実釣レポート(兵庫県・須磨港編)

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<釣行当日のデータ>

釣行日:平成12年7月23日(日)

釣り場:兵庫県・須磨港

天候:晴れ

水温:25°C

潮:小潮

風向:南西

エサ:青イソメ

釣果:チヌ25センチ1匹

ポイント図:別添図をご使用ください。

仕掛け:別添図をご使用ください。

7月も下旬を迎え、どこのレジャー施設も子供たちで大賑わいです。

僕はというと風のむくまま気のむくままにドライブ。炎天下のもと、明石方面での穴場を散策です。ところが、この時期には海水浴客とサーファーで国道2号線も大渋滞。垂水付近で逃げ帰るように大阪方面へとUターンです。そのような中、今回は偶然に立ち寄った「須磨港」の釣り場をレポートしてみたいと思います。

この釣り場へのアクセスは車の場合、大阪方面からだと阪神高速神戸線「若宮」出口を降ります。そして、降りてすぐ「若宮交番」がある交差点を左折し須磨ヨットハーバー有料駐車場へと車を止めるようにします。(1日600円)電車の場合は、JR山陽本線「鷹取駅」下車。須磨港を目指し、徒歩約20分で釣り場へと到着します。

阪神高速「若宮」インターを降りると左手にはきれいな海岸線が広がり、明石までの間はシーサイドラインが続きます。この辺りではサザンの曲がお似合いの「関西の湘南」といったところでしょうか。そして、道路沿いにはおしゃれな店も点在することからカップルのデートコースとしても人気があるところです。

ちなみに学生だった頃、僕の友人であるI形君は彼女とのドライブ前夜に無敵のシーサイドラインミュージック「稲垣潤一ベストテープ・極限版」を寝ずに完成させました。そして、いよいよドライブでの告白となりましたが、結果は見事木っ端微塵の粉砕。「どないしてくれんねん稲垣潤一、訴えてやるー!」と言ってましたが、稲垣潤一は全くの無実。僕もうだうだと八つ当たりをかまされいい迷惑を被ったのでありました。

とまあ、数々のドラマを生んだ須磨~明石間の「Route2」。ひと夏の思い出づくりには最適のドライビングスポットと言えましょう。

話が大きくそれてしまいましたが、須磨港の岸壁は足場も広く安全な釣り場。明石海峡に近いポイントですが、須磨一文字の内側に面しているせいか、潮の流れはそれほど速くありません。足元の水深は4~5メートルで、海底には多くの捨て石が沈められている模様です。海面までの高さは3メートル程度といったところでしょう。春にはハネやメバル、秋にはハマチ・タチウオ・アオリイカ・アジ、冬にはメバルやガシラといったものが釣れ、夏場の今頃はサビキ釣りでアジやサバが、半夜釣りではチヌやスズキをはじめアオリイカやタチウオなども釣れているようです。

当日は午後6時過ぎに現場へと到着。夕涼みを兼ね、半夜のチヌ狙いに挑戦です。まだ日が高いため、薄暗くなる時間帯までは岸壁を探索し周囲の釣り人から情報を仕入れることに。歩いている途中にはイカの墨跡を発見。どうやら、ここ数日のうちに釣れていた気配です。

「豆アジを泳がせたら、イカが乗りよんな」と欲張りな考えも頭をよぎりましたが、迷いは捨て電気ウキ釣り1本に的を絞ります。そして、近くで釣っていたおっちゃんに現場の様子を聞くと「昨日はアオリイカが良かったな。それと、今朝の5時頃にはエビ撒き釣りで50センチオーバーのチヌと70センチほどのスズキが釣れよったで」と魚の大きさを表現するために、両腕を広げてのオーバーリアクション。どうでもいいことですが、「おっちゃんは一体何時間釣ってんねん」と言いたいところでした。また、この手のガセネタには今までから幾度となくやられてきた僕です。そう簡単に信用する訳がありません。と言いながらも「今度来た時はエビ撒きでやってみたろ」というのが正直な心境。これもきっと、釣り人としての悲しい性なのでしょう・・・。

