

【週末厳選ポイント・行くならここだ!】

週末のベストポイントは明石大橋下がおすすめ。潮は激流だが良型のグレが釣れている。日中は10号前後のオモリを使ってのカゴ釣り。半夜では石ゴカイをエサにした電気ウキ釣りで狙う。20~25㌢がレギュラーサイズ。次第に型もよくなる見込み。

 

~釣り場の状況~

明石海峡大橋下に位置し、柵もあるので安心。足場もコンクリートで舗装されている。ここで釣る場合、ウキ釣りでのオモリは必ず5号以上は必要。サビキやカゴ釣りでは10号サイズがいる。小潮まわりを狙っての釣行をおすすめする。水深は足元で5~6メートル程度。水面までの高さは3メートル程度だ。背後の幅は狭いが家族連れでも安心して楽しめる。

 

~釣り方~

日中はマキエカゴがついたカゴ釣り仕掛け。半夜は電気ウキ仕掛けで狙う。いずれも絶えず誘いをかけないとアタリは出にくい。なお、タナはこまめに調整すること。特に半夜ではモジモジとしたアタリの後、ウキがゆっくりと水中へ消えてからあわせること。ポイントはいずれも竿一~二本沖。日中は特に潮上にマキエを聞かせるため、仕掛けを頻繁に打ち返すこと。なお、オキアミを針に刺す際は尻尾から逆反り状態にして背中を通すと外れにくくなる。

 

<カゴ釣りタックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1~1.5号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3号 ウキ=チヌ、グレ用棒ウキ(遊動式にする) オモリ=ナス型10号前後 カゴ=波止シャトルM-T(ヤマシタ) ハリス=1.2号を1.5ヒロ 針=グレ針4号 サシエ=イシゴカイ、オキアミ マキエ=アミエ+パン粉 タナ=3~5ヒロ

 

<電気ウキ釣りタックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1~1.5号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3号 ウキ=棒型電気ウキ(遊動式にする) オモリ=鉛付きブラッキー5号(ヤマシタ) ウキ止め糸=ウキ止めストッパー(ヤマシタ) ハリス=2号1ヒロ 針=グレ針4号 サシエサ=石ゴカイ マキエ=アミエビ+パン粉 タナ=5ヒロ前後で調整

 

 

 【お知らせ】

会員特典として、波止釣り初心者を対象にした「実釣スクール」の開講を予定しております。

 

 

本サイトは実釣に基づいた確実な情報のみを発信しております。そのため、最寄エサ店へ問い合わせた時の情報とは異なる場合があります。

 

 

関西波止釣りマガジン 爆釣王6

【爆釣情報 三本勝負】

◆兵庫県・明石海峡大橋下のグレ

10月に入り、明石海峡大橋下ではグレが釣れだした。20~30㌢クラスをひとり5~6匹。日中はカゴ釣り。半夜では電気ウキ釣りが有効。このポイントは潮の流れが速いので大潮時は避けたほうが無難。

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<タックル・仕掛け>下記参照

<交通>大阪方面からは、本州四国連絡道「淡路」インターおり、「松帆」を目標に進む。松帆温泉施設の裏側がポイント。施設内に駐車場あり

 

大阪府・泉佐野一文字のタチウオ

大阪湾近郊では、今年は久々にタチウオが大ブレイク。70~80センチがよい人で2ケタ出ると気もある。釣り方はシンブルなウキ釣りで狙おう。ポイントは一文字の内、外向きの両方。タナは2~3ヒロ。できるだけ遠投して手前へと探りながら誘いをかけてくる。食いは日没直前に集中するため、この時合いを逃さないように。アタリはウキが浮いたり、沈んだりの連続する場合がある。完全に海中へ没してからあわせるように心がけよう。タチウオ

<タックル・仕掛け>

竿=4.5㍍前後の磯竿(3号~4号)または3.6㍍前後のシーバスロッド4.5~5.4㍍ リール=中型スピニングリール 道糸=4~5号 オモリ=鉛付きブラッキー3号(ヤマシタ) ウキ止め=ウキ止めストッパー並びにソフトウキ止めビーズ(ヤマシタ) 専用仕掛け=タチウオセット波止A・W針使用(ヤマシタ) エサ=キビナゴ タナ=2~3ヒロ

<交通>車が便利。阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口を降り、最初の信号を右折すれば港に出るので港内沿いを走ると乗船場。電車の場合は、南海本線「井原駅」下車。海へ向かって徒歩約10分。

<最寄の渡船店>菊川渡船店 0724-62-8945

<最寄のエサ店>まるは釣り具泉佐野店 0724-64-0841(阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口より「井原の里駅下り」交差点左折してすぐ。府道204号沿い)

 

◆和歌山県・加太港のアジ

風光明媚な加太港。潮通しがよく魚種も豊富。年中釣り人は絶えない。今はサビキ釣りで15センチクラスのアジが入れ食い。1日粘れば3ケタは確実。夕まずめが好時合いだ。大波止がメインポイントとなる加太ではあるが、今回のおすすめポイントは海水浴場隣の新波止護岸一帯。ここは足場がよいのでファミリーにはうってつけ。サビキは4号サイズと小さ目の仕掛けを使えば数が期待できる。また、ウキをつけないで、サビキ仕掛けを30メートルほど投げて釣るのも効果的。穂先でアタリをとるとよい。この場合は良型が揃う。この釣りは300円のアミエビレンガ1個で楽しめるので安上がりだ。なお、ほかに半夜ではキビナゴをエサにしたウキ釣りで80センチ前後と型のよいタチウオやエギでは手のひらクラスのアオリイカも出ている。

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<タックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(2~3号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3~4号 専用仕掛け=サビキちゃん下カゴセットピンクスキン SSD502W (ヤマシタ) マキエ=アミエビ

<交通>大阪方面からは阪和道「泉南」出口で下り、国道26号線を南下。深日ロータリーから加太方面へ進む。付近に有料駐車場あり

 

【週末厳選ポイント・行くならここだ!】

週末のベストポイントは明石大橋下がおすすめ。潮は激流だが良型のグレが釣れている。日中は10号前後のオモリを使ってのカゴ釣り。半夜では石ゴカイをエサにした電気ウキ釣りで狙う。20~25㌢がレギュラーサイズ。次第に型もよくなる見込み。

 

~釣り場の状況~

明石海峡大橋下に位置し、柵もあるので安心。足場もコンクリートで舗装されている。ここで釣る場合、ウキ釣りでのオモリは必ず5号以上は必要。サビキ釣りやカゴ釣りでは10号サイズがいる。小潮まわりを狙っての釣行をおすすめする。水深は足元で5~6メートル、水面までの高さは3メートル程度。背後の幅は狭いが家族連れでも安心して楽しめる。

 

~釣り方~

日中はマキエカゴがついたカゴ釣り仕掛け。半夜は電気ウキ仕掛けで狙う。いずれも絶えず誘いをかけないとアタリは出にくい。なお、タナはこまめに調整すること。特に半夜ではモジモジとしたアタリの後、ウキがゆっくりと水中へ消えてからあわせること。ポイントはいずれも竿一~二本沖。日中は特に潮上にマキエを聞かせるため、仕掛けを頻繁に打ち返すこと。なお、オキアミを針に刺す際は尻尾から逆反り状態にして背中を通すと外れにくくなる。

 

<カゴ釣りタックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1~1.5号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3号 ウキ=チヌ、グレ用棒ウキ(遊動式にする) オモリ=ナス型10号前後 カゴ=波止シャトルM-T(ヤマシタ) ハリス=1.2号を1.5ヒロ 針=グレ針4号 サシエ=イシゴカイ、オキアミ マキエ=アミエ+パン粉 タナ=3~5ヒロ

 

<電気ウキ釣りタックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1~1.5号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3号 ウキ=棒型電気ウキ(遊動式にする) オモリ=鉛付きブラッキー5号(ヤマシタ) ウキ止め糸=ウキ止めストッパー(ヤマシタ) ハリス=2号1ヒロ 針=グレ針4号 サシエサ=石ゴカイ マキエ=アミエビ+パン粉 タナ=5ヒロ前後で調整

 

【今週は何処へ?】

今週紹介したいずれかの釣り場に参上します。見かけた方は声をかけていただくとステキな商品(先着3名)をプレゼント。今週の合言葉は「秋は味覚の季節」です。

 

 

本サイトは実釣に基づいた確実な情報のみを発信しております。そのため、最寄エサ店へ問い合わせた時の情報とは異なる場合があります。

 

会員特典として、波止釣り初心者を対象にした「実釣スクール」の開講を予定しております。読むだけでは分からなかったことも実戦指導で納得!奮ってご参加ください。

関西波止釣りマガジン 爆釣王5

 

【爆釣情報 三本勝負】

◆大阪府・大浜埠頭(堺港)のサヨリ

大浜埠頭は地元アングラーには人気の釣り場。秋口には大勢の家族連れで賑わう。広大なポイントで足場もよく、四季を通じて魚種は豊富だ。現況では15~25㌢のサヨリが好調。波の穏やかな日を選んで釣行すれば20~30匹はいけそうだ。10月に入れば型が上向く。釣り方は専用仕掛けを使ったウキ釣り。

サヨリ

 

<タックル・仕掛け>下記参照

<交通>大阪市内方面より国道26号線の戎島町信号を右折。大浜埠頭と書かれた標識に従い進むと突き当たり一帯が釣り場。

<最寄のエサ店>まるは釣り具堺店 0722-47-0817

 

兵庫県・和田防波堤のカワハギ

秋も深まり、神戸付近ではカワハギが大漁。中でも爆釣スポットは渡船を利用した神戸の和田防波堤(一文字)だ。

釣り方は石ゴカイやオキアミを使った胴付き仕掛け。カワハギはエサ取り名人なので小針+超先調子竿で狙うのが釣果を上げるカギとなる。また、針先は常に鋭敏に研いでおくこと。アタリは「コツコツ」と穂先に伝わる。すばやく掛け合わせないと針に乗らない。しっかりと掛けあわせよう。現況では手のひら~20㌢級を30~50匹。

kawahagi

ポイントは内向き一帯の波止際で丹念に探り歩くこと。

他には、シラサエビでのウキ釣り(40~50メートル遠投)や探り釣りでガシラ・メバル、落とし込みでのチヌなども好調だ。

和田防は潮流が早いのでオモリは最低でも3~5号をしようする。

<タックル・仕掛け>竿=1.8㍍前後のイカダ竿またはテトラ竿 リール=小型両軸受けリール 道糸=2~3号 オモリ=ナス型3~5号 仕掛け=プロ仕掛けカワハギ・ハゲ針5号(ヤマシタ) エサ=イシゴカイ・オキアミ(冷凍イカ・コンニャクなど何でも試すと意外な発見が・・・) タナ=海底~上層まで

<交通>車が便利。阪神高速神戸線「柳原」をおりる。神戸中央市場方向へ走り、森下渡船の標識に従う。

<最寄の渡船店>森下渡船店 078-671-4655

 

◆兵庫県・兵庫突堤のツバス

兵庫突堤のポイントは広大。車の横付けが可能。足場もきれいに舗装されているためファミリーにも安心。水深があり潮通しも良いので魚種は豊富。この時期のお勧めはツバス。活きアジをエサにしたノマセ釣りで40センチクラスを2ケタ。湾岸でも有数のタチウオスポットなので10~11月の週末ともなると、隙間がないほどの盛況ぶり。比較的速い時期からでも回遊が見られる。ポイントは潮通しのよい各コーナーがベスト。

 

ツバ狙いの釣り方はノマセ釣り。サビキ釣りでエサとなるアジを確保し、バケツで生かしておく。ウキ下を3~5ヒロとして20~30メートル沖を狙う。日の出直後に食いがたつようだが日中に釣れることもある。また、ピンクやブルー系のメタルジグ(30グラム程度)でも同様の釣果が望める。ほかにはサビキ釣りで15センチクラスのアジが入れ食い。半夜では型のよいタチウオも出ている。

<タックル・仕掛け>

竿=4.5㍍~5.4㍍の磯竿(2号~3号) リール=中型スピニングリール 道糸=4~5号 オモリ=鉛付きブラッキー1~2号(ヤマシタ) ウキ=大型玉ウキ ウキ止め=ウキ止めストッパー並びにソフトウキ止めビーズ(ヤマシタ) ハリス=3号1ヒロ 針=チヌ針5号を2本連結(親針と小針) エサ=活きアジ タナ=3~5ヒロ

<交通>大阪方面からは阪神高速神戸線の「柳原」出口で下り、国道2号線から兵庫突堤の標識に従って進む。

 

【週末厳選ポイント・行くならここだ!】

週末のベストポイントは大浜埠頭がおすすめ。入門者でも確実な釣果が約束される。毎年9月ごろから群れが回遊しはじめ、晩秋にかけては型、数ともかなりの期待が見込める。20~25㌢がレギュラーサイズでひとり20~30匹。週末は混雑するので早めの場所取りが必要だ。

 

~釣り場の状況~

堺泉北港の奥に位置する大浜埠頭は新日鉄の南側にあたり、堺大漁夜市で有名な大浜公園からもほど近いところ。周囲には数多くの工場や倉庫等が立ち並んでいる。広大なポイントは車の横付けも可能で足場も舗装されている。岸壁の水深は足元で5~6メートル。水面までの高さは2メートル程度。ポイント付近は足場の整備された岸壁が続く。背後の幅も広大で釣りやすく、家族連れでも安心して楽しめる。

 

~ポイントと時合い~

南北のコーナーがベストポイントだが、青果市場前なら比較的空いていて数もでる。チャンスはやはり早朝から9時頃。夕刻でも食いのたつ日がある。雨の直後は不調の様子。

 

~釣り方~

マキエカゴがついた市販のサヨリ仕掛け。エサは食い込みのよいサシアミでコマセにアミエビを使う。アタリウキに変化があってもアワセは不要。向こうアワセで掛かってくれるのでそのままゆっくりとリールを巻いてくればよい。釣果が伸びないときは仕掛けにスーパーボールなどを用い、遠投して沖目を狙うと良い。口が堅いサヨリは数匹釣れたら針先が鈍ってくる。バレを防ぐためにも常に鋭敏にしておくことが大切だ。群れが回ってきた時に効率よくマキエを効かせ、手返しよく釣ろう。サヨリ仕掛けは投入時にとても絡みやすい。着水寸前にはスプールに手を当て、ブレーキをかけることをお忘れなく。なお、サシアミを針に刺す際は尻尾から逆反り状態にして背中を通すと外れにくくなる。この時期には数釣りが最も期待できる。

<タックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1~1.5号) リール=小型スピニングリール 道糸=3号 専用仕掛け=サビキちゃんサヨリセット遠投A サヨリセット(ヤマシタ) ハリス=0.8号を30センチ程度 針=サヨリ専用4~5号 サシエ=サシアミ、ハンペン、イシゴカイ マキエ=アミエビ ポイント=岸壁一帯。約30㍍ほど沖。

 

【今週は何処へ?】

今週紹介したいずれかの釣り場に参上します。見かけた方は声をかけていただくとステキな商品(先着3名)をプレゼント。今週の合言葉は「馬肥ゆる秋」です。

 

本サイトは実釣に基づいた確実な情報のみを発信しております。そのため、最寄エサ店へ問い合わせた時の情報とは異なる場合があります。

  

会員特典として、波止釣り初心者を対象にした「実釣スクール」の開講を予定しております。読むだけでは分からなかったことも実戦指導で納得!奮ってご参加ください。

関西波止釣りマガジン 爆釣王4

【爆釣情報 今回は厳選した一本で勝負】

淡路島・津名港のアオリイカ

アオリイカ6

秋風の心地よい季節に入り、アオリイカもシーズンイン。この時期は新子と呼ばれる手のひらクラスが数釣れるのでファミリーにも魅力たっぷりだ。雨後の釣行を避ければビギナーでも2ケタの期待は大きい。

今回の釣り場は淡路島の津名港。泉佐野~津名の南海フェリーを下船してすぐそばが釣り場となっている。お勧めは赤灯波止周辺でテトラポット側に釣り座を構える。半夜釣りとなるので足場には要注意。ライフジャケットや磯靴はもちろん必携だ。

その他、早朝や夕刻の時合いにはフカセ釣りでのチヌやグレもおもしろい。エサは専用の配合エサとオキアミ。また、青イソメを使った半夜の電気ウキ釣りではチヌ、ガシラ、メバルが狙える。いずれもタナは2~3ヒロでテトラ際を狙うこと。

<交通>大阪方面からは明石海峡大橋から本州四国連絡道へ。「津名」インターをおり、生穂新島方面へ。泉佐野行きフェリー乗り場の標識に従い進む。

 

~釣り場の状況~

津名港は淡路島の東浦を代表する港。周囲の埋立地は「生穂新島」と呼ばれ潮通しがよく魚影の濃いポイント。護岸一帯はびっしりとテトラポットが敷き詰められている。埋立地の南端から伸びた赤灯波止は足場が良くファミリーにはお勧め。水深2~3ヒロと浅いがテトラ際には多くの藻が茂り、アオリイカの絶好の住みかとなっている。

 

~ポイントと時合い~

ポイントはテトラポット周辺の藻場。根ガカリは覚悟しなければならないのでエギのスペアは最低でも5コは準備したい。カラーはピンクやオレンジ系が中心。時間帯は午後5時頃からが狙い目だ。

 

~釣り方~

数釣りが望めるこの時期には何と言ってもエギング。サイズが小さいので3寸クラスのエギを使う方がよい。いい日にあたれば平均ひとり5~10杯。釣り方はできるだけ遠投し、手前へとズルズルと引きずってくるだけでよい。それでもイカが乗ってこないときは、竿をしゃくりながら誘いをかけて探ってくる。バレを防ぐためにもエギの傘針の先は常に研いでおくこと。

なお、このポイントのみに厳選した今回は特別な秘策をお教えしよう。エギを次のように改造すれば、イカの乗りは断然上向くはずだ。まずはエギの目の部分を引き抜く。そして、ドリルでその穴を貫通させ、その部分にルミコ(化学発光体)のブルーを装着する。穴のサイズはルミコの直径より少し小さめに設定。次にエギのオモリ部分へコイルオモリを使って補強(重くする)する。これで目が光る「発光エギ」の完成。周囲の釣り人も圧巻するほど釣果に差が出る場合もある。使用後は穴部分の水分をよく拭き取ること。ルミコ装着時に防水加工ができればベスト。

 

~タックル・仕掛け~

竿=1.8~2.1㍍のバスロッドまたはエギング専用ロッド リール=小型スピニングリール

道糸=3号 エギ=エギ F 3.0号 カラーナンバー31番または35番または36番(ヤマシタ)

時合い=午後5時~9時頃 ポイント=テトラポット周り

 

関西波止釣りマガジン 爆釣王3

【爆釣情報 三本勝負】

(爆弾マーク)大阪府・姫島護岸(新淀川)のハゼ

9月2週目に入り、いよいよファミリーお待ちかねのターゲット「ハゼ」が上向いてきた。中でも爆釣スポットは阪神電鉄高架付近となる姫島護岸。都心からほど近く交通至便。カセットコンロを持参すれば釣りたて、アツアツのテンプラも堪能できるゾ。

hazeup

<タックル・仕掛け>下記参照

<交通>釣り場へは電車がおすすめ。阪神電車姫島駅を下車し、高架下を梅田方向に向かって歩く。堤防に突き当たれば手前の坂道を左へと上がる。すぐそばにある鉄ハシゴを降りると前面が釣り場。徒歩約10分。

<最寄の釣りエサ店>山口釣具店 06-6451-3283

 

◆大阪府・貝塚人工島のタチウオ

大阪湾岸の各埠頭ではタチウオが姿を見せはじめた。各ポイントとも日によってかなりムラがあるようだが意外にも好調なのが「新貝塚埠頭」。60~80センチと型は少し小さめだが、ひとり3~10匹はいけそうだ。

タチウオ2

お勧めはキビナゴをエサにした電気ウキ釣り。タナは2ヒロを基準として4ヒロまでの範囲を探る。

ポイントは埠頭の西端がベスト。できるだけ遠投したら誘いをかけつつ、手前へ寄せてくる(探ってくる)。アタリのあったポイントを憶えておき、集中的に攻めると好釣果につながる。時合いは午前4時~5時頃と午後5時~8時頃。日の出前の時合いにアタルことが多い時もある。

タチウオは早アワセ厳禁。モジモジとウキが浮いたり沈んだりすることが多いので、完全に沈みきって手元に「ガツン」とした手ごたえが伝わってから大きくアワセること。硬い竿でしっかりとフッキングさせなければ途中でバレルこともある。なお、貝塚人工島の西向きテトラでも同様の釣果が望めるが、こちらは足場が悪いので半夜釣りは要注意。

また、日の出直後にはツバス、ハマチも好調。活きアジの泳がせ釣りやメタルジグを使って狙う。

<タックル・仕掛け>竿=4.5㍍前後の磯竿(3号~4号)または3.6㍍前後のシーバスロッド4.5~5.4㍍ リール=中型スピニングリール 道糸=4~5号 オモリ=鉛付きブラッキー3号(ヤマシタ) ウキ止め=ウキ止めストッパー並びにソフトウキ止めビーズ(ヤマシタ) 専用仕掛け=タチウオセット波止A・W針使用(ヤマシタ) エサ=キビナゴ タナ=2~4ヒロ

<交通>大阪方面からは阪神高速湾岸線「貝塚」出口を下り、大阪臨海線の「二色東1丁目」交差点を右折。貝塚大橋を渡り「新貝塚埠頭」の標識に従い進む。

<最寄のエサ店>まるは釣り具泉佐野店 0724-64-0841(阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口より「井原の里駅下り」交差点左折してすぐ。府道204号沿い)

 

◆兵庫県・西宮ケーソンのサヨリ

西宮ケーソンは阪神地区を代表する人気スポット。長大なポイントは足場もよく四季を通じて魚種も豊富。入門者からベテランまで多くの釣り人で賑わう。現況では15~25㌢のサヨリが好調。波の穏やかな日を選んで釣行すれば20~50匹はいけそうだ。10月に入れば数、型とも上向く。サヨリ2

釣り方は専用仕掛けを使ったウキ釣り。ポイントは先端からカーブまでの間がベストで釣り座は西向き、東向きのどちらでもよい。投入時は仕掛けが絡みやすい。着水する寸前にリールのスプールに手をあててブレーキをかけよう。仕掛けを投入したら、ゆっくりと引きずるように手前へと引いてくるのだが、途中で止め(ポーズをとる)て少しエサを漂わせるようにする。なお、アタリウキに変化があってもアワセは不要。向こうアワセで掛かってくれるのでそのままゆっくりとリールを巻いてくればよい。数匹釣れたら針先が鈍るので、バレを防ぐためにも常に鋭敏にしておくこと。群れが回ってきた時に効率よくマキエを効かせ、手返しよく釣ろう。好時合いは早朝となるが、曇天なら日中でも大差はない。

 

<タックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1~1.5号) リール=小型スピニングリール 道糸=3号 専用仕掛け=サビキちゃんサヨリセット遠投A サヨリセット(ヤマシタ) ハリス=0.8号を30センチ程度 針=サヨリ専用4~5号 サシエ=サシアミ、ハンペン、イシゴカイ マキエ=アミエビ ポイント=堤防先端付近で約30㍍ほど沖。

<交通>大阪市内方面からは阪神高速湾岸線「西宮浜」出口を降りてすぐの交差点を左折。道なりに進み、突き当たり(西宮ヨットハーバー)を左折するとケーソン波止の入り口付近へと到着。

<最寄のエサ店>尼エサ西宮店 0798-23-2303

 

【週末厳選ポイント・行くならここだ!】

秋の行楽には家族揃って楽しめるハゼ釣りがおすすめ。姫島護岸なら入門者でも確実な釣果が約束。10~20㌢をひとり平均20~50匹はいける。堤防を乗り越える際は鉄ハシゴを利用しなければならないので小さな子供は気をつけること。なお、雨後の濁り時は釣果が極端に落ちるので注意。

 

~釣り場の状況~

ポイント付近にはゴロタ石やテトラポットが沈められ、水深は岸から5㍍先で3㍍程度。

広大で足場もよく、家族連れでも安心して楽しめる。

 

~ポイントと時合い~

ポイントはテトラポットや捨て石などの障害物付近。チャンスは朝夕に限らず潮が込んでくる時間帯(満潮時前後)。

 

~釣り方~

数釣りが望めるこの時期にはウキ釣りで狙うことをお勧めする。釣り方は5、6㍍先のかけ上がり付近を狙う。タナは底スレスレ。頻繁に誘いをかけ、エサが底を引きずるように流す。ハゼがエサに食いつくと、じわりとウキが沈んでいくようなアタリが出る。アワセのタイミングはあわてず、充分に待ってから手首を返すようにする。時折、20センチオーバーや30センチ級のキビレやセイゴも混じり、竿が悲鳴を上げる場面に遭遇することもある。なお、干潮時にはルアー竿に5号程度のクッションオモリと投げ釣り仕掛けを組み合わせたチョイ投げスタイルで狙うのも有効。いずれの釣り方もエサの付け方は通し刺し。タラシ部分は短くすること。

~タックル・仕掛け~

(ウキ釣り)竿=4.5~5.4㍍のノベ竿 専用仕掛け=サビキちゃんハゼ SHT45 (ヤマシタ)

エサ=石ゴカイ タナ=1~2ヒロ

(投げ釣り)竿=1.8~2.4㍍のルアー竿 リール=小型スピニングリール 道糸=3号 オモリ=鉛付きブラッキー5号(ヤマシタ) 専用仕掛け=サビキちゃんハゼ SHN2 (ヤマシタ)

エサ=石ゴカイ

 

【お知らせ】

会員特典として、波止釣り初心者を対象にした「実釣スクール」の開講を予定しております。読むだけでは分からなかったことも実戦指導で納得!奮ってご参加ください。

 

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関西波止釣りマガジン 爆釣王2

【爆釣情報 三本勝負】

(爆弾マーク)和歌山県・ランドの小アジ

9月に入り各地の波止では小アジが好調。数・型とも安定した時期を迎えた。中でも爆釣確実なのが下津ピアーランド。海釣り公園のため設備も充実。ファミリーでも安心して竿が出せるポイントだ。近況ではサビキ釣りで15~20㌢前後が入れ食い。雨後の釣行さえ避ければ確実な釣果が望める。この時期は魚の宝庫でアジの他にも、ツバス、ソーダガツオ、シオ(カンパチ)、チャリコ、カワハギ、アオリイカ、チヌ、グレなどが釣れている。初心者でもビックワンが期待できる魅力的な釣り場だ。

下津ピアランド釣果5

<タックル・仕掛け>下記参照

<交通>大阪方面からは阪和道・海南インターでおりる。国道42号線を南下し、黒田交差点を右折。釣り公園の標識に従い進む。駐車場がすべて満車の場合は坂道への路上駐車となる。

<管理事務所>下津ピアーランド TEL 0734・94・0940

 

◆大阪府・南港新波止のサンバソウ

湾岸の沖波止一帯では小型ながらサンバソウ(イシダイの幼魚)が釣れ出した。10㌢~手のひらサイズが中心で慣れた人なら40~50匹ほど。

仕掛けは底オモリ式の胴突きタイプが有効でアタリも取りやすい。

釣り方は超先調子のイカダ竿を使用。仕掛けが海底に着いたら糸を張ってアタリを待つ。「コツン」ときたアタリを見逃さないこと。すばやく掛けあわさないことには針に乗ってくれない。また、小型の研石(シヤープナー)を携帯し、常に針先は研いでおくことも大切だ。

アタリがなければ少しずつ上層を探ってくること。1箇所にとどまらず波止一帯を丹念に探り歩かないと釣果は伸びない。ポイントは波止際でケーソン(コンクリート)の継ぎ目。タナは海底からイガイの付いた層まで広範囲に探る。なお、新波止は海面までの高さが7メートル程度あり、波止一帯には大きな枠状の穴があいているので足場には要注意。ライフジャケット(渡船に常備)は必ず着用すること。足元が広い白灯台付近に釣り座を確保できればベスト。

サンバソウの他、落とし込み釣りでのチヌ、活きアジの泳がせ釣りではツバスなども好調だ。

<タックル・仕掛け>

竿=1.8㍍前後のイカダ竿またはテトラ竿 リール=小型両軸受けリール 道糸=2~3号 オモリ=ナス型3~5号 仕掛け=プロ仕掛けカワハギ・ハゲ針5号(ヤマシタ) エサ=イシゴカイ タナ=海底~イガイの付いた層まで

<交通>車は阪神高速湾岸線北出口2つ目信号を右折。1つ目信号を左折(上が高速)し、つきあたり信号を右折、100㍍先の左側。 電車は地下鉄ニュートラム「南港東」を下車、徒歩5分。

<渡船店>丸高渡船 TEL 06・6613・1075~6。新波止への渡船料は2000円、小人は半額。

 

◆大阪府・石津ゼネラル波止のチヌ・アコウ

大阪湾の隠れた穴場。その名は「石津ゼネラル」。0番~11番と数あるポイントの中、お勧めは9.5番。渡船に乗る際には「9番半へ行って」とお願いする。釣り場一帯のほとんどがテトラとなるが、堺泉北港奥に面したポイントで釣り人も少ない。油ぎった海面ではあるが潮通しもよく、古びたテトラポットが魚影の濃さを物語っている。

この釣り場のお勧めは何といってチヌ。今釣れているサイズは30~45㌢が中心で平均3~5匹程度。

釣り方はイワガニをエサにした前打ち釣り。仕掛けをできるだけ沖へ振り込んで道糸を張り、チョンチョンと誘いをかけながら手前へと探ってくるだけ。アタリは穂先にコツンと伝わるので初心者にもよく分かる。掛け合わせの釣りなので瞬時のアワセがものをいう。誘いはエサが海底を飛び跳ねるイメージ。竿は長いほど有利だ。

ポイントは竿1~2本沖。テトラポット一帯をまんべんなく探り歩く。早朝または日没前にアタリが連発する。

チヌ3

また、同ポイントはアコウの宝庫。大阪北港のように雑誌や新聞等で紹介されることがほとんどなく、幻の魚をゲットできる可能性は極めて高い。

アコウ

アコウを狙う場合の釣り方はシラサエビを撒きながらの電気ウキ釣り。潮に乗せたウキを流す、止めるの繰り返しで頻繁に誘いをかけること。仕掛けは確実に底をはわさないとつれない。アタリは比較的鮮明に消しこむ。掛かれば一気強引に取り込もう。大型はあっという間に根に潜ってしまうので注意。アタリがない場合は1箇所にとどまらず、探り歩く戦法に切り替えよう。ウキ釣り仕掛けはウキ止め糸、スイベル、ゴムカン、ヨウジを使用し遊動式とする。

