実釣レポート13(和歌山県・上野漁港編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年4月3日(土)

釣り場:和歌山県・上野漁港

天候:晴れ

水温:15°C

潮:大潮

風向:南西

エサ:活きアジ

釣果:うそやろー

仕掛け:別添仕掛け図を参照して下さい。

だんだん暖かくなってきましたね。これからが本格的な釣りシーズン到来と言えるでしょう。家でゴロゴロしているお父さん方も、奥さん、子供さんを連れて近くの波止へと繰り出しましょう。

さて、今回のレポートは関西の某釣り雑誌に「和歌山県御坊周辺で大型のアオリイカ接岸。連夜の絶好調!」という情報にだまされ、いや、のせられて、「和歌山県上野漁港」というところへ行ってきました。

この釣り場へのアクセスですが、大阪方面からですと、阪和道~海南・湯浅道路~湯浅・御坊道路へと進み、御坊出口を降りていただきます。そして、国道42号線を南下、5キロほど走ると左手に「フイッシングオーシャン名田店」という、おおきな釣りエサ店が見えてきます。

その釣りエサ店向かいの農協集荷場とビニールハウスの手前を右折すると上野漁港へ出ます。漁港に駐車スペースはありますが、地元漁師さんの迷惑にならないように停めて下さい。

この釣り場までの所要時間はジャスト2時間。正午に家を出発したので、午後2時に到着しました。

アオリイカを釣るためには、まず生きたアジを入手しなければなりませんので、漁港向かいにある「フイッシングオーシャン」へ立ち寄ることにしました。

活きアジは1匹140円と高価なエサですが、とりあえずは10匹ほど調達することにしました。エアポンプ付きのクーラーに活きアジを入れてもらい漁港へ急ぎました。漁港の駐車スペースに車を停め、アジの入ったクーラーと道具をかついで、小波止の先端付近へとむかいました。そして、活きアジをクーラーから別に持ってきた大型のビニールバケツに移し替えようとクーラーのフタを開けました。その瞬間、予想もしなかった悲劇と目を覆いたくなるような光景が僕を襲いました。さきほど、すぐそばの釣りエサ店でかったはずの活きアジ様が、な・な・なんと、腹を上にして浮いてしまっているのです。その数、なんと6匹。1匹140円やから、えーと、140円×6匹で、消費税を入れると882円の大損害です。初めて赤潮が発生した時の漁師さんの気持ちが分かるような気がしました。「えらいことになってしもうたなぁ」来たそうそう、泣きそうになってしまいました。また、最悪にもこの日に限って所持金も少なく、帰りの高速代を差し引くと、手元には300円しか残っていません。「300円あったら、消費税込みでアジ2匹買えるな!」と一瞬考えましたが、釣りエサ店のおっちゃんに「すんません、アジ2匹ちょうだい」と言いにくかったので、結局買うのをやめることにしました。

そのため、生存者いや、生存魚4匹を希望に、釣りを始めることにしアオリイカは日が高いうちはほとんど釣れません。そのため、日中に元気なアジを泳がせてもあまり効果はないのです。日没前後が勝負となるため、アジ様は絶対に日没まで生き延びてもらわないと困ります。

そうこうしている間にも、体が横になってしまっているアジが1匹出てきました。危篤状態です。(頼むから助かってぇー)

現在は、午後2時30分。活きアジを泳がせるにはもったいない時間なので、死んだアジをつけることにしました。

午後3時頃、「兄ちゃん、釣れるか?」と、常連らしいおっちゃんがやってきました。僕の隣に釣り座を構えたおっちゃんは、紀州地方独特のイカの掛け針である「ヤエン」を持っていました。

僕のウキはというと、あいかわらず、海面を気持ちよく漂ったままの状態です。のどが渇いてきたので、なけなしの300円で缶ジュースを買いにいくことにしました。

日が傾きかけた午後5時頃、ゾロゾロと地元らしい釣り人がやってきて、波止の先端から中央付近までは釣り人で埋まりました。僕はウキ釣り仕掛けでしたが、ほとんどの釣り人は「ヤエン」という仕掛けや「エギ」という疑似餌を使っていました。

午後6時すぎ、やっと辺りが暗くなり始めました。待ってましたとばかりに、電気ウキの明かりをつけ、活きたアジをウキ釣り仕掛けにセットして10メートルほど沖に投げ込みました。

イカが乗れば、ウキはゆっくりと海中へ沈んでいくはずです。そう、昨年10月にレポートいたしましたタチウオのアタリとよく似ています。

タチウオは小型であれば一気にウキを消し込みますが、アオリイカはゆっくりと海中へウキを消し込むということです。(まだ、釣ったことがないのでえらそうなことは言えませんが…)

30分ほどウキを流すと、針に掛けられているせいか、アジは弱りはて、死んでしまいました。「アジは、残り3匹か。でも、1匹は死にかけとるしな。爆釣、入れ食い状態になったらどうしょう」めっちゃ幸せな考え方ですが、心はあせりました。なぜかというと、こんな時に限ってほんまに爆釣することがよくあるからです。

まずは死にかけているアジを針に掛け、仕掛けを振り込みました。

10分ほどして、仕掛けを引き上げると、案の定そのアジは動かなくなっていました。辺りはすっかり闇につつまれ、絶好のイカタイムです。

ピチピチアジを引っかけ、再度仕掛けを振り込みました。このアジは大変活きがいいので、ウキはポコポコと揺さぶられているようです。「ウキよ、沈め、沈め」と念じました。

あっという間に時は過ぎ、釣り人はひとり、ふたりと帰っていきます。「今日もあかんのかぁ」絶望モードに入りました…。

最後のピチピチアジを針に掛け、「たのむでぇー」とばかりに沖へ投げ込みました。しかし、アタリを待たずして結果は相棒の「ボチボチ帰ろかぁ」の声。

ショック。郡家に続き「まさかの2連敗。スランプの到来」です。

帰りの車中では、ぼーぜんのあまり「無言の帰宅」となりました。

また、今回の釣行で実感したことは、「いかに長時間アジを生かしておくか」ということです。今回はまだ、釣りエサ店が近くにあったからいいものの、途中のエサ屋でアジを購入し、ポイントまで搬送するのに時間がかかる場合は、大型のクーラー(エアポンプをつける)が必要になるのではないでしょうか。

また、今年は野村阪神のように釣行データを綿密に残し、失敗を繰り返さないことを肝に銘じておきます。(作戦の練り直しや!)

おまけ-連続ボーズのため、前回から魚の写真が掲載できません。おしるしといってはなんですが、帰りに立ち寄った「紀ノ川パーキグエリア」の夜桜でもごらん下さい。「きれいでしょ」

~関西波止釣り情報(和歌山県・上野漁港の現況)~

現在、上野漁港では、主にアオリイカ・チヌ・メバル・ガシラなどが釣れています。

アオリイカはウキ釣り仕掛けやヤエン仕掛け、エギ仕掛けで1キログラム前後のものが釣れています。夕方からが時合いです。チヌは乗っ込み期のため大型(40-50センチ)が釣れています。オキアミやシラサエビを使った紀州釣り(ダンゴを使ったフカセ釣り)で狙って下さい。

メバル・ガシラはテトラポットでの穴釣りや探り釣り、ウキ釣りで10-25センチクラスが釣れています。シラサエビで狙うようにして下さい。