午後7時をまわり、そろそろ電気ウキ釣りの準備へとりかかることに。この時間帯になるとアオリイカ狙いの釣り人がエギをぶら下げ続々と押しかけてきます。そんな人には目もくれず、僕はクネクネと動きのよい青イソメを針に2匹掛け。水深は3ヒロ前後と聞いていたので、タナは2.5ヒロからのスタートです。

すっかり日も暮れると時折、モゾモゾとした反応が電気ウキに現れるようになってきました。「消しこめ、消しこめ」と心の中で念じてはいますが、すぐにウキが浮き上がってきます。これではアワセることもできません。少し糸を張って誘いをかけても同じようなアタリ。聞きアワセをしても針に乗る気配はなし。相当小さいチヌなのか、単なるエサ取りの仕業なのか、フラストレーションがたまる状況です。

そこで、チヌ針の号数をサイズダウン。3号から0.5号へと落とし、エサも短めの青イソメを針付けすることにしてみました。

ウキを流している途中で糸を張りしつこく誘いをかけていると、今度はゆっくり波間へと消しこまれていきました。

ウキの明かりが完全にぼやけた状態となったので、2~3秒待ってから軽く聞きアワセをしてやると、「コンコン」とダイレクトなアタリが。

「よっしゃぁ、きたでぇー」

そこですばやく手首を返すと軟調の磯竿が「グン」と勢いよく曲がりました。「乗った!」と思わず声を出した僕ではありましたが、期待はずれの手ごたえ。それほど大きくはないようです。取り込みの瞬間、波止際で「バシャ、バシャ」と勢いよく暴れましたが、単なるゴボウ抜きサイズ。まあ一応持参したタモですくってあげましょう。

本日の第1号は25センチジャストの「マチヌ」。釣りたてのチヌは黒光りをしていて縞模様も鮮やかです。気がつけば小さいチヌ針は青イソメとともに、しっかりとノドの奥深く飲み込まれていたのでした。

いつものようにデジカメで獲物の写真をパチリ。おーっと、恐れていたバッテリー切れだ!おまけに撮影にも失敗。尻尾の部分が切れている一方、周りのエギング(アオリイカ狙い)の人たちは低調の様子。釣れている雰囲気も全くありません。昨夜は好調だったようですが、アオリイカは気まぐれ。今夜はエギに抱きついてくれないようです。

また、キビナゴをエサに電気ウキでタチウオを狙っている人もおられましたが、こちらも不発。近隣である神戸港の兵庫突堤では、好調のはずなのですが・・・。

25センチの小チヌでは満足するはずもない僕は、巨チヌを目指して頑張ることに。しかしながら、アタリはというと依然モゾモゾとしたものばかり。「小チヌがエサをつついてるだけや!」とぼやきも入ります。

しばらく粘ってはみましたが、今日はこのような状況が続くだけで皆目、針にも乗ってくれません。

午後9時「今日は、アカン」と、きっばりあきらめをつけての納竿としました。次回は、アオリイカとタチウオ釣りにチャレンジしてみます。

足場が広くファミリー、カップルにも安全な釣り場「須磨港」。価値あるポイントはこれからのタチウオ釣りやサビキ釣りにも超お勧めです。

須磨港の周辺には、「須磨水族館」や「須磨海水浴場」もあるので、家族揃って訪れてみてはどうでしょうか。

~関西波止釣り情報(兵庫県・須磨港の現況)~

現在、須磨港では、サビキ釣りで10~20センチのアジや、キビナゴを使った電気ウキ釣りではタチウオも釣れている模様。また、エギを使ってのアオリイカ釣りも大人気。良い日には胴長15~20センチクラスが3バイ程度といったところです。

神戸の兵庫突堤では60センチクラスのタチウオが回遊し、爆釣という噂。時折、20センチクラスのカマスも混じるとのこと。

また、極秘情報ですがポートアイランド周辺ではサシアミをエサにサンマが釣れているとのこと。とはいえ、食卓に並ぶような立派なものではなく、20センチ前後のヨレヨレのサンマだということです。