実釣レポート15(和歌山県・由良港編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年4月17日(土)

釣り場:和歌山県・由良港

エサ:活きアジ

釣果:アオリイカ胴長18センチ1杯

仕掛け:http://www.xnet.ne.jp/fish/hato/t980809ebi1.jpgを使用し、タナを3ヒロに変更して下さい。

「やったぁぁぁぁぁ~」

かねてから、念願だったアオリイカをついにゲットしました。それも2回目の釣行で。噂では、なかなか釣れないと聞いていたので、正直いって5連続ボーズくらいは覚悟していました。でも、こんなに早く釣れるとは。やっとの思いでスランプ脱出。今回の釣行からは波に乗っていけそうな気がします。

前回、アオリイカ狙いで釣行した先は和歌山県の上野漁港というところでした。その波止で帰り支度をしていた時のおっちゃんと僕の会話

おっちゃん:「兄ちゃん、釣れたか」

僕:「全然、あかん」

おっちゃん:「あんたらどっから、きたんや」

僕:「大阪の八尾や」、

おっちゃん:「わざわざこんなとこまで足伸ばさんでも、湯浅や由良のよう釣れるのに」

僕:「そんなとこでイカ釣れんの」

おっちゃん:「イカなんか、和歌山やったらどこでも釣れるがな。アホぁ。」

という会話がきっかけとなり、今回は和歌山県の由良港というところに行ってまいりました。

この釣り場へのアクセスは、大阪方面からですと、阪和道から海南・湯浅道路へと進み、広川出口を降りていただきます。そして、国道42号線を南下、途中、険しい峠道を越えるとやがて由良町へと入っていきます。しばらく走ると由良港の標識が見えてきますので、その交差点を左折すると港へ突き当たります。港の突き当たりを左折し、そのまま港湾沿いを道なりに進んで下さい。すると右手に「小野田セメント」が見えてきます。その裏の岸壁が今回のポイントです。

この釣り場への所要時間は約1時間30分。午後2時に家を出発したので、午後3時30分頃には到着していました。

今回特に気をつかったのはエサとなる「活きアジ」の管理です。ポイントへ向かう道中で、湯浅近辺の42号線沿いにエサ屋があったので、そこで活きアジを10匹買うことにしました。そこからポイントまでは、30分ほどの走行時間が予想されたので、40センチのバッカン2つに活きアジをそれぞれ5匹づつを入れてもらい搬送することにしました。また、今回からアジを少しでも長生きさせるため、エアポンプはパワーのあるタイプを使うようにしました。

ポイントへ着いて、すぐにアジを確認しました。よかった。活きていました。前回は、大量に死なせてしまいましたが、今回は強力ポンプのおかげで2つのバッカンのアジとも元気に泳いでくれています。まずは一安それにしても、今日買ったアジはビックな奴です。だいたいエサとしては15センチ前後が最適なのですが、20センチを超えたジャンボ君もさっそうと泳いでいます。「このまま家に持って帰って、タタキにして食べよかなぁ。」

とんでもない考えまでが浮かんできたのでした。

時計を見ると、時刻はまだ午後4時前。アジを針にかけて泳がせるにはまだ早すぎます。しかし、曇天や雨天の時は日中でもアタックしてくることがあるそうです。

日没までの時間はサビキ釣りで遊ぶことにしました。もしかしたら、何か小魚が釣れるかもしれない。釣れたら予備のエサとしてバッカンで活かしておくつもりでした。

サビキカゴにアミエビを詰め、大型のウキをつけて20メートルほど沖合いを狙いました。

何度かアミエビを詰めなおし、仕掛けを打ち返しましたが、時期的なせいか、全く反応なし。何も掛かりません。夏から秋口であれば、アジやイワシなども釣れるはずなのですが…。

