実釣レポート(大阪府・深日港赤灯レポート編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年11月11日(土)

釣り場:大阪府・深日港赤灯

天候:くもり

水温:19°C

潮:大潮

風向:北東風強し

エサ:ハマチ狙い・・・オキアミ

サヨリ狙い・・・サシアミ、アミエビ

タチウオ狙い・・・キビナゴ

釣果:何にもナシ(寒風に打たれただけ)

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

前回のサヨリ釣りの反動がここにきて跳ね返ってくるとは・・・。前

々回から好不調の繰り返し。釣果が確実な今の時期にはちょっとさみしい状況となっています。今回は当日になって急きょ予定を変更し、深日港の赤灯へ釣行することになってしまいました。そのちょっとしたハプニングも交えゆっくりと本題へ入っていきましょう・・・。

正直言って今回は多奈川遊歩道へ行く予定をしていました。というのも先月初旬より突如として耳に入ってきた爆釣情報。「青物狂乱、連日のうれしい悲鳴!」と題された新聞、雑誌。巷の波止釣りファンたちも大騒ぎとなっています。そう、今年の大阪湾ではやたらとハマチが大ブレイクしているとのことなのです。ある情報筋からの連絡では「武庫川・南港・岸和田の一文字でハマチが入れ食いや!活きたアジ5匹持っていったらハマチ5匹と交換できるくらいやでぇーっ」とのこと。「ほんま、かいな」。誰でも疑うのは当然のことです。この手の情報にめっきり弱い僕は「それやったら今週末は一発ハマチ狙いに行ってみたろ」ということになりました。ターゲットが決まると次はポイントの選択です。ここが運命の分かれ道。ポイントの選択によってその日の結果が180度変わってしまうことだってあるのです。大ブレイクということであれば、すでに公開されてしまったポイントははっきり行ってお祭り状態。下手すれば竿が出せないほどの満員御礼となってしまっている場合も考えられます。となると、あまり知られていない穴場的なところはないか?ここでフッと浮かんできたのが前々回に釣行したポイント、そう多奈川の遊歩道付近です。その時、竿を出していたお兄さんにそれとなく聞いたところ、「ビックな青物も回ってくるデ」との情報を入手。観音崎に面した潮通し抜群の釣り場は必ずや僕の手をしびれさせてくれるに違いありません。11日の午前3時、一目散に車を飛ばして現地へと向かいました。ところが・・・。

午前4時過ぎ、到着して海辺に出るやいなや頬を打つ強烈な波しぶき。「なんじゃ、こりゃぁ」。「ビューッ」、北向きに面した釣り場のため強烈な向かい風となっています。おーっと、まだ夜が明けていないのに早くも撤収する釣り人が・・・。当然のことです。まさに危険な状態。安全第一をモットーにしている僕もきびすを返して釣り場を後にすることにしました。終わり・・・。

これではレポートになりませんよね。波止釣りクラブ・実釣レポートを楽しみに待っていただいている方たちのためにも、今回は体を張りましょう。ファンのみなさんのため、命がけの決行です。(みなさんは真似をしないように)という長々としたいきさつを説明しましたがはっきり言ってこのポイントでは無理。以前にレポートした深日港へと変更することにしました。

少し北側にある深い釣り場へのアクセスは前回のレポートをご覧下さい。ここで前回に記すことができなかったサヨリさんの特徴などを簡単にお話しいたしましょう。

さて、背水の陣とも言うべき今回も前回同様午後からのスタート。風もなくピーカンの快晴です。今日も釣り場は大混雑。都心からも近く便利なポイントのせいか家族連れで大賑わいです。サビキ釣りでは10センチ程度のイワシが入れ食いですが、ここでの人気は何といってもサヨリです。今日も熱心なサヨリストたちがビュンビュンとキャストを繰り返しています。周囲を見渡すとコンスタントとまではいきませんが、ポツリポツリとサヨリは上がっている様子。

