実釣レポート35(大阪府・淡輪漁港編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年2月19日(土)

釣り場:大阪府・淡輪漁港

天候:くもり

水温:10°C

潮:大潮

風向:北西

エサ:シラサエビ

釣果:アブラメ20センチ1匹・クジメ15~20センチ3匹・

アナハゼ18センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

2月も下旬を迎え、春もそこまで来ているといった様子。

とはいえ、海の中はというとまだまだ冬真っ只中。これから3月いっぱいまでは雪解け水なども流れ込む影響で最も水温の低い時期となるようです。

今回は泉南屈指の歴史ポイントである「淡輪漁港」へと行ってまいりまこの釣り場へのアクセスは、電車の場合ですと南海本線・淡輪駅下車。海沿いを南へ進むと徒歩約15分で漁港へ到着します。車の場合は大阪方面からですと、阪和道「泉南」出口を降り、国道26号線を南下します。そして、淡輪ヨットハーバーの交差点を右折し、淡輪駅方向へと進みます。そして、祗園橋手前の道を右折すると漁港へと到着します。ちなみに、漁港付近の道はいかにも「路地」といった狭い道が続いていますので、通行時にはご注意ください。

また、駐車に際し、漁港付近は前面駐車禁止となっておりますので漁港の有料駐車場を利用するようにしてください。(1日1000円位だったと思います)

ここ淡輪漁港は近隣に存在する近代的な「淡輪ヨットハーバー」とは対照的に落ち着きを感じさせる昔の港。赤・白灯波止とも外向きにはびっしりとテトラポットが積み上げられ、両波止の沖合いにはいたるところにシモリが点在しているので大型根魚も期待できそう。また、昨年の秋口には小型ながらアオリイカも釣れていたという情報も耳にしました。意外な穴場の発見に今後も非常に楽しみなポイントといえましまた、私事で申し訳ないのですが、この釣り場は僕にとっても非常になつかしい場所。僕がまだ小学生だった頃、親父に連れられてきた時には小サバが入れ食いとなり、漁協のおばちゃんにもらったビニール袋に氷と魚を入れて持ち帰ったという思い出があります。

当日は、国道26号線沿いの釣りエサ店でシラサエビを購入後、朝5時に現場へと到着。厳寒期のせいか誰ひとりとして釣り人はいません。まさに貸しきり状態。その一方で、地元の漁師さんたちは慌しく出漁準備にとりかかっているといった様子。

夜が明けきらない暗闇の中、僕らは港内に突き出している小波止の先端から竿を出すことにしました。

本日の満潮は午前6時40分。早朝の時合いとも重なり、ビッグフイッシュがヒットする予感で胸も高鳴ります。しかし、毎回のことではありますが、このワクワク感をあざ笑うかのように結果はいつも・・・。

それは言わないでおきましょう。

この日のターゲットはメバル。港内は波もなく潮の流れも緩やかなため、軽いオモリを使った繊細な仕掛けで挑むことにします。

いつものように、シラサエビを数回撒いた後に仕掛けを投入。小型棒ウキに刺さっているケミホタルが幻想的に波間を漂います。

「よっしゃこれからや!」と気合いをみなぎらせた午前6時、漁船団が次々と港をスタートしていきます。激しい波しぶきが波止際へと押し寄せ、しばらくは竿が出せないといった状況でした。そのため、数分間はほっと一息コーヒータイム。冷え切った体が真から温まります。

再度気合いを入れなおして仕掛けを投入。ウキがなじむ間もなく、ケミホタルの明かりは海中へスッと消えていきました。竿を持つ手は瞬間的に反応し、バッチリのタイミングでヒット。軟調竿は「コ」の字に曲がります。

底へ底へと突っ込むその魚は、手ごたえを感じながらメバルではないと確信しました。水面から顔を出したのは良型のアブラメ。ゴボウ抜きにすると確実に細ハリスが切れてしまうので、丁寧にタモ入れしまし明るくなってくると、頻繁にアタリが出るようになってきました。とはいえ、ウキのトップがジワーッと沈んでは浮くといったことの繰り返し。アワせるタイミングも迷います。誘いをかけた方がよいのでは、ということでわずかなアタリが出た瞬間に糸を少し張ってみることにしました。すると、案の定ウキが水中へ消し込まれる明確なアタリ。うまくヒットはしましたが、上がってきたのは20センチ足らずのクジメです。

クジメはアブラメに比べると体色が赤っぽく、頭や口も小さいのが特徴。おそらくこのおちょぼ口が先ほどからエサをつつき、渋いアタリを繰り返していたのでしょう。また、こいつが釣れてくるということは水温も相当低いということです。その後も立て続けに、アナハゼ、クジメといずれも小型ながら獲物を確実にゲット。「調子出てきたぁー」午前7時過ぎ、腹が減ったので竿を置いておにぎりをかじっていると、突然ウキが一気に消し込まれるアタリ。

おにぎりを口に加えながら水筒にお茶を注いでいた僕は、即座にアワすことなどできるはずはありません。竿を手にとりあおってはみましたが根掛かり。というより根に潜られたのかもしれません。

右へ左へ竿をあおりましたが、外れる気配はなし。仕方なく手にタオルを巻き、道糸を引っ張ることに。

「ブチッ」。最近やたらとこの音を聞いているような気がします。ほとんどはハリス部分から切れるはずなのですが、なんと高切れ(道糸部分から糸が切れること)です。仕掛けはもちろん、効果な棒ウキまでが波間に漂っています。タモをのばしてすくおうとしましたが、今日に限って沖へと仕掛けを振り込んでいたので今一歩届きません。波止際まで流れてくるのを待つことにします。

仕掛けとウキをセットし直し、再度チャレンジ。ところが、この数分間で状況は急変。アタリの気配すらなくなってしまいました。おまけに曇っているせいか、沖合いからはビュービューと季節風が強まる一方。

防寒体制万全とはいえ、寒くて、寒くて釣ってられないということで午前8時半、早くも納竿。

しかし、気がついてみるとクーラーには結構な数の獲物が。厳しい寒さの中、これだけ釣れれば納得、ということにしておきましょう。

もうすぐ3月。エビ撒き釣りの絶好機へと突入していきます。

そろそろ、ハネ(フッコ)でも狙いに行ってみましょうか。

関東方面の皆さんも、ルアーやイソメばかりで狙わずに、早朝に「モエビ(関西ではシラサエビ)」で試してみてはいかがでしょうか。

~関西波止釣り情報(大阪府・淡輪漁港の現況)~

現在、淡輪漁港周辺では、シラサエビを使った探り釣り、穴釣り、ウキ釣りで15~20センチのガシラやアブラメがポツポツ釣れているといった状況。低水温の続く3~4月頃にかけては特にアブラメが上向いてくる見投げ釣りのカレイも今年はなぜだか不調。淡輪周辺でも20センチクラスの小型が時折釣れているといった様子。