実釣レポート(和歌山北港魚釣り公園レポート)

Almighty

<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年9月10日(日)

釣り場:和歌山北港魚釣り公園

天候:晴れ

水温:25°C

潮:中潮

風向:南

エサ:小アジ狙い・・・アミエビ

サンバソウ狙い・・・石ゴカイ

チヌ・グレ狙い・・・サシアミ・ヌカ

釣果:小アジ10~15センチ20匹・サンバソウ15~20センチ3匹

カワハギ10~15センチ5匹・チャリコ10~15センチ多数

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:小アジ狙い・・・別添図をご使用ください。

サンバソウ狙い・・・別添図をご使用ください。

チヌ・グレ狙い・・・別添図をご使用ください。

9月に入るやいなや秋雨前線と台風の影響で全国的な豪雨。暑さと水不足が解消されるのでうれしい反面、休日の釣行日にだけは降らないようと祈るばかりです。

さて、これから年末にかけては絶好の波止釣りシーズン。各地の釣り場では魚種人種ともに多彩な顔ぶれとなることでしょう。

今回は海釣り公園シリーズの第6弾。「和歌山北港海釣り公園」をご紹介しましょう。

釣り場へのアクセスは車が便利。阪和自動車道「和歌山」出口を降り国道24号線を南下。和歌山市内方面へと進みます。和歌山県庁を通過し、国道26号線を右折。紀ノ川大橋を渡り「御膳松交差点」を左折し道なりに進みます。そして紀ノ川河口大橋の手前で側道に入り、堤防に突き当たって右手が釣り公園料金所となっています。(橋の手前に釣り公園への標識がありますが、くれぐれも紀ノ川河口大橋(有料)を渡らないように注意)

紀ノ川河口に位置する釣り公園は全長1キロ。汽水域でプランクトンが多いことから魚種も多彩で豊富。ポイントは紀ノ川側よりNo1~No6と番号で区分され、そのエリアごとに釣り護岸への階段が設置されています。料金所や売店前では「No1ではメバルやガシラ、No5ではハマチやスズキ」等のホワイトボードが掲示。この釣り公園独特の釣況表示というわけです。護岸足元の水深は約10メートル。海面までの高さは5メートル程度。沖へいくほど段状に深くなっています。潮通しは抜群ですが雨の翌日は流れがきついため初心者は釣行を控えた方が賢明でしょう。春にはチヌ・グレ・メバル・ガシラ・アブラメなど、夏にはチヌ・グレ・アジ・スズキ・チャリコ・アコウなど、秋にはチヌ・グレ・アジ・タチウオ・ツバス・サンバソウ・カワハギなど、冬にはチヌ・グレ・アジ・スズキ・ウミタナゴ・アブラメ・メバル・カワハギなどが釣れます。大型の部類では、マダイ・イシダイ・メジロ・ヒラメなどの実績もあります。

料金所から釣り護岸までの距離は何と3.7キロ。マラソンランナーならともかく一般の釣り人には自家用車、バイク、自転車を利用した方がよいでしょう。駐車場の収容台数は325台。釣り場の堤防裏に駐車しています。

気になる釣り料金は大人(15歳~)500円、小人100円(6~15歳)。

開園時間は4月~11月が午前5時~午後9時、12月~3月が午前6時~午後7時30分。休園日は毎月第1と第3金曜日(ただし、年末年始と4月~11月は無休)悪天候時も休園となります。設備面も万全。階段ごとに簡易トイレ、自販機、手洗い場所等が設けられています。その他、詳細は和歌山北港魚釣り公園管理事務所(TEL0734-51-4148)までお問い合わせください。

今回は東大阪市釣り教室における実釣指導の下見とポイントの選定。

低学年の子供とお母さん方が多数参加する釣り教室では安全性と設備面が第一となります。

当日は担当講師3名と教育センタースタッフの4名が参加。生徒に教えるためにも現場では現在何が釣れているか、どういう釣り方でいくかということを知っていなければなりません。そのため、早速ではありますが竿出しの準備をすることに。ここだけの話、本音は「はよ釣りたい」というのが正直な心境でした。(正直もんは損ですな。・・・)

