実釣レポート29(和歌山県・加太港編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年11月20日(土)

釣り場:和歌山県・加太港

天候:晴れ

水温:17°C

潮:中潮

風向:北西

エサ:アミエビ

釣果:アジ10~18センチ35匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

11月も終わりを迎え、ようやく冬らしくなってきました。絶不調真っ只中ではございますが、懲りずにチャレンジです。今回は実釣レポートに併せ、偶然立ち寄ったおしゃれな店も紹介してみたいと思います。

11月20日、朝8時頃目覚めた僕は、あわてて釣り道具をトランクに詰め、何かに導かれるように泉南方面へと車を走らせました。阪和自動車道の「泉南」出口を降り、国道26号線を南へ。いつものごとく渋滞の続く鳥取ノ荘→淡輪→岬公園を通過し、深日ロータリーを右折しました。ホームグラウンドである「谷川」が近づいてきます。このあたりまで来ると、いつもは左手に見える「谷川橋」を無視して水産試験場へと直進するのですが、今回はこの橋を渡って加太方面へと向かうことにし谷川を過ぎると右手には、友ヶ島が浮かぶ海の景色が目に入ってきます。フロントガラス越しに見えるその紀淡海峡の景色はまさにビューティフル。皆さんの日頃のストレスをきっと癒してくれることでしょう。しばらく走ると小さな漁港とハマチの養魚場が見えてきます。

そこは「小島」というところで、これからの季節は大型カレイが狙えるポイントとして、キャスター(投げ釣り師)にはとても有名な釣り場です。また、小島漁港では、スズキやアオリイカ、メバル、ガシラなどもよく釣れます。

小島を過ぎると大川トンネルへとさしかかります。このトンネルを抜ければ目前に加太の町が広がり、海岸線には広々とした海水浴場が見えてきます。その海水浴場の隅っこにポツンと建つ白い店。それが今回ご紹介させていただくシーサイドカフェ「サンセットビーチ」です。ウエストコーストばりの白い壁と日本古来の屋根瓦。なんともミスマッチな造りです。造りはともかく、ここからの眺めはまるで、湘南、江ノ島に来たのかと思わせるほど。天気が良く、風の無い日にはテラスがお勧め。友ヶ島はもちろん、淡路島や四国まできれいに見渡すことができます。また、車が数台ほど駐車可能な庭では、根性のありそうな痩せこけた白い犬がお出迎え。おまけにマスターは気さくなおじいちゃんといったところでしょうか。とにかく、恋人どおしで愛を語るも良し、おっさんどおしで釣り談義に花を咲かせるもよし、加太の海を一望できるこの店はまさに一見の価値あり。是非一度、立ち寄ってみて下さい。

当日は、ポイント探しの途中でこの店に立ち寄って、その後は加太港へと向かい竿を出すことにしました。加太港には、漁協が管理する数ヶ所の駐車場があります。(1日500円)ただし、土、日、祝日は大変混雑するため、入れない場合もありますのでご注意ください。

加太港でのメインポイントは「大波止」と称され、紀北・泉南方面の中でも超A級といわれている釣り場です。なお、波止の先端付近は紀淡海峡の影響に伴い、潮の流れが相当速いため、タイやハマチ、スズキ、タチウオ、チヌといった大物も頻繁に顔を見せています。一方、波止の根元付近では、アジやイワシ、カマスといった小物の魚影も濃いため、ファミリーにも大変人気のある釣り場となっています。

このことから見てもお分かりのとおり、大波止はいつ訪れても釣り人は絶えることがありません。特に週末ともなれば、数メートル間隔で釣り人がズラリと並ぶほどの大混雑。ちなみに、この波止へ入る際には清掃協力金として200円ほど徴収されることになっております。

このように大波止は混雑が予想されるため、初心者を同行させている僕としては周りの釣り人に迷惑のかからないよう、スペースに余裕のある「新波止」へと向かうことにしました。

新波止は、加太海水浴場のすぐ隣にあり、護岸もきれいに整備され足場もよく、まさにファミリー向けのポイントといえましょう。

護岸の左端では10人ほどの釣り人がかたまってサビキ釣りをしています。状況を見ていると、ポツポツとではありますがアジが釣れている様子。どうにか、いけそうだとの期待の中、僕らも少し離れたところから竿を出すことにしました。

