実釣レポート番外編(大阪府・大和川)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成11年6月20日(日)

釣り場:大阪府柏原市・大和川

天  候:晴れ

エ  サ:食パン

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

釣  果:マブナ・ハス(オイカワ)多数(釣るたびにリリース)

 

今回の波止釣りCLUB実釣レポートは、番外編として波止釣りからかけ離れたポイントを紹介させていただきます。かけ離れたといっても、本来私が皆さんに提供している「お手軽な釣り」には変わりありませんのでご安心下さい。むしろ、今回の方が金はかからないでしょう。いや、全くかからないといっても過言ではありません。

今回のポイントとは、ズバリ申し上げて「食パン1枚あれば、1日中楽しめる釣り場」です。

暇な休日、どこへ行くにしても金を吸い取られる世の中。タダで楽しめる遊び(釣り)など本当に存在するのでしょうか。

「今週末、波止へ釣りに行きたいけど、高速代(電車賃)それにエサ代を入れたら数千円もかかるから無理やな。給料出るまで辛抱しょう。今日は1日寝とこか。」と嘆いておられるあなた。大丈夫です。家に食パンまたは残飯があって、車にガソリンさえ入っていれば堂々と、何も心配することなく釣りに行けます。

前置きが長くなりましたが、そのポイント名を発表しましょう。

その名は「大和川」です。

「なんや、知ってるがな」という方も多いでしょう。大和川は大阪府の2大河川のひとつです。(ちなみにもう一方は淀川)また、あまり言いたくないのですが、大和川は汚染度NO.1、日本一汚い川なのです。とはいうものの、ここ近年、地元自治体の努力の甲斐あってか、水質はかなり改善されつつあります。その証拠に私が知っているだけでも、フナ・コイ・ハス(オイカワ)・ライギョ・ブラックバス・ブルーギル・ナマズ・カマツカ、なんとこれだけもの魚種が生息しているのです。

正直私も、「大和川=汚い=魚はいない」といったイメージがあったので、今まで釣り糸を垂れる機会がなかったのですが、先日、釣友に「よく釣れるから一度行けへんか」と誘われたので、試しに釣ってみました。

すると、どうでしょう。釣れるは釣れるは、ジャンジャカ、ジャンジャカ。大和川のイメージが一新しました。

それでは、ここのポイントから説明していきましょう。大和川流域のポイントは無数にあるのですが、今回私が釣行した場所は、「柏原警察署裏」です。ポイント図をご参照下さい。

まず、Aのポイントですが、ここは川の本流にあたり、堰堤(えんてい)の直下にあたるので、流れはかなり速くなっています。フナやハス(オイカワ)の他、夕刻には、大型のコイがヒットするポイントでもあります。

BのポイントはAに比べれば若干、流れは落ち着いています。水深があるので大型のコイはもちろんのこと、先日はここで50センチ近いブラックバスが釣れていました。A、Bポイントとも、大型の実績場であるため、超人気ポイントとなっており、いつ行っても先客がおられます。

また、Cのポイントについては足元が岩場となっておりますが、水深がないので比較的安全なポイントといえます。型は小さいですが、ハス(オイカワ)やフナの数釣りが楽しめます。ちなみに、ここはポイントが狭いので、2~3人の釣り人しか入れません。

これらのポイントへは、柏原市・八尾市・藤井寺市など近隣にお住まいの方であれば、自転車でも釣行できる範囲です。

ちなみに私は、八尾市南部に住んでいるので、このポイントへは車で10分もかかりません。何か忘れ物をしてもすぐに取りに帰ることができるのでとても便利です。

次に今回の仕掛けを説明することにしましょう。仕掛け図を見ていただいたらお分かりのとおり、波止釣りにおける小物狙い(ウミタナゴやメバルなど)の仕掛けと同じく、とてもシンブルなものにしています。

具体的には、4.5メートル前後のノベ竿(ヘラ竿やコイ竿)に道糸2~3号(コイが掛かっても対応できるように太目にしています。)または、0.6~1号の磯竿4.5メートルに小型スピニングリール(道糸2~3号)、オモリ負荷ガン玉2Bの小型発泡ウキ(画像)をゴムカンで止めます。また、今回は流れの速いポイントなので、水の抵抗なども考え、道糸とハリスの接合にはサルカンを使用せず、電車結びで直結しました。ハリスは0.8~1.2号を20センチとし、流れの速いポイントのため5センチ間隔でガン玉Bを2コ付けます。針は伊勢尼針の1号を使用します。

この仕掛けでもって、当日私はAのポイントから竿を出すことができました。幸運にもこのラッキーポイントが空いていたのです。

早速、エサをつけて第1投。

いきなり、小さなウキが「ピコピコ」と反応しています。間髪入れずに「ピシッ」とアワせました。バッチリと掛かかり、超軟調子竿が折れんばかりの勢いで曲がっています。

上がってきたのは、手のひらサイズのマブナでした。さすがに大和川の魚、とっても泥臭いです。すぐに針を外してあげ、お帰りいただきました。

エサをつけ直して、第2投。また、すぐにアタリ。「ピコピコ」、「ピシッ」の繰り返しです。今度は、チッチャい「ハス(オイカワ)」でした。

この後も、フナとハスの入れ食い状態。

連打、連打、連打と、金もかけずして本当に楽しい1日でした。

また、針に食パンをつける時は、小さめにフワッとした状態でつけることがコツです。パンを握ったり、コネたりすれば極端に食いが落ちますのでご注意下さい。(包丁などで、5ミリ角程度に切っておけば便利です。手で小さくちぎったものを針につけても構いません。)

食パン以外にも、残りのご飯粒やウドン、スパゲッティなどでも釣れます。ここでは、いろんな食品(残飯)で試してみるとおもしろいかもしれません。いろんなものを食べる大和川の魚たちはとても泥臭いですが、「ほんとうにたくましく活きているんだなぁ」と、感心してしまいました。

ここだけの話ですが、今回の仕掛けで活きエビをエサにすると意外な魚が釣れます。何だと思いますか。皆さんがよくご存知の「ブラックバス」です。活きエビ代(500円)の予算がある方は一度お試し下さい。マジで釣れます。

最後に、この釣り場に車を止める場合は、堤防上道路への路上駐車となります。頻繁に駐車違反の取り締まりが巡回していますので、充分にご注意下さい。

また、釣り場へ下りる際は、堤防の階段を利用するのですが、途中、その階段が途切れ、堤防の壁伝いに下っていかないといけません。とても滑りやすいので、足下にはご注意下さい。

ちなみに、川の形というものは雨が降るごとにかわるという欠点があります。今は梅雨の時期でもあり、皆さんが釣行された時には今回のポイント図どおりとなっていない場合も考えられますのでその点はどうぞご了承下さい。