実釣レポート28(兵庫県・淡路島漁港編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年11月13日(土)

釣り場:淡路島土生(灘)漁港

天候:晴れ

水温:18°C

潮:中潮

風向:北西

エサ:メバル・ガシラ狙い:シラサエビ

アジ狙い:アミエビ

釣果:ハゼみたいな奴10センチ1匹ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:メバル・ガシラ狙い:リールはおすすめのおすすめのリールエイテックデロリアン 3000を使いました。

アジ狙い:別添図をご使用ください。

前回の須磨海釣り公園では見事な敗北。釣果は確実とも言える海釣り公園だけに、ショックは隠し切れません。このままスランプに落ち入らないよう、なんとしてでもやばい流れを食い止めなければなりません。

そのため今回は、勝負をかけた淡路島遠征。絶対的な自信を誇る「土生漁港」まで、アジ、メバル、ガシラを狙って釣行することにしましこの釣り場へのアクセスは、昨年12月の「土生漁港釣行レポート」をご参照下さい。

当日は、午前11時に自宅を出発。夕暮れの時合いを狙っての半夜釣「今日こそは」と、焦る気持ちを抑えながら阪神高速神戸線を経て本州四国連絡道を爆進。明石海峡大橋を渡って淡路島へと上陸します。

そして、「洲本」出口を降り、国道沿いの店でエサを仕入れていくことにしました。餌は抜群に釣れる餌です。

洲本の釣りエサ店から28号線を南下、地道や峠道をくぐりぬけ、やっとの思いで釣り場へと到着しました。駐車後はすぐキャスターにエビクーラーと釣り道具を乗せ、竿を担きながら前回と同じポイントへ向かいます。土生に至るまでは3時間弱にわたるロングドライブ。波止へたどり着くと同時におにぎりとお茶を取り出し、とりあえずは一服することにしました。

ちなみに今日の天気予報では北寄りの風が強く、大阪湾における波の高さは1メートルとの情報。しかし、このポイントでは心配ご無用。南向きに面した釣り場のため風裏となります。北西風が強くなるこれからの季節はまさに穴場といえる存在です。

まずは、アジを狙うための磯竿をひっばり出しサビキ仕掛けの準備にとりかかります。海面を見ると4、50センチはありそうな魚がウヨウヨしています。その正体は「ボラ」。様子を見るため足元にアミエビを巻くと、奴らは一斉に集まってきました。その群れにめがけ、僕は恐る恐るサビキ仕掛けを投入してみます。

入れた途端に「ガツン」という強烈な手ごたえ。水面直下、ヒット炸裂。細身の磯竿が折れんばかりに締め込まれています。必死で竿を立て、魚が弱るのを待ちましたが、巨体をひるがえしたボラは一気に枝スをブッチ切っていきました。

くやしい思いの中、しばらくすると5、6人のファミリーが竿を担いでやってきました。僕の隣に釣り座を構え、どうやらお決まりのサビキ釣り仕掛けを準備しているようです。きっとボラの餌食になってしまうことでしょう。しかし、子供にとってはどんな魚でも釣れればOK。ましてボラなんかが掛かった場合、そのパワーに狂喜乱舞してしまうことでし「ボラがいるみたいなんで、仕掛けは太めにされた方がいいですよ」とのアドバイスのもと、父親が取り出した仕掛けは、針6号・幹糸3号・エダス2号。これなら大丈夫。お父さんにうまくやりとりしてもらえれば、きっと取り込めることでしょう。

「大きいのが掛かった時は呼んで下さい。タモを持ってきますんで」との声をかけて釣り座へ戻り、自分の仕掛けも太めにチェンジ。

なぜだか分かりませんが、僕もボラ釣りに執着してしまったようです。

こうなれば意地でも1匹は釣ってみせます。再度、アミエビをカゴに詰めて仕掛けを振り込んでみます。

ボラはあいかわらず「釣れるもんやったら釣ってみぃ」という感じて、水面下をのびのびと泳いでいます。仕掛けを上層で止め、竿を揺らしてコマセを散らせます。

投入直後、即ヒットの期待に反し、奴らはあろうことにも散ったアミエビだけをパクついているようで、サビキ針には掛かってくれません。

「太いハリスを見破られているのか」と、考えていたのも束の間、隣からは「お父さん、お父さん」と叫ぶ子供の声。見ると竿が弓なりにしなっています。「ボラやっ!」父親もあわてふためているようです。

「お父さんに代われ!」との心強い言葉のもと、子供は親父に竿を手渡しました。

さすがお父ちゃん。竿を持つその姿には風格といったものが感じられます。しかし、ボラはというとそんなことにはお構いなく、縦横無尽に海面を突っ走っています。いくら太めとはいえ所詮サビキ仕掛け。おまけに穂先の硬い投げ竿。この組み合わせで強引にやり取りすれば糸がプッツン、一巻の終わりということにもなりかねません。そう考えている矢先から、親父は子供の仇とばかりに一気に魚を寄せにかかりました。「おっちゃん、それは無茶やで」と思った瞬間、「あぁーっ」「お父ちゃんのアホー!」思わず子供が叫びます。かっこいい姿を見せようとしたお父さんは面目丸つぶれ。ボラは仕掛けを口にぶら下げたまま、波間へと消え去っていきました。

とにもかくにも、このドラマを最後にボラの姿は見えなくなり、さらには本命であるアジからのシグナルもないままサビキ釣りはジ・エンド。

すっかり日も暮れた状況の中、メバル、ガシラを狙っての電気ウキ釣りに切り替えました。

このポイントでは、昨年12月、日暮れと同時にメバルの連続ヒット。おまけにビックなガシラも顔を出すほど。たった1回しか釣行していませんが、魚影の濃さや混雑度から見ても、僕にとっては三ツ星印の場所といえます。

午後6時、期待にこたえるべくウキが一気に海中へ。「よしっ」とばかりに竿を立てましたが手ごたえなく、上がってきたのはハゼに似た魚でし「そろそろ、ドラマは訪れるかぁ」との期待のもと、頻繁にマキエを効かせることにしました。そして、しばらく待っては誘いをかけたり、ウキ下を変えたりといろいろと手はつくしましたが、あいかわらずウキはだるそうに海面を漂っているだけ。

午後8時を迎えると空腹の我慢も限界。最後の望みとばかりに残っていたシラサエビを一気に撒き、鮮やかに輝く電気ウキに全神経を集中させました。結果は・・・。

アタリの「ア」の字もなし。須磨海釣り公園に続き、超A級と思われたポイントにも裏切られてしまいました。土生まで来て、それも訳のわからん魚1匹だけとは。

こうなれば、次回のポイント選定には自信を失うばかり。いったい僕はどこへ行けば目的の魚に出会えるのでしょうか。

年末を間近にして、長いトンネルへと突入してしまったようです。

~関西波止釣り情報(兵庫県・淡路島漁港の現況)~

現在、漁港周辺では、アジ・グレ・メバル・ガシラ・などが釣れていまアジはサビキ釣りで群れにあたれば50~100匹ほど。日によりかなりムラがあるようです。グレはオキアミをエサにしたフカセ釣りで20センチくらいのものが、メバル・ガシラはシラサエビを使ったウキ釣りや探り釣り、ズボ釣りで10センチ~25センチのものがそれぞれ釣れています。しかし、まだ時期が早いようなのであまり期待はできません。

また、港内には餌取りのボラがたくさん沸いています。仕掛けを切られないようにご注意ください。