僕も負けじと仕掛けの準備へとりかかります。サビキちゃんサヨリセットのカゴにアミエビをたっぷりと詰め、いつものごとくサシアミを針に。柔らかい竿のため、ゆっくりとしたスイングで仕掛けを放り込みました。

サヨリは初心者向けの釣り。誰でも簡単に釣れるのでうれしい・・・。と、よく雑誌などに書かれているようですが、それはあくまで仕掛けを絡むことなく投入されている場合に限っていえること。2つのポイントとは仕掛けの投入とエサ付け。これにつきます。前者については、仕掛けが着水する寸前にブレーキをかけること。どういうことかといえば、空中でリールのスプールに手をあてると仕掛けは引っ張られた状態になり、カゴから針先までは一直線上になります。後者については、青イソメや石ゴカイ(ジャリメ)で釣っている人もおられます。直線きちんとした状態でドボン着水と同時にほとんどの人がサヨリ狙い。1時過ぎに現場へ到着。前日からの雨が依然降り続き、少し肌寒いといった状況でした。しかしサヨリ一筋の釣り人には全く気づかないといったところ。ジャンバーを着込み竿を片手に大奮闘です。パケツを覗かせてもらうと30センチ弱のサヨリが2、3匹入っていました。僕も早速仕掛けをセット。マキエを詰めて50メートルほどの遠投です。カゴが着水する寸前にスプールに手をあてブレーキをかけます。こうしないと仕掛けが絡み釣りになりません。手軽なサヨリ釣りと言えどもある程度のテクニックは必要なのです。次にアタリの出方。これには数パターンほどありますが典型的なものは2つ。ウキが横走りする(消し込む)ものとアタリウキの傍でサヨリが跳ねあがる場合です。前者は大型、後者は小型であることが多いようです。

現場へと話を戻しますが、アミエビを散らせて数メートルずつ手前へと探ってくると突然ウキの傍で何かが跳ねました。わずかながら竿を持つ手にも重さが伝わってきます。リールを巻き仕掛けがを元まで寄せてくると何やらクネクネとした魚体が見えてきました。20センチを少し超えた正真正銘のサヨリです。今の時期にはレギュラーサイズといったところでしょうか。「1匹釣れたら群れはいる」と確信した僕は、手返しを速めて幾度となくキャスを繰り返しました。「ドボン、ドボン」、カゴが着水する音とともにアミエビは周囲に煙幕を残して散っていきます。リールを巻いては止め、巻いては止めの繰り返し。誘いをかけサヨリがいそうなポイントを手前へと探っていきます。すると20メートルほど沖でいきなりアタリウキが横走り。ブルブルとした感触が伝わってきたかと思うとすぐにフッと軽くなってしまいました。感触からして30センチオーバーは確実だったでしょう。口が堅いサヨリは針先が鈍ってくるとすぐにバレてしまうのです。「くやしいーっ」午後3時を過ぎると周りでもバタバタとサヨリが上がり始めました。とはいえ、僕だけは何故だかアタリなし。これに加えてうっとおしい空模様で時折落ちてくる雨粒。

風も強くて竿の操作もやりづらくなってきました。厳しい状況の中、多くのサヨリスト(サヨリ釣り師のこと。勝手に呼び名を作ってます)たちは数を伸ばさないと気がすまないのか依然としてがんばっています。

日暮れが近づくと一気に寒さが増し、風も強くなってきました。サヨリの気配も薄くなってきた頃を見計らって納竿することに。僕と入れ替わりに夕刻からはタチウオを狙う釣り人が・・・。これほどイワシが湧いているとタッちゃんもこの付近まで侵入(回遊)してくるかも知れませんね。

秋晴れの休日、家族揃ってのサヨリ釣りが断然お勧めです(ぶっちゃけた話が安上がり!)

~関西波止釣り情報(堺・大浜埠頭周辺の現況)~

現在、大浜埠頭周辺では25~35センチのサヨリが釣れています。平均でひとり30匹前後。市販のサヨリ専用仕掛けを使用し、エサはサシアミ。仕掛けが絡まないようにキャストしないと釣れませんよ。