実釣レポート8(大阪府・岸和田セル石編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成10年11月14日(土)

釣り場:岸和田セル石

天候:晴れ

水温:20°C

潮:若潮

風向:北東

エサ:シラサエビ(明け方より)・アオイソメ(日の出まで)釣果:ハネ47センチ1匹・バリコ(アイゴの子供)10-15センチ10数匹仕掛け:仕掛け図は、http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/t980718ebi.jpgを使用していただき、針の号数を6-9号に訂正して下さい。

11月になり、そろそろ落ちバネのシーズンに入ってきたようです。今回は、去年80センチ級のスズキがヒットした実績ポイント、岸和田セル石へと釣行してみました。

この釣り場へはやぶの渡船を利用して下さい。

当日は、朝の一番船が午前5時と聞いていたので、4時45分に渡船店へ到着しました。すると、いつもガラガラに空いているはずの船は、すでにエンジンがかかっており、20人ほどの釣り人が乗っていました。

ちょうど店のおやっさんが渡船代を徴収して出船するところであり、もう数分遅かったら一番船に乗り遅れるところでした。

船は、先に沖の一文字へと向かって疾走しました。沖一文字に到着すると、私と友人の2人を残して、全員が下船しました。そして「セル石」波止へは、5時頃に到着しました。

たった2人きりの「セル石」で、私達は白灯付近に釣り座を構えることにし、辺りはまだ暗いので、ヘッドランプを灯して仕掛けをセットしました

日の出までは1時間ちょっとありますが、それにしても今日は異常な暖かさです。

仕掛けをセットし終え、暗いうちは発光して目立つといわれている、アオイソメをエサにし、仕掛けを6、7メートルほど沖へ振り込みました。

途端にウキがスパッ、と消し込んだので、反射的にアワセましたが何も掛かっていません。再度、エサをつけ同じポイントへ振り込みました。

また、スパッ、とウキが消し込みましたが、すぐにアワせず、今度は少し待ってみることにしました。すると、竿を持っている手元までククッとした手応えを感じたので、軽くアワせてからリールを巻いてくると20センチほどのアジが掛かっていました。が、しかし、抜き上げようとしたその瞬間、ポチャンと水面に落としてしまいました。アジは口が弱い(うすい)ので強くアワせてはいけないのです。皆さんも気をつけてください。

6時頃になって、ようやく辺りが明るくなってきました。この頃から、ウキのトップがツンツンと押え込まれるようなアタリがでだしました。ひくことはひくのですが、ウキが完全に消し込まれることはありません。

ツンと押え込まれた後、すぐにウキが浮き上がってきます。イライラするので、ウキのトップが押え込まれた瞬間にアワセましたが、それでも針にのりません。

そのため、針を9号から6号へと小さくしてみました。そして、エサを付け替え、再度仕掛けを振り込みました。棒ウキが水面で立ち上がった瞬間、すぐにツンとしたアタリがきました。反射的にアワセると今度は小気味良い手応えが伝わってきました。リールを巻き寄せてくると、足元の水面で銀色に光る魚影が見えました。それを見た瞬間、「メッキや!」と、思わず叫んでしまいました。

ちなみに、メッキという魚は、毎年秋頃になると沿岸の汽水域(淡水と海水の混じる区域)、すなわち河口に入り込んでくる、ギンガメアジやロウニンアジの子供(20センチ前後)です。小さいわりに引きがとても強いので、釣り人には人気のある魚です。回遊性の魚のため、釣れる時と釣れない時の差が激しいようです。

話は戻りますが、メッキと思い込んで、波止の上にゴボウ抜きした魚はなんと、バリコ(写真参照)という、アイゴの子供でした。渡船屋のおっさんに聞いたところ、今年は異常に水温が高いため、このバリコが大量にエサ取りとして発生しているということです。この魚は、背ビレと胸ビレに強烈な毒を持っていますので、絶対に素手でつかまないようにして下さい。こいつは、サビキ釣りにもたくさん掛かってくるので、何も知らない子供たちはそのままつかんでしまい、毒ヒレに刺されています。(刺されると、ほんまにめちゃくちゃ痛いらしいです。)ファミリーフイッシングで子供さんや奥様を連れて行かれる場合には、充分ご注意下さい。

でも、食べるとすごくおいしい魚ですから、ヒレに注意して料理されてはどうかと思います。(僕は全部逃がしてあげましたが…)

とにかく、明るくなってからというもの、こいつが釣れるわ、釣れるわ、ジャンジャカ、ジャンジャカ。僕は釣れる都度、逃がしていたので、はっきりとした数は覚えていませんが、おそらく10匹以上は釣れていたでしょう。

しかし、さっきも言ったようにアタリはウキのトップをツンと押え込むだけで、瞬間的にアワセないと、なかなか針にはのりません。何回も空振りがありました。

日も高くなってきた午前8時頃、ツンと押え込まれたウキがその直後、ゆっくりと海中へ沈んでいきました。3秒ほど数えてアワセた時、今度は今までとちがう岩に引っ掛けたような重量を感じました。そいつは右に左に走りまわり、手に持っている竿もかなり締め込まれています。1-2分のやりとりの後、細長い銀色の魚体が確認でき、すぐにハネ(フッコ)だと分かりました。玉網ですくってもらいメジャーをあてると47センチもありました。(ヤッタゼ!)

しかし、これを最後にこの後は、潮も澄んできてエサ取りのバリコすらも釣れないようになってきたので、9時の船で引き上げることにしました。

今回は、11月の中旬であるにもかかわらず、風もなく本当に暖かい気候でした。日が高くなってきたら、防寒着の下に着ていたTシャツが汗だくになるほどでした。

今回の釣り場案内図については、(別添画像)をご参照下さい。

皆さんの爆釣を期待しています。

~関西波止釣り情報(大阪府・岸和田セル石の現況)~

現在、岸和田セル石付近では、主にハネ(フッコ)・メバル・アジなどが釣れています。

ハネは早朝のエビ撒き釣り40-60センチが、同じ釣り方で15センチ前後のメバルも混じります。アジはアミエビを使ったサビキ釣りで20センチ前後のものがそれぞれ釣れています。(大型のウキをつけて10-15メートル投げる)また、釣れたアジをエサにして、ノマセ釣りで大型のスズキ(60~80センチ)も上がるようです。今年は水温が高く、この時期にして20°Cを超えています。そのため、エサ取り(フグ、カワハギ、アイゴの子供)が多いようです。