ポイントは竿1~2本沖。なお、ゼネラル波止一帯は火気厳禁。愛煙家といえどもタバコは我慢。

<チヌ狙いタックル・仕掛け>

竿=前打ち専用竿5.4~6.3㍍ リール=落とし込み専用リール 道糸=落とし込み専用3号

ハリス=1.2~1.5号半ヒロ(80センチ程度で道糸とチチワ連結) ガン玉オモリ=2B~5B 針=落とし込みカニ専用3~4号(針軸にオモリを打つ) エサ=イワガニ

<アコウ狙いタックル・仕掛け>

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1.5~2号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3号 ウキ=小型電気ウキ(遊動式にする) オモリ=鉛付きブラッキー1号(ヤマシタ) ウキ止め糸=ウキ止めストッパー(ヤマシタ) ハリス=2号半ヒロ(80センチ程度) 針=チヌ針3号 エサ=シラサエビ タナ=2~3ヒロ

<交通>大阪市内方面からは国道26号または大阪臨海線府道34号線沿いにある、まるは釣り具堺店(石津町交差点の北側)へ立ち寄り渡船券を購入する。渡船場所(エーワン渡船)までの道程は釣り具店より説明あり。釣り場への渡船料は1500円。

<最寄のエサ店>まるは釣り具 堺店・0722-47-0817

 

【週末厳選ポイント・行くならここだ!】

天候が心配される今週末だが、下津ピアーランドはまずあぶれることはないと見た。サビキ釣りで15~20㌢のアジが大漁。時折、30㌢クラスのアジやソーダガツオも混じりファミリーには断然おすすめ。料金が高くつくがイカダを予約しておけば安心。釣り座を確保できればクーラー満タンはまちがいなし。

~釣り場の状況~

釣り場自体は100メートルほどの桟橋と数個の筏が設置。水深は足元で6~8㍍。海面までの高さは4~5㍍。開園時間は、4・5・9・10月が午前5時~午後6時、6~8月が午前6時~午後7時、11~3月が午前6時~午後5時。

休園日は年末年始(12月28日~1月3日)と毎月第2水曜日。入場料(釣り料金)は桟橋が大人(16歳以上)1日1050円、小人 (6~15歳)500円。筏で釣る場合は、電話予約の上、大人2100円、小人1000円の釣り料金が必要。トイレ、洗い場、エサ、自販機、釣り具常備。釣り台が狭く釣り場確保のためにも、開園の1~2時間前には到着したい。

~ポイントと時合い~

ベストポイントは釣り台先端付近。日の出前後が爆釣タイム。

~釣り方~

入門者にも簡単なサビキ釣り。サビキカゴにアミエビを詰め、ただ足元にドボンと落とすだけ。仕掛けが海底に着定する間もなく、アジの大群は一気に押し寄せるはずだ。なお、1匹掛かればすぐに取り込むようにすること。もたもたしていると仕掛けが絡んで大変なことになる。隣の釣り人とのオマツリにも要注意。サビキ仕掛けはピンクスキンの4~5号が実績バツグン。(カツオが掛かってくる時は太めの7~8号)早朝はエサなしでも釣れるほどだ。なお、釣れたアジをエサに泳がせ釣りをするとハマチ、ヒラメ、シオ(カンパチの仔)が釣れる。

~タックル・仕掛け~

竿=4.5~5.4㍍の磯竿(2~3号) リール=中・小型スピニングリール 道糸=3~4号 専用仕掛け=サビキちゃん下カゴセットピンクスキン SSD502W (ヤマシタ) マキエ=アミエビ

【お知らせ】 

会員特典として、波止釣り初心者を対象にした「実釣スクール」の開講を予定しております。

 

 

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【爆釣情報 三本勝負】

大阪府・姫島護岸(新淀川)のハゼ

9月2週目に入り、いよいよファミリーお待ちかねのターゲット「ハゼ」が上向いてきた。中でも爆釣スポットは阪神電鉄高架付近となる姫島護岸。都心からほど近く交通至便。カセットコンロを持参すれば釣りたて、アツアツのテンプラも堪能できるゾ。

hazeup

<タックル・仕掛け>下記参照

<交通>釣り場へは電車がおすすめ。阪神電車姫島駅を下車し、高架下を梅田方向に向かって歩く。堤防に突き当たれば手前の坂道を左へと上がる。すぐそばにある鉄ハシゴを降りると前面が釣り場。徒歩約10分。

<最寄の釣りエサ店>山口釣具店 06-6451-3283

 

◆大阪府・貝塚人工島のタチウオ

大阪湾岸の各埠頭ではタチウオが姿を見せはじめた。各ポイントとも日によってかなりムラがあるようだが意外にも好調なのが「新貝塚埠頭」。60~80センチと型は少し小さめだが、ひとり3~10匹はいけそうだ。

タチウオ2

お勧めはキビナゴをエサにした電気ウキ釣り。タナは2ヒロを基準として4ヒロまでの範囲を探る。

ポイントは埠頭の西端がベスト。できるだけ遠投したら誘いをかけつつ、手前へ寄せてくる(探ってくる)。アタリのあったポイントを憶えておき、集中的に攻めると好釣果につながる。時合いは午前4時~5時頃と午後5時~8時頃。日の出前の時合いにアタルことが多い時もある。

タチウオは早アワセ厳禁。モジモジとウキが浮いたり沈んだりすることが多いので、完全に沈みきって手元に「ガツン」とした手ごたえが伝わってから大きくアワセること。硬い竿でしっかりとフッキングさせなければ途中でバレルこともある。なお、貝塚人工島の西向きテトラでも同様の釣果が望めるが、こちらは足場が悪いので半夜釣りは要注意。

また、日の出直後にはツバス、ハマチも好調。活きアジの泳がせ釣りやメタルジグを使って狙う。

 

<タックル・仕掛け>竿=4.5㍍前後の磯竿(3号~4号)または3.6㍍前後のシーバスロッド4.5~5.4㍍ リール=中型スピニングリール 道糸=4~5号 オモリ=鉛付きブラッキー3号(ヤマシタ) ウキ止め=ウキ止めストッパー並びにソフトウキ止めビーズ(ヤマシタ) 専用仕掛け=タチウオセット波止A・W針使用(ヤマシタ) エサ=キビナゴ タナ=2~4ヒロ

<交通>大阪方面からは阪神高速湾岸線「貝塚」出口を下り、大阪臨海線の「二色東1丁目」交差点を右折。貝塚大橋を渡り「新貝塚埠頭」の標識に従い進む。

<最寄のエサ店>まるは釣り具泉佐野店 0724-64-0841(阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口より「井原の里駅下り」交差点左折してすぐ。府道204号沿い)

 

◆兵庫県・西宮ケーソンのサヨリ

西宮ケーソンは阪神地区を代表する人気スポット。長大なポイントは足場もよく四季を通じて魚種も豊富。入門者からベテランまで多くの釣り人で賑わう。現況では15~25㌢のサヨリが好調。波の穏やかな日を選んで釣行すれば20~50匹はいけそうだ。10月に入れば数、型とも上向く。

サヨリ

釣り方は専用仕掛けを使ったウキ釣り。ポイントは先端からカーブまでの間がベストで釣り座は西向き、東向きのどちらでもよい。投入時は仕掛けが絡みやすい。着水する寸前にリールのスプールに手をあててブレーキをかけよう。仕掛けを投入したら、ゆっくりと引きずるように手前へと引いてくるのだが、途中で止め(ポーズをとる)て少しエサを漂わせるようにする。なお、アタリウキに変化があってもアワセは不要。向こうアワセで掛かってくれるのでそのままゆっくりとリールを巻いてくればよい。数匹釣れたら針先が鈍るので、バレを防ぐためにも常に鋭敏にしておくこと。群れが回ってきた時に効率よくマキエを効かせ、手返しよく釣ろう。好時合いは早朝となるが、曇天なら日中でも大差はない。

 

<タックル・仕掛け>竿=4.5~5.4㍍の磯竿(1~1.5号) リール=小型スピニングリール 道糸=3号 専用仕掛け=サビキちゃんサヨリセット遠投A サヨリセット(ヤマシタ) ハリス=0.8号を30センチ程度 針=サヨリ専用4~5号 サシエ=サシアミ、ハンペン、イシゴカイ マキエ=アミエビ ポイント=堤防先端付近で約30㍍ほど沖。

<交通>大阪市内方面からは阪神高速湾岸線「西宮浜」出口を降りてすぐの交差点を左折。道なりに進み、突き当たり(西宮ヨットハーバー)を左折するとケーソン波止の入り口付近へと到着。

<最寄のエサ店>尼エサ西宮店 0798-23-2303

 

【週末厳選ポイント・行くならここだ!】

秋の行楽には家族揃って楽しめるハゼ釣りがおすすめ。姫島護岸なら入門者でも確実な釣果が約束。10~20㌢をひとり平均20~50匹はいける。堤防を乗り越える際は鉄ハシゴを利用しなければならないので小さな子供は気をつけること。なお、雨後の濁り時は釣果が極端に落ちるので注意。

 

~釣り場の状況~

ポイント付近にはゴロタ石やテトラポットが沈められ、水深は岸から5㍍先で3㍍程度。

広大で足場もよく、家族連れでも安心して楽しめる。

 

~ポイントと時合い~

ポイントはテトラポットや捨て石などの障害物付近。チャンスは朝夕に限らず潮が込んでくる時間帯(満潮時前後)。

 

~釣り方~

数釣りが望めるこの時期にはウキ釣りで狙うことをお勧めする。釣り方は5、6㍍先のかけ上がり付近を狙う。タナは底スレスレ。頻繁に誘いをかけ、エサが底を引きずるように流す。ハゼがエサに食いつくと、じわりとウキが沈んでいくようなアタリが出る。アワセのタイミングはあわてず、充分に待ってから手首を返すようにする。時折、20センチオーバーや30センチ級のキビレやセイゴも混じり、竿が悲鳴を上げる場面に遭遇することもある。なお、干潮時にはルアー竿に5号程度のクッションオモリと投げ釣り仕掛けを組み合わせたチョイ投げスタイルで狙うのも有効。いずれの釣り方もエサの付け方は通し刺し。タラシ部分は短くすること。

~タックル・仕掛け~

(ウキ釣り)竿=4.5~5.4㍍のノベ竿 専用仕掛け=サビキちゃんハゼ SHT45 (ヤマシタ)

エサ=石ゴカイ タナ=1~2ヒロ

(投げ釣り)竿=1.8~2.4㍍のルアー竿 リール=小型スピニングリール 道糸=3号 オモリ=鉛付きブラッキー5号(ヤマシタ) 専用仕掛け=サビキちゃんハゼ SHN2 (ヤマシタ)

エサ=石ゴカイ

 【お知らせ】

会員特典として、波止釣り初心者を対象にした「実釣スクール」の開講を予定しております。

 

本サイトは実釣に基づいた確実な情報のみを発信しております。そのため、最寄エサ店へ問い合わせた時の情報とは異なる場合があります。

 

チヌ(クロダイ)を釣ろう 3

さて、今回は電気ウキでの具体的な釣り方をご紹介しましょう。

秋になると小型ながらチヌの数釣りを楽しむことができます。

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【電気ウキ釣りってこんな釣り方】

1   釣り場へと到着したら、足場の良い釣り座を決めます。次に竿を伸ばし、薄暗くなってきたら電気ウキの灯りをつけて下さい。

電気ウキ①

チヌは日が落ちるとエサを求めて接岸してくるのでテトラポット(半夜は危険なので初心者はだめ)や捨て石周り、波止際、スリット部分などが好ポイントとなります。

 

2    エサは青イソメがおすすめ。

青イソメ

 

1パック500円もあれば充分です。外道にはスズキ、ガシラ、メバルなども混じり、今の時期ならタチウオなんかも釣れることがあります。また、良型チヌに照準を絞るなら何と言ってもマムシ(岩イソメ)がおすすめ。ジューシーな体汁がチヌの食欲をそそります。青イソメ、マムシ等の環虫類は関西で「虫エサ」と呼ばれ、体全体が発光するのでチヌの半夜釣りには抜群の効果を発揮します。

3   エサの刺し方は縫いざし、通し刺し、チョン掛けが一般的。小さな(短い)エサの場合はチョン掛けで房掛けにします。エサが弱ればすぐに交換して下さい。

4   ウキ下(タナ)は底いっぱい(海底スレスレ)がベスト。海底に沈んでいる捨て石の上をエサが漂うようにします。ただし僕の経験上、テトラ際などではかなり上層まで浮いてくることもありました。アタリが出ないときは思い切ってウキ下を浅くしてみるのもよいでしょう。

5   ウキ釣りには重要なテクニックとして「誘い」があります。誘いとは仕掛けを流す際、道糸を張ってウキを止め、再び道糸を緩めてやることを言います。誘いをかけると別図のようにエサが浮き上がり、魚には絶好のアピールになるようです。張った直後の糸を緩めるとエサはフワフワと沈下。アタリはこの瞬間に出ることが多いようです。

潮流と仕掛け②

潮流と仕掛け①

別図

「誘いをかけた直後にはウキの変化に集中する」ということを憶えておいてください。

 

6   アタリはウキがチョン、チョンと押さえ込まれた後にゆっくりと波間へ消えていくことがほとんど。

しかし、ここであわててはいけません。

ウキの灯りがぼやけ、完全に見えなくなってからアワセるようにして下さい。また、チヌに限らず一気に消し込まれるようなアタリは小型(アジやセイゴ等)であることが多いようです。

7   チヌが掛かればガツンとした手応え。底へ底へと突進するその引きは小型でも強烈です。大型の場合は充分に竿でため(魚の引きに耐える)、ゆっくりと寄せてからタモですくうこと。その際、電気ウキの位置にはご注意を。魚の取り込みに夢中になっていると穂先部分までウキを巻き込んで破損してしまいます。「わしゃあー、竿よりチヌの方が大事や!」という方はそれでも構いませんが・・・。なお、くどいようですが取り込み時には、ライトで海面を照らしてはいけませんよ。

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kibire

 

8  闇の中の夜釣りでは周囲の状況が確認できません。仕掛けを打ち返す際は電気ウキをつかんでから手探りでエサの位置を確認するようにして下さい。

 

【狙うポイント】

注目すべきポイントテトラポット(半夜は危険なので初心者はだめ)や波止際、スリットなど。中でも意外なところは捨て石周りで昼間は底が澄んで見えるほどの浅場(水深が1ヒロ程度)。捨て石さえ入っていれば夕暮れと同時にチヌは必ず寄ってきます。初心者には堤防内向きの捨て石周りなどがおすすめです。

多奈川2

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タナ(ウキ下)は、先ほども触れましたが海底スレスレが基本。テトラ周りでは深くするよりもテトラ際を浅ダナで狙う方が効果的。また、波止際ではイガイの付着している満潮線付近が狙い目となります。周囲で釣れているのに自分だけが釣れなかったり、アタリが遠くなってしまった時などは、マメにウキ下を調整することも憶えておきましょう。

【ワンポイントアドバイス】

早アワセは厳禁

アタリは「ツンツン」や「モゾモゾ」(これらを前アタリと言います)とウキに変化があってからジワーッと沈んでいくことがほとんど。前アタリばかりでなかなか沈んでくれない時は道糸を張り気味にしてやると海中へ消えていきます。早アワセをすればエサが食いちぎられるだけで針には掛かりません。「飲み込ませて釣る」というイメージで、ウキの灯りが完全に見えなくなってからアワセを入れるようにしましょう。

濁りが出れば絶好

チヌは好奇心が旺盛である一方、警戒心が強いことも特徴のひとつ。

潮が濁っていれば警戒心も薄れて釣りやすくなります。雨後は潮が濁り、チヌ狙いには絶好。また、大阪湾では風向きが釣果に影響することが多く、南寄りが吹けば潮が濁って好条件。逆に北寄りの場合は潮が澄んで水温も低下し、厳しい状況となります。参考までに。

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河口付近には以外な穴場が

大河川の河口域(関西では淀川、大和川、紀ノ川、武庫川等)はエサとなるプランクトンが多いため魚種も豊富。中でもチヌ、ハネは大変濃いポイントになっているということをよく耳にします。釣れるチヌは汽水域ということから「キビレチヌ」が中心。今の時期なら少し多め(1000円分程度)の青イソメを持参してみましょう。日中はハゼ、日が暮れたらチヌ狙いと楽しみも倍増です。

セル石増井

 

日没前後の満潮時が狙い目

潮が込んでくるとチヌはかなりの浅場でも接岸。あわせて濁りが入っているようなら条件はより抜群と言えます。超浅場といえども軽視してはいけませんよ。

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大潮の日+満潮時間が日没前後+濁り、これらの条件が全て満たされれば高い確率で釣れると思います。にもかかわらずボーズになってしまった時は・・・。

諦めずに再びチャレンジして下さい。

釣りは自然相手の娯楽。データどおりにはいかないところが面白いのです。

次回は関西のおすすめスポットなどを紹介していく予定です。

第50回対象魚別実戦編ハネ(フッコ)を釣ろう4

さて今回は、エビ撒き釣りにおけるポイントの解説へと入っていきましす。

【エビ撒き釣りで狙うポイント】

来るべき時合いに備え、ひたすらシラサエビを撒き続けて自分のポイントを作るこの釣法は、潮流がゆるやかで比較的水深のない釣り場を選ぶようにします。

その中でも、特に注目すべきところはテトラポットや停泊船などの障害物周り及び堤防付近のかけ上がりなど。また、潮に乗って流れてきたエサなどが溜まる波止の曲がり角付近(内側)も見逃せないポイントのひとつ。(ポイント図参照)

タナ(ウキ下)については、釣り場にもよりますが平均して2~3ヒロ(約3~4.5メートル)といったところ。マキエが効き始めるとハネの活性が高くなり、1ヒロ程度にまでタナが上ずってくることもあります。

周囲で釣れているのに自分だけが釣れなかったり、アタリが遠くなってしまった時などは、マメにウキ下を調整することも憶えておきましまた、腕に自信があるという方には、

スリット波止http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/s1slit.jpgなどもおすすめ。スリットの隙間部分は魚影が濃く、60センチを超えるスズキクラスもかなり潜んでいるようです。こいつを仕留めるには、腰が強い2~3号の磯竿にあわせ、波に揉まれた仕掛けが絡まないよう30~40センチと短くしたハリス(2号)でチャレンジしてみよう。ハネやスズキが掛かった場合には、竿でためるとともに道糸を出さずして強引に浮かせるようにします。やりとりにもたついていると、あっという間にスリットの隙間へと逃げ込まれてジ・エンド。実にスリリングなかけ引きが醍醐味といえます。

【ワンポイントアドバイス】

好条件が揃えば釣果は確実。

エビ撒き釣りは、潮の流れが極端に速いところでは狙ったポイントへとマキエを届けることが困難。また、強風時の場合なども仕掛けやマキエが振り込みにくいことから厳しい条件となります。しかしながら、釣り人の都合で仕方なく潮流の速い場所や強風時などにも釣行する場合があります。その時は、マキエを打つ際に「底撒き器」(仕掛け図参照)を使用するとともに仕掛け部分には「水中ウキ」(仕掛け図参照)をセットするようにしましょう。

個人的な過去のデータをもとに最高の条件を言わせてもらうとするな1日の出前後に満潮2比較的浅場で障害物周りの釣座を確保3風がない4ゆるやかに潮が動いている5釣行日前の数日間で急激な水温の変化がない。

と、実績のある釣り場でこれらの条件を全て満たせば高確率でハネをゲットできることでしょう。

釣り始めのマキエは多めに。

魚を寄せてから釣ることが基本となるエビ撒き釣りでは、ポイントの到着と同時に多めのマキエを効かせることが大切。釣りを始める前にはマキエ勺に20匹程度のシラサエビをすくい取り、連続3回は撒いておきましょう。

エビの切れ目が釣りの切れ目。

5、6匹程度のエビを一定のペースで撒き続けるエビ撒き釣り。

関西での釣りエサ店では1杯(約500円)につき、100~130匹程度のエビが入っているとのこと。ここで一例をあげると、6杯(約3000円で600~780匹程度)のエビを持参した場合、2分間隔でマキエを続けるとすれば1時間で180匹のエビを費やすことになります。これにより3時間程度は釣りを楽しめることに。エサ代が高くつくとお考えの方には、日の出前後の短時間(2、3時間)に効率よく釣ることをお勧めします。

撒いたエビを散らさないためには

水面に撒かれた活きのいいシラサエビは、左右へと泳いで散ってしまうことがほとんど。そのため、マキエ勺の皿にすくい取ったエビはすばやく手のひらでフタをして数十回振ってから撒くようにします。こうすると失神した状態でしばらく沈下し続け、狙ったタナ付近へとマキエを届けることができます。

ちなみに、エビを撒く場合には勺の柄の弾力を利用すること。うまくいけば数メートル沖のポイントまでエサを届けることも可能です。

また、振り込むポイントが近い場合には、軍手などをはめた手でエビを軽く握ってから撒いても構いません。あまり強く握ると死んでしまうのでご注意を。

活きエビの状態に気を配れ。

6月~9月にかけてのエビ撒き釣りでは、エビ活かしクーラーの水温はみるみるうちに上昇していきます。こうなるとせっかく買った高価なエビが全滅ということにもなりかねません。これについては1時間に1回程度のペースで氷のかけらを数個入れていき、水温の上昇を防ぐようにします。

また、白っぽくなったエビは既に死んでいる状態で、すぐに取り出すようにしないといけません。なお、エビ活かしクーラーに手を突っ込むことも厳禁。エビをすくう際には、専用の小網を使うようにすること。

早アワセは厳禁。

エビ撒き釣りのアタリは、「ツン」とウキのトップが押さえ込まれた後にボディ全体が消しこまれるパターンが一般的。しかし、消し込まれた直後にアワセると空振りするケースが目立ちます。3カウントを数えてから、大きくアワセを入れるように心がけましょう。

微妙なアタリも逃さない羽根ウキを使用。

高感度の棒ウキ(羽根ウキ)は食い渋る厳寒期の小さなアタリも見逃しません。大阪ではボディに鉛を埋め込んだ「半自立型」が多く使われています。ウキの安定感と感度を高めるためにも、トップ部分のみが水面から出るように浮力調整しておきましょう。

常にピチピチのエサを使用

ハネは弱ったエビには見向きもしません。特に水温の低い冬場にはエビの弱りも早く、海中へつけると数分後には動かなくなってしまいます。

このことからも、針に付けるシラサエビは一流しごとに活きのいいものに付け替えることが望ましいといえます。特に冬場はこのことを励行するエビの動きが釣果に大きくかかわってくることも、エビ撒き釣りでの大きなポイントとなるのです。

次回は、関西のおすすめスポットなどを紹介する予定です。ご期待くだい

第24回 漁業者との調和について

釣りを楽しむ以上、漁を仕事としておられる漁業者とのトラブルは絶対に避けなければなりません。今回は漁業者との調和や漁業法・漁業権に関するお話しをさせていただきます。

~漁業者との調和について~

魚を捕って生計を立てている人たちを「漁業者」と呼ぶのに対し、魚を釣って遊ぶ釣り人たちのことは「遊漁者」と呼ばれています。釣りが年々盛んになり、釣り人(遊漁者)が増える一方、全国各地では漁業者とのさまざまなトラブルが発生しています。そのため、私たち釣り人も漁業制度を正しく理解することが必要です。また、釣りを楽しむ以上、常に漁業者との調和を心がける時代が到来していることも認識するべきでしょう。

なお、前回も触れましたが、漁業者の漁具などには一切、手を触れないこと。また、漁港に立て看板や張り紙などがあれば目を通し、ルールは必ず守るようにして下さい。

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~漁業法及び漁業権について~

漁業法は、漁業の生産に関する基本的なことを定め、水面を総合的に利用して漁業生産力を発展させ、あわせて漁業の民主化を図ることを目的としたものです。同法では、漁業権、漁業調整等に関する事項が定められています。

漁場の利用という点では、釣りの分野にも深くかかわってきますので、私たち釣り人も漁業法及び漁業権の概要ぐらいは勉強しておく必要があります。

~漁業権とは~

行政庁(知事)の免許によって設定された一定の水面において、排他的に一定の漁業を営むことのできる権利を「漁業権」といいます。

漁業権は、以下の3種類に分類されています。

a.定置漁業権

漁具を定置して営む漁業で、身網の設置される場所の最深部が最高潮時において、水深27メートル(沖縄では、15メートル)以上のもの及び北海道におけるサケ漁などのこと。定置漁業権は、定置網漁業の中でも、大型のものだけが対象となります。

 

b.区画漁業権

水面を区画して行う漁業であるので「養殖業」のことを「区画漁業」と呼んでいます。区画漁業には、養殖の方法により以下の3種類に分類されています。

第1種区画漁業

ノリ、カキ、真珠などの養殖業。

第2種区画漁業

築堤式及び網仕切り式養殖業。魚類・えびの各養殖業。

第3種区画漁業

第一種及び第二種以外の養殖業。地まき式の貝養殖業。

 

c.共同漁業権

共同漁業権は一定の漁場を共同に利用して営むということです。一般的には、漁業協同組合または漁業協同組合連合会が漁業権を有しており(漁業協同組合に免許されるということ)、組合で作った「漁業権行使規則」に基づいて組合員がその漁場を使用することをいいます。この漁業権は、以下の5種類に分類されています。

第1種共同漁業

コンブ・アワビ・イセエビなど、藻類・貝類・定着性の水産動物を目的とする漁業

第2種共同漁業

建網・小型定置網・イカナゴ袋待網など、網漁具を移動しないようにして営む漁業

第3種共同漁業

地引き網・地こぎ網など無動力船を使用する漁業及び飼付または突磯漁業

第4種共同漁業

寄魚漁業・鳥付こぎ漁業

第5種共同漁業

淡水(川・池)において営む、アユ・コイ・ワカサギ漁業

 

 

~漁業権の侵害について~

漁業権の侵害とは、具体的に次のようなことをいいます。

現場に敷設または使用中の漁具や養殖施設を毀損(きそん)する行為

現に行いつある、またはまさに行おうとする操業を妨げる行為漁場内において、漁業権の内容と同じ漁具・漁法によって採捕または養殖する場合

漁業権の内容となっている水産動植物の採捕を行った結果、棲息等を害し、その漁場の価値を量的または質的に著しく減少させる場合

漁場内の土砂の採取、水質の汚濁、魚類の来遊を妨げる工作物の設置等、これらによって明らかに漁場価値の減損となる場合以上のように、権利者の漁業を直接妨害することが明らかな場合は侵害行為となります。ただし、侵害行為があった場合でもこれを「容認」するか「排訴」するかは権利者に任されています。

分かりやすく説明すると、例えば、第1種共同漁業権の内容となっているアワビ・サザエ・イセエビなどを漁業権者である組合に断りなく捕れば、漁業権の侵害となるということです。また、「潮干狩」などは第1種共同漁業権である貝類を採捕しますが、権利者が受認の範囲内(料金を徴収する)として許している場合が多いようです。

なお、参考までにお話しておきますと、淡水における第5種共同漁業権については、指定された魚種(アユが最も有名です)を、釣る場合には遊漁規則に基づいた「入漁料」といったものを組合に支払う必要があります。しかし、指定されていない魚種を釣る場合には「入漁料」を支払う必要はありません。(アユは指定されているが、同じ場所でアユ以外の魚を釣る場合には、入漁料を支払う必要がないということです。)

ちなみに、現在のところ海面で魚を釣る場合には、「入漁料」といったものを支払う制度はありません。(波止の清掃協力金や海釣り公園の入場料は除く)

しかし、近年、重要視されている水産資源の問題によって、将来は、海釣りにおいても「入漁料」や「ライセンス」といったものが導入される時代が到来するかもしれません。

 

漁業者と遊漁者の立場の違い

漁業者

定義・水界生物を採捕し、販売することを生業とする者

組織・漁業協同組合に所属しなければならない

地域性・特定地域に居住し、特定漁場を操業の場とする

規則・漁具、漁法などについて、法規・条令により規制を受ける

船舶・漁船の隻数・大きさ・馬力などに厳しい制限がある。

漁獲量・魚種によっては、年間総漁獲量の割り当てが決められる

 

遊漁者(釣り人)

定義・趣味として、水界生物を採捕することを楽しむ

組織・遊漁団体に所属するかどうかは、自由意志による特定漁場にこだわらず

地域性・漁具・漁法などについては、全く規制がない

規則・随時・随所で操業する

船舶・使用船舶について、漁業法規上の制約はない

漁獲量・漁獲量については、一切制限なし

第11回 波止釣りのエサについて(前編)

第11回目と12回目の波止釣り講座は、釣りエサに関するお話しをさせていただきます。

元来、魚は住んでいる環境に応じ、周囲の生物をエサとして捕食しています。

しかし、同じ魚でも成長過程、季節、生息場所により食性が異なる場合もあります。

また、都心近郊の波止に生息する魚は、住民の生活排水に混じって流れ込んでくる、人間の食べものを捕食しているケースもあります。

それでは、波止釣りでよく使われる一般的なエサを紹介していきたいと思います。

~環虫類(イソメ)~
イソメ類は、関西では虫エサとも呼ばれています。また、エサ自体が発光するので、夜釣りでは特に威力を発揮します。
イソメ類の針の刺し方は次のようなものがあります。

チョン掛け
通し差し
房掛け
縫い差し

青イソメ
波止釣りのエサとしては中心的な存在で、あらゆる魚種を対象とする「万能エサ」と言われています。針に刺した時の動きが良いので、魚に大きくアピールできることも特徴です。
このエサで釣れる魚たち:スズキ・クロダイ(チヌ)・アイナメ(アブラメ)
カサゴ(ガシラ)・メジナ(グレ)・ウミタナゴメバル・カワハギ(ハゲ)・キス・カレイなど
青イソメ

石ゴカイ
針に刺した時の動きも良く、また、魚の食い込みも抜群です。しかし、その反面、細くて、短く、おまけにヌルつきが激しいので、針には刺しにくいという難点もあります。キスを狙った投げ釣りやメジナ(グレ)釣り、その他、波止からの小物釣りに使われます。
このエサで釣れる魚たち:キス・メジナ(グレ)・カワハギ(ハゲ)・ハゼ・その他小物

岩イソメ(関西では、マムシ)エサの刺し方
筋肉質で太く、寒さに強いため、冬がシーズンのカレイ、アイナメ(アブラメ)釣りに多用されます。また、濃厚な体汁は非常に臭いが強く、チヌ釣りの特効エサとしても活用されています。針からちぎれにくいことも、特徴のひとつです。
このエサで釣れる魚たち:クロダイ(チヌ)・アイナメ(アブラメ)・カサゴ(ガシラ)・カレイ・マダイ(都心の波止からは、めったに釣れませんが)など
マムシ2

袋イソメ(イチヨセ)
このエサはミノムシのように袋の中に住んでいます。袋から取り出す時にちぎれてしまうこともありますので気を付けて下さい。クロダイ(チヌ)を狙った夜釣りでは、特に効果を発揮します。
このエサで釣れる魚たち:クロダイ(チヌ)・スズキ・アイナメ(アブラメ)・カサゴ(ガシラ)など

