実釣レポート27(兵庫県・須磨海釣り公園編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年11月11日(木)

釣り場:兵庫県・須磨海釣り公園

天候:くもり

水温:19°C

潮:中潮

風向:北東

エサ:アジ狙い:アミエビ

サンバソウ狙い:イシゴカイ

釣果:フグ15-20センチ3匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:アジ狙い:別添図をご使用ください。

サンバソウ狙い:別添図をご使用ください。

11月に入ってタチウオがようやく上向き。大阪湾岸波止でもいたるところで活気づいてきたようです。しかし、各地とも依然として高水温が続いており、どの釣り物も例年どおりの釣況ではないということは確かでさて、ファミリーフイッシングの季節もそろそろ終盤かな。寒くならないうちにということで、今回は海釣り公園シリーズの第4弾となる「須磨海釣り公園」をご紹介させていただきます。

今回の釣り場における電車でのアクセスは、阪神・山陽電鉄「須磨浦公園」を下車。海に向かって徒歩5分程度で到着します。JR「須磨」からですと、徒歩15分ほどかかります。次に自動車でのアクセスでは、大阪方面からですと、阪神高速神戸線「若宮」出口を降ります。そのまま国道2号線を西進し、5分ほど走ると須磨海釣り公園が左前方の視界に入ってきます。そして国道をはさんで右手にある「須磨浦公園駐車場(有料)」に車を止めて下さい。駐車場で釣り道具を積み降ろしたら、国道2号線沿いに大阪方面へと歩いていきます。「海釣り公園」と書かれた標識の案内に従い、地下道をくぐると釣り公園の料金所前へと到着します。

なお、駐車場から海釣り公園のゲート及び釣り台へと向かうには、結構な距離を歩くことになりますので、写真のような「台車」があると便利。釣具店や日曜大工ショップなどで販売されています。

ここ「須磨海釣り公園」は、第1~第4釣り台により構成され、620名もの釣り人を収容することができます。とはいえ、土、日、祝日には混雑が予想されますので朝一番の釣行をお勧めします。何回も言うようですが、割り込ませてもらう場合には、「すみませんが、ここに入れてもらってもよろしいですか」の一言をお忘れなく。

また、釣り台の周辺にはタイヤ、ヒューム管、コンクリートブロックなどの障害物が多数沈められ、それが絶好の漁礁となっています。

第1釣り台と第2釣り台の接合部分にある「管理塔」では、青イソメやシラサエビ、アミエビなどの釣りエサはもちろん、ウキやオモリなどの小物類も販売。また、トイレも設置しているため、女性の方でも安心して釣りを楽しむことができます。

なお、第2釣り台の内向き、第3釣り台の一部、第4釣り台では投げ釣りが禁止されていますのでご注意ください。

施設の一部である海洋放牧場では、タイ・ハマチ・ヒラメなどの大物が釣れますが、釣った魚は買い取り式となっています。

次に開園時間については、4・5・11月が午前6時~午後7時、6月が午前6時~午後8時、12~3月が午前7時~午後5時となっています。

なお、海洋放牧場は、4月~11月が午前9時~午後5時、12月~3月が午前10時~午後4時となっています。

休園日については、毎週火曜日。(祝日は開園)なお、年末年始(12月29日~1月3日)は開園され、新春釣り大会なども開催されるということです。

入場料(釣り料金)については、大人(16歳以上)は4時間まで1200円、小人(6~15歳)は700円となっています。延長する場合は、1時間あたり300円(小人170円)。見学だけの入園料は、200円(小人100円)となっています。

海洋放牧場へは貸し竿代を含み1回300円となっています。(入園料さらに、「須磨海釣り公園」での遵守事項として、1.投げ釣り時は周囲の安全確認をお忘れなく。2.開園前に料金所付近で並んでいる際、割り込みは厳禁。3。竿の使用本数は1人3本まで。4.場所取りの置き竿は厳禁となっております。マナーを守ってトラブルのないようお楽しみくださ当日は、開園時間の20分前、午前5時40分に現場へ到着。平日にもかかわらず10名ほどの釣り人が列をなしていました。午前6時、開門と同時に料金所で1200円を払い、釣り許可証を受け取って第2釣り台へと向かいました。

11月に入るとこの時間でも周囲はまだ薄暗く、いかにも釣れそうな雰囲気です。釣具を積んだ台車をゴロゴロと引きずりながら、やっとの思いで管理塔へ到着。そこで、本日のエサであるイシゴカイ500円分とアミエビ1袋を購入しました。

この釣り公園での人気ポイントは第2釣り台西向きのコーナー(角)です。大型のスズキやチヌ、更に今頃の時期にはハマチなども竿を賑わせてくれます。

せっかく来たんだから、僕も一発大物を・・・。ということで、このポイントから少し北に寄ったところで竿を出すことにしました。

まずは、早朝に回遊してくるであろうアジを狙うため、サビキ釣り仕掛けを準備。ご存知の方もおられると思いますが、この釣り場は昨年レポートした「平磯海釣り公園」同様、潮の流れが大変速いポイントのひとつです。関西では、神戸港~明石近郊にかけて「明石海峡」の影響により潮流の早いポイントが続いています。ビギナーの方には釣りづらいポイントと言えるでしょう。

