実釣レポート26(大阪府・深日港編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年10月9日(土)

釣り場:大阪府・深日港

天候:晴れ

水温:26°C

潮:大潮

風向:北東

エサ:アジ狙い・・・アミエビ

タチウオ狙い・・・キビナゴ

釣果:アジ10-15センチ4匹・チャリコ5-15センチ4匹・その他、フグ

・ハゲなどのエサ取り

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:アジ狙い・・・別添図をご使用ください。

タチウオ狙い・・・別添図をご使用ください。

いよいよ秋本番。

アジ、イカ、タチウオ、ツバス、チヌ、サヨリなど、多彩な魚たちが揃う賑やかな季節。どれを狙うか迷ってしまい、毎日釣りに行かないと気がすまないといった状況です。

ところで、皆さんもお気づきかとは思いますが、今年は10月に入ったにもかかわらず「タチウオ好調」との情報は耳にしません。昨年の今頃は、大阪湾のいたるところで絶好調だったのですが。水温が異常に高いからでしょうか・・・。

北寄りの風が吹き、グッと水温が下がれば期待できることでしさて今回は、8月に釣行した「谷川」の北側にある「深日」というところへアジ、タチウオなどを狙いに行ってまいりました。

この釣り場へは、電車の場合ですと南海本線「みさき公園」にて、南海多奈川線に乗り換え「深日港」で下車。目の前が釣り場となってお車の場合は、大阪方面からですと、阪和道の「泉南」インターで降り、国道26号線を南下します。南海本線「みさき公園駅」を通過し、「深日ロータリー」を右折、加太方面へと向かいます。しばらく走ると、「深日港」の標識が見えてきますのでそれに従い右折。踏み切りを越え、フェリー乗り場の駐車場へ車を止めるとよいでしょう。

ここ「深日港」は古くから親しまれている好釣り場で、泉南方面では有数の波止釣りスポットです。釣れる魚種も豊富で、特に冬場は「加太」、「小島」に並ぶ大型カレイの実績ポイントでもあります。秋にはタチウオやアジ狙いの釣り人たちで隙間もないほどの大盛況です。

しかし、ここ近年はフェリーの廃止等により客足が途絶えたせいか、以前ほどの活気を感じさせない姿となっています。

深日港のポイントは大きく分けて3つ。沖に向かって左手の赤灯台波止、右手の白灯台波止、そして港の奥、フェリー乗り場の岸壁です。

両灯台とも先端のテトラ周りでは紀州釣りでチヌやグレを狙われる方が多く、また、内向きの捨石周りではメバル、ガシラなどの好ポイントでもあります。

フェリー乗り場の岸壁はウキ釣りやサビキ釣りでアジ・サバ・イワシ・タチウオなどが釣れ、投げ釣りでは小型のカレイ、キス、ガッチョ(メゴチ)なども釣れます。足場が良いのでビギナーの方にはお勧めのポイントです。

今回は、タチウオ、アジ狙いということで、この足場のよいフェリー乗り場岸壁から竿を出すことにしました。

当日は、午前4時頃に現場へ到着。情報では、アジやチヌまたルアーではスズキなどが釣れているとのことでしたが、フェリー岸壁では電気ウキを沖へ投げ込み、タチウオを狙っている釣り人もいました。

「ウキは消しこみよるけど、針に掛からん」と、地元の人らしきおっちゃんがぼやいていました。水温の高い状況の中、おそらく型の小さい太刀魚なのでしょう。もう1組の人たちは大型ウキを付けた遠投サビキ釣りでアジを狙っています。周囲が暗いせいか、まだ1匹も上がっていない様子です。

僕はまず、夜明けまでが勝負といわれているタチウオ釣り仕掛けの準備にとりかかりました。ポキッと折り曲げて発光させた「ケミホタル」をワイヤーハリスの上部に取り付け、キビナゴを針に掛けて第一投。電気ウキは流れ星のような線を描きながら、30メートルほど沖合いの海面へと着水しました。

幻想的な光を放って漂う電気ウキ。潮の流れもなく静かな海面。まるで時間が止まってしまったかのように感じられます。

静まりかえった状況の中、周囲が明るくなるまで電気ウキを流し続けましたが、結局ノーヒット。今期初のタチウオ釣りは、見事空振りに終わりました。

午前6時、周囲のサビキ釣り師たちの竿が曲がり始めました。アジの到来です。僕もあわててサビキ釣り仕掛けを準備。沖合いを狙った「遠投サビキ釣り仕掛け」を起用することにしました。