~貝類~
エサ自体が硬いので、エサ取り(釣る目的以外の小魚で、貴重なエサを集団でかすめ取る、うっとおしいやつら。カワハギやフグ、スズメダイなどのこと)にも強く、クロダイ(チヌ)・イシダイ(サンバソウ=イシダイの子供)などを狙う場合に使います。

イガイ エサの刺し方
夏場の波止際を覗いて見て下さい。そこにびっしりと張り付いている貝が「イガイ」と呼ばれているものです。波止で採取しても良いのですが、必要以上に採るとその波止にはクロダイ(チヌ)が寄りつかなくなります。落とし込み釣りに使うエサとして全国的に有名です。
このエサで釣れる魚たち:クロダイ(チヌ)・キビレなど

フジツボ エサの刺し方
チューブハミガキのフタのような形をした、白くて小さな貝です。捨て石やテトラポット、波止際に何粒も固まった状態で張り付いています。秋口に落とし込み釣りのエサとして使い、イシダイ(サンバソウ=イシダイの子供)など、うれしい外道(釣る目的以外の魚)が掛かる場合もあります。
このエサで釣れる魚たち:クロダイ(チヌ)・イシダイ(サンバソウ=イシダイの子供)など

~魚類~
魚は基本的に雑食性であり、魚を食べる魚は一般に「フイッシュイーター(魚食魚)」と呼ばれています。例えば、シラス(イワシの幼魚)を食べる魚がアジで、そのアジを食べる魚がタチウオやスズキ、ハマチなどです。ちなみに、タチウオやスズキ、ハマチなどを食べる魚はサメや超大型の魚食魚なのですが、波止の周りでは、そんなすごい魚たちは生息していません。そのため、波止周りに生息する王者たちは、アジやイワシなどの小魚を食するフイッシュイーターたちなのです。また、最近では、活きた小魚をイメージした「ソルトウォーター(海でのルアー)フイッシング」によるシーバス狙いが大流行です。

キビナゴ エサの差し方
キビナゴは冷凍物がほとんどです。風にあたるとカラカラに乾燥してしまうので、使う分だけクーラーから取り出すようにして下さい。タチウオやカマスを狙ったウキ釣りに使います。
このエサで釣れる魚たち:タチウオ、カマスなど
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ドジョウ エサの刺し方

タチウオの引き釣り(タチウオテンヤを使って仕掛けを沖合いへ投げ込み、手前へ引いてくる釣り方)に使います。毎年、夏頃から出回るエサですが、地域により売っていないところもあります。
このエサで釣れる魚たち:タチウオ

シラス エサの刺し方
ウキ釣りでアジを狙う場合に使います。キビナゴと同様に冷凍ものが主流です。シラスは、私たちの食卓で見かける場合もあります。
このエサで釣れる魚たち:アジ、イワシ、サバなど
シラス

アジ・イワシ エサの刺し方
スズキやハマチなどを狙う場合は、エアーポンプで活かしておき、針に刺して泳がせながら釣ります。(ノマセ釣り)
タチウオを狙う場合は、死んだエサ(冷凍物)でも構いません。
このエサで釣れる魚たち:スズキ・ハマチ・タチウオ・アコウ・ヒラメなど

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魚の切り身 エサの刺し方
スーパーで買ったサンマやイワシを切り身にしてエサに使うとかなり経済的です。
魚の切り身は皮に針を刺せば、はずれにくくなります。
このエサで釣れる魚たち:カサゴ(ガシラ)、タチウオなど

実釣レポート(大阪府・大津川尻レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成13年3月24日(土)

釣り場:大阪府・大津川尻

天候:晴れ

水温:12°C

潮:大潮

風向:北東

エサ:シラサエビ

釣果:いつになれば・・・

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

3月も下旬を迎え、各波止でもそろそろ魚が動き出す時期。今回もハネ(フッコ)を狙って、泉大津の大津川尻へと釣行です。

この釣り場へのアクセスは、大阪方面より阪神高速湾岸線の「泉大津」出口を下り、大阪臨海線の「新浜東」信号を右折。貯木場の水門を越えてすぐ右折し、堤防沿いを走ると右手にヨットハウスのはしごが見えてきます。

ポイントは50メートル程度の堤防で足場は良好。水深は足元で2~3ヒロと浅いので満潮前後が狙い目となります。河口域のためかチヌ、キビレ、ハネはすこぶる濃く、良型も期待大。ただ、大津川からの流れを受けているので雨後の釣行は控えた方がよさそうです。

当日は久々に立ち寄った泉大津のフイッシングMックスでシラサエビを2000円分購入。あいかわらず他店で買うよりもかなりの増量でした。今回は夕方の時合いを狙い、午後3時頃に現場へ到着。低水温期のため底撒き器を使い、竿を出す前に充分なマキエを効かせることにしました。

まずは障害物となるテトラ周りを攻めることに。適度な濁りも入っているので、「うまくいけばチヌも混じるかも・・・」と、毎回のことではありますが、釣り始めはいつも楽観的な心境。この期待感がいつものごとく裏切られなければいいのですが。

まずはウキ下3ヒロからのスタート。底スレスレで丹念に誘いをまじえながらの釣りです。数投に1回のペースでウキの潮上にエビをパラパラとかぶせていきます。「今日こそは何とかしなければ・・・」日暮れが近づき、風も強くなってきました。2時間を経過しましたが、「どないなっとんねん」と思うほど反応はナシ。幾度となくウキ下も調整。ハリスの長さや針の号数までも繊細なものに変更。ありとりあらゆる手を尽くしましたが、結果は次の一言が全て「魚群探知機でも、買うか・・・」

釣りは当日の潮、時合い、ポイント。これらが釣果のカギを握っていることが分かっているのですが、ここ数回の釣行では、どう歯車が狂っているのか僕自身もわけがわからなくなってしまっているのが現状。

こんな状態ではこの時期楽しみにしている「アオリイカ」すら狙うことはできません。なぜなら、確実な結果が期待できないからです。ボーズ逃れのみにこだわるなら、次はやはり根魚狙いにすべきところでしょう。次回に、こうご期待!

ここで読者の方に簡単なアンケートをお願いいたします。今後の釣行については次のどちらがいいと思われますか?

1釣果にこだわらず、新たなポイントをレポートしてほしい。

2一度紹介したところでも、時期に応じて釣れる可能性の高いポイントをレポートしてほしい。

以上、多数の方からのご回答をお待ちしております。この他にも、行って欲しい釣り場など、ドシドシご意見をお寄せください。

最後に皆さんの近場でのよいポイント情報もお待ちいたしております。

~関西波止釣り情報(大阪府・大津川尻の現況)~

現在、大津川尻ではエビ撒き釣りで40~50センチのハネがポツポツ。エサはシラサエビ。4月になれば朝の時合いがお勧めで、チヌも上向いてくることでしょう。また、河口のテトラ周りでは15センチクラスのメバルも数匹釣れている様子。

実釣レポート(神戸・兵庫突堤レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成13年3月11日(日)

釣り場:神戸・兵庫突堤

天候:くもり

水温:10°C

潮:大潮

風向:北東

エサ:シラサエビ

釣果:明日がある・・・

ポイント図兵庫突堤ポイント図

仕掛け:別添図をご使用ください。

春が近いとはいえ寒の戻り。体調も狂いがちになりそうですね。今回はハネ(フッコ)を狙って神戸市の兵庫突堤へと釣行してきました。

この釣り場へのアクセスは車が便利。大阪方面からは阪神高速神戸線の「柳原」出口で下り、国道2号線から兵庫突堤の標識に従って進みます。

ポイントは広大で車の横付けが可能。足場もきれいに舗装されているためファミリーには安心です。水深があり潮通しも良いので魚種は豊富でしょう。中でも一番のお勧めは秋のタチウオ。10~11月の週末ともなると、隙間がないほどの盛況ぶりです。湾岸のタチウオスポットの中では比較的速い時期からでも回遊が見られるポイントのようです。

当日は午後2時頃に現場へ到着。デジカメを忘れた(写真は昨年時のもの)ショックに併せ、強風と激寒。「えらい日に来てしまった」というのが正直なキモチでした。

といっても、波止釣りフリークの若者と常連らしいおっちゃんがチラホラ。おまけに松葉杖をついたおっちゃんまで。釣りキチはどんなことがあっても釣行するという気持ちは痛いほどよく分かります。

「それにしても寒い。今日も厳しいかな。」

いくら悪条件といえども来たからには釣るしかありません。早速、仕掛けを準備しながらピンポイントへシラサエビを撒き始めます。釣り場の水深は10メートル弱。まだ水温も低いのでウキ下は海底スレスレの6ヒロとします。

強風の中、マキエシャクの柄の弾力を生かしてエビを海面に散らせます。ナ・ナ・ナント、エビは海面どころか宙を舞ってしまう有り様。狙ったポイントへ撒いたというより、どこへ行ってしまったのかわからないほどです。これでは話になりません。

そのため、少しでも風を避けられる釣り座ということで、南寄りにポイントを移動しました。これからが勝負です。しかし、無駄なエビをたくさん撒いてしまったことが、なんともまあ悔まれますなぁ。

エビ撒き→振込み→誘いを繰り返して3時間。粘りに粘ったつもりですが、いっこうに反応はありません。そして夕暮れも間近。「そろそろ時合いか」という頃ですが、持参したエサが底をつきかけています。もう、こうなればいつものパターン・・・。午後5時30分終了。無念の納竿です。エサ代をケチったのがいけなかったのか。小遣いが厳しい時の辛さです。

このページもここ数回はポイント紹介のみといったところ。気がつけば〇連敗か・・・。数えるのもイヤになってきますね。

自宅で確実なポイントを洗い直し、再度チャレンジしてきます。

~関西波止釣り情報(神戸・兵庫突堤の現況)~

現在、兵庫突堤付近ではエビ撒き釣りで40~50センチのハネがポツポツといった状況。エサはシラサエビ。エビ撒き釣りはこれからが絶好のシーズン。暖かくなるにつれてチヌも混じり、釣果も上向くことでしょう。

また、波止際の探り釣りでは15センチ程度のメバルやガシラも狙えますよ。

実釣レポート(大阪府・浜寺水路レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成13年2月4日(日)

釣り場:大阪府・浜寺水路

天候:くもり

水温:10°C

潮:中潮

風向:北西

エサ:シラサエビ

釣果:この時期は厳しい・・・

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

21世紀第一弾の釣りレポート。今回は僕自身にとっても今年の初釣りとなりました。そのような折、昨年末に当ページを通じて知り合った方との釣行。初の現場での顔合わせとあいなりました。

厳寒期はどの波止とも釣果は散々。「ここは確実!」といえるポイントも数少ないようです。試行錯誤した末、自宅からも近く冬場でもそこそこの期待が望める実績のある浜寺水路というポイントを選択しました。

この釣り場へのアクセスは車が便利。大阪市内方面からは大阪臨海線を南下し、浜寺大橋西詰交差点を右折。突き当たりの右側がすぐ釣り場となっています。護岸に車が横付けできるのでファミリーにもうれしいポイントと言えるでしょう。

この釣り場は堺市にある浜寺公園のすぐ傍。釣り場も東に面しているので季節風をまともに受けることもなく、冬場も比較的釣りやすいところ。一昨年に紹介した石津ゼネラル護岸の裏側、石津漁港の対岸にあたるポイントです。

今回、同行していただいたのは大阪府大東市にお住まいのN田さん親子。メールで連絡をとりあい、当日は釣り場近くにある「まるは釣り具・堺店」にて落ち合うこととなりました。とはいえ、顔の見えない方とのメールでのやりとり。集合場所へと向かう車中では、「ほんまに、来てくれるんやろか?」といった不安も脳裏をよぎりました。

エサ店に到着するやいなや、高級車から顔を出したひとりの紳士。

「おはようございます!」との呼び声。「よかった、来てくれた!」その後、各自にてシラサエビを2000円程度購入し、一路釣り場へと向かいました。いろいろと話を伺うと、毎回楽しみにページをご拝読いただき、さらにプリントアウトして保存までしていただいているとのこと。

ありがとうございます。(おもわず、感涙・・・)同氏は講座編を参考にしながら泉南方面をはじめ、何度かは釣行の経験があります。しかし、現場ではどのようにして釣ったらよいかということがよく分からないとのこと。おまかせ下さい。

そんなわけで午後1時頃から早速釣り開始。「ライフジャケットを着用してますか」と声をかけようと思った瞬間、親子ともども立派なジャケットを装着済み。万全の心がけにホッと一安心しました。

息子さんはハンディーソナー(GB接続可能タイプ)を持参。これによると波止際や2~3メートル沖までの海底付近には数多くの魚の反応が出ていました。しかし、それがハネなのかボラなのか、はたまた他の魚種なのかは判別不可能です。

この時期のハネはとにかく反応が鈍い。周囲でも数人の釣り人が竿を出していますが誰ひとりとして釣れていない様子。N田さんには船影にあたるポイントに入っていただき、できるだけ釣っていただけるようにがんばりました。1日で全ての技術面を紹介することはできませんので、ウキ釣り(エビ撒き釣り)の基本となる項目を数点ほど解説。「なるほど、こんなやり方をするとは思わなかった。」や「ページを見るだけでは分からなかったことも現場にきて初めて理解できた」とのお答え。

釣りは実戦が全てなのだと、改めて実感した瞬間でした。

結局、午後5時過ぎまで粘りましたが双方ともに釣果はご想像のとおり。僕は心底「ごめんなさい」の言葉を連発です。いくら条件が厳しかったとはいえ、釣ってこそ初めて説得力が活きてくるもの。今日はただ、能書きを垂れただけのオッサンで終わってしまいました・・・。

読者から見ると「波止釣りクラブ講座編」はブラウン管での机上の釣り。これからは今回のような実釣指導といった機会も、できるだけ増やしていきたいと思います。(しばらくの間は釣り場も関西近郊に限らせていただきます)

そして、全国の波止釣りクラブ会員のためにも、いつかは旅芸人のように全国を駆け巡りたいと思っています。その際はどうぞよろしく!

~関西波止釣り情報(大阪府・浜寺水路付近の現況)~

現在、浜寺水路付近ではエビ撒き釣りで30~50センチのハネや30センチ前後のキビレがチラホラ。ハリスをできるだけ細く長く、針も小型サイズを使用して頻繁に誘いをかけることがコツ。アタリはわずかにウキのトップを押さえ込むだけ。神経を集中してウキを凝視しよう。

実釣レポート(淡路島・津名港レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成13年2月25日(日)

釣り場:淡路島・津名港

天候:晴れ

水温:9°C

潮:中潮

風向:北東

エサ:シラサエビ

釣果:皆無

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図の3種をご使用ください。

一雨ごとに暖かくなってきましたね。冬眠期間が長かった波止釣りファンたちも、そろそろ動き出す頃ではないでしょうか。今回は淡路島の津名港へ根魚を狙っての釣行です。さあ、結果はいかに・・・。

この釣り場へのアクセスは車とフェリーを利用しました。(本州四国連絡道~明石海峡大橋を渡るコースの方が時間的には早いが高速料金が高くつくから。)阪神高速湾岸線の「泉佐野南」出口を下り、標識に従って津名港行きのフェリー乗り場へ。今回は津名港を下船したすぐ傍がポイントとなるため、マイカーはフェリー乗り場に駐車しておきます。

そのため、乗り場の入口では人間のみの乗船券(釣行人数分)を購入すること。また、この際にはマイカーを駐車したいと申し入れて下さい。(勝手に駐車したら乗船待機車の邪魔になることがあるので注意)ちなみに泉佐野港から津名港までの乗船時間は約90分です。フェリーの時刻表と料金はこちらをご覧下さい。

http://www.rinku.or.jp/awajiline/time_table/timetable.htmlちなみにこのコースに係る交通費は高速代、フェリー乗船代を含めても往復5000円程度で済みます。(大阪南東部付近からの釣行の場合)

津名港は淡路島の東浦(大阪湾側)を代表する港のひとつ。周囲の埋立地は「生穂新島」と呼ばれ潮通しがよく魚影の濃いポイントです。護岸一帯はびっしりとテトラポットが敷き詰められていますが、埋立地の南端から伸びた堤防は足場が良くファミリーにはお勧め。ここではこれから5月頃にかけてのカレイ・アブラメ、ゴールデンウィーク前後と晩秋のグレ、秋の彼岸から晩秋にかけてのアオリイカなどがお勧めの釣りものです。ほかには冬場の穴釣りではガシラやメバルもよく釣れます。シラサエビと青イソメさえ持参しておけば、おみやげにあぶれることはないでしょう。ここだけの話、内向きの杭周りにはたくさんの魚が付いている模様。タナは2~3ヒロのウキ釣り(特に半夜がお勧め)で狙えばいい思いができるゾ。(波止釣りCLUB読者限定のマル秘ポイント。誰にも言ったらダメです!)自信満々の紹介の反面、今回の釣果を見ると「ほんまかいな?」と思われるかも知れませんが「波止釣りCLUB」は嘘を紹介しませんのでご安心下さい。ちなみにエサは「まるは釣り具泉佐野店(別添ファイル)・0724-64-0841」で購入してからの釣行が便利。その場合は阪神高速湾岸線の「泉佐野北」出口を下りるとよいでしょう。

というわけで、当日は午後2時の便に乗船し揺られること90分、ようやく目的地の津名港へと到着しました。本日は風が強いとの予報でしたが風裏となっているせいか想像したほど寒くはありません。日没まではあまり時間がないため、早速穴釣り仕掛けの準備にとりかかります。(フェリーの中で準備しておけばよかった・・・)

ピンピンと活きのいいシラサエビをチョン掛けし、少しでも水深のありそうな穴をみつくろって仕掛けを落としていきます。この穴は反応なし。テトラポットの上を次々と探り歩いていくことにします。数ヶ所ほど探ったポイントで、ようやく穂先に「コンコン」とした反応。一呼吸待ってから竿をあおって見ましたが残念なから空振りです。再度、仕掛けを同じ穴に投入。反応があったので撒き餌を効かせ少々様子を伺うことに。仕掛けが海底につくやいなや再び「コンコン」。とはいえ、針には乗らずエサだけはしっかり取られています。フグか小さいクジメ(アブラメとよく似た魚)かもしれません。

夕暮れが近づいてきたとはいえ、1匹もゲットしていない僕。知らず知らずのうちに僕を襲う焦燥感。近くのキャスター(投げ釣り師)の手には30センチオーバーの肉厚カレイが。「投げ釣りにしておいたらよかった」。こう思うのは悲しい釣り人の性なのか・・・。

ガシラとメバルを求め、放浪の旅は続きます。テトラポットの上は人影もまばらになってきました。「兄ちゃん、今日はもうあかんぞぉー」。年期の入ったおっさんが僕に雄叫びをあげています。そんなおっさんのスカリの中にさえ、赤い色をした獲物が数匹・・・。「うるさいんじゃ、おっさん」(心優しい作者は口には出していませんので誤解なく)。頭からは火が噴きそうな思い。まさに爆発寸前です。

このままではただの船旅に終わってしまいます。それだけは何としてでも避けなければなりません。魚の反応が鈍いとはいえ、波止ではサビキの次に手硬い確信しているのがこの穴釣り。ボーズになるなんて到底考えられません。ところが・・・。

この日のいい思い出は船中から見た大阪の夜景のみ。「夜の関空はきれいやなぁー」。実釣2時間、船中3時間という、マンガのような釣行は散々な結果に終わってしまいました。

雨後の水温低下が影響したせいでしょう。天候が安定した日は釣果もいい答えが出ますのでご心配なく。毎年、スランプとなるこの時期。どなたか、いい情報があればお知らせください。

~関西波止釣り情報(淡路島・津名港付近の現況)~

現在、津名港付近では穴釣りで15センチ前後のガシラ、メバルがポツポツといった状況です。エサはシラサエビ。よい日にあたれば2ケタも可能。ポン級のアブラメも出たという情報なので、釣行の価値は充分にあり。これからは投げ釣りのカレイや半夜でのメバル狙いが上向きとなることでしょう。

実釣レポート(大阪府・深日港レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年9月24日(日)

釣り場:大阪府・深日港

天候:晴れ

水温:23°C

潮:中潮

風向:北東

エサ:アジ狙い:アミエビ

タチウオ狙い:キビナゴ

釣果:アジ15~17センチ45匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

魚種がバラエティに富んだ秋の波止釣り。そろそろタチウオも接岸してくることでしょう。今回は和歌山県にほど近い泉南の深日港へと行ってきました。

釣り場へのアクセスは昨年の「深日港レポート」

http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h991009.htmをご覧下さい。

この日は夕マズメを狙っての釣行。午後3時頃に現場へと到着です。

今だからこそいえますが、この釣り場は僕がまだ中学生だった頃、おかんに嘘をついてよく通った釣り場。

「危ないから友達どおしで釣り行ったらあかんぞ!」との忠告には耳も傾けないほどの釣りキチだった(今もそうですが・・・)僕は、「釣狂君(仮名)の家に行ってくるわ!」と言いながら、見つからないように投げ竿を持って家を抜け出すのです。ところが疑い深いうちのおかんはすぐさま釣狂君の自宅へとtel。「うちの子がおじゃまして、すんません」と、どうでもいいバカ丁寧なごあいさつ。しかし、あろうことにも釣狂君のおかん(裏切り者)は「あれーっ、さっき釣狂と一緒に釣りに行きましたが」と正直な返事。一発でバレてしまいました。帰宅した際、自宅の前ではおかんが仁王立ち。「お帰り」とばかりに木刀でメッタ打ちにあうというケースもありました。僕は思わず「もう、釣りに行かへんから堪忍して」と、その場しのぎの回答。もちろん、そんなことなどできるはずがありません。

余談となりましたが、その頃の深日港はまだ淡路・徳島行きのフェリーが全盛期。駅前には沢山の人たちがいて周囲の飲食店なども賑わっていました。今はその面影もありません。

釣りはともかく、ここへ来るとなんだかノスタルジックな気分になります。学生時代のさまざまな思い出が走馬灯のように駆け巡り、とても落ち着く感じがしてなりません。皆さんの思い出の釣り場はどうですか?

今日は白灯台の先端付近で釣り座を構えることにしました。堤防の内側では小学生くらいの子供たちが虫取り網を振り回して魚を追いかけています。何とものどかな雰囲気です。

まずは定番のサビキ釣り仕掛けをセット。足元の水深は浅そうなのでウキを取り付けた遠投サビキを選択しました。アミエビを詰めた仕掛けを数十メートル先へブン投げると、すぐさまウキが横走り。ゆっくりとリールを巻き取ると、ピチピチ活きのいいアジが2連チャンです。

群れが停滞しているせいかアジは続々と釣れてきます。あっという間に10匹は超えたでしょう。夕方からノマセ釣りで青物(ハマチ等)を狙いたい僕は釣ったアジ数匹を水くみバケツの中へ入れておきました。今日は最悪にも大型バッカン(バケツ)とエアポンプを忘れてしまったので長時間活かしておくことは不可能。小さい水汲みバケツの中では5~6匹が限度か。早くも口をパクパク、危険な状態となっています。

しばらくしてノマセ釣りの準備へとりかかりました。アジは何とか生き延びてくれているようです。硬い磯竿を使って少々沖合いを狙いま周囲が薄暗くなってきた頃、活きアジを交換しようと竿を上げるとすさまじい光景を目にしました。針には僅かに残ったアジの頭。「ムムッ、こやつはアオリイカの仕業か?」。すぐさま、イカウキ釣り仕掛けへと変更。活きのいいアジを鼻掛けにして、30メートル付近へと放り込んでおきました。

一方ではタチウオ釣りの仕掛けも準備。あれやこれやと忙しい釣りになってきました。隣のおじいさんは次から次へとアジを釣り上げています。仕掛けを投げ込む際にはかなりの飛距離を出しているようです。

「うぉりゃぁーっ」。気合いみなぎるかけ声とともに唸る磯竿。「シュボーッ」ものすごい音です。

日が暮れるとアジの魚信も途絶え、ジイさんは軽々とクーラーをかついでスタコラと帰っていきました。

人のことばかり気になっている僕。自分の釣りはどうかというと、これが全くダメ。タチウオの「タ」の字もありません。散歩に来ていた漁師らしきおっちゃんからは「兄ちゃん、タチウオはあかんみたいや!」と、きつーいトドメの一発。ズバリこの言葉に意気も消失。「やっとれんわ」とばかりに納竿としました。

釣果は毎度のことながらサビキ釣りでのおみやげのみ。家族のものからは「もう、アジばっかりいらんで」と言われています。実家か近所の寿司屋にでも持っていくことにいたしましょう。

秋は初心者の方にもうれしいシーズン。是非、お近くの堤防でサビキ釣りをご堪能下さい。確実な釣果が望めることでしょう。ただし、群れにあたればということで・・・。

~関西波止釣り情報(大阪府・深日港の現況)~

現在、深日港の赤・白灯及び港内では15センチ前後のアジが良く釣れています。釣り方は皆さんおなじみのサビキ釣り。朝マズメの一瞬にはツバスやハマチも釣れているとのこと。型は30~50センチ。活きアジを使ったノマセ釣りで狙います。

半夜ではキビナゴの電気ウキ釣りで70~80センチのタチウオがちらほら。まだ少し時期が早いせいか日によってムラがあります。その他、エギを使ってのアオリイカ釣りもおもしろそう。こちらは手のひらサイズが中心です。

実釣レポート(大阪府・淀川尻レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年9月15日(金)

釣り場:大阪府・淀川尻

天候:晴れ

水温:23°C

潮:中潮

風向:南(強風)

エサ:イシゴカイ

釣果:ハゼ15センチ1匹

セイゴ10センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

秋の風物詩といえばもちろん「ハゼ」。今年も待ちに待ったそのシーズンが到来です。今回も昨年同様、淀川尻にある姫島の護岸へと釣行してきました。

釣り場へのアクセスは昨年の「新淀川河口ハゼ釣りレポート」

http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h990909.htmをご覧下さい。(ページが表示されませんのでご確認ください)

この日はお昼過ぎに到着。ハゼドンは朝夕のマズメ時には関係なく潮が込んでくる時が狙い目です。そのため、気が向いた時にゆったり釣行しても大丈夫。

当日は堤防沿いに駐車し鉄ハシゴを下りて河原へと出ました。ここで驚きの光景が・・・。

週始めからの豪雨により、川は大変な濁流。正直言って「えらい日に来てしまった」というところでした。もちろん釣り場もガラ空き。河原でも全裸で寝ているおっちゃんがひとりいるだけです。「ああーっ、僕も裸になろーかなぁ」と一瞬考えましたが、うら若き30代。もちろん、そんなことはできませんよね。

なにわともあれ、早速仕掛けを準備して竿を出すことに。ところが真正面からの強風で思ったように竿が振れません。おまけに軽い仕掛けは投入することもできず、まさに手も足も出ない状態。

「ビューッ」と、吹き付けるものすごい強風。これに加えて流れも相当きついようです。ハリスにはガン玉オモリのBを2段打ち。エサは食い込みの良いイシゴカイを使用しました。

入れた瞬間から見事なウキの消し込み。「きたっ!」とばかりにアワセましたがたいした手応えはありません。上がってきたのは10センチ程度のミニセイゴ。

黄銅色をした川の流れはあいかわらず早く、ウキもあっという間に左から右へ。強風時の釣りは大変。特に長竿を操作するのには体力がいります。1時間ほど経過すると、だんだんと腕と肩が痛くなってきましどうでもいいことですが、ひとり裸で寝ているおっさんが気になります。気温はまだ高いとはいえこのような風。パンツもはかないで大丈夫でしょうか。釣れているときはいざ知らず、釣れない時はこのように他へと気が散ってしまうものなのです・・・。

セイゴを釣ってからというものは何の反応もなく退屈。もちろん、エサもタップリと余ってます。「ああーっ、帰ろうかなぁ」

1時間ほど粘ってようやく現われたアタリ。竿一本先のかけ上がり付近でウキを流していると、前ぶれもなくスーッと沈んでいきました。「根ガカリ、ちゃうの」との疑念の中、軽く手首を返してみました。

ブルブルとした感触はまさにハゼドン。15センチ級のアメ色の魚体が確認できました。そのでかい口にはしっかりとイシゴカイがぶら下がっています。うーん、いやしい奴です。

このハゼを最後にその後は濁流と強風に悩まされたまま。この日は何の見せ場もありませんでした。短期な僕は「あかん時はあかん」ときっぱり見切りをつけての納竿。2時間にも満たない惨敗釣行でした。

(でも、まあ2匹でも釣れただけましか・・・)

例年ならこの時期、ハゼの入れ食いモードは確実。たまたま行った日が悪かったと考えておきましょう。

釣れたハゼを天ぷらにすれば最高。あっさりとした淡白な味はビールにもよく合います。雨後さえ避ければ、ビギナーでも簡単に釣れるハゼ。

天気のいい休日にはファミリー揃って出かけてみましょう。

~関西波止釣り情報(大阪府・淀川尻の現況)~

現在、淀川尻の護岸ではウキ釣りや投げ釣りでハゼがよく釣れています。サイズは15センチ前後。10月へ入るとさらにサイズアップが期待されます。エサはイシゴカイや青イソメ。ミミズでも釣れます。

時折、ビックなボラや30センチ程度のキビレチヌも混じり、小気味良い手応えを感じさせてくれます。ただし、雨後には釣行しない方が無難。

~突然ですがここで釣り大会の告知~

来る10月15日(日)、ファミリーを対象にした釣り大会が開催されます。豪華景品も多数用意されていますので奮ってご参加ください。

大会名大阪府ファミリー釣り大会

日時平成12年10月15日(日)

会場泉佐野食品コンビナート一帯アクセス阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口を降り「住吉町交差点」を右折。

問合わせ大阪府釣り団体協議会(TEL06-6245-4800)

(開始時刻は上記へ問い合わせて下さい)

負けるな!三宅島のみなさん今般、相次ぐ突発的災害に見舞われた三宅島のみなさん、慣れない都会生活でいろいろとややこしいこともあるでしょう。しかし、どうぞ力を落とさないでがんばってください。

まだ、みなさんの記憶にも新しい平成7年の1月。関西在住の誰もが信じられなかった「阪神大震災」が発生しました。そのすさまじさはブラウン管を通じて全国に報道。まさに生き地獄を見たというのが実感でした。

身も凍るような寒い時期での被災。復興できたのは、もちろん全国の皆さんからの暖かい励ましや地域の人々との間で助け合いがあったからこそなのです。

ここで某熱血先生みたいなことを言わせてもらうなら、「人」という字を想像してみて下さい。この文字は互いを支え合って成り立っています。一本外してしまえば倒れてしまいますよね。これは人生も同じこと。苦しい時こそ、互いを思いやる気持ちが大切なのです。皆で力をあわせれば、きっと希望の光も見えてくることでしょう。

すばらしい自然が残る三宅島。1日も早い復興を心から待ち望んでおります。

がんばれ三宅島のみなさん負けたらあかんで!