早速、サビキ仕掛けをセット。日中のため、細いハリスの付いた4号針を使うことにしました。アミエビを詰めてカゴを海中へドボン。足元は2ヒロといったところでしょうか、それほど水深は無いようです。アミカゴが海底に着いたのを確認し、竿を揺らせてコマセを散らせます。しばらく待ちましたがアタリはありません。再度エサを詰めなおして、仕掛けを打ち込むことにします。

4~5回ほど仕掛けを打ち返しましたが、依然としてアタリはなし。今回は下見がてらの釣行ということで、エサは300円のアミエビ1パックしか持参していません。あまり使いすぎると、群れが回ってきた時には無念の納竿ということにもなりかねません。そのため、とりあえず僕の竿はエサのないまま置き竿とし、相方の竿を準備してやることにしました。相方は、「こんなとこで釣れるんかいな」と言いながら、大口でマクドナルドをパクついています。

相方に仕掛けの準備を終えた竿を渡してやると、横で何やらガタガタという音が。置いてあった僕の竿が震えています。あわてて竿を立てると、15センチほどのアジが1匹、サビキ仕掛けに絡み付いたまま上がってきました。とりあえず、持ってきた発泡クーラーに海水を入れて放り込んでおきました。

「そろそろ、いけるかな」と思った相方と僕は、カゴにアミエビを詰めて仕掛けを投入してみました。途端に、僕の穂先が「ブルブル」。まだ、アミカゴが底にも着いていないというのに。リールを巻き上げると、ピチピチ活きのいいアジが3匹も海面から顔を出しました。

隣の相方からも、「なんか、ブルブルきてるみたいや」との声。「ゆっくり巻き上げろや」とのアドバイスのもと、上がってきたのは何と6連チャン。全ての針にアジが掛かっています。「ごっつ重いわ」と海面から抜き上げようとした時、1匹のアジを海面へ落としてしまったよう僕は釣れた3匹のアジを針から外し、急いでエサを詰め直して再投入。相方はというと、5匹のアジを針から外すのにずいぶんとまどっています。どうも、魚に触れるのが苦手なようです。

「ヤマシタの針はずしっこを使えよ、一発で外れるで」とその器具を手渡したのですが、どうも使い方が分からないようです。仕方なく手助け。相方にはその間、僕の竿を見てもらうことにしました。すると、途端に「きた、きた」と叫びながらリールを巻き上げています。今度は4連チャン。慌しくなってきました。先に釣れた相方の5匹のアジを針から外し、ホッとしていると次も案の定、「針外してーな」との声。

「俺は針外し屋か?」全く世話のかかる奴です。

この後もアジの入れ食いモードが続き、釣れるは釣れる、ジャンジャカ、ジャンジャカ。結局、2時間ほどで30匹を超えました。

「こんなたくさん釣って、料理はどないすんねん」とのお叱りを受け、午後5時、本日の予定は終了。

持ってきた発泡クーラーにクラッシュ氷と海水を入れ、釣ったアジを氷ジメにしました。「よっしゃ、今夜はアジフライやな。頼むで!」と、相方は上機嫌。

でもやっぱり、料理は僕がやらされることになるんか・・・。よう考えたらこの前に下津へ行った時から、僕らはいったい何匹のアジを食べてるんやろか。

どうでもいいことですが、体内にはDHAが充満しているようです。

~関西波止釣り情報(和歌山県・加太港の現況)~

現在、加太港周辺では、アジ・イワシ・チヌ・グレ・タチウオなどが釣れています。

アジやイワシはサビキ釣りで群れにあたれば30~50匹ほど。中潮、大潮周りの日がいいようです。チヌやグレはオキアミをエサにした紀州釣りやカゴ釣りで20~30センチくらいのものが、ボツボツと釣れています。

タチウオは80センチ前後が出始めていますが、数が上がっていない様また、青物であるハマチも日によっては回遊してくるようです。早朝に活きアジのノマセ釣りでチャレンジしてみてください。

昨年の今頃好調だった大型スズキの朗報は、今年はまだのようです。