ここでサビキ釣りをする場合は、重いオモリの付いた金属製のアミカゴを使用すること。そうしないと仕掛けが一直線に海底へ到達せず、アジのタナを直撃できません。

硬調子の磯竿(2~3号)、太めの仕掛け、重いアミカゴと三拍子揃えることがここでのサビキ釣りのコツと言えるでしょう。

仕掛けのセットを終え、カゴにアミエビを詰めて、竿下へと落としました。仕掛けは勢い良く海中へ突入。カゴが海底に着くと同時に糸フケを取りアタリを待ちます。潮流の影響で早くも仕掛けは斜めになっています。

道糸を張ってアタリを待っているのですが、仕掛けはどんどん流されていくばかり。想像以上に速い流れとなっているようです。

リールを巻き上げ、仕掛けを回収。再度、アミエビを詰め込み竿下へと投入し、頻繁にマキエを効かせて魚の回遊を待ちます。

午前7時を回り、あたりはだんだんと明るくなっていきます。しかし、今日は快晴の予報とはうらはらにどんよりとした雲が日差しをさえぎっています。そのせいか、比較的風も強く、寒さを感じさせるようです。

やがて波気も出はじめ、サビキ釣りには最悪のコンディションとなってきました。しかし、このような状況にもめげず、何度も何度もエサを詰めなおし、ひたすら仕掛けを投入し続けました。

アジが釣れそうにない状況の中、僕の右隣で釣っている山下清画伯に似た人(以下、清さんと呼ばせてもらいます)は、短竿を使ったズボ釣りでハゲやサンバソウを狙っていました。

午前8時頃、清さんの短竿の穂先が勢い良く震え出しました。すかさずアワセた清さん。しっかりと魚が乗ったようです。小型両軸受けリールをすばやく巻き上げているようですが、水深があるせいか、なかなか魚の姿が見えてきません。

「よっしゃ!」思わずそう叫んだ清さんの足元には、「幻の魚」と呼ばれている白と黒のストライプ野郎が浮き上がってきました。20センチほどのサンバソウです。隣で見ていても磯の王者の子供らしくその引きは強烈でした。抜き上げようとしておられたので思わずタモを差し出し、すくってあげました。「兄ちゃん、すまんな。」と言った清さんのその笑顔は、まさに裸の大将そのものです。

このストライプを見た僕も、きっぱりとサビキ釣りに見切りをつけ、ズボ釣り用の短竿をセット。3本針の胴突き仕掛けにイシゴカイを刺して足元へと落とし込みました。

オモリが海底にたどりつき、道糸を張った途端にコツコツとしたアタリが伝わってきました。竿をあおると、何かが掛かったようです。

「サンバソウでありますよーに」期待を込めてリールを巻き上げる手首の回転は思わず早まってしまいます。高鳴る鼓動の中、上がってきたのは・・・。

丸々と太った「フグ」でした。

「まあ、何回も海底を探ってたら、そのうち掛かってくれるやろ」ということで、根気よく探り続けます。釣り台(桟橋)式の海釣り公園でズボ釣り、探り釣りをする時は、鉄柱際がポイントとなります。でも、今日はそのことに気付くのが遅かった・・・。

時計をみるともう9時になろうとしています。タイムリミットまであと1時間。何とかあのシマシマを1匹でもゲットしたいものです。

あきらめずに鉄柱際へと仕掛けを落とし込み、丹念に上下を探りますると、ゴツゴツ。「来た!」、「アワセた。」、「乗った。」

すばやくリールを巻く巻く。底へ底へと突っ込んでいるようだ。うーんこの手ごたえはまさしく!やったか・・・。

ガッツポーズをとりかけた右腕が思わず下がりました。海面から重々しく上がってきたのは、やっぱり「ずぼらや(フグ)」でした。

結局、この日は納竿間際にずぼらやをもう1匹追加。釣果はあえなくフグ3匹。あこがれのシマシマ野郎は、僕にとってやはり「幻の魚」でした。

(ガッカリ)

最後にシマシマで思い出しましたが、須磨から少し大阪寄りにある甲子園を本拠地にしたシマシマチームも、来年こそはまともな試合を見せてほしいものです(ほんまにシマシマは魚も野球も、えらい目にあわしよんなぁ・・・)

~関西波止釣り情報(兵庫県・須磨海釣り公園)~

現在、須磨海釣り公園では、サビキ釣りで20センチ前後のアジが、また、ウキ釣り(エビ撒き釣り)ではチヌやスズキが釣れています。

また、イシゴカイやシラサエビを使ったズボ釣りや探り釣りでは、10~20センチのカワハギやサンバソウなども釣れています。

カワハギだけを専門に狙うのであれば「ハゲ掛け」と呼ばれている専用の仕掛けを使った方が確実です。

なお、この釣り場では潮の流れが相当速いため、サビキ釣りでは大型のオモリが付いた金属製のもの、ウキ釣りでは5号程度のオモリ、ズボ釣りや探り釣りに関しても5~10号程度のオモリを使うようにして下さい。また、できるだけ小潮または長潮といった日に釣行することをお勧めします。