実釣レポート(和歌山北港魚釣り公園レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年9月10日(日)

釣り場:和歌山北港魚釣り公園

天候:晴れ

水温:25°C

潮:中潮

風向:南

エサ:小アジ狙い・・・アミエビ

サンバソウ狙い・・・石ゴカイ

チヌ・グレ狙い・・・サシアミ・ヌカ

釣果:小アジ10~15センチ20匹・サンバソウ15~20センチ3匹

カワハギ10~15センチ5匹・チャリコ10~15センチ多数

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:小アジ狙い・・・別添図をご使用ください。

サンバソウ狙い・・・別添図をご使用ください。

チヌ・グレ狙い・・・別添図をご使用ください。

9月に入るやいなや秋雨前線と台風の影響で全国的な豪雨。暑さと水不足が解消されるのでうれしい反面、休日の釣行日にだけは降らないようと祈るばかりです。

さて、これから年末にかけては絶好の波止釣りシーズン。各地の釣り場では魚種人種ともに多彩な顔ぶれとなることでしょう。

今回は海釣り公園シリーズの第6弾。「和歌山北港海釣り公園」をご紹介しましょう。

釣り場へのアクセスは車が便利。阪和自動車道「和歌山」出口を降り国道24号線を南下。和歌山市内方面へと進みます。和歌山県庁を通過し、国道26号線を右折。紀ノ川大橋を渡り「御膳松交差点」を左折し道なりに進みます。そして紀ノ川河口大橋の手前で側道に入り、堤防に突き当たって右手が釣り公園料金所となっています。(橋の手前に釣り公園への標識がありますが、くれぐれも紀ノ川河口大橋(有料)を渡らないように注意)

紀ノ川河口に位置する釣り公園は全長1キロ。汽水域でプランクトンが多いことから魚種も多彩で豊富。ポイントは紀ノ川側よりNo1~No6と番号で区分され、そのエリアごとに釣り護岸への階段が設置されています。料金所や売店前では「No1ではメバルやガシラ、No5ではハマチやスズキ」等のホワイトボードが掲示。この釣り公園独特の釣況表示というわけです。護岸足元の水深は約10メートル。海面までの高さは5メートル程度。沖へいくほど段状に深くなっています。潮通しは抜群ですが雨の翌日は流れがきついため初心者は釣行を控えた方が賢明でしょう。春にはチヌ・グレ・メバル・ガシラ・アブラメなど、夏にはチヌ・グレ・アジ・スズキ・チャリコ・アコウなど、秋にはチヌ・グレ・アジ・タチウオ・ツバス・サンバソウ・カワハギなど、冬にはチヌ・グレ・アジ・スズキ・ウミタナゴ・アブラメ・メバル・カワハギなどが釣れます。大型の部類では、マダイ・イシダイ・メジロ・ヒラメなどの実績もあります。

料金所から釣り護岸までの距離は何と3.7キロ。マラソンランナーならともかく一般の釣り人には自家用車、バイク、自転車を利用した方がよいでしょう。駐車場の収容台数は325台。釣り場の堤防裏に駐車しています。

気になる釣り料金は大人(15歳~)500円、小人100円(6~15歳)。

開園時間は4月~11月が午前5時~午後9時、12月~3月が午前6時~午後7時30分。休園日は毎月第1と第3金曜日(ただし、年末年始と4月~11月は無休)悪天候時も休園となります。設備面も万全。階段ごとに簡易トイレ、自販機、手洗い場所等が設けられています。その他、詳細は和歌山北港魚釣り公園管理事務所(TEL0734-51-4148)までお問い合わせください。

今回は東大阪市釣り教室における実釣指導の下見とポイントの選定。

低学年の子供とお母さん方が多数参加する釣り教室では安全性と設備面が第一となります。

当日は担当講師3名と教育センタースタッフの4名が参加。生徒に教えるためにも現場では現在何が釣れているか、どういう釣り方でいくかということを知っていなければなりません。そのため、早速ではありますが竿出しの準備をすることに。ここだけの話、本音は「はよ釣りたい」というのが正直な心境でした。(正直もんは損ですな。・・・)

現在釣れている魚はというと、アジ、チヌ、サンバソウ、チャリコ(マダイの幼魚)など。中でも家族連れの方はアジ狙いのサビキ釣りがほとんどです。ベテランの釣り人は紀州釣りでチヌを狙っておられますが初心者向けの釣り教室で紀州釣りを教えることは無理。簡単な釣法で釣果も確実なサビキ釣りが妥当でしょう。次に手軽なのが胴突き釣りで狙うサンバソウやチャリコ。短竿で簡単に釣れます。両軸受けリールを使用させなければ複雑なトラブルも避けられることでしょう。

このような判断から、今回はサビキ釣りと胴突き釣りの2通りを試してみることに。最初はサビキ釣りが有利かと思ってましたが、アジやイワシの回遊がなければそれも話になりません。アミエビを打ち返すがしばらくは何の反応もなし。時折、カワハギやイサキの子供、チャリコが掛かってくるといったくらいです。

一方、胴突き釣りに専念していた教育センターのO田参事からは「きた、きた」との呼び声が。タモも使わずゴボウ抜きにした魚は、な・な・なんと・・・。

幻の魚イシダイの幼魚サンバソウ(シマダイ)でした。さすがに磯の王者。子供といえどもその姿には風格を感じさせます。「ええなぁー。釣りたいなぁー」と指を加え、眺め続けていた僕でありました。サンバソウ狙いには極先調子のイカダ竿に小型両軸受けリール、エダスを短くした胴突き仕掛けにするのが良いみたいですね。

感心している間もなく立て続けにヒット。これも20センチ弱のサンバソウ。アタリの出る瞬間を見ていましたが、穂先に「ゴツゴツ」といった感じ。穂先に集中し、アタリと同時に掛け合わさないことには、エサだけがかじり取られてしまいます。

僕は個人的にヌカとアミエビを使ったカゴ釣りにチャレンジ。狙いはチヌです。しかしながら、期待に反して釣れたのは10センチ程度のウリボウ(イサキの稚魚)とチャリコのみ。当日こんな結果では子供たちからもバカにされそうです。

西日も傾きはじめ、いよいよ夕まずめの時合い。ところがこの意気込みに反して突如の夕立ち。雨具を忘れた僕は当然ズブ濡れ。思わぬハプニングに、もう踏んだり蹴ったりといった状況でした。

2、30分ほどしたら雨も上がりました。と同時に待ちに待ったアジの群れがやってきました。いつしか胴突き釣りに切り替えていた僕はその状況をしっかりと横目で確認。15センチ前後のサイズがパラパラと釣れ出してきました。

「よっしゃ、午後6時まで粘ろう」と、スタッフのひとりからは気合に満ちた言葉が飛び出しました。

納竿間際、この日絶好調だったO田参事からは再び「タモ、タモ」との叫び声。短いイカダ竿が弓なりです。しかし、「タモは待ってられへんわ」とばかりにこれも一気にゴボウ抜き。波止上へと叩きつけられた獲物は20センチクラスのサンバソウでした。肉厚でうまそうな獲物。まさにダメ押しといったところでしょう。「イカダ竿を持ってきといたらよかった・・・」

午後6時予定どおりの納竿。今日はサンバソウをはじめ、チャリコ、カワハギ、アジと小型ながら賑やかな釣果です。しかし、道具の片付けに追われていた僕は釣果の写真を撮り忘れてしまいました。すみません・・・。

秋晴れの休日は何と言っても海釣り公園。「シンゴママ」をBGMに家族揃って出かけてみてはいかが。

~関西波止釣り情報(和歌山北港魚釣り公園の現況)~

現在、和歌山北港魚釣り公園ではサビキ釣りで10~15センチのアジがよく釣れています。また、活きアジのノマセ釣りでは40センチクラスのハマチやシオ(カンパチの幼魚)が出る日も。(時合いは早朝。日によって回遊してこない場合もあり)その他、胴突き釣りでは青イソメで15~20センチのサンバソウもポツポツ。紀州釣りでは30センチ前後のチヌやグレが釣れています。そろそろアオリイカも出始めることでしょう。

実釣レポート(淡路島・佐野埋立地編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年8月6日(日)

釣り場:淡路島・佐野埋立地

エサ:青イソメ

釣果:セイゴ33センチ1匹、ガシラ10~15センチ4匹、メバル12センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

酷暑の折、お父様方にとってはお待ちかねの盆休み到来です。

盛夏をむかえた大阪湾の各ポイントでは、小アジが好調との情報。一方、例年なら数釣れるはずのタコなのですが、なぜだか今年は絶不調。ファミリー向きの釣り物がこれではと、すっかり落胆してしまいます。

そこで、今回は「ジャパンフローラ2000」の賑わいを横目に淡路島の「佐野埋立地」というところへ行ってまいりました。

この釣り場へのアクセスは、車がお勧め。明石海峡大橋を渡って本州四国連絡道の淡路出口を降り、国道28号線を南下します。大磯→浦→仮屋→野田を通過し、「佐野」と書かれた案内標識に従い側道へと入ります。しばらく走り「大洋物産」と書かれた看板のある三叉路を左折し、橋を渡って突き当たりも左折します。そのまま堤防壁沿いを直進すると行き止まり部分が波止の根元となっています。

波止の全長は100メートル程度で幅は約4メートル。内向きは足場も広くて良好、ファミリーのサビキ釣りなどには最適です。この部分の足元には捨て石が多数沈められており水深は4~5メートル。一方、外向きにはびっしりとテトラポットが敷き詰められ、メバルやグレの魚影がたいへん濃いという噂。シモリも多数確認できたことから、秋口のアオリイカなども期待がもてそうです。

僕は明るいうちに足場をしっかりと確認し、今日はテトラ上から竿を出すことにしました。とはいえ半夜釣りをする場合、初心者の方にはテトラポットからの竿出しはお勧めできません。特にファミリーで行かれる方は真似をしないようにお願いするとともに、半夜釣りの場合は足場の良い平たんなポイントを選ぶようにしてください。

午後6時半を過ぎ、太陽も背後の山に隠れようとしています。暗くなる前に急いで電気ウキ釣り仕掛けをセット。大きめの青イソメをたっぶりと針に刺し、10メートルほど沖へ投入。ウキ下を2ヒロとり、誘いをかけながら手前へと探ってくることにしました。途中、テトラの手前でウキがゆっくりと沈んでいきます。「きたか!」とのかけ声に反し、掛かったのは地球でした。

午後7時をまわると、薄暮の時間帯。そろそろアタリも出始める頃です。今日は潮の流れも比較的緩やか。2灯式の電気ウキは右から左へとゆっくり流れていきます。魚の気配を感じる中、ウキのトップが一瞬押さえ込まれたように見えました。軽く手首を返すとググッとした手応え。ズボッと上がってきたのは12、3センチほどのメバルです。アワセが遅れたせいか、針はノドの奥深くまで飲み込まれていました。

その約10分後、エサを付け替えようと竿を上げると、テトラ際でまたもや根ガカリ。ここは相当なシモリがあるようです。竿を手前へ引っ張ると何やら黒い物体が引っ掛かっている様子。「海藻やろ?」と思っていたら、これが15センチほどのガシラ。ラッキーな獲物です。それにしてもウキの変化には全く気が付きませんでした。

今日の勝負どころはテトラ際だと確信。そこで、ウキ下を2ヒロから1.5ヒロへと変更し、根ガカリ覚悟でテトラすれすれのポイントを攻めることにしました。

タナを浅く、道糸を張りかげんにして頻繁に誘いをかけていると、流れていた電気ウキの明かりが一瞬にして闇の中へと消えていきました。

反射的に竿をあおると掛かった獲物は一気に左方へと横走り。「何じゃ、こりゃー」と興奮も高まります。このままでは姿も確認できませんが海面を照らすのはご法度。「バシャ、バシャ」とリアルにも魚の暴れる音だけは聞こえてきます。慎重にテトラ際へと寄せ、タモ入れ成功。波止の上で照らすと30センチオーバーのセイゴ。手応え抜群のわりには型が小さいことに不満気な僕。とはいえ、水のきれいな淡路島で釣れたセイゴは容姿も端麗でおまけに魚体のツヤも銀ピカです。大阪の北港や堺港周辺で釣れるヒレがボロボロのセイゴとは大違い。

この後も同じポイントで15センチクラスのガシラを3匹追加。まだまだいけるとの意気込みではありましたが、午後9時をまわると予想外にも海の状況が急変。波が高くなってきたことからやむなく納竿を決意することにしました。根魚中心とはいえ、数釣りも楽しめた今回に関しては満足。

久々に納得のいく結果となりました。ちなみに釣ったメバルとガシラはともに煮付け。セイゴはホイル焼にして食べたら臭みもなく最高でした。

余談ですが家族揃って淡路島へ釣行される場合には、9月17日まで開催されている「淡路花博」へ立ち寄ってみてはいかが。ただし、お盆休みには大混雑が予想されるのでご注意を。淡路花博の詳細は、こちらへhttp//www.jf2000.or.jp

それではケガや事故なく、楽しいsummervacationをお過ごしください。

~関西波止釣り情報(淡路島・佐野埋立地の現況)~

現在、佐野埋立地ではサビキ釣りで10~20センチのアジや、半夜の電気ウキ釣りではチヌ、メバル、ガシラなどが釣れています。

昼間のフカセ釣りでは20センチクラスのグレが2ケタ。(良い日にあたればということですが)エサはオキアミやイシゴカイでマキエにはグレ専用の配合エサを使用します。

実釣レポート(和歌山県・シモツピアランド編2)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年8月27日(日)

釣り場:和歌山県・シモツピアランド

天候:晴れ

水温:°C

潮:中潮

風向:無風

エサ:カツオ・小アジ狙いとも・・・アミエビ

釣果:小アジ10~15センチ120匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:カツオ狙い・・・別添図をご使用ください。

小アジ狙い・・・別添図をご使用ください。

9月に入り、そろそろ夏バテも気になる頃。コーラやジュースを毎日のようにカブ飲みしていた僕も極めて体調不良といったところです。

今回は昨年小アジを爆釣させてもらったシモツピアランドへと釣行。釣友のT下さんからは「40センチクラスのソーダガツオが入れ食い。10匹釣って辞めたけど、続けていたら何匹釣れたか分からん。豆アジは腐るほど釣れる」との情報をゲットしました。強烈な疾走をみせるカツオには頑丈なタックルが必要。磯竿3号に道糸5号を巻いた中型スピニングリール、サビキ仕掛けでも充分釣れるので太めの仕掛け(針7~8号、ハリス2~3号)を準備しました。カツオが駄目な場合には、小アジも狙うため細めのサビキ仕掛け(針3~4号、ハリス0.6~0.8号)も持参することにしました。

「明日は腕がしびれて腱鞘炎になるかもしれん」と考えつつ、ハラハラ気分で午後10時に就寝。何十年も釣りをやっていますが、釣り人にとってはこの時が一番幸せなのかも知れません。

今回の釣り場へのアクセス及び釣り料金等については、前回のシモツピアランドレポートhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h991010.htmをご覧下さい。

シモツピアランドは今の時期、午前5時に開園。(6~8月の開園時間は午前5時~午後7時と改定されています)そのため、午前3時30分には自宅を出発するはずでしたが・・・。ハッと気がつき、時計を見ると午前5時前。やっちまいました。朝マズメの時合いは日の出に間に合わないと致命傷なのです。「ソーダガツオさん、待っててチョーダイ」と祈りつつ、一目散に車を爆走させます。(皆さんは真似をしないように)意識がモウロウとしていた午前6時、奇跡的な速さで現場へ到着。恐ろしいことですが、どうやってこんなに早く着いたのかという記憶さえない状態でした。今日は夏休み最後の日曜日。覚悟はしていましたが、桟橋は予想通りの大混雑。入場料を支払い、わずかに空いていた桟橋の中央付近で釣り座を構えることにしました。辺りはすっかりと明るくなっていますが、まだカツオは釣れ出していない様子。とりあえず、南蛮漬けの食材を確保するために早速サビキ仕掛けをセット。持参したアミエビをカゴに詰め、足元へと落とし込んでいきます。

するとどこからともなく、青白い固まりが押し寄せてきます。すぐさま穂先にもブルブルとした振動が。ゆっくりとリールを巻き上げると早くも10センチ程度の豆アジが鈴なりです。アジを手際よく針から外し、仕掛けを落とすやいなや、またもやどこからともなく訪れる魚の大群。「ドーッ、ドーッ」その光景を喩えて言うなら、まさにアイドルの追っかけそのもの。サビキ仕掛けはSMAPを思わせるほどです。

隣でもおじいさんと子供2人がルアー竿を片手にサビキ釣り。アジは3連、4連と釣れてくるので小さな子供たちにも大喜びです。じいさんは老体にムチを打っての奉仕活動。魚を外し、エサを詰め替えるのに大忙しです。もちろん、自分が釣っている時間などはありません。じいさんは僕に向かって「兄ちゃん、夏休みはえらいめに遭わされるな」との一言。「はあ!ご苦労様です」と僕も思わず苦笑い。返す言葉もございません。

爆釣モードはいつまでも続きます。時折、外道にスズメダイが掛かる程度で、釣れてくるのはほとんどがアジ。

気がつけばあっという間にクーラーも満タンです。南蛮漬けどころか、フライ、干物、タタキにしばらくはアジ三昧となってしまいそう。食べられる分だけにしておかないといけません。そろそろ辞めないと水産資源の乱獲となってしまいます。

ソーダガツオが入れ食いで、さらにはツバス(ハマチ・ワラサの幼魚)やシオ(カンパチの幼魚)も回遊しているとの情報も聞いたのですが。

今回に限っては「ソーダガツオは何処へ?」と言いたいところでした・・・。夜明けの時合いを逃したのが痛かったのでしょうか。

スポーツドリンクを大量に飲んでいた僕でしたが、カンカンと照りつける太陽にはかないません。どっさりとアジが入ったクーラーをかついで、午前10時にタイムアウトとしました。

魚種が多彩でかつ大型も期待できる「シモツピアランド」。これから秋に向けても、アジのバカ釣れだけは太鼓判です。大きめのクーラーを引っ提げ、ファミリーで訪れる価値は充分にあります。(クーラーが重くなって腰を抜かさないように注意!)

まだまだ残暑が厳しい季節。釣ったアジの持ち帰り方には充分気をつけて下さい。

アジの持ち帰り方詳細はこちら。

http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/section40.htm

~関西波止釣り情報(和歌山県・シモツピアランドの現況)~

現在、シモツピアランドでは、サビキ釣りで10~15センチのアジが入れ食い。底なしにアジが湧いている状態。

早朝や夕方の時合いに遠投サビキ釣りで沖を狙えば、40センチクラスのソーダガツオやツバス、シオなども釣れておりパワフルな引きが楽しめます。(日によって回遊してこない場合もあり)ツバスやシオを狙う場合は活きアジを使ったノマセ釣り。アジの切り身でも釣れます。

その他にも、エギや活きアジでは500グラム程度のアオリイカが、紀州釣りでは40センチ前後のチヌやグレが釣れています。

実釣レポート(淡路島・大磯港編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年8月12日(土)

釣り場:淡路島・大磯港

天候:晴れ

水温:27°C

潮:中潮

風向:南西

エサ:チヌ狙い・・・青イソメ

小アジ狙い・・・アミエビ

タコ狙い・・・タコジグ

釣果:皆無。お盆は「殺生したらダメ」と、おばあちゃんが言ってまし

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:チヌ狙い・・・別添図をご使用ください。

小アジ狙い・・・別添図をご使用ください。

タコ狙い・・・別添図をご使用ください。

夏休みもいよいよクライマックス。皆さん方におかれては、連日続く残暑にもう、うんざりといったところではないでしょうか。さて、そんな状況ですが淡路島特集の第二弾。今回は「大磯港」へと行ってまいりましこの釣り場へのアクセスは車がお勧め。前回同様、本州四国連絡道の淡路出口を降り、国道28号線を南下。淡路花博の会場を通過し、10分程度走ると左手に大磯港の旧フェリー乗り場が見えてきます。そして、釣りエサ店「フイッシングショップかもめ・0799-74-4811」手前の川沿いの細道を左折し、そのまま道なりに進んで下さい。そして、突き当たりの堤防付近へと駐車、堤防を乗り越えると前面が釣り場となっています。

今回の釣り場は大磯港の入り口に位置する足場良好なポイント。

ここでは紀州釣り(ヌカダンゴを使用)をする方が多く、今の時期には30~40センチ前後のチヌやグレがよく釣れています。また、大磯港はタチウオ釣りにも実績があり、比較的早い時期からでも朗報が入ってくるほど。地元の間ではタチウオの穴場でもあるのです。(ただし、旧フェリー乗り場付近の港内は前面釣り禁止となっているので注意が必要。)

この日はカンカン照りの午後2時に現場へ到着。車を降りると同時に「あっつうーっ!」と叫んでしまうほどです。照り返しのきつい堤防の上は焼け石の状態。裸足で歩けば民族舞踏のようなリアクションをとってしまうことでしょう。

まずは今年絶不調のタコ狙いにチャレンジです。赤や白のタコベイトと呼ばれるゴム製のヒラヒラがタコには魅力。そして、今日は僕のオリジナル仕掛け「ミレニアム・タコ抱きつくねん」、別名「ジュディオング(魅せられて)」の実釣テスト。もし、僕がタコだったら「絶対、抱きついてしまうで」と思えるほど。自分で言うのもなんですが、「我ながら出来栄えは完璧!」。

とてつもなくド派手な仕掛けを波止の継ぎ目付近へと落下。上層~下層までユッサ、ユッサとアクションをつけながら、くまなく探り続けます。30分ほど探り続けましたがタコが乗ってくる気配はいっこうにあり仕掛けを回収する度に「ヌボッ」と上がってくるタコベイト。釣り人からの冷たい視線も気になります。大ダコが乗った場面に遭遇すれば周囲の釣り人にも説得力はあるのですが・・・。

おもちゃにしか見えないタコベイトのみが上がってくる状況では「兄ちゃん、何やっとんねん?」と思われても仕方がありません。

大きな期待を抱かせた「ミレニアム・タコ抱きつくねん」はこのまま企画倒れに終わってしまうのか。いやいや「このポイントにはタコが存在せず」と、とりあえずは楽観的に解釈しておきましょう。

このような逆境にもめげない僕は、続いて遠投サビキ釣り仕掛けを準備。日が傾くまでは沖合いを回遊するアジを狙います。すかさずアミエビをカゴに詰め「どりゃーっ」と大遠投。穂先の柔らかい磯竿を使用しているせいか30メートル飛ばすのが精一杯です。

幾度となく仕掛けを投入し、アミエビの煙幕を漂わせてはいますが、沖合いのウキには何の変化も現れません。小魚の回遊もなく、確実かと思われたサビキ釣りにも裏切られる始末です。正直言って「もう、帰ろかなぁ」という気分。おまけに暑さの影響で脱水症状寸前。早くポカリスエットを補給しなければ・・・。

そして日暮れを迎え、最後の望みを賭けた定番の電気ウキ釣り。

チヌを狙ってみたのですが、これも結果は皆さんの想像どおりです。

8月12日。まさに「ブラックサマーホリデー」。今回の淡路島遠征は大敗北に終わりました。

「今日はよう釣れたな!」との僕の言葉に、シャレの通じない友人からは「これやったら近場の淀川でハゼドンでも釣っといたらよかったわ」と思いっきりイヤミをほざかれてしまいました。

疲労だけが残った今回の釣行。もちろん車中での会話もなく無言の帰宅です。この日、自宅に帰ってからの僕は反省を兼ねての情報収集。加太方面では半夜でタチウオにカマスが、和歌山港~海南方面にかけては恒例の「ソーダガツオ」も回遊し始めているようです。

次回は太目のサビキ仕掛けを引っ提げての釣行。ソーダガツオに挑戦してくる予定です。恐れ入りますがソーダガツオ、タチウオ、カマス情報に詳しい方、メールをお待ちしております。それでは次回の激釣を期待して、今回はこのへんで・・・。

~関西波止釣り情報(淡路島・大磯港の現況)~

現在、大磯港ではサビキ釣りで10~20センチのアジが釣れています。狙いは日没前の夕まずめ。日によってムラはあるものの、大型ウキをつけて遠投すれば良型も望めます。

昼間の紀州釣りやフカセ釣りでは20センチクラスのグレや30~40センチのチヌも好調。エサはオキアミを使用します。8月も終盤で、そろそろタチウオやカマスなども回遊してくる頃。キビナゴをエサに電気ウキ釣りで狙ってみてはいかがですか。

また、今の時期、強烈な引きを体験したいという方は和歌山マリーナシティ方面(釣り場案内参照http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h000709.htmhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h991204.htm)または下津ピアランド(釣り場案内参照http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/h991010.htm)でのソーダガツオ釣りがお勧め。仕掛け図はこちらを。太目のサビキ釣り仕掛け(ハリス2号程度)と大きめのアミカゴ、それから4メートル程度の磯竿3号(4メートル程度の投竿でも可)と中型スピニングリール(4号糸を使用)があればオーケー。カツオのパワーは強烈。細い糸ではブッチ切れ、細い竿では小枝のごとく粉砕されますのでご注意を。

それから全国の皆さん、ソーダガツオは中毒する恐れがあります(血合いの部分)ので、くれぐれも生食だけは避けてくださいネ。

実釣レポート(和歌山県・マリーナシティ海釣り公園編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年7月9日(日)

釣り場:和歌山県・マリーナシティ海釣り公園

天候:晴れ

水温:24°C

潮:小潮

風向:南西

エサ:サビキ釣り・・・アミエビ

投げ釣り・・・青イソメ・石ゴカイ

釣果:イワシ5~10センチ約150匹(37名の釣果)

キス15~20センチ2匹

ガッチョ30センチ1匹

チャリコ15~30センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

海釣り公園シリーズの第5弾。梅雨も明け、いよいよ夏も本番。

照りつける太陽のもとではありますが、大阪府大東市主催となる海釣り教室への協力。今回は和歌山県のマリーナシティ海釣り公園へと行ってまいりました。

この釣り場へのアクセスは車が便利。大阪方面からだと阪和自動車道の「海南」出口を降り、海南発電所(関西電力)の煙突に向かって国道42号線を北上。次に「琴の浦」交差点を左折し、「和歌山マリーナシティ・ポルトヨーロッパ」と書かれた案内標識に従って進みます。マリーナのムーンブリッジを渡り、ひとつめの曲がり角を左折すると左手に「海釣り公園無料駐車場」があります。

マリーナシティ海釣り公園は、今年の3月18日にオープンしたばかりで、釣り場は「釣り護岸」と「海洋釣り堀」とに分けられています。

釣り護岸は全長570メートル、収容人員は約300名弱。1メートルほどの安全柵やライフジャケットの貸出しがあるため安全対策も万全。子供からお年よりまで安心して竿が出せる状態です。足元の水深は約5メートル。年間を通じ、小物から大物まで多彩な魚種が釣れます。営業時間は、4月~11月が午前5時~午後10時、12月~3月は午前7時~午後7時。入場料は大人(中学生以上)500円、小人は300円。トイレや自販機、釣りエサや貸し道具までも完備されています。

一方の海洋釣り堀も人気スポット。こちらは事前予約が必要(電話073-448-0020)で、営業時間は4月~11月が午前7時~午後5時、12月~3月は午前8時~午後5時。全長440メートルの釣り台には、200名程度が入場可能です。気になる入場料は、大人(中学生以上)8000円、小人は5000円(終日)。半日(午後1時~午後5時)の場合は、大人5000円、小人は3000円となっています。マダイ、カンパチ、グレ、ハマチといった大物に胸を躍らせたい方には超おすすめのスポットです。

マリーナシティ近辺では、関西電力・海南発電所から出る温排水の影響で、年間を通じチヌがよく釣れるポイント。特に春の乗っ込み期には50センチを超える大型も期待できます。

この日は午後4時頃現地へと到着。夕方の時合いに的を絞ってサビキ釣りでのアジ狙いです。前日に問い合わせた釣況では、10センチ程度の豆アジに混じって、20センチクラスの中アジも回遊しているとのことでした。

釣具と仕掛け、エサ等の配布を終え、親子それぞれが護岸の各ポイントへと散って釣り開始。僕も早速、数組の親子とともにサビキ釣り仕掛けをセットし始めました。アミエビをカゴに詰めて足元の海中へとドボン。2、3回この動作を繰り返しましたがアタリは皆無。周囲でもまだ竿は曲がっていない様子です。

冷凍アミエビは融けるのに時間がかかり、また手につくと悪臭もとれないためワリバシやスプーンを使ってのエサ詰め。ほとんどの方が初心者のため、これには悪戦苦闘しているようです。見かねた僕はバケツに海水と冷凍アミエビを混ぜて、その中でカゴを上下に動かしてエサ詰めする方法を伝授。サビキ釣り専用の「すいこみバケツ」が販売されていることも教えてあげました。しかし、今はまだ日が高いためアジやサバ、イワシですら回遊なし。今、エサを撒くことは不効率というか、ズバリ無駄というもの。「もう少し、日が傾くまで待ったほうがよろしいです」と、アドバイスを一発入れさせていただきました。

午後5時30分を過ぎ、再び釣り開始。今度は、アミエビを巻いた瞬間から穂先がわずかにしびれるようなアタリが。ゆっくりとリールを巻き上げると10センチにも満たないイワシが釣れました。というより、引っ掛かっていたといったほうが正しいでしょう。これをきっかけに、周囲でもイワシがパラパラと上がり出すようになってきました。どうやら群れが回ってきたようです。

とはいえ、子供たちには明日学校があります。帰路時間なども考え、撤収時間は午後6時30分と発表されています。好調モードに突入したものの残り1時間しかありません。「これからやで」という時に、これでは子供たちもかわいそうです。結局、大東市の配慮で午後7時まで延長。案内の場内アナウンスも流れました。

「あっちで入れ食いや」という情報をつかめば、子供たちはすぐさまそのポイントへと集中します。ピンポイントでアミエビがたくさん撒かれることからイワシの群れもそこで足止めされています。子供たちは、知らず知らずのうちにサビキ釣りの要領というものがわかってきた様子。お父ちゃんも子供に負けじと必死の形相です。あちこちから歓声が上がり出し、黄昏を迎えた釣り場は一転して賑やかになってきました。

一方、東大阪市釣り教室担当のある講師は「まだ、1匹も釣ってない人はいますか」と現場を見回って声をかけています。ボランティアとはいえ、必ず釣らせて見せる「釣らせ屋稼業」。まさに必殺いや必釣仕事人といったところでしょう。「全然釣れへん」と嘆いていた親子もこの人にかかれば一発。ちょっとしたコツを説いてやると、途端にイワシが数匹入れ掛かり。これには子供も「やった、やった」と大喜びでした。

