実釣レポート24(大阪府・新淀川河口編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年9月19日(日)

釣り場:大阪府・淀川河口(姫島護岸)

天候:くもり

水温:23°C

潮:長潮

風向:南東

エサ:石ゴカイ(ジャリメ)

釣果:ハゼ7-18センチ21匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

うだる暑さも一段落。

気がつけば秋風が漂い、中秋の名月もそこまできています。

そこで今回は、この季節の風物詩ともいえる「ハゼ」(以下、「はぜドン」と呼ばせてもらいます。)を狙って、淀川河口へと釣行してまいりました。

秋は行楽の季節。ファミリーフィッシングの季節です。

この時期は、アジ・サバ・イワシ・タチウオ、そして今回紹介するはぜドンと、ビギナーの方にも簡単に釣れる魚たちが数多く登場する季節なのです。

今回のはぜドンポイントは、新淀川河口に位置する「姫島」という護岸です。車でのアクセスは、市内中心部からですと国道2号線を尼崎方面へ。「野田阪神」を通過して、数分走ると新淀川へ出てきます。国道2号線にかかっている「淀川大橋」を渡り1つ目の信号を左折。護岸沿いに走ると堤防に鉄ハシゴがかかっている場所がありますのでその近辺に駐車してください。(駐禁には、くれぐれもご注意を!)

電車で行かれるのであれば、阪神電鉄の「姫島駅」下車、高架下を大阪方面に向かって歩いていくと5分ほどで新淀川の堤防に突き当たります。そこから、上流(塚本方面)へ向かってさらに5分ほど歩き、淀川大橋手前の鉄ハシゴがかかっているところが釣り場です。エサは淀川大橋の南詰に「山口釣具店・06-6451-3283」があります。

また、ポイントへは護岸の堤防にかかっている鉄ハシゴを昇り降りすることになりますので、足元には十分ご注意ください。ハシゴを降りると、広い河原に出ます。季節柄、花火やバーベキューの残がいが散乱していますが、気にせず岸へと近づいて下さい。(釣りを楽しまれる皆さんは、ゴミを捨てないでネ!)

護岸には、捨て石やテトラポットなどが積まれていますが、それほど足場は悪くありません。ただし、川の水で濡れた捨て石やテトラポットの上には決して乗らないこと。滑りやすく、たいへん危険です。

それでは、ここで初心者の方むけに「はぜドン」の釣り方を簡単に説明していきましょう。

はぜドンは汽水域(海水と真水の混じった区域)に多く生息し、毎年お盆を過ぎた頃から河口の浅場へと接岸してきます。

写真でもお分かりのとおり、はぜドンはそのすっとぼけた顔に似合わずとても貪欲な魚です。目の前にエサが漂っていると、我れ先にとばかりエサに飛びついてくるのです。

はぜドンを釣るには、「ウキ釣り」・「脈釣り」・「投げ釣り」などで狙います。

今の時期は小型のはぜドンが岸近くまで寄ってきているため、ウキ釣りや脈釣りで狙うと数釣りが楽しめます。

10月に入れば、20センチクラスへと成長。次第に深場へ移動してしまうため、投げ釣りで狙うようになります。秋が深まると、大型は釣れますが数はあまり出なくなっていきます。

今回は3つの釣り方の中でも、一番簡単でかつ効率よく釣れるウキ釣りを中心に話を進めていきましょう。

ウキ釣りではぜドンをたくさん釣るコツは、何と言っても「タナ取り」です。彼らは川底にベッタリとへばりついているので、エサは底を引きずるように流します。

エサは青イソメ、石ゴカイ(ジャリメ)、ミミズなどがあげられますが、経験上、一番食い込みがよいのは石ゴカイです。1パック(500円)もあれば、ほぼ1日楽しめることでしょう。

針にエサを刺す場合は、通しざしhttp://www.xnet.ne.jp/fish/hato/isome.htmにして、たらし部分を短くするとよいでしょう。チョン掛けでは食い逃げにあうことが多いようです。

また、ウキを流す際に気をつけなければならないことは、常に誘いをかけてやるということです。「誘い」とは具体的に言いますと、水(潮)

が流れてくる方向へウキをチョンチョンと小刻みに引っ張ってやるのです。するとはぜドンは目の前にあるエサが突如逃げ出すように見え、「はよ、食わなあかん」とばかりにパックリと食らいつき、あえなく御用となってしまうのです。

ハゼ狙いに限らずウキ釣りをする場合、「誘い」は魚への大きなアピールとなり、食い気をそそることになります。ウキ釣りテクニックのひとつとして覚えておいて下さい。

それでは、僕の釣り日誌に話を戻すことにしましょう。

当日はお昼頃に自宅を出発。阪神高速を利用したので30分ほどで釣り場へ到着しました。例年であればこの護岸一帯は、はぜドン狙いのファミリーや子供たちで大賑わいのはずなのですが、今日に限ってはかなりのスペースがあります。

