第4回 波止釣りの道具について(小物編)

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第4回目の波止釣り講座は、仕掛けを作る際に必要な、ウキ・オモリ・針・糸やその他の小物類に関する説明をさせていただきます。

小物は大切です!
2009-02-21 11.07.02
2009-11-24 16.17.54
~波止釣りの小物について~

1.ウキ

波止釣りでは、オモリ負荷(どれくらいのオモリがそのウキには適当かという表示)1~3号の棒ウキがよく使われます。向かい風で仕掛けを振り込みにくい場合は、自重のある円錐ウキや自立棒ウキ(ウキの下部にオモリが埋め込んであるもの。そのまま浮かべてもウキが立つ)を使う場合もあります。

また、夜釣りでチヌ・スズキ・メバルなどを狙う場合は、リチウム電池を搭載した小型電気ウキを使い、タチウオを釣る場合は大型の電気ウキを使います。
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2.オモリ

スプリングオモリ(オモリの内部にバネが仕込んである)やクッションオモリ(棒状のゴムクッションがオモリの中を通っている)などはウキ釣りに使います。これらのオモリは少し高価ですが、サルカンが付いているので非常に便利です。通常は1号を使用しますが、水深のあるポイントや潮の流れが速いポイントでは2~3号を使います。

中通しのナツメ型や丸型は、主に短竿を用いて波止際やテトラの穴に潜んでいる根魚(メバル・カサゴ(ガシラ)・アイナメ(アブラメ)など)を釣る時に使います。水深や潮の速さにより、3~5号を使い分けます。

ナス型オモリは胴突き釣り(最下部にオモリを付け、数本の針が付いた仕掛けを使う釣り方。タナ(魚の泳層)を広く探れる特徴がある。)で、波止際に着いている根魚を狙う時に使います。

ガン玉オモリは、チヌを狙った落し込み釣りやウキ釣りにおける棒ウキの微妙な浮力調整等に使います。
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3.針

針は小さいほど魚が掛かりやすいが外れやすく、大きいほど掛かりにくいが外れにくい構造になっています。また、針は号数が増えるほど大きくなっていきますので、対象魚とその大きさにより使い分けて下さい。波止釣りでは、チヌ針・伊勢尼針・グレアブミ針・チンタメバル針・メバル針・アジ針などがよく使われます。私はエビ餌を使う場合が多いので、針軸の細い「活きエビ専用針」を愛用しています。(軸の太いチヌ針や伊勢尼針ではエビを刺しにくい)また、小型のメジナ(グレ)やシマダイ(サンバソウ)、ウミタナゴなど、比較的口が小さい魚を釣る時は「グレアブミ針」や「チンタメバル針」といった、小さめの針を使います。針は種類(名称)が異なれば、号数は同じでも大きさが異なる場合があります。

例えば、「伊勢尼針6号」と「チンタメバル針6号」を比較した場合、「チンタメバル針6号」の方が断然、小さいものとなっています。
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4.糸

1道糸

一見同じように見える釣り糸にもさまざまな種類があります。太さや材質

など、対象魚や釣り方に応じて選択する必要があります。

現在、道糸用として最も多く使用されているものが、ナイロンラインす。ナイロンは、適度な伸びと透明度があり、価格も手ごろです。

ただし、熱に弱くヨレやすいことや、長く糸を出した場合アタリがづらいといった欠点もあります。

最近では、極細繊維の編み糸で作られたPEラインというものが人気になっています。この糸は伸びがないのでアタリが明確に伝わり、ま強度も抜群です。唯一の欠点は高価であるということです。

クロダイ(チヌ)を狙った、ヘチ釣りや落とし込み釣りによく使わす。

また、波止釣りに使うリールには、ナイロンラインの3~4号を100メートルも巻いておけば充分でしょう。落とし込み釣りなどで、PEライン巻く場合は、2~3号を50メートル程巻いておけばよいでしょう。

道糸は、50メートル巻き、100メートル巻き、150メートル巻きの単位で販売されいるケースが多いようです。

2ハリス

針に結ぶ糸をハリスと呼んでいます。ハリスには、フロロカーボンラインを使っていただくことをお勧めします。このラインは、ハリスでの使用を目的に開発されたものであるため、比重があり沈みが速く(水切れが良いという)、光の屈折率が水に近いため、水中では非常に見えにくくなっています。ただし、ナイロンラインに比べると価格は割高になっています。10メートル巻きと50メートル巻きが販売されていますが、後者の方がリーズナブルに使用できます。

波止釣りでは、0.8号、1号、1.5号、2号、3号の5種類を保持していれば、ほとんどの釣り方に対応できるでしょう。
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5.その他の小物類

ウキ止め糸とシモリウキは、ウキ釣りで竿の長さより深いタナを釣る仕掛けを準備する場合に使います。このような仕掛けを遊動式仕掛けと呼んでいます。(遊動式仕掛けについては、私の実釣レポートのウキ釣り仕掛けを見ればお分かりいただけると思います。)

また、遊動式仕掛けにする場合は、ウキがサルカンの部分まで落ちてこないよう、ウキ止めゴムにヨウジ(普通のつまようじでも充分ですが、最近の釣り具店では、プラスチック製のヨウジも販売されている)を差し込んで止めるようにします。

サルカンは、ヨリモドシとも呼ばれ、道糸とハリスをつなぎ、糸ヨレと絡みを防止する役目をします。波止釣りでは、小型の12号~16号程度のものを使います。また、サルカンは号数が増えるほど小型になります。

スナップサルカンは、サルカンとスナップ(フック状で取り外しが可能)を組み合わせた接続金具です。胴突き仕掛けでサルカン部分には糸を、スナップ部分にはオモリを取りつける場合等に使います。
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それ以外には、釣り糸を切断するための小型ハサミ、ガン玉オモリを潰したり、釣れた魚の口から針をはずすために使う小型のラジオペンチ(プライヤー)、夜釣りで使うフレキシブルライトやヘッドライト、仕掛け巻き、餌箱、針・オモリケースなどを揃えておくとよいでしょう。

そして、これらの小物類を収納するウエストポーチやタックルケースなどもあれば便利です。

最近では、あらゆる釣り方における便利な小物類が多数販売されていますので、それぞれ必要に応じて購入するようにして下さい。

また、小物類以外にも、クーラーボックスやバケツ、30センチを超える対象魚を狙う時には、玉網が必要になってきます。

ちなみに、私は活きエビをエサ使うことが多いので、「エビ活かしクーラー」というものを持っています。
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小物類も結構、重要なんです!
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