「おっちゃん、ありがとう」との言葉に「いや、いや」と自信たっぷりの返答。僕は思わず「かっこええやんかぁー」。

また、教えるべき立場であるはずの某インストラクターは自分の釣りに夢中。探り釣りなどを試したあげく、最終的には投げ釣りが確実と判断。堤防先端付近を広く投げ分けて手のひらクラスのチャリコやキスなどを釣り上げていました。「ここは投げ釣り場やな」と次回の釣り教室実習にむけ、いいデータに手ごたえを感じています。

そんなこと言っているうちに、その人の竿には何やら大物が掛かったみたいです。大きく曲がる竿に周囲の釣り人も息を飲んで見守ります。ようやく、上がってきたのは30センチ程度のガッチョ(ネズミゴチ)。「こんなでっかいのんは、今まで見たことないわと」周りの人も自分が釣ったかのようにビックリしていました。

午後7時、場内アナウンスとともに納竿。総勢37名の釣果はイワシが約150匹。ちっちゃい獲物でしたが、親子ともども充分に堪能した様子でした。

新たなスポット「和歌山マリーナシティ海釣り公園」。大阪からは車で約2時間。マリーナシティは買った魚でバーベキューができる「黒潮市場」やいい湯だと評判の「紀州黒潮温泉」さらにはテーマパークである「ポルトヨーロッパ」などが包括された一大レジャー施設。これから夏休みに入る子供たちを連れ、一度訪れてみてはどうでしょうか。

最後に言っておきますが、私は決してマリーナシティの宣伝マンではありません。

~関西波止釣り情報(和歌山県・マリーナシティ海釣り公園の現況)~

現在、マリーナシティ海釣り公園では、サビキ釣りで10~20センチのアジや10センチ程度のイワシが、また、石ゴカイや青イソメを使った投げ釣りでは20センチ前後のキス、ガッチョなども釣れています。

11月いっぱいは午後10時まで開園。青イソメを使った電気ウキ釣りで良型のチヌ・ハネ・メバルなども期待できる模様。そろそろタチウオやカマスなんかも回遊してくるのではないでしょうか。

なお、波止の先端付近には安全柵が設置されていないためライフジャケットは必着です。

実釣レポート(兵庫県・須磨港編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年7月23日(日)

釣り場:兵庫県・須磨港

天候:晴れ

水温:25°C

潮:小潮

風向:南西

エサ:青イソメ

釣果:チヌ25センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

7月も下旬を迎え、どこのレジャー施設も子供たちで大賑わいです。

僕はというと風のむくまま気のむくままにドライブ。炎天下のもと、明石方面での穴場を散策です。ところが、この時期には海水浴客とサーファーで国道2号線も大渋滞。垂水付近で逃げ帰るように大阪方面へとUターンです。そのような中、今回は偶然に立ち寄った「須磨港」の釣り場をレポートしてみたいと思います。

この釣り場へのアクセスは車の場合、大阪方面からだと阪神高速神戸線「若宮」出口を降ります。そして、降りてすぐ「若宮交番」がある交差点を左折し須磨ヨットハーバー有料駐車場へと車を止めるようにします。(1日600円)電車の場合は、JR山陽本線「鷹取駅」下車。須磨港を目指し、徒歩約20分で釣り場へと到着します。

阪神高速「若宮」インターを降りると左手にはきれいな海岸線が広がり、明石までの間はシーサイドラインが続きます。この辺りではサザンの曲がお似合いの「関西の湘南」といったところでしょうか。そして、道路沿いにはおしゃれな店も点在することからカップルのデートコースとしても人気があるところです。

ちなみに学生だった頃、僕の友人であるI形君は彼女とのドライブ前夜に無敵のシーサイドラインミュージック「稲垣潤一ベストテープ・極限版」を寝ずに完成させました。そして、いよいよドライブでの告白となりましたが、結果は見事木っ端微塵の粉砕。「どないしてくれんねん稲垣潤一、訴えてやるー!」と言ってましたが、稲垣潤一は全くの無実。僕もうだうだと八つ当たりをかまされいい迷惑を被ったのでありました。

とまあ、数々のドラマを生んだ須磨~明石間の「Route2」。ひと夏の思い出づくりには最適のドライビングスポットと言えましょう。

話が大きくそれてしまいましたが、須磨港の岸壁は足場も広く安全な釣り場。明石海峡に近いポイントですが、須磨一文字の内側に面しているせいか、潮の流れはそれほど速くありません。足元の水深は4~5メートルで、海底には多くの捨て石が沈められている模様です。海面までの高さは3メートル程度といったところでしょう。春にはハネやメバル、秋にはハマチ・タチウオ・アオリイカ・アジ、冬にはメバルやガシラといったものが釣れ、夏場の今頃はサビキ釣りでアジやサバが、半夜釣りではチヌやスズキをはじめアオリイカやタチウオなども釣れているようです。

当日は午後6時過ぎに現場へと到着。夕涼みを兼ね、半夜のチヌ狙いに挑戦です。まだ日が高いため、薄暗くなる時間帯までは岸壁を探索し周囲の釣り人から情報を仕入れることに。歩いている途中にはイカの墨跡を発見。どうやら、ここ数日のうちに釣れていた気配です。

「豆アジを泳がせたら、イカが乗りよんな」と欲張りな考えも頭をよぎりましたが、迷いは捨て電気ウキ釣り1本に的を絞ります。そして、近くで釣っていたおっちゃんに現場の様子を聞くと「昨日はアオリイカが良かったな。それと、今朝の5時頃にはエビ撒き釣りで50センチオーバーのチヌと70センチほどのスズキが釣れよったで」と魚の大きさを表現するために、両腕を広げてのオーバーリアクション。どうでもいいことですが、「おっちゃんは一体何時間釣ってんねん」と言いたいところでした。また、この手のガセネタには今までから幾度となくやられてきた僕です。そう簡単に信用する訳がありません。と言いながらも「今度来た時はエビ撒きでやってみたろ」というのが正直な心境。これもきっと、釣り人としての悲しい性なのでしょう・・・。

午後7時をまわり、そろそろ電気ウキ釣りの準備へとりかかることに。この時間帯になるとアオリイカ狙いの釣り人がエギをぶら下げ続々と押しかけてきます。そんな人には目もくれず、僕はクネクネと動きのよい青イソメを針に2匹掛け。水深は3ヒロ前後と聞いていたので、タナは2.5ヒロからのスタートです。

すっかり日も暮れると時折、モゾモゾとした反応が電気ウキに現れるようになってきました。「消しこめ、消しこめ」と心の中で念じてはいますが、すぐにウキが浮き上がってきます。これではアワセることもできません。少し糸を張って誘いをかけても同じようなアタリ。聞きアワセをしても針に乗る気配はなし。相当小さいチヌなのか、単なるエサ取りの仕業なのか、フラストレーションがたまる状況です。

そこで、チヌ針の号数をサイズダウン。3号から0.5号へと落とし、エサも短めの青イソメを針付けすることにしてみました。

ウキを流している途中で糸を張りしつこく誘いをかけていると、今度はゆっくり波間へと消しこまれていきました。

ウキの明かりが完全にぼやけた状態となったので、2~3秒待ってから軽く聞きアワセをしてやると、「コンコン」とダイレクトなアタリが。

「よっしゃぁ、きたでぇー」

そこですばやく手首を返すと軟調の磯竿が「グン」と勢いよく曲がりました。「乗った!」と思わず声を出した僕ではありましたが、期待はずれの手ごたえ。それほど大きくはないようです。取り込みの瞬間、波止際で「バシャ、バシャ」と勢いよく暴れましたが、単なるゴボウ抜きサイズ。まあ一応持参したタモですくってあげましょう。

本日の第1号は25センチジャストの「マチヌ」。釣りたてのチヌは黒光りをしていて縞模様も鮮やかです。気がつけば小さいチヌ針は青イソメとともに、しっかりとノドの奥深く飲み込まれていたのでした。

いつものようにデジカメで獲物の写真をパチリ。おーっと、恐れていたバッテリー切れだ!おまけに撮影にも失敗。尻尾の部分が切れている一方、周りのエギング(アオリイカ狙い)の人たちは低調の様子。釣れている雰囲気も全くありません。昨夜は好調だったようですが、アオリイカは気まぐれ。今夜はエギに抱きついてくれないようです。

また、キビナゴをエサに電気ウキでタチウオを狙っている人もおられましたが、こちらも不発。近隣である神戸港の兵庫突堤では、好調のはずなのですが・・・。

25センチの小チヌでは満足するはずもない僕は、巨チヌを目指して頑張ることに。しかしながら、アタリはというと依然モゾモゾとしたものばかり。「小チヌがエサをつついてるだけや!」とぼやきも入ります。

しばらく粘ってはみましたが、今日はこのような状況が続くだけで皆目、針にも乗ってくれません。

午後9時「今日は、アカン」と、きっばりあきらめをつけての納竿としました。次回は、アオリイカとタチウオ釣りにチャレンジしてみます。

足場が広くファミリー、カップルにも安全な釣り場「須磨港」。価値あるポイントはこれからのタチウオ釣りやサビキ釣りにも超お勧めです。

須磨港の周辺には、「須磨水族館」や「須磨海水浴場」もあるので、家族揃って訪れてみてはどうでしょうか。

~関西波止釣り情報(兵庫県・須磨港の現況)~

現在、須磨港では、サビキ釣りで10~20センチのアジや、キビナゴを使った電気ウキ釣りではタチウオも釣れている模様。また、エギを使ってのアオリイカ釣りも大人気。良い日には胴長15~20センチクラスが3バイ程度といったところです。

神戸の兵庫突堤では60センチクラスのタチウオが回遊し、爆釣という噂。時折、20センチクラスのカマスも混じるとのこと。

また、極秘情報ですがポートアイランド周辺ではサシアミをエサにサンマが釣れているとのこと。とはいえ、食卓に並ぶような立派なものではなく、20センチ前後のヨレヨレのサンマだということです。

実釣レポート40(和歌山県・加太大波止編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年5月6日(土)

釣り場:和歌山県・加太大波止

天候:晴れ

水温:16°C

潮:中潮

風向:南西

エサ:青イソメ

釣果:ハネ43センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

好天に恵まれたゴールデンウィークも終了。みなさんは、青空のもとでおもいっきり竿を振ることができましたか。連休の間はどこの釣り場も人・人・人。高速道路も車で大渋滞。そんな状況ではありましたが、連休の後半にハネを狙って和歌山県の加太港へと行ってまいりました。

この釣り場へのアクセスは車が便利。大阪方面からですと阪和自動車道の「泉南」出口を降り、国道26号線を南へと進みます。そして、岬公園を通過の後、深日ロータリーを右折、「谷川橋交差点」を左折するとやがて小島漁港から大川トンネルへとさしかかります。トンネルを抜け、しばらく海岸線を走ると加太大波止の根元(淡島神社前)へと到着しますで、その前にある有料車場へと車を入れて下さい。(1日500円)加太には、漁協が管理する数ヶ所の駐車場がありますが、土、日、祝日は混雑が予想されます。

電車の場合は、南海本線「和歌山市駅」下車。加太線に乗り換え終点の「加太駅」で下車します。標識に従い、海へ向かって約15分で大波止の根元付近(淡島神社前)へと到着します。

以前にも簡単に紹介させていただいた「加太大波止」ではありますが、加太港の中では一級ポイント。いや、紀北での一級ポイントと呼んでも過言ではありません。目前の友が島にぶちあたる紀淡海峡の激流。これにより波止の先端付近ではタイ、ハマチ、ヒラメ、スズキ、タチウオ、チヌ、カレイなどの大物も続々と登場する実績場。それゆえ、年間を通じて釣り人が絶えることはありません。また、大波止根元付近の内側ではアジ、イワシ、カマスなどが、根元付近外側のテトラ周辺では、メバル、ガシラといった根魚もよく釣れます。大波止は足場がたいへん広いのでファミリーにも人気のある釣り場となっていますが、水深が深く、先端へ行くほど潮の流れは速くなっています。

ちなみに、この波止へ入る際には清掃協力金として200円が徴収されることになっております。

当日の写真を見てもお分かりのとおり、大波止はこれだけの釣り人が訪れるポイント。心無い釣り人もおられるため、地元漁協の人たちもゴミの後片付けには手を焼いているといった始末です。釣り人が出したゴミは釣り人自身が持ち帰るもの。ひとりひとりの心がけが大切で当日は夕方から半夜の時合いを狙うため、午後5時頃に現場へと到着。波止の上は、まさに竿の林。すでに満員札止めの状態です。「大阪ミナミの戎橋筋」はたまた、「原宿の竹下通り」といったところでしところで、写真を見てもらえればお分かりかと思いますが、赤いパラソルを差してレジャーシートの上に何かごっつい物体が横たわっています。この日も夏のような日差しの中、家族連れで来たおばちゃんはグロッキーしてしまったんでしょう。隣ではそのおかあちゃんを放たらかしにしたお父ちゃんと娘が必死で釣っている姿があります。なんともまあ、微笑ましい光景ですなぁ。

それから、堤防の左隅にもなんか家みたいなものが見えるけど・・・。

「誰ですか、堤防の上でテントなんか張ってんのは」数日間寝泊りして釣っていたのかも知れませんね。釣り人にもさまざまな楽しみ方がありますから。

そのような状況下、僕は竿を出せるスペースがないかと、あたりをウロウロしていると、釣り場には心やさしい方がおられました。「兄ちゃん、ここで釣りいよぉ」と、優しそうな紀州弁。恐らく地元の方なのでしょう。「えらいすんません。恐れ入ります」との言葉のもと、ありがたく横に入れさせていただきました。声をかけていただいたおっちゃんに釣り場の状況を聞けば、この堤防では日によってアジが廻ってくるとのこと。そういえば、下津ピアランドや和歌山北港釣り公園などでも、今の時期には珍しく良型のアジが連日あがっています。

早速、「遠投サビキ釣り仕掛けをセットしよう!」と、気持ちがはやりましたがこの時期にアジが回遊していることなど眼中にもなかった僕は、そんな仕掛けなど持って来ているはずもありません。手元には電気ウキ釣り仕掛けをセットした竿1本とタモ。それに小物類をいれたポーチとエサの青イソメです。近くの釣りエサ店でサビキ釣り仕掛けとアミエビを買おうかと考えましたが、雑踏に近い釣り人の中、アジが釣れている気配もなかったので、ハネ狙いオンリーに的を絞って日が暮れるのを待つことにしました。

午後6時になり、かなり日も傾いてきたので竿を伸ばし、太めの青イソメを2匹ほど針にチョン掛けして、仕掛けを振り込みました。とりあえず、ウキ下は2ヒロから始めてみます。

午後7時を迎えて周囲が闇に包まれかけた頃、ようやくハネらしき魚信が確認できました。流れていたウキを止めて誘いをかけた途端、そのトップが「ツン」と押さえられたかと思うと、次の瞬間には「シュシューッ」と2灯式の明かりが暗い海中へと潜行していきます。リールのベイルをおこし、道糸を送り出すと同時にスルスルともっていかれる感じがしたので糸を手に取り大アワセ。

「ビューン」長い磯竿が風を切る音とともにギュンギュンとした手応えが伝わってきました。久しぶりの感触です。魚は右へ左へと突っ走りますが、それほど大きくない様子。

「バシャーッ」数メートル沖で水しぶきが上がりました。僕の竿に掛かっている獲物がジャンプしたみたいです。このアクションから推測してもハネにはまちがいないでしょう。数分間のやりとりの後、タモに納めたのは40センチ程度のハネ。「しかし、なんか口のあたりが変だぞ・・・」よく見ると下アゴの部分が変形しています。掛かったルアーフックを無理やり引きちぎってリリースされたのか、それとも先天性のものなのでしょうか?エサを捕食するのもかなり困難だったのでしょう、魚体もかなりやせ細っているようです。

水質が悪化している都心部の港湾周辺では、時折このような奇形魚が釣れることもあります。よくこのレポートに登場してくれるM井さんも以前、岸和田で尾びれのないメバルを釣り上げたことがあります。メバルは定住性の魚(根魚)とはいえ、どのようにして泳ぎまたエサを捕食していたのでしょうか不思議でなりません。

このハネはメジャーで測ると43センチありました。この後も傷ついた口もとでエサを取るのは困難だろうなと心配しつつ、そっとリリースすることにしました。

結局、完全に日が暮れてからはアタリらしきものもなく、この1匹を最後に納竿。周りではシーバス狙いのルアーマンもビュンビュンとルアーをキャストしていますがノーヒットの様子でした。

今回の釣行ではハネが釣れたうれしさの反面、その気の毒な姿を見てなんだか沈んだ気分のまま、家路をたどった僕なのでありました。

~関西波止釣り情報(和歌山県・加太大波止の現況)~

現在、加太大波止周辺では、サビキ釣りで15~20センチのアジや青イソメを使った電気ウキ釣りでは40~60センチのハネ、手のひらクラスのメバルなどが釣れている様子。

波止の先端付近では、紀州釣りやカゴ釣りで乗っ込みチヌも好調に釣れているようです。型は40センチ前後が中心。

実釣レポート39(和歌山県・由良港編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年4月9日(日)

釣り場:和歌山県・由良港

天候:晴れ

水温:15°C

潮:中潮

風向:北東

エサ:活きアジ

釣果:おしかったなぁ

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

4月も中盤に入り、関西圏でもあらゆるポイントからアオリイカの朗報が届くようになってきました。

ボーズを覚悟で今期初のアオリイカ釣りにチャレンジ。和歌山県の由良港へと行ってまいりました。

この釣り場へのアクセスは車が便利。大阪方面からですと阪和道~海南・湯浅道路を経て「広川」出口を降ります。そのまま国道42号線を南下するとやがて由良町へと入っていきます。そして、「白鷺海岸・衣奈方面」と書かれた標識のある「里」交差点を右折し、道なりに進み「由良海釣り公園」と書かれた看板を左折します。由良湾沿いを走るとやがて左前方に「鎮魂碑」が見えてきます。このあたりに車を止めるわけですが、周囲には駐車スペースがほとんどありません。そのため、少し離れたところにある由良海釣り公園付近の駐車場を利用しなければならない場合もあります。ただし、半夜釣りをされる場合は事前に駐車可能な時間帯などを確認しておく必要があります。(由良海釣り公園・TEL0738-65-3263)

駐車をおえたら堤防へとむかいましょう。鎮魂碑前から続いている細い地道をたどって造船所へと歩いて行きます。造船所の手前まで来ると右側に細い通路がありますのでそこを通り抜けると堤防へたどり着きます。ただし、この通路は造船所内にあるため、足元には鉄板などの資材が多数散乱しています。

つまづかないようにまた、所内の迷惑とならないように通行してください。(足元が暗い夜間は特に注意)

この由良糸谷にある堤防は足場も広く、地元の釣り人にも人気の高いポイントとなっているようです。春先にはアオリイカをはじめ、チヌ・メバル・ガシラ・スズキなどが釣れます。7月の声を聞くと型のいいアジやカマス、また「マルソウダ」と呼ばれるカツオの一種も回遊してくるようになり、堤防も大賑わいの様相を見せるようになります。

この堤防では足元の水深が約3ヒロ。海底付近は底が荒く、かなりの捨て石や障害物などが入っているようです。(ちなみに僕はこのポイントでエギを3つも失ってしまいました。)

当日は午後3時に自宅を出発。普段の釣りにはない遅出出動です。

そして、国道42号線沿いにある「紀の国屋」で活きアジ様を10匹調達しました。驚いたことに1匹あたりの値段はなんと80円。昨年の今頃は150円前後で売られ、しかも品切れ店続出だったのが嘘のようです。店の軒先にはヤエンやアジ活かしバケツなどといったアオリイカ専用グッズもずらりと勢ぞろい。これを見ても分かるようにアオリイカ釣りの人気は凄まじいですね。

今回仕入れたアジのサイズは15センチ前後。去年と比べると少し小ぶり。だから値段も安かったのかな。アジ様が弱らないようにバッカンのエアポンプをフル回転させ、目的地へむけて車をブッ飛ばします。

ここで心配なのが由良町に入る前に敢然と立ちはだかる峠越え。アップダウンに加えてのジグザグ走行。相当な揺れが予測されます。アジ様を活きたまま搬送させる僕にとっては、まさに難所中の難所なのです。いつものとおり、活きアジの入れたバッカンはサイドシートの足元へ置き、水モレや転倒がないよう細心の注意を払います。

この日も超安定走行を心がけた上で、峠へとさしかかりました。右へ左へと急カーブが続く登り坂。たいした揺れもなく、ここまでは順調な運転といえましょう。そして、トンネルを抜け下り坂もスムーズに通過。何とか峠の難関も無事に突破できたと安心したその瞬間、前方のステップワゴンが突如として急ブレーキをかけました。あわてた僕も瞬時に急ブレーキ。「バシャーッ」ざわめく音とともにバッカンは前のめりにひっくりかえりました。最悪にもフタは半開き状態。大量の海水に混じってアジ様までが飛び出すといった始末。えらいことです。

「何すんねや、ステップワゴン」とぼやきながら、車を側道で停車させました。あわててバッカンの中を覗くとアジ様は腹を横に瀕死の状態。早く海水を補充してやらないことには、去年の悪夢と同様にアジの大量死は免れません。

あわててアジ様をバッカンに戻し、少ない海水のまま一目散に現場へとむかいました。釣り場付近には活きアジを売っているエサ屋がないため、最悪の場合でも補充はききません。「何とか生きのびてくれー」そう祈るばかりです。

10分ほどで釣り場へ到着。すぐにビニールバケツでもって海水を汲み、バッカンへと注ぎ込みます。続いて予備にもってきたエアポンプまで出動。ツインポンプにより大量の酸素を送り込みます。4、5匹が腹を横にして浮かんでいたので、もうだめかとあきらめていました。しかし、必至の介護が報われたのか10分後には全てのアジ様が元気に回復しました。ほっと安心したところで釣りを始めることにします。

今回は幸いにも堤防の先端部分が空いています。そこで釣り座を構えることにしました。早速ウキ釣り(泳がせ釣り)仕掛けを準備。今回はイカ釣り用の磯竿が修理中のため、仕方なく柔らかめの投げ竿を代用することにしました。心配なのがこの竿に取り付けてあるスピニングリール。ドラグ部分が壊れかけているため、微妙なドラグ調整は不可能。

リールをチェンジしたいのですが、リールシートの部分が固着していて外そうにも外れないといった状態です。仕方なくこのオンボロリールを使うはめになりました。しかし、このことが後になってとんでもない悲劇を招くことになろうとは・・・。

まずはウキ下3ヒロからスタート。活きのいいアジ様を選び、鼻面に針を掛けて20メートルほど沖へと放りこみました。時計を見ると午後5時。まだ、日が高いせいか周囲でもイカをゲットした様子はありません。隣に陣取っていたおっちゃんもやはりアオリイカ狙い。アジの尻尾に針を引っ掛けて泳がせている様子。どうやらヤエンによる釣り方の堤防の上にはいたるところに「墨跡」が点在しています。初めてアオリイカ釣りに行かれる方などはこの墨跡を目印に釣り座を決めるとよいでしょう。墨跡はここ数日の間にイカが釣れた証拠となるもの。いわゆる実績ポイントというわけです。墨跡さえ確認できたら、イカ釣りは大きな期待が持てます。果てして僕は今期初の獲物を手中に納めることができるのか・・・。

しばらくして、隣のおっちゃんの竿が弓なり。どうやら大型のアオリ君が乗っている様子。「よっしゃ、よっしゃ」と言いながら、おっちゃんは厳しい表情でもってじっくりと手前へ寄せてきます。いよいよ、掛け針であるヤエンの投入か・・・。おっちゃんがヤエンに手を差し延べたその瞬間、「ポン」と勢いよく竿先が跳ね上がりました。「あぁーっ、外れたぁー」おっちゃんは思わずそう叫んでしまいました。

残念です。人ごとですが笑ってはいけません。おっちゃんの手元には、頭のないアジだけが空しくも上がってきました。アジに乗せてから取り込みまでが本当に難しいアオリイカ釣り。この間のドキドキ感がもうたまりません。横で見ていた僕までもドキドキハラハラ。ウーン、ますますハマってしまいそうです。

午後6時50分、いよいよドラマの幕が切って落とされました。堤防の先端付近で竿を出していた僕は活きのいいアジに付け替え、沖へむけ投入。と同時にウキが一気に横走り。2、30メートル走った後、海中深く消し込まれていきました。30秒ほど待ってから軽く竿を聞きアワセるとズシンとした重み。「重いな」と感じたその瞬間、何と竿がギュギュンと一気に締め込まれました。これは相当な大物、あわててリールのドラグを緩めます。するとリールのスプールからは「ジジーッ」と強烈な勢いで糸が出て行きます。猛烈な突っ走り状態が続き道糸は出て行く一方。「誰か止めてくれー」まるで、ジェットスキーに引っ張られているようでした。

昨年アオリ君を釣った時にはビニール袋が引っ掛かっていたような手ごたえで簡単にタモに納めることができたのですが、今回の獲物は別格。どえらい突っ走りようです。

数分ほど走られたでしょうか、結局ふっと軽くなったと同時にウキが海面へと浮かんできました。残念ながらおいしい獲物を逃がしたようです。空しくも頭のかじられたアジのみが帰ってきました。夕闇迫る黄昏時、一瞬のドラマでした。

その後は獲物を逃がした影響からかアタリのない状態がしばらく続き日も沈んであたりも真っ暗になったので、ウキ下を2.5ヒロと少し浅くしてみました。それでも依然としてウキには変化なし。

「もう、そろそろ終了かな」と呟きながら、あきらめかけていた午後8時、ウキがじんわりと消し込んでいきました。じっくりと待ってから軽く聞きあわせてみます。

今度は少し重い感触。これは小さいと思った瞬間、またまたトラック野郎のごとく爆走劇が始まりました。「ジジーッ、ジーッ、ジジーッ」唸るドラグ。先ほどと全く同じ手ごたえです。スプールに巻いてある糸のほとんどが出て行きました。「おかあちゃん止めてぇー。」

今度こそ逃がさないようにと、必死で踏ん張りましたがここで予期せぬトラブルが発生。なんと、ドラグのネジが外れてしまいました。「うそあわてて、ネジを拾って付け直しましたが時すでに遅し。

軽い手ごたえで上がってきたのは頭部がブラブラになったアジの残骸でした。ちきしょー。

イカがこんなに走るとは思ってもみませんでした。恐るべしパワーです。おっさんに引っ張られているようでした。

敗因はドラグが潰れていたボロリール。と言いたいところですが、道具はともかく僕の腕が一番の敗因でしょう。

春のアオリイカシーズンはまだ始まったばかり。今回の一件でアオリ君が僕を熱くさせたことは言うまでもありません。

~関西波止釣り情報(和歌山県・由良港の現況)~

現在、由良港周辺では、活きアジをエサに500グラム~1キロクラスのア

オリイカが釣れています。数少ないアタリのチャンスを逃さないようにゲ

ットしたいものですが、大型になるほど取リ込みが難しいようです。

夕方に満潮を迎える日が好条件のようです。

なお、雨降りの翌日は不調なので釣行は控えた方がよいでしょう。

実釣レポート38(大阪府・岸和田港編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年4月2日(日)

釣り場:大阪府・岸和田港

天候:くもり

水温:11°C

エサ:シラサエビ・青イソメ

釣果:アナゴ40センチ1匹・メバル10センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

春爛漫の4月、いよいよ本格的な釣りシーズンが到来。僕にとっては筋書きのないドラマの始まりといったところでしょうか。

今回こそスランプからの脱出を願い、大阪の岸和田港でハネ狙いにチャレンジです。

この釣り場へのアクセスは車が便利。大阪市内からですと阪神高速湾岸線の「岸和田南」出口を降り、海へ向かって直進します。そして、3つめの角を右折し、突き当たりの岸壁を右折すると堤防の根元付近に到着します。(高速出口からは臨海線を少し大阪方面に戻らなければなりません)

今回ご紹介する岸和田港は秋口にサビキ釣りをする人たちで賑わう釣り場。また、以前に紹介した「岸和田セル石」へ渡してくれる「やぶの渡船」の船着場がある港でもあります。

ここ岸和田港の堤防は、段差もなく海面までの高さもないため足元は良好なポイント。また、波止際の一部分ではスリット構造となっており、メバルやガシラなどの根魚も潜んでいる様子も感じさせます。そして、何よりもうれしいのは常夜灯があるため小魚が寄りやすいポイントとなっていること。春先にはこれらを追いかけるスズキやメバル、秋口にはタチウオなども期待できるようです。また、厳寒期には体長10センチほどの「ヒイカ」がよく釣れるポイントでもあり、真冬の寒い夜でもたくさんの釣り人で賑わうところでもあります。

当日僕は臨海線沿いの「フイッシングマックス泉大津店」でシラサエビを3000円分購入し現場へと向かいました。エビ活かしクーラー「飛び出せエビ元気」の中は莫大な数のエビたちがひしめきあっています。これだけいてもほとんどがマキエと消えてしまうエビまき釣り。よく考えてみれば贅沢な釣りといえます。

今回は少し暖かくなってきたということもあり、いつもより少し早めの午前4時に釣り場へと到着しました。

いつもの竿とリール、そしていつもの棒ウキ(ケミホタル装着可)をもとに仕掛けをセッティング。夜明け前の闇の中ということでウキのトップにはケミホタルを装着しての釣り開始です。

暗いうちは青イソメをエサに使うこととし、まずはウキ下2ヒロからのエサをつけた仕掛けを投入してから数分もたたないうちにジワリとウキを押さえ込むアタリがあらわれました。

しかし、待てど暮らせどウキはいっこうに消し込む気配がありません。不思議に思い竿を立てて軽くアワセると何か掛かっている手ごたえ。抜き上げた魚は何だか細長い獲物です。「アナゴやで、兄ちゃん」突如背後から安岡力也風のおっちゃんが声をかけてきました。「最近は夜が明けるまでの間にパタパタとよう釣れるみたいや。でも、細いのんばっかりやで」とためになるアナゴ情報を聞かせてくれました。力也さんは毎朝犬の散歩でこの港を訪れるそうですが、それにしても夜も明けきらないうちから犬の散歩とはえらい気合の入りようです。

午前5時をまわり本格的なエビまき釣りを開始。ウキの周囲にせっせとマキエを打ち返し、ハネの回遊を待つことにします。

午前7時、周囲がすっかりと明るくなったにもかかわらず本命(ハネ)らしきアタリはなし。アナゴさんも日が高くなって巣穴に戻ってしまったのか先ほどの1本のみ。あいかわらずウキには変化すらない状況、困ったそこで竿1本ほど沖に振り込んでいた仕掛けをスリット部分へと移動。波止際スレスレにエサを漂わせてみることにしました。