現在釣れている魚はというと、アジ、チヌ、サンバソウ、チャリコ(マダイの幼魚)など。中でも家族連れの方はアジ狙いのサビキ釣りがほとんどです。ベテランの釣り人は紀州釣りでチヌを狙っておられますが初心者向けの釣り教室で紀州釣りを教えることは無理。簡単な釣法で釣果も確実なサビキ釣りが妥当でしょう。次に手軽なのが胴突き釣りで狙うサンバソウやチャリコ。短竿で簡単に釣れます。両軸受けリールを使用させなければ複雑なトラブルも避けられることでしょう。

このような判断から、今回はサビキ釣りと胴突き釣りの2通りを試してみることに。最初はサビキ釣りが有利かと思ってましたが、アジやイワシの回遊がなければそれも話になりません。アミエビを打ち返すがしばらくは何の反応もなし。時折、カワハギやイサキの子供、チャリコが掛かってくるといったくらいです。

一方、胴突き釣りに専念していた教育センターのO田参事からは「きた、きた」との呼び声が。タモも使わずゴボウ抜きにした魚は、な・な・なんと・・・。

幻の魚イシダイの幼魚サンバソウ(シマダイ)でした。さすがに磯の王者。子供といえどもその姿には風格を感じさせます。「ええなぁー。釣りたいなぁー」と指を加え、眺め続けていた僕でありました。サンバソウ狙いには極先調子のイカダ竿に小型両軸受けリール、エダスを短くした胴突き仕掛けにするのが良いみたいですね。

感心している間もなく立て続けにヒット。これも20センチ弱のサンバソウ。アタリの出る瞬間を見ていましたが、穂先に「ゴツゴツ」といった感じ。穂先に集中し、アタリと同時に掛け合わさないことには、エサだけがかじり取られてしまいます。

僕は個人的にヌカとアミエビを使ったカゴ釣りにチャレンジ。狙いはチヌです。しかしながら、期待に反して釣れたのは10センチ程度のウリボウ(イサキの稚魚)とチャリコのみ。当日こんな結果では子供たちからもバカにされそうです。

西日も傾きはじめ、いよいよ夕まずめの時合い。ところがこの意気込みに反して突如の夕立ち。雨具を忘れた僕は当然ズブ濡れ。思わぬハプニングに、もう踏んだり蹴ったりといった状況でした。

2、30分ほどしたら雨も上がりました。と同時に待ちに待ったアジの群れがやってきました。いつしか胴突き釣りに切り替えていた僕はその状況をしっかりと横目で確認。15センチ前後のサイズがパラパラと釣れ出してきました。

「よっしゃ、午後6時まで粘ろう」と、スタッフのひとりからは気合に満ちた言葉が飛び出しました。

納竿間際、この日絶好調だったO田参事からは再び「タモ、タモ」との叫び声。短いイカダ竿が弓なりです。しかし、「タモは待ってられへんわ」とばかりにこれも一気にゴボウ抜き。波止上へと叩きつけられた獲物は20センチクラスのサンバソウでした。肉厚でうまそうな獲物。まさにダメ押しといったところでしょう。「イカダ竿を持ってきといたらよかった・・・」

午後6時予定どおりの納竿。今日はサンバソウをはじめ、チャリコ、カワハギ、アジと小型ながら賑やかな釣果です。しかし、道具の片付けに追われていた僕は釣果の写真を撮り忘れてしまいました。すみません・・・。

秋晴れの休日は何と言っても海釣り公園。「シンゴママ」をBGMに家族揃って出かけてみてはいかが。

~関西波止釣り情報(和歌山北港魚釣り公園の現況)~

現在、和歌山北港魚釣り公園ではサビキ釣りで10~15センチのアジがよく釣れています。また、活きアジのノマセ釣りでは40センチクラスのハマチやシオ(カンパチの幼魚)が出る日も。(時合いは早朝。日によって回遊してこない場合もあり)その他、胴突き釣りでは青イソメで15~20センチのサンバソウもポツポツ。紀州釣りでは30センチ前後のチヌやグレが釣れています。そろそろアオリイカも出始めることでしょう。