やがて、日も傾いてきたので、ぼちぼちウキ釣り仕掛けを準備することにしました。そして、今回はイカの掛け針である「ヤエン」も持参したので、難しいとは思いましたがヤエン釣りにも挑戦することにしましここでヤエンでの釣り方を説明しますと、アジの尻尾に道糸をくくりつけ、沖合いへ放り込むといっただけの単純なものです。そしてリールのスプールをフリーにしてアジを泳がせておくと、イカが乗れば糸がスルスルと出ていき、アタリを知らせてくれます。そこで竿を立てて重みを感じたらイカが乗っていますので、アジに抱きついているイカをゆっくりと足元まで寄せてきます。足元まで寄せたら、ここで掛け針「ヤエン」を道糸づたいに滑り込ませるのです。すると針ガカリしたイカが最後の締込み(ジェット噴射)をみせますので、うまくやりとりしながら胴体の方からタモで取り込んで下さい。うまくエサに乗せても、足元に寄せるまでにエサを離してしまったり、針ガカリしても身がちぎれてバラシてしまったりとタモに入れるまではハラハラ、ドキドキの連続です。これがアオリイカ釣りの醍醐味といえるでしょう。

ヤエン釣りは結構難しいので、入門者にはウキ釣り(泳がせ釣り)の方をお勧めします。

ウキ釣り仕掛けのセットが完了したので、アジを鼻がけし、10メートルほど沖合いを泳がせることにしました。次に、もう一本の竿でヤエン釣りをするため、アジの尻尾に道糸をくくりつけ、放り込んでおきやがて周囲が完全に暗くなり、電気ウキの明かりがはっきりと見え出した頃、待望の前アタリが出始めました。前アタリとは、泳がせているアジがイカに追われて逃げ惑い、ウキが浮いたり沈んだり左右へ走ったりすることを言います。案の定、前アタリの直後に電気ウキの明かりがぼやけ、ユラユラと海中に消し込まれました。しっかりとアジに乗ってもらわないといけないので、15秒くらい待ってからアワセを入れました。緊張の一瞬であります。ここで手応えが軽いとすっぽ抜け、重いとイカが乗っている証拠です。結果は…。

ズシッとした手応え。「よっしゃぁー」の叫び声とともに相棒はタモを構えてくれています。身切れしないようにゆっくりとリールを巻き、寄せてきました。しかし、海面が真っ暗で何も見えません。仕方なく、ヘッドライトで海面を照らすことにしました。すると、力尽きたアジのすぐいました。付いていました。引っかかっていました。茶色のポチャッとしたかたまりが。すばやくタモ入れをしてもらい、うまく取り込むことができました。そして、波止の上でもう一度ライトをあて、その姿を確認しました。胴長20センチほどの立派なアオリイカさんでした。しかし、喜んでいたのも束の間、突然「ブシューッ」と、墨を吐き出し、もう少しで服にかかってしまうところでした。噂では、墨が衣服に付いてしまったら、とれなくなるそうですのでご注意下さい。

なにわともあれ、1杯ゲットできたので、「今夜はこれでええわ。早速、刺し身にして食べよう」ということで、すぐに道具を片付け、家路を急刺し身にして食べた感想はというと、肉厚で粘りと歯ごたえがあり、甘くて最高に美味でした。

また、イカは他の魚と違いさばくのも簡単で、料理のバリエーションもたくさんあります。

特にゴールデンウイーク頃には大型が釣れる可能性が大きいため、行ってみる価値はあります。しかし、人気のある釣り物であるためにどこの釣り場も大混雑です。おまつりなど、くれぐれも釣り人同志のトラブルには気を付けて下さい。

ちなみに僕はというと、当分の間、「アオリイカ釣りクレイジー」になってしまいそうです。

~関西波止釣り情報(和歌山県・由良港付近の現況)~

現在、由良港付近では、アオリイカが釣れています。

アオリイカは活きアジを使ったウキ釣り(泳がせ釣り)で狙います。

サイズは胴長20-40センチ、時折大型も混じるようです。夕方からが時合いです。特に満月の大潮まわりの日が狙い目でしょう。