波止際にエビを撒きながら「アタリよこい」と念じていると思惑どおり、「シュッ」とウキが消し込まれました。が、しかし、すぐに浮き上がってきます。仕掛けを確かめるとエサもついたままの状況。いったい何がエサを引っ張っていたのでしょうか。(たぶんエサ取りでしょう)

再び同じポイントへ仕掛けを投入。ウキがなじむとすぐにシュッとウキが入ったので今度は2、3秒待ってから軽く竿を立ててみます。するとブルブルとした感触とわずかな重みが手元に伝わってきました。10センチあるかないかのチビメバル登場です。メバルの口からはエビの頭が飛び出しているほど。小さいくせに欲張りなやつです。

スランプに陥った影響から積極性に欠ける僕は、せこいようですがチビメバル狙いに切り替えることにしました。ハリスを0.6号、針もメバル専用の7号へとサイズダウンです。この繊細な仕掛けが的中してか、頻繁にアタリが続くようになってきました。

とはいえ、何故だか針には乗ってくれません。アワセどアワセど空振り。だんだんとイライラしてきました。

情けない話ではありますが、30まわったオッサンが完全にチビメバルにもて遊ばれています。時計を見ると午前11時。チビメバル相手に相当な時間が経過していることすら気が付きませんでした。数時間にも及んだチビメバルとの格闘。空しい戦いにも疲れ、お腹も空いてきたのでそろそろ納竿としました。

結局、アナゴ1本、チビメバル1匹という釣果。何とか〇回連続ボーズということだけは免れました。

気がつけばもう4月。そろそろ、定番のイカ君を拝みたくなってきました。でも、これがまたボーズ覚悟の釣りなんです。

~関西波止釣り情報(大阪府・岸和田港の現況)~

現在、岸和田港周辺では、シラサエビを使ったエビまき釣りで40センチ前後のセイゴや10~15センチのメバルが釣れています。時折キビレやチヌもお目見えするという噂も聞いています。ウキ下は1.5~2ヒロを中心にその日のタナを的確につかむこと。

アナゴ君を専門に狙うなら夜明け前か半夜釣りがおすすめ。エサは青イソメ、ブッコミ釣りで狙います。(僕はたまたまウキ釣りで上げましたが・・・)

この堤防は一部がスリット構造なので、落とし込み釣りでチヌを狙ってみるのもおもしろいでしょう。

実釣レポート37(大阪府・堺港編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年3月18日(土)

釣り場:大阪府・堺港

エサ:シラサエビ

釣果:どうも春先は調子がイマイチ・・・。

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

「暑さ寒さも彼岸まで」。雪解けの春を迎え、少しずつではあります

が暖かくなってきましたね。

いよいよ本格的なエビ撒き釣りシーズンの到来。

今回もハネ狙いということで、大阪の堺港にある通称「日立」というポイントへと行ってまいりました。

この釣り場へのアクセスは車で大阪市内からですと臨海線の「石津西町交差点」を右折し、さらに2つ目の信号を右折して道なりに進みます。突き当たりの護岸が今回のポイントとなります。車は護岸のガードレール沿いに駐車可能ですが、企業施設等の門前は車の出入りが激しいため、その部分については避けるようにして下さい。(道幅は結構広エサの調達については「まるは釣り具堺店(TEL0722-47-0817)」をご利用ください。この釣りエサ店では現在のところシラサエビが1杯400円、シラサエビより少しサイズの大きい「地エビ」は1杯500円で販売されています。ラージサイズの「地エビ」は、ハネやチヌへのアピール度が抜群。サシエには最適なのでお勧めです。

今回の「日立」と呼ばれるポイントは、護岸直下にたくさんのテトラが敷き詰められています。テトラの上に降りれば足場が悪くなるせいか、ほとんどの人がガードレールを乗り越えた護岸から竿を出している様子。また、このポイントでは潮の流れがとても速いため、エビ撒き釣り(ウキ釣り)をするには少々難点。大潮時などは、頻繁に仕掛けを打ち返す動作が要求されます。

とはいえ、潮通しが抜群のため、魚影も濃く大型も期待できる釣り場と言えます。これから夏場にかけては、ハネの他にもチヌやキビレチヌなどが竿を賑わせてくれることでしょう。

今回は、夕方の時合いを狙っての釣りということで、午後3時頃にポイントへと到着し、エサは事前にまるは釣り具堺店にて地エビを1杯とシラサエビ5杯を買い込んでおきました。

テトラ際にマキエを効かせ、ウキ下を2ヒロに設定。

最初はノーマルなエビ撒き釣りでのスタート。活きエビ専用針の8号にハリス1.5号を矢引き、クッションオモリ1号に感度のよい棒ウキとシンプルな仕掛けで試してみます。

ところが、ウキはなじむ間もなく右から左へとあっという間に流されていきます。これでは釣りにならないと判断。すぐさま、水中ウキを使用した仕掛けへと作り替えることにしました。

今日は中潮ということで、潮も結構な速さで右から左へと流れ続けています。仕掛けも幾度となく左前方の潮上へと打ち返さないといけません。とても慌しいエビ撒き釣りとなっているようです。

午後4時を過ぎて、周囲でも竿が曲がり出すようになってきました。

30メートルほど右隣で釣っていた人は40センチ程度のハネをタモに納めています。この人の仕掛けは円すいウキ+水中ウキをセットにしたフカセ釣り仕様。急流の状況下でも、サシエはハネのタナにしっかりとマッチングしているのでしょう。どうやら常連さんのようですネ。

「もう、ぼちぼちきまっせ。エビは撒いてはりまっか。」と左隣で釣っていたおっちゃんが声をかけてくれました。

依然としてアタリのない僕におっちゃんは「ウキ下は何ヒロでっか」との質問。「2ヒロです」と答えると、「1.5にして、テトラ際を狙った方がよろしいでっせ」とのアドバイス。おっちゃんの言われたとおり、タナを1.5ヒロにあわせ、根ガカリが心配ですが、テトラ際へと仕掛けを打ち込みます。

おっちゃんのアドバイスが効いたせいか、わずかにウキのトップが押さえ込まれるアタリ。瞬時にアワセましたが空振り。時計を見ると午後5時、夕まづめの時合いが到来したようです。

「今こそ」とばかりにせっせとエビを撒き、ウキの変化に全神経を集中させます。また、仕掛けを打ち返すごとに触るサシエの地エビも冷たく、まだまだ水温は低いようです。そのため、一投ごとにサシエを新鮮なものに付け替えることにしました。

しばらくして、ウキのトップがツンと押さえ込まれたかと思うと、ウキは見事に海中へと沈んでいきました。食い渋る春先にしては、とても明確なアタリです。

「今度こそ、もらった」と、心の中で雄叫びを上げた僕は、しっかりと竿をあおりました。

期待をよそに「スカッ」とした手応え。5.4メートルの磯竿は大きく空を切りました。「アレー、そんなはずは!」タイミングが悪かったのか、食いが浅かったのか・・・。狙いすました、ど真ん中のホームランボールを取り逃がしてしまったといった感じです。

自信喪失のなか、またまた右隣の釣り人の竿が大きくしなっています。今度はやりとりにも相当時間がかかっており、どうやらかなりの大物がヒットしたようです。近隣の釣り人がタイミングよく助太刀したおかげでビッグワンはどうやらタモに納まりました。60センチクラスの立派なスズキです。恐れ入りました。

今回も最後まであきらめずに粘りに粘りましたが、とうとう日没を迎え、アベックの車も続々と集まり出したので納竿とすることにしまし結局、釣果は今回もゼロ。アタリはあったものの結果はゼロ。前回に続き2連敗です。毎年春先は絶不調、この連敗もいつまで続くのやら~関西波止釣り情報(大阪府・堺港付近の現況)~

現在、堺港・日立周辺では、シラサエビを使ったエビまき釣りで40~60センチのハネや30~40センチのキビレチヌが釣れています。

ウキ下は1.5ヒロを中心にその日のタナを的確につかむことが肝心。

日立は潮の流れが速い場所なので水中ウキを使用し、感度のよい棒ウキを使うようにして下さい。

これからのシーズンは、カニエサでの前打ち釣りにより、良型のキビレチヌが期待できることでしょう。

実釣レポート36(兵庫県・西宮ケーソン編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年2月27日(日)

釣り場:兵庫県・西宮ケーソン

天候:くもり

水温:8°C

潮:小潮

風向:北西

エサ:シラサエビ

釣果:今回は行ってなかったということで・・・。

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

2月最後の日曜日。

今回は久々にハネを狙っての釣行。「兵庫県・西宮ケーソン」へと行ってまいりました。

この釣り場へのアクセスは、車が便利。大阪方面からですと、阪神高速湾岸線「西宮浜」出口を降りてすぐの交差点を左折。道なりに進み、突き当たり(西宮ヨットハーバー)を左折するとケーソン波止の入り口付近へと到着します。(路上駐車となるので駐車違反にはご用心)

また、エサの調達については「尼エサ西宮店・TEL0798-23-2303」をご利用ください。(24時間営業)

ここ西宮ケーソンは阪神地区を代表するハネの実績ポイントです。ケーソン波止はとてつもなく長大で巨大一文字が地続きになっているといった感じ。地元の釣り人たちは、自転車やバイクで堤防上を移動しておられるほどです。

魚影の濃さ、大型実績ともに抜群のため、ベテラン釣り師たちも多数竿を出しています。また、テトラポット部分を除いては足場もよく、秋にはアジやタチウオなどがたくさん釣れることからファミリーにもお勧めの釣り場です。

ちなみにケーソン波止は工事中のため立ち入り禁止となっている部分もあります。工事関係者の迷惑とならないようご注意ください。

前日の雨も上がり、車をとばしてポイントへと到着したのは午前5時。波止へ繰り出したのはいいのですが、強烈な風。雨上がりの翌日、特に春先の前線通過後などは突風が吹き荒れるケースも考えられるので十分な注意が必要。また、ベテラン釣り師ともなると気象知識については自信過剰となり「いける、いける」と決行して事故に遭われるといったケースもあります。常に恐怖心をもって行動することこそが身を助けるといっても過言ではないでしょう。

こんな風では波止の先端へ行っても竿を出すことも、エビを撒くことも困難なことでしょう。

周囲を見渡した結果、幸いにも波止の根元付近で風裏となるポイントを発見。そこから竿を出すことにしました。

この時期では水温が10°Cを下回っているため、魚の活性も低く、活発にエサを追い掛け回すといったことはほとんどありません。チヌについてはテトラの穴や捨て石などの陰で、ハネも海底付近でジッと待機しており、流れてくるエサを待っているといった状態です。

また、「朝バネ」といった言葉からも象徴されるとおり、「エビ撒き釣りは早朝の釣り」といったイメージを持たれる方も多いと思います。しかしながら、若干水温の上昇する夕まづめの方が釣れるチャンスは高いという見方もあります。

この低活性化のもと、チヌやハネに口を使わせる(エサを食わせる)ためには海底付近でしっかりとしたマキエをすることが大切。そのためには、以前紹介させていだいたことのある「底撒き器」を使う必要が出てきます。(ただし、水深が1~2ヒロ程度の浅いポイントでは上撒きでも構いません)

ハネ釣りに関しては、講座編の「対象魚別実戦編・ハネを釣ろう」にて詳しく紹介いたします。

当日の釣り座では水深が4ヒロほどあるため、もちろん底撒き器は必要。カゴにシラサエビを詰め、投げ竿に大型ウキをセットし、竿一本先のポイントへ投入しました。ウキがなじんだところでしっかりと竿をあおってマキエを散らせます。(釣りを始める前にこの作業を3回ほど行次に仕掛けを準備。ウキ下(タナとり)も底スレスレにあわせ、活きのいいエビを針に刺しマキエを効かせたポイントへ。

風裏とはいうものの、背後からは時折吹きつける強風でウキもふらつき加減です。

また、低水温のためサシエのシラサエビも海中につけると数分で動きは止まってしまいます。当然のことながら、動きのないエサに魚は反応しません。サシエのエビは5分に1回程度で差し替えるよう心がけましょう。

マキエを効かせ、誘いもかけ、常に新鮮なエサを流してはいるのですが、依然としてアタリの気配はありません。日の出時刻も過ぎ、釣り開始から2時間ほど経過しています。冬場から春先にかけては、日が高くなった10時頃でも充分にアタリのチャンスはあるもの。マキエが効き出すのにも時間がかかるようなので今日は粘ってみることにします。

午前8時、エビの動きを少しでも良くするため、針の号数を10号から7号へ、ハリスも1.5号から1.2号へと細くし、矢引きから1ヒロと長くしてみました。しかし、ハリスを長くすると潮の流れによるタナズレが心配されます。

午前9時、いっこうにアタリの「ア」の字すらありません。前述の作戦効果もないまま、はたして今日も終わってしまうのか・・・。

午前10時、晴れ間は見えてきたものの、風はいっこうに強まるばかり。頭からはフードをかぶり、ホット飲料をのどに流し込むも冷え込みはおさまらない様子。

結局、根性のない僕はこの寒さで粘ることが無理と判断。道具をたたみはじめました。

冬場の釣りは根性の釣り。忍耐の一言。いくら波止釣りフリークの僕とはいえ、この寒さには降参です。

釣果も皆無。心身ともに凍えた休日でありました。

~関西波止釣り情報(兵庫県・西宮ケーソン付近の現況)~

現在、西宮ケーソン周辺では、シラサエビを使ったエビまき釣りで40~60センチのハネや40センチ前後のチヌが釣れています。

チヌはテトラポット際を底スレスレにエサを流すのがコツ。アタリは非常に渋いため感度のよい棒ウキを使うようにして下さい。

潮の流れが複雑な場合は、円すいウキと水中ウキ(B~3B)をセットにしたフカセ釣りで狙ってみるのもよいでしょう。チヌ、ハネともに底撒き器は必需品です。

実釣レポート35(大阪府・淡輪漁港編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年2月19日(土)

釣り場:大阪府・淡輪漁港

天候:くもり

水温:10°C

潮:大潮

風向:北西

エサ:シラサエビ

釣果:アブラメ20センチ1匹・クジメ15~20センチ3匹・

アナハゼ18センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

2月も下旬を迎え、春もそこまで来ているといった様子。

とはいえ、海の中はというとまだまだ冬真っ只中。これから3月いっぱいまでは雪解け水なども流れ込む影響で最も水温の低い時期となるようです。

今回は泉南屈指の歴史ポイントである「淡輪漁港」へと行ってまいりまこの釣り場へのアクセスは、電車の場合ですと南海本線・淡輪駅下車。海沿いを南へ進むと徒歩約15分で漁港へ到着します。車の場合は大阪方面からですと、阪和道「泉南」出口を降り、国道26号線を南下します。そして、淡輪ヨットハーバーの交差点を右折し、淡輪駅方向へと進みます。そして、祗園橋手前の道を右折すると漁港へと到着します。ちなみに、漁港付近の道はいかにも「路地」といった狭い道が続いていますので、通行時にはご注意ください。

また、駐車に際し、漁港付近は前面駐車禁止となっておりますので漁港の有料駐車場を利用するようにしてください。(1日1000円位だったと思います)

ここ淡輪漁港は近隣に存在する近代的な「淡輪ヨットハーバー」とは対照的に落ち着きを感じさせる昔の港。赤・白灯波止とも外向きにはびっしりとテトラポットが積み上げられ、両波止の沖合いにはいたるところにシモリが点在しているので大型根魚も期待できそう。また、昨年の秋口には小型ながらアオリイカも釣れていたという情報も耳にしました。意外な穴場の発見に今後も非常に楽しみなポイントといえましまた、私事で申し訳ないのですが、この釣り場は僕にとっても非常になつかしい場所。僕がまだ小学生だった頃、親父に連れられてきた時には小サバが入れ食いとなり、漁協のおばちゃんにもらったビニール袋に氷と魚を入れて持ち帰ったという思い出があります。

当日は、国道26号線沿いの釣りエサ店でシラサエビを購入後、朝5時に現場へと到着。厳寒期のせいか誰ひとりとして釣り人はいません。まさに貸しきり状態。その一方で、地元の漁師さんたちは慌しく出漁準備にとりかかっているといった様子。

夜が明けきらない暗闇の中、僕らは港内に突き出している小波止の先端から竿を出すことにしました。

本日の満潮は午前6時40分。早朝の時合いとも重なり、ビッグフイッシュがヒットする予感で胸も高鳴ります。しかし、毎回のことではありますが、このワクワク感をあざ笑うかのように結果はいつも・・・。

それは言わないでおきましょう。

この日のターゲットはメバル。港内は波もなく潮の流れも緩やかなため、軽いオモリを使った繊細な仕掛けで挑むことにします。

いつものように、シラサエビを数回撒いた後に仕掛けを投入。小型棒ウキに刺さっているケミホタルが幻想的に波間を漂います。

「よっしゃこれからや!」と気合いをみなぎらせた午前6時、漁船団が次々と港をスタートしていきます。激しい波しぶきが波止際へと押し寄せ、しばらくは竿が出せないといった状況でした。そのため、数分間はほっと一息コーヒータイム。冷え切った体が真から温まります。

再度気合いを入れなおして仕掛けを投入。ウキがなじむ間もなく、ケミホタルの明かりは海中へスッと消えていきました。竿を持つ手は瞬間的に反応し、バッチリのタイミングでヒット。軟調竿は「コ」の字に曲がります。

底へ底へと突っ込むその魚は、手ごたえを感じながらメバルではないと確信しました。水面から顔を出したのは良型のアブラメ。ゴボウ抜きにすると確実に細ハリスが切れてしまうので、丁寧にタモ入れしまし明るくなってくると、頻繁にアタリが出るようになってきました。とはいえ、ウキのトップがジワーッと沈んでは浮くといったことの繰り返し。アワせるタイミングも迷います。誘いをかけた方がよいのでは、ということでわずかなアタリが出た瞬間に糸を少し張ってみることにしました。すると、案の定ウキが水中へ消し込まれる明確なアタリ。うまくヒットはしましたが、上がってきたのは20センチ足らずのクジメです。

クジメはアブラメに比べると体色が赤っぽく、頭や口も小さいのが特徴。おそらくこのおちょぼ口が先ほどからエサをつつき、渋いアタリを繰り返していたのでしょう。また、こいつが釣れてくるということは水温も相当低いということです。その後も立て続けに、アナハゼ、クジメといずれも小型ながら獲物を確実にゲット。「調子出てきたぁー」午前7時過ぎ、腹が減ったので竿を置いておにぎりをかじっていると、突然ウキが一気に消し込まれるアタリ。

おにぎりを口に加えながら水筒にお茶を注いでいた僕は、即座にアワすことなどできるはずはありません。竿を手にとりあおってはみましたが根掛かり。というより根に潜られたのかもしれません。

右へ左へ竿をあおりましたが、外れる気配はなし。仕方なく手にタオルを巻き、道糸を引っ張ることに。

「ブチッ」。最近やたらとこの音を聞いているような気がします。ほとんどはハリス部分から切れるはずなのですが、なんと高切れ(道糸部分から糸が切れること)です。仕掛けはもちろん、効果な棒ウキまでが波間に漂っています。タモをのばしてすくおうとしましたが、今日に限って沖へと仕掛けを振り込んでいたので今一歩届きません。波止際まで流れてくるのを待つことにします。

仕掛けとウキをセットし直し、再度チャレンジ。ところが、この数分間で状況は急変。アタリの気配すらなくなってしまいました。おまけに曇っているせいか、沖合いからはビュービューと季節風が強まる一方。

防寒体制万全とはいえ、寒くて、寒くて釣ってられないということで午前8時半、早くも納竿。

しかし、気がついてみるとクーラーには結構な数の獲物が。厳しい寒さの中、これだけ釣れれば納得、ということにしておきましょう。

もうすぐ3月。エビ撒き釣りの絶好機へと突入していきます。

そろそろ、ハネ(フッコ)でも狙いに行ってみましょうか。

関東方面の皆さんも、ルアーやイソメばかりで狙わずに、早朝に「モエビ(関西ではシラサエビ)」で試してみてはいかがでしょうか。

~関西波止釣り情報(大阪府・淡輪漁港の現況)~

現在、淡輪漁港周辺では、シラサエビを使った探り釣り、穴釣り、ウキ釣りで15~20センチのガシラやアブラメがポツポツ釣れているといった状況。低水温の続く3~4月頃にかけては特にアブラメが上向いてくる見投げ釣りのカレイも今年はなぜだか不調。淡輪周辺でも20センチクラスの小型が時折釣れているといった様子。

実釣レポート32(大阪府・貝塚人工島編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年1月4日(火)

釣り場:大阪府・貝塚人工島

天候:晴れ

水温:13°C

潮:中潮

エサ:シラサエビ

釣果:メバル10~12センチ7匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

あけましておめでとうございます。

皆さん、初釣りはもうお済みになられましたか?

厳寒期の海は季節風が吹き荒れ、波の高い日も多いためビギナーの方々に対してはあまり釣行をすすめる時期ではありません。しかし、厳しい寒さの中でも「小春日和」と称されるように暖かく、海も穏やかな日が2、3日続くことがあります。そんな日和と皆さんの休日が重なった場合には、防寒対策を施した上で釣りに行かれても大丈夫でし僕は記念すべき2000年の第一弾として大阪府下でも屈指の釣り場とされている「貝塚人工島」へと車を走らせることにしました。今回は、人工島の数あるポイントの中でも「貝塚大橋下」へ狙いを定めることにしまこの釣り場は島全体がポイント。「新貝塚埠頭」では、秋口にアジ・サバ・イワシ・タチウオなどがよく釣れ、車が横付けできるのでファミリーにも人気のある釣り場となっています。また、「ヨットハーバー」はルアーマンにも定評のあるポイント。大型のスズキが狙えるそうです。

通称「プール」と呼ばれるポイントは大型チヌの実績ポイント。昨年末にも50センチオーバーがヒットしました。人工島の北側一帯は、テトラポットがびっしり積まれているので足場も悪く、初心者には不向き。春から秋にかけてはチヌの大型が、初夏と初冬にはグレが、冬場にはメバル・ガシラの大型がよく釣れるそうです。

そして、今回の釣行場所である「貝塚大橋」から「二色大橋」にかけての貝塚運河一帯では、初冬から春にかけてハネ・メバル・カレイ、夏場にはタコやチヌが釣れるポイントです。このあたりは遊歩道のため足場がすこぶるよく、手すりもあるので竿を立てかけておくこともできます。

この時期、大阪湾ではほとんどの釣り場が向かい風を受けての釣りとなるためポイントの選定に苦労することがほとんど。そんな状況の中でも、風裏となる貝塚運河一帯の地方向きは安心して竿が出せるポイントとなっています。

このポイントへのアクセスは車が便利。大阪方面からですと、阪神高速湾岸線の「貝塚」出口を降り、二色の浜パークタウンの標識に従って進んでください。また、貝塚大橋下のポイントへは貝塚大橋を渡りひとつめの交差点を左折、またひとつめの交差点を左折し、突き当たりを右折して遊歩道沿いの道路へ駐車するようにします。

僕らは午前6時頃ポイントへと到着し、橋の真下で釣り座を構えることにしました。本日の狙いはメバルとハネです。ちなみに、今シーズンの大阪湾でのエビまき釣りは不調の模様。実績ポイントですら、朗報は入ってきません。どうも、エビまき釣りよりルアーで狙った方が確率はよさそうです。そんな噂にもめげず、エビ撒き師の僕とM井さんは薄暗い中、ポイントを決め、せっせとシラサエビを撒きはじめました。

今日は潮が澄みきっているため、海の中の様子もよく分かります。

足元を見ると捨て石が沖へ向かって斜めに積まれていて、その切れ目部分にはたくさんの海藻が生い茂っているようです。水深は足元で3メートルほどありました。

いつものエビ撒き釣り仕掛けのセットを終え、タナを2ヒロとり、いよいよミレニアム第1投です。

「ヒューッ。ポチャン」竿を振りきる音と仕掛けの着水音。何度聞いても心地のよいものです。波間に横たわる派手な棒ウキのトップ部分が、やがてすっくと立ち上がりました。エビ撒き師の僕たちは、今年もこの棒ウキのトップを追いかけることになるでしょう。「ツン」と押さえ込まれるウキの変化に息を飲み、その次に訪れるであろうトップの消し込みに期待をよせ、胸を躍らせてアタリを待つのです。

自分の世界、瞑想にふけっている中、ウキはいきなり「スパッ」とした気持ちのよい消し込みをみせました。反射的に竿をあおりアワセましたが空振りです。

少し離れた場所からは「やったぁー」という叫び声が聞こえてきました。「ミレニアム第一号や!」と唸るM井氏の手には木の葉のような魚がぶら下がっています。近くに寄って、目をこするようにして見せてもらったその魚は、驚くことに10センチほどの超ミニメバル。小さな口ではしっかりとエビをほおばっていました。

僕も釣り座へ戻り、仕掛けを投入するとすぐに勢いよくウキが入っていきました。竿を持っている手首を返すと今度はしっかりと掛かり「スポッ」と簡単に上がってきたのは、やはり10センチほどのミニメバ時計を見ると午前8時。辺りも完全に明るくなったので、ハリスを0.8号へと交換し、針もメバル専用の7号へとサイズダウンすることにしメバルは西川きよしのようなギョロ目からもお分かりのとおり、抜群に目のいい魚。日中に釣る場合には、繊細なハリスを使わないとエサを食ってくれません。太いハリスを使っている人とは、格段に釣果の差が出マキエが効いて仕掛けも繊細にしたせいか、その後も頻繁にアタリは続き、僕たちはヒットの連続。「やった!」、「俺もや!」と30歳をまわったおっさん2人がミニメバル相手に大騒ぎです。大物にはほとんど縁のない僕たち。ミニメバルごときで「幸せや!」と思う自分に対し、涙がこみ上げてくるほど切なくなりました。

離れたところで釣っている名手M井氏は、僕よりもコンスタントにミニメバルを釣り上げています。

アタリがあっても空振りが多い僕と異なる点は、切れ味のあるそのアワセ方にあるのでしょう。「ビシッ」と手首のスナップを効かせたシビアなアワセに、ミニメバルもタジタジです。

午前10時を過ぎ、アタリが遠のくとともに2人ともエサ切れ。道具を片付けることにしました。

とりあえず、2000年第一弾の釣行はボーズを免れ、気分よくスタートすることができました。

でも、釣れた魚のサイズは超小型。まるで、今年の自分を占っているようで少し心配です。

今年こそ、僕の竿を唸らせてくれる大物が掛かってくれますように。

そして、皆さんの竿にも多くの魚がヒットし、幸せな気分になってもらえるようお祈りいたしております。

本年も波止釣りCLUBをどうぞよろしくお願いいたします。

~関西波止釣り情報(大阪府・貝塚人工島の現況)~

現在、貝塚人工島周辺では、チヌ・ハネ・メバルなどが釣れています。

チヌはフカセ釣りでシラサエビやオキアミをエサに30~40センチがボツボツ上がっています。タナは底スレスレに設定すること。また、チヌはアミエビとパン粉を混ぜたものをマキエにカゴ釣りで狙ってみるのもおもしろいかもしれません。

メバルはシラサエビを使ったエビ撒き釣りで20センチ前後の良型が釣れています。

良型のチヌ、メバルともポイントは人工島の外向きテトラ一帯で、いずれも数はあまり出ていない様子。ここは足場が悪いので要注意です。

ハネはヨットハーバー付近で40~50センチのものが釣れ出してきました。ややムラはありますが、水温が下がってきたので釣況はこれから上向く見込み。朝の暗いうちから頻繁にシラサエビを撒いて、ポイントをつくることがコツで、冷え込んだ時ほど大型が期待できます。

また、季節風が強い場合には、貝塚大橋や二色大橋付近の護岸(地方向き)で竿を出すとよいでしょう。足元の捨石付近を狙うとミニメバルの数釣りも楽しめます。

実釣レポート34(兵庫県・六甲アイランド編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年1月29日(土)

釣り場:兵庫県・六甲アイランド

天候:晴れ

水温:11°C

潮:小潮

風向:北西

ルアー:Mariaシンキングミノーザ・ファーストXJ-370ミリ

釣果:ハネ45センチ1匹・51センチ1匹・セイゴ15~20センチ3匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

いやー、それにしても寒いですね。今回は厳寒期にもかかわらず、最近巷で大ブレイクしている「ソルトウォーターフイッシング」に挑戦してきました。ソルトウォーターフイッシングとは、名前のとおり「海でのルアー釣り」。十年ほど前にはあまり注目のされていなかった分野です。しかし、堤防へ繰り出してルアーをキャストしてみると、タチウオ・スズキ・ガシラ・メバルなどをはじめ、数々の魚がいとも簡単に釣れるということが分かり、新たな釣りジャンルというものが開拓されました。

また、軽装備で楽しめるとあって女性や子供たちからも大人気。ソルトウォーターフイッシングはレディースや若年層において釣りをはじめてもらえるきっかけというものを作ってくれました。さらには、バサーたち(ブラックバスを狙う釣り師たち)も湖沼から海へとフィールドを広げ、ソルトウォーター人口はここ近年、急増傾向をたどるに至っています。そのため、ソルトウォーター専用ロッドやルアーというものが飛ぶように売れ、景気低迷のなか釣具店もホクホク顔といった具合です。

エサ釣り主義の僕としてはあまり立ち入らない分野だったのですが、ここまで大流行するとほおっておくわけにはいきません。このジャンルのレポートを期待する人たちがいる以上、これからも機会があれば取り上げてみたいと思っています。

ここ六甲アイランドは、ルアーマンの間でも比較的よく知られているポイント。ただし、護岸のほとんどが企業の敷地内ということもあって竿を出せるポイントは限られてきます。

この釣り場へのアクセスは、車が便利。阪神高速湾岸線「六甲アイランド北」出口を降り、最初の信号を右折、次の交差点もまた右折。そし(同行者の釣果)

て次の交差点を左折すると、仮設住宅へと出ます。その裏一帯が今回のポイントとなります。(付近の道路は広いですが周辺の迷惑とならないように駐車してください。)

当日は、朝六時に現場へと到着。スピニングリールをセットした竿とタモが各1本。腰には、数種類のルアーや小物ケースが入ったポシェットを巻いているだけと、普段の釣行では考えられないほどの軽装です。「軽やかや!こんなんで釣れるんやろか」とつぶやきながらも、護岸へとむかうこととしました。同行した3人もほぼ同じ格好です。

釣り場における仕掛けの準備もエサ釣りに比べるとはるかにスムーズ。竿を継いで道糸をガイドへ通していきます。ルアー竿は磯竿などに比べるとガイド数も少なく、穴も大きいのでとても楽ちん。道糸の先にはスナップサルカンを結び、そのフックにルアーをセットします。

(スナップサルカンを結んでおくとルアー交換がスムーズです。)

