実釣レポート23(大阪府・石津ゼネラル波止編)

Almighty

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年8月28日(土)

釣り場:大阪府・石津ゼネラル波止

天候:くもり

水温:28°C

潮:中潮

風向:南西

エサ:チヌ狙い…岩ガニ

アコウ狙い…シラサエビ

釣果:チヌ28-35センチ2匹・キビレチヌ18-37センチ2匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:チヌ狙い…別添図をご使用ください。

アコウ狙い…別添図をご使用ください。

いよいよ夏休みが終わりました。

この夏も高校野球同様、各地ではいろんなドラマが展開されたことでしょう。

99年夏、皆さんはどのような釣りを楽しまれましたか。ケガや事故などはなかったですか。釣りは、ワザよりも、腕よりも何よりも「安全第一」です。

そして、「99年釣り劇場」(勝手にテーマをつけてすみません)ありとあらゆるドラマチックな釣り情報はドシドシ「つりnet」へご提供くださまた、波止釣りに関しては僕がついていますので、「こんな時、どうするの?」といった質問などもバンバンお待ちしております。(ほんまに待ってるんですが、最近メールの質問等が少なく夏の終わり同様、ごっつ寂しく感じております…)

行く夏を惜しみながら、少々夏バテ気味の僕は先週末、堺市の「石津ゼネラル波止」へと行ってきました。

この釣り場へのアクセス及び渡船手段については、前々回の「石津ゼネラル波止レポート」をご覧ください。

今回の釣行は前々回のリベンジということで、早朝の時合いを狙いエビまき釣り+前打ち釣りでの仇打ち(予定)です。

エビまき釣りでは、アコウを、前打ち釣りではチヌを狙います。

午前4時に自宅を出発。4時30分頃到着した「スーパーまるは堺店」で岩ガニ500円分とシラサエビ2000円分を購入しました。レジの前には「今年はアコウの当たり年。半夜で絶好調!」と書かれた貼り紙がありました。期待が膨らむ中、急いで渡船乗り場へと向かいました。

4時50分頃、エーワン渡船のコンテナ小屋前に車を止め渡船屋のおっちゃんが来るのを待っていると、すぐに「エーワン渡船」のステッカーを貼った軽自動車がやってきました。おっちゃん、さっそうと登場です。今日もテレビ番組「四季の釣り」の帽子をかぶっています。よほどその帽子が好きなんでしょう。

「船まわしてくるから、待っといて」と僕らに声をかけ、しばらくするとちっちゃい渡船が漁港へと入ってきました。

今日は、前回来た時におっちゃんから教えてもらったアコウの濃いポイントである「9番」へと渡してもらいました。

10分ほどで釣り場へ到着。「午前8時に迎えにきて」とおっちゃんに伝え、僕らは船を降りました。

早速、海中に沈んでいるテトラポット付近へエビを多めに撒き、魚を寄せにかかりました。早朝にアコウを狙う場合は日の出までが勝負です。

急いで仕掛けをセットし、テトラ際へと振り込みました。

振り込むと同時に、ジワーッとした魚信がウキに伝わりました。すかさずアワセると、ゴツゴツとした手応え。水面に顔を覗かせたのは30センチ弱の小チヌです。タモを使わず一気にゴボウ抜き。小さいですが、一応ストリンガーにてキープしておきました。

その後、小型のキビレチヌを1匹追加してからというものは、エサ取りたちとの格闘。

夏場の高水温時はおきまりといったケース。フグ・フグ・フグ。フグの猛襲です。秋が深まるまでは、しばらくこのような状況が続くことでしょう。

結局、アコウの「ア」の字も出ないまま、午前7時、エビまき釣りをあきらめ、前打ち釣りに切り替えることにしました。

前打ち釣りとは、波止際にエサを落とし込んでいく一般の落とし込み釣りに対し、波止際から離れた足元や沖目の捨て石やテトラポット周りにエサを落とし込んでいく釣り方です。

アタリはエサを落とし込んでいく途中での蛍光ラインや目印の変化で読み取ります。

解説はこれくらいにさせていただいて、落とし込み専用竿にリール、仕掛けをセットし、エサとなる岩ガニの尻尾部分に針をチョン掛けしてテトラ際へゆっくりエサを落とし込んでいきました。

落とし込み釣りや前打ち釣りはあらゆるポイントを探りながら釣り歩く一言で言えば「攻め」の釣りです。エビまき釣りのように1ヶ所に腰を据えてポイントを作り、粘る釣り方とは全く対称的です。今日は、朝から適度なニゴリが入り、いかにも釣れそうな雰囲気です。