アジ釣りの場合、タナは下層を狙うようにします。仕掛けを底まで落とさず、上層や中層でマキエを散らせた状態で待機していると、サバやイワシ、更にはハゲやフグなどの猛攻にもあってしまいます。

遠投サビキはタナ取りが命。周囲が釣れているのに自分だけが釣れない時やエサ取りばかりに悩まされてしまう場合は、タナが合っていないのです。そんなときは釣れている人に、「タナは何ヒロ?」と勇気を出して聞いてみましょう。

ただし、嘘を教えられるケースもあります。人に聞いてそれでも釣れないときは、更にウキ下を深くしてみましょう。また、ウキを外してブッ込み、道糸を張ってアタリを取るのもひとつの方法です。

確実な釣果が期待できるサビキ釣り。周囲の状況をみても今日は裏切られることはないはずです。

案の定、投入直後からウキを揺さぶるアタリ。道糸を張っていたので穂先を揺さぶる魚信まで伝わってきます。

ゆっくりとリールを巻き上げると、小アジとチャリコのダブル。取り込む途中でアジは針から外れ、グッバイ。貴重な1匹の損失です。

その後、ウキが横走りするようなアタリ。軽くアワセ、伝わる魚信を手にしながら、ゆっくりとリールを巻き、手前へと寄せてきます。すると、やったぜ、とばかりに本命(アジ)の2連チャン。

「よっしゃ、よっしゃ」とエサを詰め替え再投入。再びウキが激しく揺さぶられます。今度は、竿が結構締め込まれ、手元へはかなりの重量感が伝わってきます。それもそのはず、3連チャン。うち、2匹は手のひらクラスのチャリコでした。

周囲の釣り人たちもコンスタントに小アジを釣り上げているようです。と同時に子どもたちの歓声まで聞こえてくるようになりました。

「これからや!」とばかりに、はりきっているとサビキ釣りでは致命的なトラブル発生。な・な・なんと、仕掛けがモジャモジャに絡まっているじゃないか。早くほどかないとアジの群れは過ぎ去ってしまいます。頭の中は、パニック状態。必死になってほどいてはいるのですが、やればやるほど仕掛けは絡まっていくばかり。背に腹は帰られないとばかりに新品仕掛けに交換。(すぐに交換しといたらよかった)

応急措置がよかったのか、この後も数匹のアジやチャリコなどを追加。

しかし、午前8時を過ぎた頃からフグなどのエサ取りしか掛からなくなってきました。サビキ釣りとしては少々寂しい釣果ですが、午前9時に納竿することにしました。

なお、今回の仕掛けについては、ウキ・カゴ・仕掛け等がセットになっているとっても便利なヤマシタ「サビキちゃんカゴウキセットC」を使用しました。なお、スペアの仕掛けについては、アミエビと同じ色の擬似針が使われているヤマシタ「集魚ミラー付ピンクスキンサビキ6号」を使用。食いの悪い時には、ハリスの細い4号を使用するとよい最後に、釣っている最中で隣のおっちゃんがサビキ仕掛けを投入する際、針が僕の顔をかすめていきました。「兄ちゃん、ごめん、ごめん!」と今回はこれで済んだからいいものの・・・。

皆さんも仕掛けを投入(キャスティング)する際は、後左右の安全確認をお忘れなく。釣り針が他の人の顔や目などに掛かってしまったら大変なことになります。特に今頃の時期はどこの波止とも混雑していますので、くれぐれもお気をつけ下さい。

また、混雑した釣り場では、「ここに入れてもらってもいいですか」との一言もお忘れなく!

~関西波止釣り情報(大阪府・深日港周辺)~

現在、深日港周辺では、サビキ釣りで10-18センチのアジがよく釣れています。その他にも、ルアー釣りではスズキが、灯台先端のテトラ周りでは紀州釣りでチヌやグレなども釣れているようです。

タチウオについては、ポツポツと上がっているようですが、まだ好調との情報は入っていません。

そろそろツバス、ハマチといった青物も回遊し始める頃でしょう。