本日は人気のシーバス狙いということで、ミノーまたはバイブレーションを使用します。この釣り場てはいずれも「シンキング」と称されるタイプ(沈むルアー)がいいようで、実績カラーは、赤系もしくは金系。サイズも70ミリ前後の小型がヒット率も高いということです。

こういった情報をもとに、僕は「Maria」から発売されているミノータイプの「ザ・ファーストXJ-370ミリ」を選択し、本日のファーストキャスト。30メートルくらい飛んだでしょうか、今日は季節風がほぼ正面から吹いているため飛距離はあまり伸びません。

シーバスは早朝の薄暗い時間帯が絶好のヒットチャンス。条件の良い日には、シーバスの活性も高く、水面でもヒットすることがあります。

期待の中、リールを巻く手にも力が入ります。

少し離れたところでは、もうお馴染みとなっているM井さんがキャスト、キャストの連続。ただ、ロッドが1.8メートルと短いため、ルアーを足元までリトリーブ(リールを巻き、ルアーを引いてくる動作)してくるのがとても辛そうな感じです。ボートから釣る場合には問題ないのですが、堤防では水面まで高さのあるポイントがほとんど。できれば、2.4メートル~3メートルくらいは欲しいところです。とは言え、1日何百回とキャストを繰り返すこの釣りでは、これ以上の長い竿を使うと負担がきつくなり、疲れが残る結果となってしまいます。専用ロッド購入の際には、このあたりのバランスを考えて選ぶようにされるとよいでしそうこうしているうちに、N村氏のロッドにヒット。すばやくタモ持ってかけつけ待機し、状況を見守ります。N村氏のショートロッドはグングンと締めこまれ、くの字に曲がっています。数分間のやりとりの後、獲物はようやく水面に姿を現しました。すくい取ったのは50センチオーバーのシーバスです。

指を加えて魚を眺めていると「きた、きた」と今度はF島君からの叫び声。

はじめは聞こえないふりをしていたのですが、そういうわけにもいかずタモですくってやることに。しかし、タモの必要はない30センチ足らずのセイゴでした。「雑魚やのに、いちいち俺を呼ぶなよ」と言うと、「タモを持ってきたはるんわ、あんさんだけやから」との返事。

僕は再びポイントへと戻り、何十回となくキャストを繰り返してはみましたが依然としてアタリなし。また、停泊中の船影なども攻めてみましたがこちらもシーバスの気配はありません。

しばらくすると、またまた「タモ持ってきてぇー」との声。今度はM井さんです。彼のロッドは大きくしなっていて、「ジーッ、ジーッ」とドラグも悲鳴をあげています。足元ですごいジャンプを見せましたが、無事ランディング(タモ入れ)成功。45センチのこれまたシーバスです。

ヒットしたときの様子を聞いてみると、波止際を丹念に探り歩き、ほぼ足元で食わせたということ。最近流行の「テクトロ釣法」です。ちなみに「テクトロ」とは、テクテクと歩きながら波止際を引いてくる釣り方なのでこのように呼ばれています。

ひとりだけ釣果に恵まれていない僕は、マネをせざるをえない状況にあるため「テクトロ」でもって波止際を何往復かしてみました。しかし、これまた反応はありません。

時間は刻々と過ぎていきます。あせる気持ちの中、1匹も釣れない僕にはさらなる悲劇が襲います。何と、波止際の障害物にルアーが引っ掛かってしまったでは、あーりませんか。僕の大切な「Maria様」が・・・。

ガッチリとしたフッキング。竿をあおっても絶対に外れないでしょう。

竿が破損する恐れがあるので、糸を手に取り引っ張ることに。もちろん手袋は着用しています。

「ブチッ!」ものすごい音とともに、高価なルアーは海のもくずと消え去りました。この瞬間「なにが、テクトロや。俺はエサ釣りが好きなんや!」あまり言いたくないのですが、これが今の正直な気持です。

午前11時。日が高くなったせいか、周囲でも全くアタリはなくなりまというわけで、無念の納竿。他の3名はさらに3匹のセイゴを追加していました。

仲間たちの魚をすくっただけの1日。ボーズとぼやきに終わっただけの1日。まさに「厄日」だったと言えるでしょう。

機嫌よく竿を納めた仲間たちからは、「まぁ、こんな日もあるで」との慰めの言葉。経験のある方も多いことでしょうが、結構グサリとくる言葉なんです。僕は今年で34歳。「もう、お前らとは釣りに行けへんわ。」との子供じみたヒネクレ文句など言えるはずもありません。「今日、僕は何をしにきたんやろか・・・」

長い釣り人生の中、こんな日もあるということでしょう。

~関西波止釣り情報(兵庫県・六甲アイランドの現況)~

現在、六甲アイランド周辺では、早朝もしくは夕方の時合いにハネが釣れています。70~90ミリ程度のシンキングミノーやバイブレーションが日によりかなりムラがあるようですが、大潮まわりの潮がよく動く日を狙った方が確率はよさそう。時折、60センチを超える大型も出ているようです。

寒いので、防寒対策は万全にしてお出かけ下さい。

実釣レポート33(大阪府・泉佐野一文字編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年1月15日(土)

釣り場:大阪府・泉佐野一文字

天候:くもり

水温:11°C

潮:小潮

風向:北

エサ:シラサエビ

釣果:メバル15センチ1匹・ガシラ10~15センチ3匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

ミレニアム釣行第2弾。

寒風吹きすさぶシーズンではありますが、今回は泉佐野一文字へとメバル、ガシラを求めて出陣してまいりました。

ここ泉佐野一文字は、古くから釣り人に親しまれている歴史あるスポット。カレイ・アブラメの実績ポイントとしても定評のある釣り場として有名です。

一文字の全長は約650メートルと短く、中央付近は「く」の字に曲がった形状となっています。一文字の沖向きは一段高くなっており(大人の胸の高さほど)、頭上には電線が張ってあるため、長竿を使われる場合や投げ釣りをされる場合は注意が必要です。また、足元にはたくさんの捨て石が入っており、水深は内、外向きとも約2.5ヒロで、4、5メートル沖からは、かけ上がりとなっています。

ここでは、冬場にはカレイ・アブラメ・メバル・ガシラ、春にはチヌ・ハネ・メバル、夏はチヌ・タコ・アコウ、秋にはタチウオ・アジ・サバなどが釣れます。

この一文字では波止際がかなり浸食されているため、根魚は特に濃いポイントと言えるでしょう。

一方、地方の「食品コンビナート」と呼ばれる埋立地の港内は足場もよく、車も護岸に駐車できるとあって、ファミリーにはうってつけの釣り場。また、トイレも数ヶ所ほど設置されているため女性でも安心して釣りを楽しむことができます。春先にはエビまき釣りでハネが、夏場は電気ウキを流してチヌが、秋口にはアジ、サバ、イワシ、サヨリ、タチウオ、カワハギなどが狙えます。

この釣り場へのアクセスは、車の場合ですと阪神高速湾岸線「泉佐野北」出口を降り、最初の信号を右折すれば港に出ます。電車の場合は、南海本線「井原駅」下車。海へ向かって徒歩約10分で港へ到着しまなお、この一文字へは「菊川渡船」(TEL0724-62-8945)をご利用ください。この時期、朝の一番船は午前6時となっていますが、事前に電話確認されることをおすすめします。

当日は、まるは釣具・泉佐野店(TEL0724-64-0841)にて地エビ(シラサエビの大粒版)を2000円分買い込み、午前5時30分に渡船乗り場へ到着しました。驚くことに港内のスペースには数多くの車が止まっており、厳寒期にもかかわらず渡船場の前は長蛇の列となっていました。

午前6時、渡船代1500円を払って出港。といっても一文字はすぐ目の前のため、5分ほどで北端の赤灯付近へと到着しました。よほどの人気ポイントなのか、乗船客のほとんどがここで下船していきます。僕たちは混雑したポイントを避けるため、一文字中央のカーブ付近で降り、内向きの潮のよれた部分から竿を出すことにしました。

今日はガシラ、メバルを狙うため、短竿に小型両軸受けリール、そして胴突き3本針の仕掛けでトライしてみます。活きのいい地エビの尻尾に針をチョン掛けし、波止際の切れ目部分へ仕掛けを落とし込んでいきました。

そしていつものように、スプールをフリーにして魚がヒットすればドラグ音が鳴るようにセット。また、欲張りなようですが同じ釣り方で竿をもう1本準備し、魚が掛かるのを待ち伏せます。

さらに、もう1本の竿では底撒き器を取り付け、マキエを効かせることにしました。今回使った底撒き器は「マジックカゴ」と呼ばれ、1000円足らずで販売されているものです。マジックカゴは磁力によりフタが閉まっていて、竿をあおるとその水圧でフタが開き、マキエが飛び出る仕組みとなっています。

使い方はカゴの下に5号程度のオモリをつけ、活きエビを詰め込みフタをして仕掛けの潮上付近へ一気に沈めていきます。カゴが海底につけば、糸を張って竿を勢いよくあおり、エビを散らせるのです。

このカゴをうまく使うコツとしては、弾力のない硬い竿を準備すること。柔らかい竿では力強くあおってもカゴが開きませんのでご注意を。

ちなみに、僕は並継ぎルアー竿の元竿部分を使うようにしています。これならばしっかりとフタは海中で開いてくれます。

ここで参考までにマキエの方法についてお話しておくと、ウキ釣りでタナが3ヒロ以上となった時は、底撒き器を使った方が有利。シラサエビは、表層で左右へと散りながら海中へ潜っていくため、上撒き(勺で撒くこと)では仕掛けのタナまでダイレクトにマキエを届けることができません。硬めの竿に大型ウキを取り付け、底撒き器のタナを仕掛けのタナにあわせてマキエを効かせれば、効率よくポイントへ散らせることができるのです。

20分ほど経つと、マキエが効いてきたのか待望のアタリ。リールのドラグが「ジジーッ」と鳴り響きました。すかさず短竿を手に取るとしっかりとした手ごたえ。15センチほどのガシラが掛かっていました。

隣からは「ガシラや!」との叫び声。ウキ釣りで波止際を狙っていたM井さんがよく肥えたガシラをゲットしました。M井さんは今日、生まれて初めてガシラを釣ったと大騒ぎです。

続いて、またまたM井さんに何かがヒット。今度は手のひらサイズのメバルを釣ったようです。状況を聞けば、タナは2.5ヒロで、いずれもウキに変化は無かったということ。おそらく仕掛けが海底を這っていたからでしょう。

すぐさま、今度は僕の短竿にもヒット。うなるドラグ音。海面から姿を現したのは、お腹がパンパンに張ったガシラをでした。(ドラグ音が響いたわりには、小型でした)

ファーストヒットからこのガシラまで、わずか20分程度。短時間に2人で、メバル1匹、ガシラ3匹と激釣タイムに突入。また、ガシラは日中でもよく釣れる魚なので、「この調子やと2ケタはいけるでぇー」と、気合が入ります。

しかし、釣りというものは全く非情なもの。午前7時をまわり、あたりが明るくなると、今までの連続ヒットが嘘のようにアタリは途絶えてしまいました。

「アタリはあるか」と聞くM井さん。「全然です」との僕の回答。同行したルアーマンのN村さんも、ジグヘッドにワームを取り付け、丹念に波止際を探り歩いていますがとても厳しい様子。

午前8時前、突然N村さんの携帯がなりました。その会話を横で聞いていると「ええーっ。ほんまか。うん、分かったすぐ行くわ」との返事。どないしたんですかと問い詰めると、「今日、当番のアルバイトが風邪で休みよるから今から仕事に行ってくる。ごめんやけど次の船で帰るわ」との答え。

僕は思わず、「もう帰るんですか。これから、ガシラが爆釣するかもしれへんのに・・・」突如として口から飛び出した、ありえるはずのない事実。「僕は、なんちゅーことを言うんや。これから仕事へ向おうという人に・・・」

でもほんまに気の毒です。まだ2時間も釣ってないというのに。

また、いつもなら、なかなか迎えにこない渡船も、こんな日に限ってはすぐに白波をたてて姿を現しました。ああ、つらーいのぉー(横山たかし風に、赤いハンカチを噛み締めて)午前8時。N村氏無念の帰宅。いや、出勤。

M井さんと僕は「気の毒なN村氏の分までがんばろう」とふたりで誓いあいましたが、その期待も空しく見事に空振り。アタリ皆無のまま、午前10時を迎えることとなりました。やがて、「俺らも、もう帰ろか」と、弱り果てたM井さんの声が聞こえてきました。

午前10時、いさぎよく納竿。

帰りの車中、僕の携帯にはN村さんからの呼び出し音が。「どうやった?」。

「なんで、帰りはったんですか。あの後、メチャクチャ釣れました!」昔から釣り人は見栄張りで嘘つきだと言われています。でも、そんなセコイ嘘だけは、つけないでしょう・・・。

最後にこの渡船を利用して気付いたことがひとつありました。乗船客全員が渡船に備え付けのライフジャケットを着用しています。また、波止へ上がって釣っている最中でもきちんと着用してくれているのです。

当たり前のことなのですが、これが徹底されている沖波止への渡船店というのはなかなか見当たりません。実際、僕がいろんな渡船店での状況を見た限りでは、船頭が注意するにもかかわらず「わかった、わかった」と言うだけで着用しない人がほとんど。菊川渡船の船頭さんの徹底した指導ぶりと、そのことを遵守してくれている良識あるお客さん。

安全第一主義者の私としてはうれしい限り。菊川渡船のみなさんには感動しました。

特に初心者やファミリーの皆さん、いくら足場のいい波止といえども過信は禁物、安全対策は万全にお願いいたします。

事故が起こってからでは取り返しがつきませんので・・・。

~関西波止釣り情報(大阪府・泉佐野一文字の現況)~

現在、泉佐野一文字では、メバル・ガシラ・カレイなどが釣れています。

メバル・ガシラは波止際を狙った探り釣りやズボ釣りでシラサエビをエサに15センチ前後のものがボツボツと上がっています。ひとつのポイントで粘らずに一文字全体を探り歩くことが釣果をのばすコツとなりままた、型のいいものは、朝、夕の薄暗い時間帯に集中して釣れることが多いようです。

カレイはマムシや青イソメを使った投げ釣りで、手のひらクラスから30センチクラスのものが釣れています。しかし、日によってムラがあり、数もあまり出ていない様子。

エビまき釣りで狙うハネの朗報は依然として入ってきていません。どうも今シーズンは不調のようです。

実釣レポート(淡路島・浦港編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年12月8日(金)

釣り場:淡路島・浦港

エサ:カゴ釣り・・・サシアミ、アミエビ、パン粉

電気ウキ釣り・・・青イソメ

釣果:グレ20~30センチ3匹

ガシラ13~15センチ2匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

ミレニアムと騒がれた年もそろそろ終盤。今回は淡路島・浦港への釣行です。淡路島一帯では毎年4~5月と10~12月頃にはグレが好調。波止からでも手軽に磯釣り気分が満喫できるので楽しみな釣りものといえま釣り場へのアクセスは車がお勧め。本州四国連絡道の「東浦」出口から国道28号線の「浦交差点」を左折。28号線沿いにあるトミナガ酒店(コンビニ)北側の路地を右折すると港内に出ます。(駐車スペース有釣り場となる波止は全長100メートル弱。外向き一帯にはテトラが敷かれ、その切れ目付近の水深は3~4メートル。いたるところにはシモリが点在しており、冬場から春先にはメバルやガシラがよく釣れるようです。一方、内向きは約3メートル先まで捨て石が投入されており、その切れ目付近の水深が3メートル程度。足場が広いので初心者が竿を出すにはお勧めです。また、外、内向きとも数メートル沖からは砂地となっているので投げ釣りではカレイが狙えます。なお、頭上には電線があるので長竿を使用する際には注意が必要です。

三寒四温の時期の中、この日は風もなく実に穏やかです。そして、平日のせいか釣り人もまばら。早速、灯台付近の外向きに陣取った僕はサシアミをエサにしたカゴ釣りに挑戦です。マキエにはパン粉とアミエビを使用しました。テトラの切れ目付近では、海底の砂地がはっきりと確認できる状況。水深がないので昼間の釣りは少し厳しいかもしれません。ウキ下2ヒロからスタートしてみましたが案の定、仕掛けを投入した途端に根ガカリ。海底が見えているので想像以上に浅そうです。

30分もしないうちからアタリは頻繁に出てくるようになりました。しかし、いっこうに針には乗らず。恐らくエサ取りのフグ、ハゲ、スズメダイといったところでしょう。負けずにコマセを効かし、グレが寄ってくるのを待つことに。水面では巨大なボラがウロウロ。拡散するマキエにパクついています。「ボラの下には必ずグレがいる!」そう信じていた直後にウキのトップが押さえ込まれるアタリ。「よっしゃ」とのかけ声のもと、ググーッとした抜群の手応えを体感。掛かった魚は手前へと走り、テトラの隙間へ一気に潜り込もうとしています。強引な竿さばきにより疾走を止め、何とかタモに納めることができました。20センチ程度の丸々と肥えたグレ。小型とはいえ強烈なファイトです。うれしい獲物をゲットできました。

気がつけば、あっという間の夕暮れ。周囲では寂しく「カァカァ」とカラスの鳴き声が響き渡っています。その後の魚信はなく、身も心も寒さに襲われてきました。

ウキも見えなくなってきたのでカゴ釣りは終了。青イソメをエサに電気ウキ釣りの準備へとりかかることにします。足場の悪いテトラでの半夜釣り。はっきり言って初心者には危険。内向きでの竿出しをお勧めします。(水深は浅いですが半夜でなら充分釣れます)

潮は右から左へと適度な流れ。そろそろアタリがあってもいい頃です。「ガシラも食わんなぁ」グチがこぼれる中、頻繁に誘いをかけてみ「チョンチョン、ツツーッ」ウキの灯りが海中深くへと一気に消し込まれました。反射的に竿を立てるとゴツゴツとした手応え。「たいしたことないわー」。この引きからは掛かった魚の想像がつきました。

15センチ程度のガシラが登場。針はノドの奥深くへと飲み込まれていました。時計を見ると午後7時過ぎ。思ったより時間が経過しています。

今日の狙いはテトラ際。沖を流すとアタリが出ないことが分かってきました。根ガカリ覚悟の大勝負に出ましょう。期待を込めて右前方へと仕掛けを投入。僕の真正面にウキが流れてきた時、直立した2つの灯りがジンワリと海中へ。「食うとるでぇーっ」青イソメを始めとした「虫エサ」で釣る場合、アタリがあっても遅アワセが鉄則。10カウントほど数えた時、海中でぼんやりと滲んでいた灯りは次第に闇の中へと消えていきました。

手首を返してアワセた瞬間、ギュンギュンとした糸鳴りとともに竿は半月状態。タメを効かせながら手前へと寄せてきたいのですが、底へ底へと強烈なる突っ込み。「これは、デカイ!」。

何とかタモ入れも成功。黒い固まりはジャスト30センチのグレ。磯で釣れるようなサイズが手軽な波止からゲットできるなんてまさに感激でしこの後もグレとガシラを1匹ずつ追加し、日付の変わりかけた午後11時50分に納竿。大物+大漁に寒さも忘れてしまうほどでした。コリコリとしたグレの刺身で熱燗をキューッ。たまりませんなぁ。といううれしさの反面、相棒からは「また、魚持って帰ってきたんかぁ。生臭いのにっ!」と怒鳴られたことは言うまでもありません。

~関西波止釣り情報(淡路島・浦港周辺の現況)~

淡路島・浦港周辺では半夜の電気ウキ釣りで20~30センチのグレと15~20センチのメバル、ガシラが好調です。メバルやガシラを専門に狙うならシラサエビ、グレなら青イソメや石ゴカイが有効です。半夜釣りでは平均して良型が釣れるのでハリスは2号以上を使用すること。その他、日中の投げ釣りでは30センチまでのカレイがポツポツと上がっています。

エサはマムシ。

実釣レポート(堺大浜埠頭レポート・リベンジ編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年11月5日(日)

釣り場:堺・大浜埠頭

天候:晴れ

水温:20°C

潮:長潮

風向:北東

エサ:サシアミ、アミエビ

釣果:サヨリ・20~30センチ9匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

前回は見事に完敗。悔しい気持ちを抱きつつ、今回も引き続き堺大浜埠頭でのリベンジとなりました。さて、その結果はいかに・・・。

釣り場へのアクセスは前回のレポートをご覧下さい。当日も前回同様午後からのスタート。風もない快晴のためか、現場は家族連れで大賑わいとなっています。今日も熱心なサヨリストたちがビュンビュンとキャストを繰り返し、コンスタントとまではいきませんが、ポツリポツリとサヨリは上がっている様子でした。

僕も急いで仕掛けの準備へ。サビキちゃんサヨリセットのカゴにアミエビをたっぷりと詰め、いつものごとくサシアミを針に。ゆっくりとしたスイングで仕掛けを放り込みます。くどいようですが着水寸前にはスプールに手を当て、ブレーキをかけることをお忘れなく。

僕が釣り始めたと同時に隣の釣り人には魚信が。大型玉ウキの付いたプラスチックカゴが徐々に手前へと寄ってきます。海面を引きずられるようにして上がってきた獲物は25センチ程度のサヨリ。この人のポイントは30メートルほど沖。僕もそのあたりを狙って遠投することにしました。

5、6回ほど仕掛けを打ち返すとアタリウキがシュシューッとスライド。海面では一瞬、水柱が上がったかのように見えました。しかし、ここでアワせてしまうと針外れ。充分に食い込んだのを確認してからゆっくりとリールを巻き上げてこないといけません。コマセ用のカゴに重量があるせいか、はっきり言って手応えはありません。小さい獲物では掛かっているかどうかの判別が難しいようです。足元まで寄ってきた時、鉛筆サイズのサヨリであることが確認できました。改めてこの魚を眺めて見ると、何とも愛嬌のある顔立ち。クチバシのように長く突き出した下アゴ。その先は口紅を塗ったような赤味を帯びています。これにあわせてクリクリっとしたかわいい目玉。まるでマンガに出てくる魚のようです。僕は思わず森永チョコボールの「キョロちゃん」を連想してしまいました。世の中には変わった人がいるように、海の世界にも変わった魚がいるんですね。

そうこう言っている間にも隣の釣り人には、またまたヒット。今度は30センチ程度の良型。同じく30メートルラインでの反応だったようで隣のおっさんに負けないようにするためにも、マキエを多め打って群れを僕の方へ引き寄せないといけません。ちなみに集魚効果を高めるためにはアミエビに「サヨリパワー」という配合餌を混ぜてみるのもひとつの手段です。

アミエビを詰め替えては、投入、投入また投入。アタリが集中している30メートル付近を集中して攻めていきます。サヨリ釣りは「リールを数回巻いては数秒間待つ=リーリング&ウエイト」これの繰り返しに尽きます。

度重なるキャスティングで疲労も蓄積。竿休めにコーヒーブレイクをとりました。ホッと一息つく間もなく、アタリウキの近くでは細長い物体がジャンプ。丁寧な取り込みで今度は25センチのサヨリをゲット。今日は幸先もよさそう。前回のリベンジができそうです。針先を研ぎ直し、エサをちぎれないように刺して再投入。今度は着水と同時にサヨリジャンプ。「群れが寄ってきてくれたかな?」これも先ほどと同じく25センチクラス。型も次第に安定してきたようです。「よっしゃ、今日はいける!」今がチャンスとばかりにバンバンコマセを撒きましょう。

一方、隣のおっさんも戎顔。立て続けに良型サヨリを上げて大満足といった様子。ここでうれしいハプニングの到来。潮の流れが右から左へ。そう、おっさんの方から僕の方へと流れてくるようになったのです。こうなればおっさんの撒いたコマセは次から次へと潮に乗って僕のポイントへ。まさにごっつぁんです状態。他人のフンドシで相撲をとるとはこのことを言うのでしょうか。「おっちゃん、マキエケチらんとバンバンお願いしまっす!」

おっさんには悪いですが、当然ながらこの後の僕は絶好調。言うまでもなく、数投に1匹の割合でサヨリが釣れてくるようになりました。ここだけの話、コマセをカゴに詰めずしてヒットすることもあるほど。感謝感激。すべてはおっちゃんのおかげです。

夕暮れ迫る午後5時過ぎ、アタリウキが今までにない反応を見せました。すごい勢いでの疾走感。じっくりと食い込ませてから少し糸を張ってみました。するとグイグイと引っ張る見事な手応え。「ボラかな」と思うほどの引きです。予想に反し、グネグネとした動きで上がってきたのは30センチもある太いサヨリ。まるでスーパーで売っているサンマのようでした。気を良くした状態で家路を辿りたい僕はこの魚を最後に納竿。いやー、今日は良かった。これで大浜埠頭は制覇できたといった気分です。(とはいえ、一桁の釣果でしたが・・・)

結果は30センチまでのサヨリが9匹。2桁に乗せられなかったことだけが悔まれますが・・・。

さて、大阪湾では水温が20°Cを切りかけ、そろそろ釣りものも入れ替わってくる時期。これからは季節風が強くなってくるので防寒並びに安全対策は万全の状態でお出かけ下さい。

~関西波止釣り情報(堺・大浜埠頭周辺の現況)~

大浜埠頭周辺では依然として25~35センチのサヨリがよく釣れています。平均でひとり30~50匹。市販のサヨリ専用仕掛けでエサはサシアミか石ゴカイ。ハンペンでもオーケー。なお、サシアミを針に刺す際は、尻尾から逆反り状態にして背中を通すと外れにくくなります。キャスト時のブレーキもお忘れなく。

実釣レポート(大阪府・深日港赤灯レポート編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年11月11日(土)

釣り場:大阪府・深日港赤灯

天候:くもり

水温:19°C

潮:大潮

風向:北東風強し

エサ:ハマチ狙い・・・オキアミ

サヨリ狙い・・・サシアミ、アミエビ

タチウオ狙い・・・キビナゴ

釣果:何にもナシ(寒風に打たれただけ)

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

前回のサヨリ釣りの反動がここにきて跳ね返ってくるとは・・・。前

々回から好不調の繰り返し。釣果が確実な今の時期にはちょっとさみしい状況となっています。今回は当日になって急きょ予定を変更し、深日港の赤灯へ釣行することになってしまいました。そのちょっとしたハプニングも交えゆっくりと本題へ入っていきましょう・・・。

正直言って今回は多奈川遊歩道へ行く予定をしていました。というのも先月初旬より突如として耳に入ってきた爆釣情報。「青物狂乱、連日のうれしい悲鳴!」と題された新聞、雑誌。巷の波止釣りファンたちも大騒ぎとなっています。そう、今年の大阪湾ではやたらとハマチが大ブレイクしているとのことなのです。ある情報筋からの連絡では「武庫川・南港・岸和田の一文字でハマチが入れ食いや!活きたアジ5匹持っていったらハマチ5匹と交換できるくらいやでぇーっ」とのこと。「ほんま、かいな」。誰でも疑うのは当然のことです。この手の情報にめっきり弱い僕は「それやったら今週末は一発ハマチ狙いに行ってみたろ」ということになりました。ターゲットが決まると次はポイントの選択です。ここが運命の分かれ道。ポイントの選択によってその日の結果が180度変わってしまうことだってあるのです。大ブレイクということであれば、すでに公開されてしまったポイントははっきり行ってお祭り状態。下手すれば竿が出せないほどの満員御礼となってしまっている場合も考えられます。となると、あまり知られていない穴場的なところはないか?ここでフッと浮かんできたのが前々回に釣行したポイント、そう多奈川の遊歩道付近です。その時、竿を出していたお兄さんにそれとなく聞いたところ、「ビックな青物も回ってくるデ」との情報を入手。観音崎に面した潮通し抜群の釣り場は必ずや僕の手をしびれさせてくれるに違いありません。11日の午前3時、一目散に車を飛ばして現地へと向かいました。ところが・・・。

午前4時過ぎ、到着して海辺に出るやいなや頬を打つ強烈な波しぶき。「なんじゃ、こりゃぁ」。「ビューッ」、北向きに面した釣り場のため強烈な向かい風となっています。おーっと、まだ夜が明けていないのに早くも撤収する釣り人が・・・。当然のことです。まさに危険な状態。安全第一をモットーにしている僕もきびすを返して釣り場を後にすることにしました。終わり・・・。

これではレポートになりませんよね。波止釣りクラブ・実釣レポートを楽しみに待っていただいている方たちのためにも、今回は体を張りましょう。ファンのみなさんのため、命がけの決行です。(みなさんは真似をしないように)という長々としたいきさつを説明しましたがはっきり言ってこのポイントでは無理。以前にレポートした深日港へと変更することにしました。

少し北側にある深い釣り場へのアクセスは前回のレポートをご覧下さい。ここで前回に記すことができなかったサヨリさんの特徴などを簡単にお話しいたしましょう。

さて、背水の陣とも言うべき今回も前回同様午後からのスタート。風もなくピーカンの快晴です。今日も釣り場は大混雑。都心からも近く便利なポイントのせいか家族連れで大賑わいです。サビキ釣りでは10センチ程度のイワシが入れ食いですが、ここでの人気は何といってもサヨリです。今日も熱心なサヨリストたちがビュンビュンとキャストを繰り返しています。周囲を見渡すとコンスタントとまではいきませんが、ポツリポツリとサヨリは上がっている様子。

僕も負けじと仕掛けの準備へとりかかります。サビキちゃんサヨリセットのカゴにアミエビをたっぷりと詰め、いつものごとくサシアミを針に。柔らかい竿のため、ゆっくりとしたスイングで仕掛けを放り込みました。

サヨリは初心者向けの釣り。誰でも簡単に釣れるのでうれしい・・・。と、よく雑誌などに書かれているようですが、それはあくまで仕掛けを絡むことなく投入されている場合に限っていえること。2つのポイントとは仕掛けの投入とエサ付け。これにつきます。前者については、仕掛けが着水する寸前にブレーキをかけること。どういうことかといえば、空中でリールのスプールに手をあてると仕掛けは引っ張られた状態になり、カゴから針先までは一直線上になります。後者については、青イソメや石ゴカイ(ジャリメ)で釣っている人もおられます。直線きちんとした状態でドボン着水と同時にほとんどの人がサヨリ狙い。1時過ぎに現場へ到着。前日からの雨が依然降り続き、少し肌寒いといった状況でした。しかしサヨリ一筋の釣り人には全く気づかないといったところ。ジャンバーを着込み竿を片手に大奮闘です。パケツを覗かせてもらうと30センチ弱のサヨリが2、3匹入っていました。僕も早速仕掛けをセット。マキエを詰めて50メートルほどの遠投です。カゴが着水する寸前にスプールに手をあてブレーキをかけます。こうしないと仕掛けが絡み釣りになりません。手軽なサヨリ釣りと言えどもある程度のテクニックは必要なのです。次にアタリの出方。これには数パターンほどありますが典型的なものは2つ。ウキが横走りする(消し込む)ものとアタリウキの傍でサヨリが跳ねあがる場合です。前者は大型、後者は小型であることが多いようです。

現場へと話を戻しますが、アミエビを散らせて数メートルずつ手前へと探ってくると突然ウキの傍で何かが跳ねました。わずかながら竿を持つ手にも重さが伝わってきます。リールを巻き仕掛けがを元まで寄せてくると何やらクネクネとした魚体が見えてきました。20センチを少し超えた正真正銘のサヨリです。今の時期にはレギュラーサイズといったところでしょうか。「1匹釣れたら群れはいる」と確信した僕は、手返しを速めて幾度となくキャスを繰り返しました。「ドボン、ドボン」、カゴが着水する音とともにアミエビは周囲に煙幕を残して散っていきます。リールを巻いては止め、巻いては止めの繰り返し。誘いをかけサヨリがいそうなポイントを手前へと探っていきます。すると20メートルほど沖でいきなりアタリウキが横走り。ブルブルとした感触が伝わってきたかと思うとすぐにフッと軽くなってしまいました。感触からして30センチオーバーは確実だったでしょう。口が堅いサヨリは針先が鈍ってくるとすぐにバレてしまうのです。「くやしいーっ」午後3時を過ぎると周りでもバタバタとサヨリが上がり始めました。とはいえ、僕だけは何故だかアタリなし。これに加えてうっとおしい空模様で時折落ちてくる雨粒。

風も強くて竿の操作もやりづらくなってきました。厳しい状況の中、多くのサヨリスト(サヨリ釣り師のこと。勝手に呼び名を作ってます)たちは数を伸ばさないと気がすまないのか依然としてがんばっています。

日暮れが近づくと一気に寒さが増し、風も強くなってきました。サヨリの気配も薄くなってきた頃を見計らって納竿することに。僕と入れ替わりに夕刻からはタチウオを狙う釣り人が・・・。これほどイワシが湧いているとタッちゃんもこの付近まで侵入(回遊)してくるかも知れませんね。

秋晴れの休日、家族揃ってのサヨリ釣りが断然お勧めです(ぶっちゃけた話が安上がり!)