足場の悪いテトラポットの上をうろうろし、沈みテトラのチヌが付いていそうなポイントへと果敢にエサを落としていきます。

蛍光色の道糸が水面に吸い込まれていく部分を凝視していると一瞬ですが、「ツン」と糸が横走りしました。すかさず掛けアワセましたが空振り。カニはしっかりとかじられていました。再度、カニを針に刺し同じポイントへ落とし込みます。落していく途中、今度は道糸がフッとふけた(たるんだ)感じかしました。瞬時に竿をあおるとバッチリ針掛かり。竿は胴から弓なりにしなっています。しばらく竿を立てていると銀鱗が水面に姿を現わしました。しかし、大変なことにタモが手元にありません。タモを持った友人はだいぶ離れたところで釣っています。目視では30センチほどの獲物だったので一気に勝負。ゴボウ抜きです。

「ドサッ、バダバタ」足下のテトラへ抜き上げ成功です。37センチのキビレチヌでした。キビレチヌは汽水域に多く、尾ビレや尻ビレはハケで黄色く着色したかのようにきれいな魚です。石津川の流れ込みにあたるポイントのせいか、このあたりではかなりの比率でマチヌよりもキビレが多いということです。

そのいぶし銀をストリンガーにキープした僕は、新たなポイントを探して再び歩きはじめました。「今日はいけるで!」と、ノリノリ気分の中、渡船のおっちゃんの携帯に連絡を入れ、「ごめんやけど、9時までいてるわ」と、伝えました。すると、「その時間は忙しいから、10時でええか」と言われたので、少し暑いですが「いいよ」と、答えましポイントを転々としていると、複雑に積まれたテトラポットを見つけたので、その陰にエサを落とし込んでみました。底付近でエサを躍らせていると、どうやら根に掛けてしまったようです。少々、強引に竿を立てると根掛かりが外れ、おまけにイガイのかたまりがたくさん釣れてきました。超ラッキーです。これでタイムアップまでは、エサが底をつくことはないでしょう。万一、岩ガニを使ってしまってもイガイがあれば大丈夫。

「でも、まあ試しにイガイを餌にしてみるか」ということで、親指の爪ほどのものを針に刺して落としてみました。すると、水面から1メートルほど落としたところで蛍光ラインが横走り。

ガツーンと一発やりました。グーッ、グーッと竿を締め込みます。今日は、長い間倉庫に眠っていた前打ち竿が大爆発です。今度はしっかりとタモにゲット。30センチオーバーのマチヌです。恐るべしイガイ効果。さすが、落とし込み釣りの主流エサです。

時計を見ると9時50分。そろそろ迎え船の時間です。「もうこんな時間かぇー」ということで、上昇ムードではありましたが納竿としました。

少し離れた場所で丹念に探っていた友人は残念ながらチヌの顔を拝むことはできませんでした。

残念無念。でも、いつかは釣れるから気長に付き合ってね。

帰りの船の中で「おっちゃん、今日はよう釣れたわ」と言うと、「また、いつでもおいでや」とうれしい返事をなげかけてくれました。

おっちゃん、今度は是非、幻の魚「アコウ」を釣らせてちょーだい。

最後に、毎年この時期を迎えて思うことですが、夏の終わりを感じさせる海風って、なんともいえない寂しさが漂ってきますよね。なんで、冬はとても長く感じるのに、夏はあっという間に過ぎ去って行くのでしょうか…。

気がつけばもう9月。いよいよ本格的なファミリーフィッシングの季節。

これからはどこの堤防とも家族連れで賑わうことでしょう。

そんな方たちへ、近々アジ釣りのとっておきポイントをお教えしましょう。

ご期待下さい。

~関西波止釣り情報(大阪府・石津ゼネラル波止周辺の現況)~

現在、ゼネラル波止周辺では、や青イソメの電気ウキ釣りでチヌ・キビレチヌ・ハネ・アコウなどが釣れています。

また、岩ガニをエサにした前打ち釣り(落とし込み釣り)では、中型(30センチ前後)のチヌ・キビレチヌがよく釣れています。水没したテトラ際を丹念に探り歩くことが釣果を上げるコツです。

依然として好調のアコウを専門に狙う場合は、エビまき釣りで朝よりも半夜の方に分がありそうです。

また、ゼネラル波止周辺は比較的水深の浅いポイントが多いので、なるべく満潮時を狙うようにして下さい。