時計を見ると午後12時45分。9月も中旬ではありますが、照りつける日差しはなお厳しく、じっとりと汗もにじんできます。とはいえ、時折、心地よい秋風が僕を一息つかせてくれる瞬間もありました。台風が来てくれたら、更に過ごしやすくなるのですが。

はぜドンは単純な仕掛けで簡単にかつ誰にでも釣れる魚です。また、ウキ釣りや脈釣りではリールなど必要ありません。僕は4.5メートルのノベ竿に仕掛けをセット。先ほどの説明どおり、タナ(ウキ下)を底スレスレにあわせました。(この作業を怠ると釣果に差が出ます)そして針に石ゴカイを刺し、テトラポット際へ投入しました。

なんと、仕掛けを投入した直後に早くもアタリです。(笑わしよんな「ピコピコ、スーっ」といった感じでウキが消しこまれました。完全に消しこまれたことを確認し、軽く竿をあおりました。「ブルブル」といった感触が手元に伝わってきます。水面からスポッとあがってたきのは15センチほどのハゼどんです。「釣られてもたわー」とばかりに、まぬけ面した彼はしっかりとエサを飲み込んでいました。

今日はたまたま、バッカンとエアポンプを持ってきていたので、はぜドンを活かしておくことにしました。

エサをつけて再び投入。またもやウキは消しこまれましたが、今度は空振り。どうも、エサだけがちぎられているようです。たらし部分を更に短くすることにしました。

すると、しばらくの間は入れ食い状態が続きました。ガン玉オモリを使用した軽い仕掛けのため、はぜドンも違和感なくエサを食ってくれます。また、同じポイントへ集中してエサを振り込んでいると、自然にはぜドンたちは集まってくるようです。5~10分に1匹のペース。サイズも5センチほどの小型から20センチ弱の良型までといろいろ。

「はぜはぜはぜドン、はぜはぜドン・・・(以下の歌詞は覚えていませと、僕の頭の中では「はぜドン」のテーマソングがエンドレスに鳴り響き、爆釣モード全開、絶好調です。

ここで突然ですが、皆さんは20年ほど前に放映されていたアニメ「はぜドン」を覚えておられるでしょうか。今の「ピカちゅー」同様、そのかわいいキャラクターでもって、当時の子供たちには大人気だったようでやがてお日さんも西へ傾きはじめました。日差しがやわらいだせいか、気がつけば周囲にもファミリーの釣り人が集まり出し、子供たちのうれしそうな歓声も聞こえてくるようになりました。

時計を見ると午後3時。入れ食いでエサも底をついてきたので納竿とすることにしました。

バッカンの中では、はぜドンたちでいっぱいです。今回は持ち帰って食べないため、はぜドンたちを解放することにしました。元気よく川へ戻っていくはぜドンたちに「もう釣られんなよ」と言いたいところですが、あのまぬけ面を思い浮かべると、懲りずにまた釣られてしまうことでしょう。

関東にお住まいの方であれば、老舗で有名な「江戸前のハゼ釣り船」をご存知のはずです。船中で釣りたてのハゼを天ぷらにして食べさせてくれるそうです。

釣れたはぜドンを持ち帰って料理する場合は、このように天ぷら(頭を落として開く)が一番のおすすめです。

アツアツのハゼの天ぷらとキンキンに冷えたビール。うーん、考えただけでもヨダレが出てきました。

期間限定のファミリーフイッシング「はぜドン」。10月いっぱいまでは皆さんの竿を賑わせてくれることでしょう。

「はぜはぜはぜドン、はぜはぜドン」次の週末はこれで決まりですネ!

~関西波止釣り情報(大阪府・淀川河口姫島護岸)~

現在、淀川河口の姫島護岸周辺では、石ゴカイやミミズを使ったウキ釣り、脈釣り、投げ釣りでハゼが釣れています。

時折、ビックなボラや小チヌ(キビレ)が食いついてきますので、タモ(玉網)を持参された方が無難です。満潮前後の時合を狙って釣行すると好成績が期待できます。

ただし、雨後の増水で濁りがひどい場合は、いくらはぜドンといえどもほとんど釣れませんのでご注意を・・・。

~おまけ~

本年9月26日(日)JR塚本駅周辺の淀川右岸一帯では「第17回淀川家族ハゼつり大会」が開催されます。

「よっしゃ。いっぺん子供連れて出てみたろか」と、大会参加に意欲的なお父さんは、当日、午前6時に大会本部(会場に設置)へおこし下さい。そこで検寸表を受け取っていただき、正午より(予定)大会本部で審査を実施いたします。審査方法は1尾長寸。わかりやすく言えば、一番ビックなハゼを釣った方が優勝です。

参加資格は特になく、家族連れ以外の方でも参加できるそうです。

参加費は300円。釣具、エサ等は必ずご持参ください。

優勝を狙う方、事前にメールをいただければ監督がアドバイスいたしまちなみに大会へ参加された方、メールで感想などをお聞かせ願えれば幸いです。

ただ、台風が近づいていますので天候には十分ご注意いただき、無理な釣行はお控えください。特に雨後の河川はひどく増水しているため、大変危険です。以上、よろしくお願いいたします。ご健闘をお祈りしております。