~関西波止釣り情報(堺・大浜埠頭周辺の現況)~

現在、大浜埠頭周辺では25~35センチのサヨリが釣れています。平均でひとり30匹前後。市販のサヨリ専用仕掛けを使用し、エサはサシアミ。仕掛けが絡まないようにキャストしないと釣れませんよ。

実釣レポート(堺・大浜埠頭レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年10月29日(日)

釣り場:堺・大浜埠頭

天候:小雨

水温:20°C

潮:大潮

風向:北東

エサ:サシアミ、アミエビ

釣果:サヨリ・25センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

ファミリーフイッシングシーズン真っ只中。今回は都心からもほど近い堺市の大浜埠頭へと行ってきました。狙いはサヨリ。毎年10月の声を聞くと堺港周辺では型の良いサヨリが回遊し始めます。これを待ちかねている釣り人も多いようですネ。

釣り場へのアクセスは大阪市内より国道26号線を南下。戎島町交差点を右折し標識にしたがって進むと突き当たりが大浜埠頭の岸壁です。

ここは大浜公園の北側、新日鉄埋立地の対岸にあたるところ。周囲には倉庫や工場などが立ち並び、足場も広く車も横付けできます。比較的水深もあり、潮通しも良いのでアジ、イワシ、コノシロ、ハネ、チヌなども釣れるようです。なお、埠頭の南側一帯は侵入禁止。日・祝日などは青果センターの入り口付近からフェンスが張られているようです。

サヨリを釣るには専用の仕掛けが必要。ヤマシタから発売されている「サビキちゃんサヨリセット」はカゴ、アタリウキ、ハリス付き針(スペア有り)が付いているので便利。仕掛けをセットしたらあとはエサを付けるだけなのです。また、関東ではサシエに「ハンペン」を使っていると効きましたが、やっぱり紀文が最高ですか?それともカネテツ?僕も一度試してみようかとおもっています。関西ではサシエに「サシアミ」を使用。オキアミよりやわらかく小粒なのであらゆる釣り物にも使えます。ハンペンにせよ、サシアミにせよ冷蔵庫での保存が可能。余っても次回の釣行に持参できるので使い勝手の良いシロモノです。タチウオ釣りに使うキビナゴなんかもそうですね。

さて、当日は午後1時過ぎに現場へ到着。前日からの雨が依然降り続き、少し肌寒いといった状況でした。しかしサヨリ一筋の釣り人には全く気づかないといったところ。ジャンバーを着込み竿を片手に大奮闘です。パケツを覗かせてもらうと30センチ弱のサヨリが2、3匹入っていました。僕も早速仕掛けをセット。マキエを詰めて50メートルほどの遠投です。カゴが着水する寸前にスプールに手をあてブレーキをかけます。

こうしないと仕掛けが絡み釣りになりません。手軽なサヨリ釣りと言えどもある程度のテクニックは必要なのです。次にアタリの出方。これには数パターンほどありますが典型的なものは2つ。ウキが横走りする(消し込む)ものとアタリウキの傍でサヨリが跳ねあがる場合です。前者は大型、後者は小型であることが多いようです。

現場へと話を戻しますが、アミエビを散らせて数メートルずつ手前へと探ってくると突然ウキの傍で何かが跳ねました。わずかながら竿を持つ手にも重さが伝わってきます。リールを巻き仕掛けがを元まで寄せてくると何やらクネクネとした魚体が見えてきました。20センチを少し超えた正真正銘のサヨリです。今の時期にはレギュラーサイズといったところでしょうか。「1匹釣れたら群れはいる」と確信した僕は、手返しを速めて幾度となくキャスを繰り返しました。「ドボン、ドボン」、カゴが着水する音とともにアミエビは周囲に煙幕を残して散っていきます。リールを巻いては止め、巻いては止めの繰り返し。誘いをかけサヨリがいそうなポイントを手前へと探っていきます。すると20メートルほど沖でいきなりアタリウキが横走り。ブルブルとした感触が伝わってきたかと思うとすぐにフッと軽くなってしまいました。感触からして30センチオーバーは確実だったでしょう。口が堅いサヨリは針先が鈍ってくるとすぐにバレてしまうのです。「くやしいーっ」午後3時を過ぎると周りでもバタバタとサヨリが上がり始めました。とはいえ、僕だけは何故だかアタリなし。これに加えてうっとおしい空模様で時折落ちてくる雨粒。

風も強くて竿の操作もやりづらくなってきました。厳しい状況の中、多くのサヨリスト(サヨリ釣り師のこと。勝手に呼び名を作ってます)たちは数を伸ばさないと気がすまないのか依然としてがんばっています。

日暮れが近づくと一気に寒さが増し、風も強くなってきました。サヨリの気配も薄くなってきた頃を見計らって納竿することに。僕と入れ替わりに夕刻からはタチウオを狙う釣り人が・・・。これほどイワシが湧いているとタッちゃんもこの付近まで侵入(回遊)してくるかも知れませんね。

秋晴れの休日、家族揃ってのサヨリ釣りが断然お勧めです(ぶっちゃけた話が安上がり!)

~関西波止釣り情報(堺・大浜埠頭周辺の現況)~

現在、大浜埠頭周辺では25~35センチのサヨリが釣れています。平均でひとり30匹前後。市販のサヨリ専用仕掛けを使用し、エサはサシアミ。仕掛けが絡まないようにキャストしないと釣れませんよ。

実釣レポート(大阪府・多奈川遊歩道レポート)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年10月15日(日)

釣り場:大阪府・多奈川遊歩道

天候:晴れ

水温:22°C

潮:中潮

風向:北東

エサ:アジ狙い・・・オキアミ、アミエビ

アオリイカ狙い・・・ヤマシタ・エギF

釣果:アジ20センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:アジ狙い・・・別添図をご使用ください。

アオリイカ狙い・・・別添図をご使用ください。

朝晩の冷え込みとともに秋も深まってきました。今回は泉南の多奈川火力発電所裏に位置する遊歩道へと行ってきました。

この釣り場へのアクセスは、阪和道の「泉南」インターを下り、国道26号線を南下。深日ロータリーを加太方面へと進み谷川橋交差点を右折します。そして、「緑と憩いのエリア(海岸方面)」標識を左折し、坂道をかけ上がると突き当たりが駐車場となっています。(約50台駐車可で無料。トイレも有り)釣り場へは「海岸へ」と書かれた看板に従って階段を下りていきます。

この釣り場の足元には三角形のテトラが幾段にも積み重なっています。そのためキャスティングや夜釣りの際には充分な注意が必要です。

しっかりした磯靴や登山靴等を履いておくようにしましょう。また、海面まで高さがあるため6メートルクラスのタモを持参しておいた方が無難でしょう。遊歩道にはところどころ常夜灯が設置されているので小魚が集まりやすく、また捨て石と海藻が多いことからアオリイカには絶好のポイントとなっています。水深が極端に浅いということが欠点のようですが、この日もいたるところでイカの墨跡が確認できました。アオリイカの他、遠投サビキ釣りではアジが、ウキ釣りではメバル、チヌ、グレなども良さそうです。水温の低下とともに釣果上向きは確実と言えるでしょう。
今回も夕マズメを狙っての釣行。午後4時過ぎに現場へと到着しました。周囲の釣り人に釣況を聞くとまだ日が高いせいかイカの気配はないとのこと。午後6時~8時頃がベストタイムだということです。

というわけで日が暮れるまではカゴ釣りでチヌ、アジ、グレ等を狙うことにしました。太めの磯竿を取り出して仕掛けをセット。タナ取りをしてウキ下は2ヒロに設定しました。アミエビをコマセに、オキアミをサシエにしての第一投。30メートル程度は飛んだでしょうか。ウキがすっくと立ち上がった瞬間、ツンと押さえ込まれるようなアタリが出ました。「いきなり、きたかっ!」との期待に反し、上がってきたのはエサ取りのずぼらや(フグ)です。気を取り直し、エサを付け替えて再投入。今度もウキが立ったと同時にアタリが出ました。軽くあわせるとブルブルとした感触。これも何かが掛かっているようです。上がってきたのは20センチ程度の良型アジでした。

カゴ釣りに夢中になっていた僕ではありましたが、あっという間に薄暗くなってきたのでエギングのタックル準備へとりかかりました。今回使用したエギは「ヤマシタエギF3.5寸上針」カラーは36番(ワインレッド)・51番(ピンク)・52番(オレンジ)の3種類を使い分けました。

エギには「丸針」と「上針(半傘)」タイプがありますが根掛かりの多いポイントを攻めるエギングでは断然に上針タイプがお勧め。ピンク、茶系カラーでかつ腹側に植付けられている三本毛のあるものに実績があるといわれています。ここだけの話、これらのエギにちょいと改造を加えればイカの乗りも抜群。それを企業秘密で公開できないのが残念ですが・・・。

エギングは一定のペースで竿をしゃくりながら手前へ引き寄せてくるのが基本。水深の浅い場所では「ズル引き」といって、だらだらリールを巻いてくるだけでも充分に効果はあります。今回はこの「ヒロ・バージョンエギ」でチョイス。期待と祈りを込め竿をフルスイングしました。日暮れとともに周囲には釣り人が増え出し、いたるところでビュン、ビュンと竿が空を切る音が聞こえてくるようになりまし午後6時前、左隣で釣っていた人の竿に魚信いや、イカ信が。手のひらサイズのアオリイカを釣り上げたようです。触手と呼ばれる長い2本の腕がしっかりとエギの針に掛かっていました。「う、うらやましぃーっ」。

幾度となくキャストを繰り返していた僕のロッドにも何らかの反応が・・・。「ズン」としたこの感触はきっとアオリイカでしょう。「外れないよーに」と祈りつつ、ゆっくりとリールを巻き寄せてきます。この時点では心臓もバクバク。「イカにしては何か長いな・・・」。獲物の正体とは、恥ずかしいことにビックな海藻でした。

その後も、何百回となくキャストを繰り返しましたが手応えは皆無。午後9時、北寄りの向かい風も強くなってきたので納竿することにしました。今回もまたもや「ヒロ・スペシャル」は玉砕される結果に。

再度チャレンジを試みましょう。

~関西波止釣り情報(大阪府・多奈川付近の現況)~

現在、多奈川付近では胴長15センチ前後のアオリイカが釣れています。

良い日に当たればひとり2ケタも期待できますが、釣果にはかなりムラがある様子。釣り方はエギングと活きアジを使った泳がせ釣り。他には15センチ前後のアジも遠投サビキ釣りで好調のようです。遊歩道の足場はテトラとなっているので、初心者の夜釣りはお勧めできません。念のため・・・。

実釣レポート24(大阪府・新淀川河口編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年9月19日(日)

釣り場:大阪府・淀川河口(姫島護岸)

天候:くもり

水温:23°C

潮:長潮

風向:南東

エサ:石ゴカイ(ジャリメ)

釣果:ハゼ7-18センチ21匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

うだる暑さも一段落。

気がつけば秋風が漂い、中秋の名月もそこまできています。

そこで今回は、この季節の風物詩ともいえる「ハゼ」(以下、「はぜドン」と呼ばせてもらいます。)を狙って、淀川河口へと釣行してまいりました。

秋は行楽の季節。ファミリーフィッシングの季節です。

この時期は、アジ・サバ・イワシ・タチウオ、そして今回紹介するはぜドンと、ビギナーの方にも簡単に釣れる魚たちが数多く登場する季節なのです。

今回のはぜドンポイントは、新淀川河口に位置する「姫島」という護岸です。車でのアクセスは、市内中心部からですと国道2号線を尼崎方面へ。「野田阪神」を通過して、数分走ると新淀川へ出てきます。国道2号線にかかっている「淀川大橋」を渡り1つ目の信号を左折。護岸沿いに走ると堤防に鉄ハシゴがかかっている場所がありますのでその近辺に駐車してください。(駐禁には、くれぐれもご注意を!)

電車で行かれるのであれば、阪神電鉄の「姫島駅」下車、高架下を大阪方面に向かって歩いていくと5分ほどで新淀川の堤防に突き当たります。そこから、上流(塚本方面)へ向かってさらに5分ほど歩き、淀川大橋手前の鉄ハシゴがかかっているところが釣り場です。エサは淀川大橋の南詰に「山口釣具店・06-6451-3283」があります。

また、ポイントへは護岸の堤防にかかっている鉄ハシゴを昇り降りすることになりますので、足元には十分ご注意ください。ハシゴを降りると、広い河原に出ます。季節柄、花火やバーベキューの残がいが散乱していますが、気にせず岸へと近づいて下さい。(釣りを楽しまれる皆さんは、ゴミを捨てないでネ!)

護岸には、捨て石やテトラポットなどが積まれていますが、それほど足場は悪くありません。ただし、川の水で濡れた捨て石やテトラポットの上には決して乗らないこと。滑りやすく、たいへん危険です。

それでは、ここで初心者の方むけに「はぜドン」の釣り方を簡単に説明していきましょう。

はぜドンは汽水域(海水と真水の混じった区域)に多く生息し、毎年お盆を過ぎた頃から河口の浅場へと接岸してきます。

写真でもお分かりのとおり、はぜドンはそのすっとぼけた顔に似合わずとても貪欲な魚です。目の前にエサが漂っていると、我れ先にとばかりエサに飛びついてくるのです。

はぜドンを釣るには、「ウキ釣り」・「脈釣り」・「投げ釣り」などで狙います。

今の時期は小型のはぜドンが岸近くまで寄ってきているため、ウキ釣りや脈釣りで狙うと数釣りが楽しめます。

10月に入れば、20センチクラスへと成長。次第に深場へ移動してしまうため、投げ釣りで狙うようになります。秋が深まると、大型は釣れますが数はあまり出なくなっていきます。

今回は3つの釣り方の中でも、一番簡単でかつ効率よく釣れるウキ釣りを中心に話を進めていきましょう。

ウキ釣りではぜドンをたくさん釣るコツは、何と言っても「タナ取り」です。彼らは川底にベッタリとへばりついているので、エサは底を引きずるように流します。

エサは青イソメ、石ゴカイ(ジャリメ)、ミミズなどがあげられますが、経験上、一番食い込みがよいのは石ゴカイです。1パック(500円)もあれば、ほぼ1日楽しめることでしょう。

針にエサを刺す場合は、通しざしhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/isome.htmにして、たらし部分を短くするとよいでしょう。チョン掛けでは食い逃げにあうことが多いようです。

また、ウキを流す際に気をつけなければならないことは、常に誘いをかけてやるということです。「誘い」とは具体的に言いますと、水(潮)

が流れてくる方向へウキをチョンチョンと小刻みに引っ張ってやるのです。するとはぜドンは目の前にあるエサが突如逃げ出すように見え、「はよ、食わなあかん」とばかりにパックリと食らいつき、あえなく御用となってしまうのです。

ハゼ狙いに限らずウキ釣りをする場合、「誘い」は魚への大きなアピールとなり、食い気をそそることになります。ウキ釣りテクニックのひとつとして覚えておいて下さい。

それでは、僕の釣り日誌に話を戻すことにしましょう。

当日はお昼頃に自宅を出発。阪神高速を利用したので30分ほどで釣り場へ到着しました。例年であればこの護岸一帯は、はぜドン狙いのファミリーや子供たちで大賑わいのはずなのですが、今日に限ってはかなりのスペースがあります。

時計を見ると午後12時45分。9月も中旬ではありますが、照りつける日差しはなお厳しく、じっとりと汗もにじんできます。とはいえ、時折、心地よい秋風が僕を一息つかせてくれる瞬間もありました。台風が来てくれたら、更に過ごしやすくなるのですが。

はぜドンは単純な仕掛けで簡単にかつ誰にでも釣れる魚です。また、ウキ釣りや脈釣りではリールなど必要ありません。僕は4.5メートルのノベ竿に仕掛けをセット。先ほどの説明どおり、タナ(ウキ下)を底スレスレにあわせました。(この作業を怠ると釣果に差が出ます)そして針に石ゴカイを刺し、テトラポット際へ投入しました。

なんと、仕掛けを投入した直後に早くもアタリです。(笑わしよんな「ピコピコ、スーっ」といった感じでウキが消しこまれました。完全に消しこまれたことを確認し、軽く竿をあおりました。「ブルブル」といった感触が手元に伝わってきます。水面からスポッとあがってたきのは15センチほどのハゼどんです。「釣られてもたわー」とばかりに、まぬけ面した彼はしっかりとエサを飲み込んでいました。

今日はたまたま、バッカンとエアポンプを持ってきていたので、はぜドンを活かしておくことにしました。

エサをつけて再び投入。またもやウキは消しこまれましたが、今度は空振り。どうも、エサだけがちぎられているようです。たらし部分を更に短くすることにしました。

すると、しばらくの間は入れ食い状態が続きました。ガン玉オモリを使用した軽い仕掛けのため、はぜドンも違和感なくエサを食ってくれます。また、同じポイントへ集中してエサを振り込んでいると、自然にはぜドンたちは集まってくるようです。5~10分に1匹のペース。サイズも5センチほどの小型から20センチ弱の良型までといろいろ。

「はぜはぜはぜドン、はぜはぜドン・・・(以下の歌詞は覚えていませと、僕の頭の中では「はぜドン」のテーマソングがエンドレスに鳴り響き、爆釣モード全開、絶好調です。

ここで突然ですが、皆さんは20年ほど前に放映されていたアニメ「はぜドン」を覚えておられるでしょうか。今の「ピカちゅー」同様、そのかわいいキャラクターでもって、当時の子供たちには大人気だったようでやがてお日さんも西へ傾きはじめました。日差しがやわらいだせいか、気がつけば周囲にもファミリーの釣り人が集まり出し、子供たちのうれしそうな歓声も聞こえてくるようになりました。

時計を見ると午後3時。入れ食いでエサも底をついてきたので納竿とすることにしました。

バッカンの中では、はぜドンたちでいっぱいです。今回は持ち帰って食べないため、はぜドンたちを解放することにしました。元気よく川へ戻っていくはぜドンたちに「もう釣られんなよ」と言いたいところですが、あのまぬけ面を思い浮かべると、懲りずにまた釣られてしまうことでしょう。

関東にお住まいの方であれば、老舗で有名な「江戸前のハゼ釣り船」をご存知のはずです。船中で釣りたてのハゼを天ぷらにして食べさせてくれるそうです。

釣れたはぜドンを持ち帰って料理する場合は、このように天ぷら(頭を落として開く)が一番のおすすめです。

アツアツのハゼの天ぷらとキンキンに冷えたビール。うーん、考えただけでもヨダレが出てきました。

期間限定のファミリーフイッシング「はぜドン」。10月いっぱいまでは皆さんの竿を賑わせてくれることでしょう。

「はぜはぜはぜドン、はぜはぜドン」次の週末はこれで決まりですネ!

~関西波止釣り情報(大阪府・淀川河口姫島護岸)~

現在、淀川河口の姫島護岸周辺では、石ゴカイやミミズを使ったウキ釣り、脈釣り、投げ釣りでハゼが釣れています。

時折、ビックなボラや小チヌ(キビレ)が食いついてきますので、タモ(玉網)を持参された方が無難です。満潮前後の時合を狙って釣行すると好成績が期待できます。

ただし、雨後の増水で濁りがひどい場合は、いくらはぜドンといえどもほとんど釣れませんのでご注意を・・・。

~おまけ~

本年9月26日(日)JR塚本駅周辺の淀川右岸一帯では「第17回淀川家族ハゼつり大会」が開催されます。

「よっしゃ。いっぺん子供連れて出てみたろか」と、大会参加に意欲的なお父さんは、当日、午前6時に大会本部(会場に設置)へおこし下さい。そこで検寸表を受け取っていただき、正午より(予定)大会本部で審査を実施いたします。審査方法は1尾長寸。わかりやすく言えば、一番ビックなハゼを釣った方が優勝です。

参加資格は特になく、家族連れ以外の方でも参加できるそうです。

参加費は300円。釣具、エサ等は必ずご持参ください。

優勝を狙う方、事前にメールをいただければ監督がアドバイスいたしまちなみに大会へ参加された方、メールで感想などをお聞かせ願えれば幸いです。

ただ、台風が近づいていますので天候には十分ご注意いただき、無理な釣行はお控えください。特に雨後の河川はひどく増水しているため、大変危険です。以上、よろしくお願いいたします。ご健闘をお祈りしております。

実釣レポート23(大阪府・石津ゼネラル波止編)

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年8月28日(土)

釣り場:大阪府・石津ゼネラル波止

天候:くもり

水温:28°C

潮:中潮

風向:南西

エサ:チヌ狙い…岩ガニ

アコウ狙い…シラサエビ

釣果:チヌ28-35センチ2匹・キビレチヌ18-37センチ2匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:チヌ狙い…別添図をご使用ください。

アコウ狙い…別添図をご使用ください。

いよいよ夏休みが終わりました。

この夏も高校野球同様、各地ではいろんなドラマが展開されたことでしょう。

99年夏、皆さんはどのような釣りを楽しまれましたか。ケガや事故などはなかったですか。釣りは、ワザよりも、腕よりも何よりも「安全第一」です。

そして、「99年釣り劇場」(勝手にテーマをつけてすみません)ありとあらゆるドラマチックな釣り情報はドシドシ「つりnet」へご提供くださまた、波止釣りに関しては僕がついていますので、「こんな時、どうするの?」といった質問などもバンバンお待ちしております。(ほんまに待ってるんですが、最近メールの質問等が少なく夏の終わり同様、ごっつ寂しく感じております…)

行く夏を惜しみながら、少々夏バテ気味の僕は先週末、堺市の「石津ゼネラル波止」へと行ってきました。

この釣り場へのアクセス及び渡船手段については、前々回の「石津ゼネラル波止レポート」をご覧ください。

今回の釣行は前々回のリベンジということで、早朝の時合いを狙いエビまき釣り+前打ち釣りでの仇打ち(予定)です。

エビまき釣りでは、アコウを、前打ち釣りではチヌを狙います。

午前4時に自宅を出発。4時30分頃到着した「スーパーまるは堺店」で岩ガニ500円分とシラサエビ2000円分を購入しました。レジの前には「今年はアコウの当たり年。半夜で絶好調!」と書かれた貼り紙がありました。期待が膨らむ中、急いで渡船乗り場へと向かいました。

4時50分頃、エーワン渡船のコンテナ小屋前に車を止め渡船屋のおっちゃんが来るのを待っていると、すぐに「エーワン渡船」のステッカーを貼った軽自動車がやってきました。おっちゃん、さっそうと登場です。今日もテレビ番組「四季の釣り」の帽子をかぶっています。よほどその帽子が好きなんでしょう。

「船まわしてくるから、待っといて」と僕らに声をかけ、しばらくするとちっちゃい渡船が漁港へと入ってきました。

今日は、前回来た時におっちゃんから教えてもらったアコウの濃いポイントである「9番」へと渡してもらいました。

10分ほどで釣り場へ到着。「午前8時に迎えにきて」とおっちゃんに伝え、僕らは船を降りました。

早速、海中に沈んでいるテトラポット付近へエビを多めに撒き、魚を寄せにかかりました。早朝にアコウを狙う場合は日の出までが勝負です。

急いで仕掛けをセットし、テトラ際へと振り込みました。

振り込むと同時に、ジワーッとした魚信がウキに伝わりました。すかさずアワセると、ゴツゴツとした手応え。水面に顔を覗かせたのは30センチ弱の小チヌです。タモを使わず一気にゴボウ抜き。小さいですが、一応ストリンガーにてキープしておきました。

その後、小型のキビレチヌを1匹追加してからというものは、エサ取りたちとの格闘。

夏場の高水温時はおきまりといったケース。フグ・フグ・フグ。フグの猛襲です。秋が深まるまでは、しばらくこのような状況が続くことでしょう。

結局、アコウの「ア」の字も出ないまま、午前7時、エビまき釣りをあきらめ、前打ち釣りに切り替えることにしました。

前打ち釣りとは、波止際にエサを落とし込んでいく一般の落とし込み釣りに対し、波止際から離れた足元や沖目の捨て石やテトラポット周りにエサを落とし込んでいく釣り方です。

アタリはエサを落とし込んでいく途中での蛍光ラインや目印の変化で読み取ります。

解説はこれくらいにさせていただいて、落とし込み専用竿にリール、仕掛けをセットし、エサとなる岩ガニの尻尾部分に針をチョン掛けしてテトラ際へゆっくりエサを落とし込んでいきました。

落とし込み釣りや前打ち釣りはあらゆるポイントを探りながら釣り歩く一言で言えば「攻め」の釣りです。エビまき釣りのように1ヶ所に腰を据えてポイントを作り、粘る釣り方とは全く対称的です。今日は、朝から適度なニゴリが入り、いかにも釣れそうな雰囲気です。

足場の悪いテトラポットの上をうろうろし、沈みテトラのチヌが付いていそうなポイントへと果敢にエサを落としていきます。

蛍光色の道糸が水面に吸い込まれていく部分を凝視していると一瞬ですが、「ツン」と糸が横走りしました。すかさず掛けアワセましたが空振り。カニはしっかりとかじられていました。再度、カニを針に刺し同じポイントへ落とし込みます。落していく途中、今度は道糸がフッとふけた(たるんだ)感じかしました。瞬時に竿をあおるとバッチリ針掛かり。竿は胴から弓なりにしなっています。しばらく竿を立てていると銀鱗が水面に姿を現わしました。しかし、大変なことにタモが手元にありません。タモを持った友人はだいぶ離れたところで釣っています。目視では30センチほどの獲物だったので一気に勝負。ゴボウ抜きです。

「ドサッ、バダバタ」足下のテトラへ抜き上げ成功です。37センチのキビレチヌでした。キビレチヌは汽水域に多く、尾ビレや尻ビレはハケで黄色く着色したかのようにきれいな魚です。石津川の流れ込みにあたるポイントのせいか、このあたりではかなりの比率でマチヌよりもキビレが多いということです。

そのいぶし銀をストリンガーにキープした僕は、新たなポイントを探して再び歩きはじめました。「今日はいけるで!」と、ノリノリ気分の中、渡船のおっちゃんの携帯に連絡を入れ、「ごめんやけど、9時までいてるわ」と、伝えました。すると、「その時間は忙しいから、10時でええか」と言われたので、少し暑いですが「いいよ」と、答えましポイントを転々としていると、複雑に積まれたテトラポットを見つけたので、その陰にエサを落とし込んでみました。底付近でエサを躍らせていると、どうやら根に掛けてしまったようです。少々、強引に竿を立てると根掛かりが外れ、おまけにイガイのかたまりがたくさん釣れてきました。超ラッキーです。これでタイムアップまでは、エサが底をつくことはないでしょう。万一、岩ガニを使ってしまってもイガイがあれば大丈夫。

「でも、まあ試しにイガイを餌にしてみるか」ということで、親指の爪ほどのものを針に刺して落としてみました。すると、水面から1メートルほど落としたところで蛍光ラインが横走り。

ガツーンと一発やりました。グーッ、グーッと竿を締め込みます。今日は、長い間倉庫に眠っていた前打ち竿が大爆発です。今度はしっかりとタモにゲット。30センチオーバーのマチヌです。恐るべしイガイ効果。さすが、落とし込み釣りの主流エサです。

時計を見ると9時50分。そろそろ迎え船の時間です。「もうこんな時間かぇー」ということで、上昇ムードではありましたが納竿としました。

少し離れた場所で丹念に探っていた友人は残念ながらチヌの顔を拝むことはできませんでした。

残念無念。でも、いつかは釣れるから気長に付き合ってね。

帰りの船の中で「おっちゃん、今日はよう釣れたわ」と言うと、「また、いつでもおいでや」とうれしい返事をなげかけてくれました。

おっちゃん、今度は是非、幻の魚「アコウ」を釣らせてちょーだい。

最後に、毎年この時期を迎えて思うことですが、夏の終わりを感じさせる海風って、なんともいえない寂しさが漂ってきますよね。なんで、冬はとても長く感じるのに、夏はあっという間に過ぎ去って行くのでしょうか…。

気がつけばもう9月。いよいよ本格的なファミリーフィッシングの季節。

これからはどこの堤防とも家族連れで賑わうことでしょう。

そんな方たちへ、近々アジ釣りのとっておきポイントをお教えしましょう。

ご期待下さい。

~関西波止釣り情報(大阪府・石津ゼネラル波止周辺の現況)~

現在、ゼネラル波止周辺では、や青イソメの電気ウキ釣りでチヌ・キビレチヌ・ハネ・アコウなどが釣れています。

また、岩ガニをエサにした前打ち釣り(落とし込み釣り)では、中型(30センチ前後)のチヌ・キビレチヌがよく釣れています。水没したテトラ際を丹念に探り歩くことが釣果を上げるコツです。

依然として好調のアコウを専門に狙う場合は、エビまき釣りで朝よりも半夜の方に分がありそうです。

また、ゼネラル波止周辺は比較的水深の浅いポイントが多いので、なるべく満潮時を狙うようにして下さい。